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3DSとWii Uで既に出ている基本無料ソフト達を紹介します

 この記事が公開される頃にはまた新しい話が出ているかも知れませんが……
 今の内に書いておきたいと思ったので、今日はこの話を書きます。


 任天堂はE3で行われたアナリストブリーフィングで「Free to Play型のソフト」の提案を始めることを公表しました。
 「Free to Play型のソフト」というのは、俗に「F2P」と呼ばれることもある「基本無料ソフト」のことです。ソーシャルゲームやスマホ用アプリには「Free to Play型のソフト」が多いので、イコールだと思っている人もいるかも知れませんが、「Free to Play型のソフト」の歴史はもっと古いですし、スマホ用のアプリには「Free to Play型のソフト」ではない「買いきりのソフト」もたくさんあります。



 「基本無料ソフト」と言ってもボランティアで配布しているワケではなくて、どこかで収益をあげているワケです。どうやって収益を上げているかはソフトによってそれぞれ違っていて……

○ プレイヤーが課金をすることは一切ないのだけど、画面の下の方にバナー広告が出ていてそれで収益をあげているタイプ。
○ 同じソフトが無料版と有料版で2バージョン出ていて、無料版だとゲームの合間に広告が出て「この広告を外したかったら有料版を買ってね!」というタイプ。
○ このソフト自体で収益をあげるのではなく、他の有料サービスorソフトにお客を集めるための客寄せパンダ的なタイプ。
○ 基本プレイは無料なのだけど、課金することで手に入るアイテムがあるともっと有利にゲームを進められるタイプ。



 思いつくのはこんなところですかね。
 「Free to Play型のソフト」というと、4番目の“課金することで手に入るアイテムがあるタイプ”を連想する人が多いでしょうし。そのアイテムを得るためには無尽蔵の課金が必要なためにソーシャルゲームにハマって何万円もの額をどーのこーのみたいなニュースがあって、「基本無料ソフト」=「悪」という印象を持っている人もいるかも知れません。
 自分も4番目の方法は、「5歳から95歳までがお客様」と公言している任天堂には選んでほしくはないと思っていますし。「Free to Play型のソフト」に限らず「有料DLC」にもそういう使い方はしないで欲しいと思っているのですけど……



 「基本無料ソフト」が必ずしもダメというワケではなく、他の3つの方法とか、もっと別の方法で収益を上げるのならそれはそれで良いことだと思っています。というか、「Free to Play型のビジネスモデル」こそがDSやWiiの時代から任天堂が抱えていた複数の問題を一気に解決する方法だとも思うのです。

 「売り方」が変わると、「商品」も変わります。
 パッケージソフトでは絶滅危惧種になっていた「アクションパズル」のようなジャンルも、ダウンロード専売ソフトDSiウェアで復活したように……「Free to Play型のソフト」だからこそ生まれる(or復活する)ジャンルのゲームもあると思うのです。


 ということで、質疑応答から岩田社長の説明をどうぞ(A3)


<以下、引用>
 デジタルの形でソフトウェアが供給できるようになったことで、私たちがお客様にソフトを提供し、そこでどのようにマネタイズ(収益化)するかという方法に自由度が生まれました。

 ただし、マリオやポケモンのようなゲームをFree to Play型にしようと考えているわけではありません。なぜかと申しますと、マリオやポケモンのようなゲームは、パッケージソフトとして最初にまとまった金額を払っていただける信頼関係が、すでにお客様との間に確立できているからです。
 一方で、私たちが、何かまったく新しいチャレンジをするときに、お客様は「それがまだ面白いかどうかわからない」としたらどうでしょうか。お客様は、それにまとまったお金を払ってよいものかどうかわかりません。そのようなときに、過去の任天堂のプラットフォームではできなかった、さまざまな柔軟なマネタイズの仕組みがある今のプラットフォーム(ニンテンドー3DSやWii U)であれば、Free to Play型でご提案ができると思います。

</ここまで>
※ 改行・強調など、一部手を加えました


 「岩田社長の説明は難しい!猿でも分かるように説明して!」という人のために、分かりやすく説明しますね。
 ウッキーウキキウッキキー!ウキキッウキキキウキキーウキキウキイイイ!キッキウキキ!ウキッ?ウキッ!ウキキッキウキキキ、ウーーーキキ!!ウキウキウッキンキ♪ウキキッキウキキキウーキキ。ウーキ……ウキッ。ウキー……ウキキーキ、ウキー!!ウキー!ウキーヾ(*`Д´*)ノ"彡 ウキーッキッ?ウキッ!ウキーーーーー!!ウキキッキウキキ~♪ウキキーッキウキキー。ウキキキキキキ~ッ。ウキキーキキ、ウキッキウキッキ、ウッ!キキ!!
 ウッキキキ!?ウキキ!!ウッキキウキキキウッキッキ~ウキキキ~ウキキキキ♪ウッキキウキキウッキッキ~ウキキき~ウキギャー、ウキッ?ウキッ!ウキーーーーー!!(※1)



(※1:意訳。
 任天堂が「Free to Play型のソフト」を始めると言っても、『マリオ』や『ポケモン』や『どうぶつの森』を「Free to Play型のソフト」にするワケではない。だって、これらのソフトは「Free to Play型のソフト」にしなくても何百万本も売れるんだもん。それは、これらのシリーズが「マリオならきっと面白いはず」「ポケモンならきっと面白いはず」と思ってもらえて、最初に4000円とか5000円を払ってもらえる信頼を勝ち得ているから。

 逆に言うと、そういう人気シリーズ以外のソフトは実はDSとかWiiでも苦戦していて、例えば『安藤ケンサク』とか全然売れなかったじゃん。遊んだ人の多くは面白いと言ってくれたソフトも、「得体の知れない新規作品に4000円とか5000円払える客」は少数なので、そもそも遊んでくれない。遊べばきっと面白いのに―――“Touch!Generations”初期の例を除けば、DSやWiiでヒットした新規ソフトは数えられるほどしかなくて、それが3DSやWii Uの「シリーズ作品ばかり」というラインナップに繋がってしまっている。でも、このままじゃきっとユーザーは先細る一方だ。

 なので、前の記事に書いた「Nintendo Web Framework」や「Unity」で作られるソフトと、この「Free to Play型のソフト」という任天堂が試みてこなかったビジネスモデルを組み合わせることで、『安藤ケンサク』のようなゲームであってもビジネス的に成功することが出来るんじゃないか――――)




 さて。
 ここからが本題なのです。

 これまでも「Free to Play型のソフト」が家庭用ゲーム機に出ていなかったワケじゃないですよね。

 例えば、PS3の『トロステーション』や『PlayStation Home』は無料でも遊ぶことも出来るけど、課金することでアイテムがもらえたり特典がもらえたりしました。Vitaの『PSO2』も基本プレイ無料のアイテム課金ですし。


 「無料ソフト」=「Free to Play型のソフト」と考えるのなら、WiiのWiiチャンネルなんかは全部「無料ソフト」でしたし。“追加課金のないものは「Free to Play型のソフト」ではない”と定義付けたとしても、『Wiiの間』は「無料動画を観ることも出来るけど有料動画もあるよ」というソフトでした。


 何だよ!任天堂だって、とっくに「Free to Play型のソフト」をやってたじゃん!

 まぁ……今まではゲーム以外のソフトで「Free to Play型のソフト」というビジネスモデルをやっていたけど、今後はゲームでもやっていくよーということなんでしょうけど。『Wiiの間』が有料動画の配信を始めたのは2009年なんで、今になって「任天堂がF2Pを始めるなんて!悪の手に染まったか!!」とか言い出す人には「その話は4年遅れだ」と言っておくとイイと思いますよっと。


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 とうとう新品が700円を切った……
 『安藤ケンサク』ってどんだけ強気に初回出荷したんだろう。



 さてと。
 ということで、任天堂が「Free to Play型のソフト」を始めるとか言っても、既に3DSにもWii Uにも「無料ソフト」っていっぱい出ていますよね―――という話を書きます。

 それぞれ「無料な理由」は違うんですけど、色んな「無料ソフト」があるし、これらの例を見れば「面白いものが作れないワケではない」と分かるし、今後任天堂が「Free to Play型のソフト」に積極的に乗り出せばどれだけ面白いソフトが出てくるのだろうという期待も込めて紹介していこうかなと思います。全部紹介しようとすると無限に時間が必要になってしまうので、私自身のお気に入りを中心に。

 意外に、「え?そんなソフトあんの?3DS持っているけど知らんかった」という人もいらっしゃるでしょうからね。そういう人にも売れているのが3DSですから。まぁ、そういう人がウチのブログを読んでいるのかは知りませんが(笑)。




○ 『顔シューティング』(3DS)
 <公式サイト

 ニンテンドー3DSに最初から収録されている完全無料ゲームです。
 「何故無料か?」というと、3DSは3DSの機能を活かしたソフトを『ニンテンドー3DSカメラ』『ニンテンドー3DSサウンド』『すれちがいMii広場』『ARゲームズ』『顔シューティング』『思い出きろく帳』と複数内蔵させて、その分を本体価格に上乗せして発売していたからなんです。

 なので、当初の定価は25000円。
 スタートダッシュに大失敗して10000円値下げしたのが2年前の夏でしたが、値下げしたからといって収録したソフトを外す理由もないのでずっと収録されているという。


 このゲーム……起動しない人はほとんど起動しないそうです。
 「1回も起動していない」「1回起動したけど面白くないからすぐに辞めちゃった」、そういう人はたくさん見てきました。私は3DS本体を買ってから1ヶ月くらいずっとコレばっかプレイしていました。毎日毎日ゲラゲラ笑いながらプレイしていました。



 
 ※ 肖像権に配慮して、画像に一部加工をしています

 公式サイトを見て「友達にいっぱい遊ばせて顔を集めよう!」みたいなゲームだと誤解する人もいるかも知れませんが、このゲームは接待ゲームには全く向いていません。友達が遊んでいる画面を見られないし(笑)。完全に一人遊び用のゲームです。

 顔写真1枚あれば、それがキャラクターとなって動き出すのがこのゲームの面白さです。
 「好きなアイドル」「好きな二次元キャラクター」「卒業アルバムに載っている初恋のあのコ」「お札の人」「名画の人」「自分で描いた絵」「部屋にあるぬいぐるみ」――――なんでもキャラクターになってしまいますし、たくさんキャラを集めていくとそのキャラ達がタイトル画面で寸劇を始めるのも面白いです。


 自分で「どういうキャラクターを入れて遊ぶのか」を考えるのが面白いゲームなので、具体的な例は挙げませんが……遊びの面白さとしては『トモダチコレクション』とかに近いです。『トモダチコレクション』と違うのは非人間のキャラも入れられるというところで、そういうキャラもちゃんと口を開けて人間らしく笑ったりするのがすごい。



 しかし、このゲーム……「500円のダウンロード専売ソフト」で出ていたのなら、今以上に誰も知らないドマイナーゲームになっていたでしょうし。「Free to Play型のソフト」を考える上で、面白い事例じゃないかなと。




○ すれちがいMii広場(3DS)
 <公式サイト

 こちらも3DSに最初から収録されているゲーム……
 ですが、『顔シューティング』と違い、2度のアップデートが行われて「遊び」が大幅に追加されています。もし、アップデートされていないという人がいらしたら、ニンテンドーゾーンにでも行って無料アップデートをするとイイと思います。ただし、アップデート自体は無料ですが、追加ゲームを購入するのは有料です。詳しくは後で説明します。


 初期の『すれちがいMii広場』は「パネル集め」が7種類で、「すれちがい伝説」も「I」しかなかったのですぐに遊び終わってしまうのですが……2011年12月7日のアップデートで、「パネル集め」が追加されるようになり、「すれちがい伝説II」も始まりました。当然、手に入る帽子の数も増えました。

 続いて2013年6月18日のアップデートでは、挨拶をする際の自分のMiiの表情を選ぶことが出来るようになった他――――『すれちがいシューティング』『すれちがいガーデン』『すれちがい合戦』『すれちがい迷宮』という追加ゲームを各500円で販売開始しました(まとめ買いキャンペーンもあります)。


 ということで、今の『すれちがいMii広場』は―――
 「すれちがった10人までのデータ」を使って、無料プレイでも「パネル集め」と「すれちがい伝説」の2つのゲームが遊べて、有料の追加ゲームを買うと『すれちがいシューティング』『すれちがいガーデン』『すれちがい合戦』『すれちがい迷宮』の4つのゲームが遊べるということで。まさに「Free to Play型のソフト」ですね。


 無料のソフトでたくさん人を呼び込んで人を集める。
 無料部分だけでは遊び足りない人には、有料の追加ゲームを提供。
 有料の追加ゲームは、ユーザー一人一人に「好み」があるからタイプの違う4つのゲームを用意した――――
 「Free to Play型のソフト」と聞くと悪い印象を持つ人もいると思いますが、自分はこういうやり方ならば大歓迎です。有料DLCと同じで「欲しい人だけが買えばイイ」「買わない人が不利になるようなことはない」仕組みならば文句はないです。

(関連記事:『Wii Fit U』には有料DLCをフル活用して欲しいと思う3つの理由


 自分は4つの追加ゲーム全部買いましたけど、お気に入りは『迷宮』です。次点が『シューティング』かな。他の2つは自分はそんなに好みでもなかったです。みなさんも好みがそれぞれ違うと思うので、公式サイトででもどれが自分には合いそうか調べてから買った方がイイかと思いますよ。




○ 『いつの間に交換日記』(3DS)
 <公式サイト

 3DSのフレンドの人と、日記を送りあえるソフトです。
 日記が「その場で描いているように」見えるのが最大の特徴で、日記には写真や音声も貼り付けられます。また、フレンドの日記にコメントを付けることも可能。MiiverseやTwitterとの違いは以前に書いているんで、そちらをどうぞ。

(関連記事:Miiverseと『いつの間に交換日記』とTwitterの違い


 自分は大好きなソフトで、未だに1日1本ずつ日記を描いているくらいなんですが……
 致命的な欠点は「自宅に無線LAN環境があるフレンドがいないと何も面白くない」ということと、「もうあんまり続けている人がいない」ということ。90人いる私のフレンドの中で、まだ続けている人は5人くらいしかいないし……(笑)。


 まぁ、そういう意味では今更話題に出すようなソフトでもないとは思うんですが。
 「Free to Play型のソフト」という今日の話題の中では無視出来ないソフトだとも思いますんで。

 このソフトって、いわゆる「バナー広告」型のビジネスモデルなんですよね。
 ソフトは無料だし、有料の追加コンテンツもありません。
 じゃあ、任天堂はボランティアでこんなソフトを配布しているの?というと、ちょっと違っていて……他のソフトの宣伝びんせんがスタッフから送られてきて、それが広告になっているんです。

 「わーい、ニッキーから日記が来たぞー!」と開いてみると、「母の日に絵を描いて贈りました!」と『絵心教室』のロゴが入ったびんせんに『絵心教室』で描いた絵が貼り付けてあって、『絵心教室』の宣伝になっているという。でも、「ニッキーから日記が来た」「新しいびんせんをもらえた」ということで、ちっともイヤな気持ちにならないという。


 『モンハン』を持っている人にしか届かない『モンハン』びんせんとかもあるんですけど、これをフレンドに送ると『モンハン』を持っていないフレンドの人も使えるようになるので……「新しいびんせんあげるよ!」「わーい、ありがとう!」が宣伝になるという。全く不快にならない「基本無料のソフト」ということで、やはりこのソフトの見事なやり方は無視出来ないな、と。



○ 『うごくメモ帳 3D』(3DS)
 <公式サイト

 これはまだ配信されていないソフトです。
 2013年7月に配信開始が予告されている『うごくメモ帳』の3DS版で、無料でも遊べるけど、月額100円という月額課金の要素もあるソフトなので……任天堂の「Free to Play型のソフト」を語るのに無視は出来ないなと思って特別に取り上げます。


 まだ配信開始されていないソフトなので、公式サイトの情報を見る限りは……
 無料プレイは「フレンド」とのみ。
 有料プレイをすると「フレンド以外」の作品を見たり見せたりが出来るみたいですね。

 また、有料プレイと言っても、『ドラクエ10』と同様に「キッズタイム」のような「フリータイム」があるみたい。文言を読むに、投稿や評価などをするには有料プレイのチケット購入した際にもらえるコインが必要なので、「フリータイム」だけの人は閲覧しか出来ないっぽい……?

 「作者」として優秀な人や、「コレクター」として優秀な人は、有料プレイ相当のチケットをもらえる―――という仕組みなど、任天堂としてはかなり踏み込んだことをしていると思うんですが。



 今出ている情報だけを見た限りでは「DSiでは無料で出来ていたことが3DSだと月額100円かかるようになった」とも思えますし。優秀な人はチケットがもらえるみたいなやり方で煽ると、「評価クレクレ」投稿みたいなのばかりになって殺伐とした場所になっちゃうんじゃないかと危惧しています。

 あくまで今出ている情報だけで……ですけど、「Free to Play型のソフト」としてはあまり上手くいかないパターンじゃないかなぁと。『うごメモ』はそれこそDSi版で高い信頼を勝ち得ているソフトなんだから、最初に500円買いきりとかでも成功すると思うんですけどね。




○ その他にも「無料体験版」がたくさん!(3DS)
 <公式サイト

 これを「基本無料ソフト」の中に入れるのはどうかと自分でも思うんですが(笑)。
 3DSは2011年12月から「体験版」の配信を始めて1年半、現在では68本もの無料体験版が配信されていました。全部遊んだらとてつもない時間がかかりますよ。『カルチョビット』だけで20時間かかるし!!

 3DS&Wii Uの体験版には起動回数制限があって、ソフトによって5回~30回といったカンジでまちまち、体験版の長さもソフトによってまちまちなんですが。幅広いジャンルのソフトが揃っている3DSだけあって、体験版のラインナップもとてつもなく幅広いです。

 シミュレーション好きには、なんと言っても『カルチョビット』
 セーブデータが製品版に引き継げて一番下のリーグ優勝までガッツリプレイできるので、「体験版で完全燃焼したので製品版を買う気力が湧かない」という人まで出てしまった本末転倒感(笑)。

 RPG好きには、『世界樹4』『新世界樹』もセーブデータが製品版に引き継げて序盤を結構ガッツリ遊べます。『BDFF』『電波人間2』など、RPGは多いですね。ちなみに私はどれも途中で時間がなくて力尽きています(笑)。

 アドベンチャー好きには『逆転裁判5』は定番。『シボウデス』も1時間ガッツリ遊べましたし、脱出ゲーム好きには『旧校舎の少女』『魔女の住む館』なんかも評判がイイですね。

 アクション好きには……3DSは全体的に2Dアクションが少なくて3Dアクションの多いハードなので、『モンハン3G』『バイオ リベレーションズ』『エクストルーパーズ』といったカプコン3Dアクションくらいですかね。

 リズムゲーム好きには、逆に数が多すぎて困ります(笑)。
 『リズム怪盗R』『シアトリズム』『ミクmirai』『太鼓の達人』『ハーモナイト』

 パズルゲーム好きには、『アートオブバランスタッチ』がオススメ。



 もちろん「体験版」は「製品版を買ってもらうための広告」のようなものなのですが、プレイヤーにとっても「自分に合ったゲームを見つける」のに大事ですよね。特にリズムゲームなんかは、PVだけでは分からない手触り感こそが大事なジャンルですし。

 新規のゲームがなかなか手にとってもらえないので「Free to Play型のソフト」という新しいビジネスモデルを導入する話は、「体験版の配信は製品版の売上げにプラスになるのか」という議論と繋がっている話だと思うのです。


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○ 『Wii Street U powered by Google』(Wii U)
 <公式サイト

 ここからはWii Uのソフトです。
 「Nintendo Web Framework」を使って、Googleの「ストリートビュー」を見るソフト―――本来は有料で販売するソフトなんですが、「Wii Uの機能を見せ付けるため」とか「Nintendo Web Frameworkで出来ることを見せるため」とか「深刻なソフト不足の穴埋めのため」とかの理由で、“期間限定無料”で配信されています。11月からは有料に切り替わるそうです。


 “期間限定無料”で人を集め、レビューを書いてもらって、有料に戻った後も「評判イイみたいだから買ってみようかな」と思わせる―――というのは、スマホやタブレット端末用のアプリではよくある売り方ですよね。キンドルの電子書籍でも、この手の話はよく議論に上がります。



 「Nintendo Web Framework」のソフトは「Free to Play型のビジネスモデル」と相性がイイと思うので、今後がたのしみですし、早くこのソフトの次に来るソフトを見せて欲しいなーというところです。



○ 『Wii Uパノラマビュー 予告編』(Wii U)
 <公式サイト

 移動する車の上から、ゲームパッドを向けた方向に見える画像がゲームパッドの画面に映るというソフト―――の予告編が無料で配信されています(笑)。これも言ってしまえば「Free to Play型のソフト」で、もっと本格的に見たい人は200円ずつ払ってねというソフトですね。

 自分は『ストリートU』が大好きだった分、こっちはあまりピンと来なくて200円のコンテンツも買っていないんですけど……この売り方は今後出てくるであろう「Free to Play型のソフト」を考えるに、参考になる売り方かなーと思います。




○ 『タンク!タンク!タンク!(ダウンロード版)』(Wii U)
 <公式サイト

 どこかのインタビューで岩田社長自ら「ソフトメーカーさんのソフトですが、Wii Uの「Free to Play型のソフト」として注目している」と言っていたと思う、バンダイナムコの3Dアクションゲームです。私は3Dアクションゲームが好きじゃないので、1回やって辞めちゃいましたけど、ビジネスモデルとしては面白い試みだと思います。


 無料版は「1日3プレイのみ」「モードやステージは限られている」「プレイ時にはインターネットに接続されていないとダメ」という制限があって――――追加コンテンツを一つでも買うと「1日3プレイのみ」の制限が解除されて、全てのステージやモードを購入するとパッケージソフト版と同じ内容(値段はちょっと高め)になるという。

 このゲームは元々アーケードゲームの移植なので、こういうビジネスモデルを試してみるのもイイだろうということで行われたと思うのですが。
 かつては大人気シリーズだった『DOA』や『鉄拳』といった格闘ゲームも、「Free to Play型のビジネスモデル」を採用してユーザーの拡大を狙っていますし(どちらもPS3のソフトです)。『タンク!タンク!タンク!』よりも、オンライン対戦に人が集まらないようなジャンルにとっては「Free to Play型のビジネスモデル」は見過ごせない話なんだろうって思います。


 Wii Uの話に戻しますと……
 Wii Uの最大の特徴であるMiiverseを活かしたゲームを作ろうとすると、「100本しか売れませんでした」というソフトと、「10万本売れました」というソフトでは、書き込まれるMiiverseの量は桁違いなワケで。基本無料で人を集めてMiiverseにたくさん書き込んでもらってそれで攻略して、その中の何割かが課金をしてくれる―――みたいな売り方だってアリだと思うんですね。

 これはまさに典型的な「ソーシャルゲーム」の形なんですけど、課金のさせ方さえ間違えなければ、まだまだ面白い「ソーシャルゲーム」の可能性が家庭用ゲーム機にだってあるよね―――と思うのです。

(関連記事:任天堂はソーシャルなゲームの会社である


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 ということで、既に様々なタイプの「Free to Play型のソフト」が出ていたことが分かってもらえたと思います。
 今後はどこのメーカーも「Free to Play型のソフト」を無視できないと思いますし、上手く使えば今までは売れなかったようなソフトも成功するチャンスがありますし、下手こくと一気に信頼を失って高い代償を払うことになると思います。


 いずれにせよ、Wiiの後期に出ていた『安藤ケンサク』のような「得体の知れないソフト」が、3DSやWii Uではなかなか出せないところなので……「Free to Play型のソフト」という選択肢が出来ることで、そういうソフトがちゃんと成功して、メーカーもユーザーもハッピーになれる道が出来たらと思います。

| ゲーム雑記 | 18:03 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

無料部分をどう見せるかも大切ですね。
こうも無料体験版が多いと目移りしちゃって。

| 児斗玉文章 | 2013/06/29 11:38 | URL |

無料で出来るゲームが有るのかなとeショップ見てたんですけど、PCのオンラインゲームみたいに無料で出来るゲームはまだないんですね

タンクタンクタンクも追加コンテンツ必須ですし

| 名無し | 2015/01/21 05:16 | URL |















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