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初心者のための「Perfect Viewer」の使い方講座

 どこに需要があるんだこんな記事、と思いつつも。
 自分もまだまだ初心者で戸惑いながら設定をあれこれイジっている段階なので、同じように「どうしてイイのか分からない……」と途方に暮れてしまう人もいるかも知れないとも思いまして。「Perfect Viewerってこうやって使うんだよ!」と解説する記事を書きます。今使っている人も、これから使うかも知れない人も、「こんな機能があるんだ」と知ってもらえればイイなと思います。


 「Perfect Viewer」は、「電子書籍のファイル」を読むアプリです。
 「紙の本」を自炊して「電子書籍」化した場合や、「パブー」からダウンロードした「電子書籍」を読む場合、そうしたファイルはPDFファイルとして保存されるので――――PDFファイルに対応した「電子書籍閲覧アプリ」が必要なんですね。


 ちなみに「Perfect Viewer」単体だとPDFファイルに対応していなくて(バージョンが変わって対応できなくなったらしい)、「PDF Plugin」という別アプリもインストールすることでPDFファイルに対応できます。これを知らないと「あれー?PDFファイル読めないじゃーん!」となっちゃうので、要注意。




 キンドルファイアHDには標準でPDFファイルを読む機能があるんですが……「右綴じ」「左綴じ」以前に、漫画の画像があまりキレイには表示されません。ゲームの説明書などのPDFファイルを読む分にはクッキリ文字が表示されるんですが、画像を並べただけのPDFファイルではあまりキレイに出ないんですね。


 比較として……「Kindle Comic Creatorで作ったキンドル本のフォーマット(MOBIファイル)で読んだ場合」、「キンドルファイアHDの標準機能でPDFファイルを読んだ場合」、「ちゃんと設定したPerfect Viewerで読んだ場合」、「PCからWEBサイトでパブーの漫画を読んだ場合」の画像を並べてみましょう。



 「キンドル本のフォーマット(MOBIファイル)で読んだ場合」
 奏子MOBI2
 しまった。
 このスクリーンショットだけ、元の漫画の画像ファイルをJPEGに保存する際の圧縮が他より強い(他が80なのにコレだけ75)ので、若干劣化しているところがあります。まぁ、それでも文字がクッキリして見やすいですよね。流石に電子書籍のためのファイル。


 「キンドルファイアHDの標準機能でPDFファイルを読んだ場合」
 奏子PDF2
 前髪がガッタガタ。
 台詞もガッタガタ。
 漫画描きの立場からすると、これで読まれるとちょっと哀しいですね……


 「ちゃんと設定したPerfect ViewerでPDFファイルを読んだ場合」
 奏子PV2
 同じPDFファイルなのに格段にマシになりました。
 ただ、MOBIファイルと比べると若干線がにじんでいるかなーと思います。
 

 「PCからWEBサイトでパブーの漫画を読んだ場合」
 奏子パブー2
 これだけPCで読んだからスクショの画面が小さめ(笑)。
 でも、その分「にじみ」が消えて綺麗に見えますね。



 電子書籍は色んな人の色んな端末の色んな解像度で読むので、端末の解像度と画像の解像度が合っていないと「にじんで見える」ということもあるのかも知れませんね。
 今回サンプルに使った画像は――――MOBIファイルはキンドルファイアHDで読むことを想定して作っていたので解像度がピッタリあっているけど、PDFファイルはパブーが自動作成してくれるものだったので解像度が小さめでキンドルファイアHDで読む際には「拡大表示」の処理がされているはず。




 とまぁ、こんなカンジで……
 「PDFファイルで保存できるからPDFファイルが読めるソフトならどのソフトでも読める!」というワケではなくて、ちゃんと漫画を読むのに向いたソフトやアプリを使わないと線がガッタガタになってしまうこともありますし、しっかり設定を調整しないと「読みづらいなぁ……」ということも起こるんです。

 なので、今日は「Perfect Viewer」の設定についての解説をしていこうと思います。


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 さて、ここで良いお知らせ。
 「Perfect Viewer 使い方」で検索したら、とても分かりやすく解説が書かれている記事が出ました。
 よし!みんな、そっちを読むとイイと思うよ!今日の記事は終了!




 ……と、終わらせるワケにも行かないんで。
 ウチのブログなんで、「全ての項目を網羅する」んじゃなくて「最低限こことここは設定をイジっておいた方がイイよ」というところを説明していこうと思います。

 キンドルで買った本(MOBIファイル)を読む場合、この「キンドル本を読む内蔵ソフト」というのは細かい設定も出来ないし「本を読む」という最低限の機能しかないように思えるんですが、何の設定をイジらなくても線はクッキリしているし非常に使いやすいです。
 「Perfect Viewer」でPDFファイルを読む場合、自分の使い方に合わせて自由自在に設定を変更出来る分、そういう設定変更を怠ると「思ったように操作出来ないし画面もちっともキレイじゃない」と思ってしまうかも知れません。


 前者が『マリオ』で、後者が『レギンレイヴ』と言えば分かりやすいですかね。
 分かりにくいですか、そうですか。




1.「画面操作の設定」を自分好みに変える
 キンドル本の操作に慣れていた自分が、「Perfect Viewer」を初めて触った時に驚いたのがコレです。「画面のどこを触ればどういう操作となるのか」がキンドル本と「Perfect Viewer」では違うんです。だから、最初は「ページをめくる」ことも満足に出来ませんでした。


キンドル画面操作1
 初期設定はこんなカンジだったらしいです。
 自分はとうの昔に設定変更しちゃっていたので、検索して初期設定を探して再現しました。どうやら昔はなかった機能も多いので、バージョンによっては違うかもですね。

 にしても、どんだけ細かく位置を区切ってんのよって話ですよ。
 精密機械と言われた北別府ですらストライクゾーンを4分割だっていうのに、こちらはタッチパネルを11箇所に分けて別々の操作が割り当てられて当然通常はどこが何の操作かは表示されません。「次のページ」を押したつもりが「次のフォルダ」や「幅を合わせる」になってしまうことが多々。



 なので、設定変更をしてしまいましょう。
 「メインメニュー」は初期値だと真ん中を押すか、画面上部の「≡」マークを押しましょう。「≡」マークはメインメニューと覚えておけば、画面操作の設定を忘れても何とかなります。



キンドル画面操作2

 これが「メインメニュー」です。
 最初は「こんなに項目あるの……」と愕然とするかも知れませんが、「最初に設定したきり二度と触れない」項目がほとんどなのであまり気にしないように(笑)。


キンドル画面操作3

 左下の工具箱みたいな絵が「ツール」アイコンです。
 この中から「画面操作の設定」を選ぶとさっきの画面が出るので、1つ1つの位置を自分好みの操作に割り当てていきましょう。


キンドル画面操作4

 自分はこんな風に設定しました。
 基本は「キンドル本を読む場合」と同じ操作設定にして、キンドル本にない「しおり」の操作をあまり触らない右上と左上に割り当てました。細かい操作は後述する「ツールバー」に割り当てていますんで。


 全部設定が終わったら、キンドルファイアHDの場合は下部の「=」ボタンから「←」戻るを押して確定です。





キンドル画面操作3

 続いて、今度は「長押し機能の割り当て」です。
 これはやりたい人だけ設定してください。



キンドル画面操作5

 自分はこんな風に「本棚に戻る」機能だけを長押しに追加で割り当てました。
 「頻繁に使う機能だけど、間違えて押しちゃったりすると面倒」な操作は長押しに割り当てるのが◎。ただ、「画面長押し」は初期設定だと「オフ」になっているかも。後でまた説明します。




2.「ツールバーのカスタマイズ」で自分がよく使う機能を
 ツールバーとはこちら。

ツールバー1

 画面操作に割り当てているところをタッチすると、画面下部に「スクロールバー」と「各種設定したショートカットアイコン」が現れます。「メインメニュー」の中にある操作の中から、よく使うものをピックアップしてここに載せておける―――みたいなイメージですね。

 この写真は既に私が「カスタマイズした」ものです。
 左から「画面を暗くする」「しおりのリスト」「最後のページ」「次のページ」「前のページ」「最初のページ」「読み取り方向の変換(左綴じ・右綴じの切り替え)」「しおりを挿入する」「ページ移動(ページ番号を入力してそのページにジャンプ)」「画面を明るくする」です。

 みなさんも使用していて「この機能はよく使う」という機能をここに置いておくとイイと思いますよ。


ツールバー2

 変更する方法は、「メインメニュー」→「ツール」→「設定」→「ツールバーのカスタマイズ」です。


ツールバー3

 上のリストの中から選んで「追加」すると下のリストに入るので、自分で好きな位置に移動させてください。これがあまり直感的ではない操作なのが初心者にはハードル高いアプリなんだよなぁと思わなくもない。




3.画面表示のアレコレを変える
 まずは「明るさ」から。
 「Perfect Viewer」はデフォルトだと「自動調整」になっているみたいなんですが、自分はこれだと若干線が見づらいなと思ったので「自分で調整できる」ように設定を変えました。気にならない人はイジらなくてイイと思います。


 「メインメニュー」→「ツール」→「設定」→「タッチスクリーン設定」→「画面の明るさ制御」です。

明るさ1

 自分は「ツールバー」に「画面を明るくする」「暗くする」のアイコンを入れて、状況に合わせて変えるようにしています。実際にこんなに画面が変わるんだよとスクショを撮って見せようと思ったのですが、スクショには明るさが反映されないらしくPC上ではよく分からんでした(笑)。




 続いて、こっちはみんな気にした方がイイと思います。
 「画像平滑化方法」


画像平滑化方法1

 「メインメニュー」から虫眼鏡のようなアイコンを押すと出てきます。
 先ほどのブログにも詳しい解説記事が書かれていますが、「本来はこのサイズではない画像を画面に合わせて表示した際の修正能力」みたいな機能だと思われます。

 キンドルファイアHDの画面解像度は「800×1280」ですが、パブーで推奨されている画像解像度は「724×1024」なために、画面に合わせてある程度修正されているっぽいです。標準だと「平均画素法」になっているそうですが、果たして他の方法だとどうなのか!?


 「最近傍法」
画像平滑化方法2

 「キンドルファイアHDの標準機能でPDFファイルを読んだ場合」と同じくらい線がガッタガタで文字も読みづらいです。トーンのモアレもヒッドイです。ただ、処理がムチャクチャ早いので「あーあのページを探したいんだけどどこだっけー」とパラパラめくりたいような時には重宝しそうです。



 「平均画素法」
画像平滑化方法3

 “さっきのよりはマシ”レベルかなぁ……
 これでも読めなくはないんですけど、漫画描きの立場から言わせてもらうと「頑張って描いたのになぁ(´;ω;`)」という気持ちになってしまう画像です。


 「平均画素法 v2」
画像平滑化方法4

 ようやくマトモに読めるのキタ!!
 線も文字もトーンも許容範囲内かな。


 「バイリニア補間」
画像平滑化方法5

 「さっきのとあまり変わらなくない?」と思う人も多いでしょうが。
 注目はスクリーントーンの部分です。明らかにモアレが軽減されているのです。

 ただ、その分ちょっと線がぼやけている気もしなくもない……


 「バイキュービック補間」
画像平滑化方法6

 さっきのよりかは線がくっきりしている印象。
 それと引き換えに処理速度は遅くなるみたいですが。
 


 「Lanczos3」
画像平滑化方法7

 今までの中では最もキレイな印象。モアレは若干あるか……?
 ただ、処理速度が遅いのがネックです。1冊の漫画をじっくり読む分にはこれでもイイかもですが、端末の性能とか同時に動かしているアプリの数とかと要相談。



 「元々の画像」
画像平滑化方法8

 PDFファイルにする前の画像ファイルです。
 当然、線は一番キレイです。ただ、トーンはモアレっているね……元々の画像にすら入っているモアレを、「バイリニア補間」や「バイキュービック補間」に設定にすると修正して消してくれるのか。



 「パブーで読んだ場合の画像」
画像平滑化方法9

 まぁ縮小されるのでキレイよね。



 というか、これ……キンドルファイアHDで読んだ場合は「724×1024」の画像ファイルを「800×1280」に合わせて拡大しているから起こる現象なので。パブーの推奨を無視して「800×1131」くらいで全画像ファイルを用意するとキレイに出るんじゃないのか????「小さめの画像ファイルを拡大して表示」よりも「大き目の画像ファイルを縮小して表示」の方がキレイに出そうだし。


枠付いちゃった

 ということで試してみたのですが、パブーの仕様だと「800×1131」で作っても白い枠のようなものが出来ちゃいました。これはちょっと……ダメか……。



4.その他の設定もろもろ

 「画像スケール」
その他の設定

 「メインメニュー」から矢印がナナメに2つ広がっているみたいなアイコン。
 タブレット端末ならば「最適表示」でイイと思います。

 「Perfect Viewer」はスマホ等にも使われているアプリなので、画面の小さなスマホで漫画を読む場合にはこの辺の設定が重要になるんでしょうね。



 「ページのレイアウト」
その他の設定2

 「メインメニュー」からハサミみたいなアイコン。
 「1ページごと表示」か「見開き表示」か、キンドル本みたいに端末の傾きで自動的に切り替えてくれるのか―――自分は「自動切り替え」にしています。


 「ページの原点」
その他の設定3

 「メインメニュー」からギョウチュウ検査のマークみたいなアイコン。

 これもスマホ等で「1コマずつ読む」みたいな時に重要な設定。
 自分は「画像スケール」を「最適表示」に設定しているんで、どうでもいい設定。



 「操作」
その他の設定4

 「メインメニュー」→「ツール」→「設定」→「操作とハードウェアキー」。
 ジェスチャーというのは、指を左から右に動かすとページがめくれる、とかそんなヤツです。「長押し操作」の設定もここで有効にしなきゃ意味ないっぽいですね。




5.エフェクトでそれぞれに合った読書環境に

エフェクト1

 「メインメニュー」から紙とペンみたいなアイコンを押すと「エフェクト」メニューが出ます。表示する画像に様々なエフェクトをかけて自分好みの画面に出来る機能です。



 「自動色付け」
エフェクト2

 まぁ、話のネタにはなりますよね(笑)。



 「色反転」
エフェクト3

 ナンジャコリャって思うかも知れませんが。
 「活字の本」を自炊なりなんなりして読む場合、「色反転」して黒地に白字という表記に変えた方が目に優しいって話も聞きますよね。キンドルで「活字の本」を読む場合にもある機能ですけど、こちらにもあるよということで。



 「グレースケール」
エフェクト4

 唐突に『よつばと』。
 自炊した本を読むという記事を書いた際、「全ページをカラーでスキャンしてしまうと日焼けも忠実に再現してしまう」という話を書きました。しかし、この「グレースケール」ボタン1発でこの通り。


エフェクト5

 キレイな白黒漫画になりました。
 もちろんカラーページはカラーで見たいから「小まめにオンオフ」を押す機能だとも言えるので、ツールバーか画面操作に割り当てるのも手だと思います。自分は自炊する際にカラーページと白黒ページを分けて自炊するんで使いませんけど。



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 とりあえずこんなもんで。
 「キンドルファイアHDにはPDFを読む機能が付いているんだから、横書きの本は自炊してもそっちで読めばイイやー」と思っていたんですけど、文字がガッタガタで読みづらいのなんの。結局、縦書きの本も横書きの本も「Perfect Viewer」で読むことにして「読み取り方向の変換」ボタンをツールバーに入れました。


 設定は最初に変えてしまえば変更する面倒くささもありませんし、自分の好きなようにカスタマイズするととてつもなく使いやすくなるのですが……その自由度こそが大変という人も多いでしょうから、今日のような記事を書きました。
 「今日のような記事を書いたからには……」とお思いの人もいらっしゃるでしょうが、その通りです。でなければこんな長くて大変な記事を書きませんよ!疲労困憊!


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| 漫画読み雑記 | 18:02 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いつもパーフェクトビューアーの操作性能でイライラしていた私です。

ふと、カスタマイズ出来るのだろうか?

検索してここまでお邪魔しました。

ありがとうございます!

カスタマイズして楽になりました!

| 宮 由 | 2014/10/17 17:26 | URL |

大変参考になりました。ありがとうございました。
おかげ様で小説を読めるようになりました。
一つ質問させてください。読んだ本の
最初のページには戻れますが終了の仕方が
わからないのです。一度PVを終了して再立ち上げをすると
先に読んだ本の最初のページが表示されます。
これはこれでいいのでしょうか。

| M.yamamoto | 2017/05/04 15:23 | URL |

>M.yamamotoさん

 んーっと……まず最初に、この記事を書いてから随分と時間が経ってしまっていて、今自分が使っている端末のPVのバージョンがコレと随分変わっちゃったみたいなんで力になれるかは分からないというのを前提にして。


>一度PVを終了して再立ち上げをすると先に読んだ本の最初のページが表示されます。

 本を読もうとするたびに1ページ目に戻される、ってことですかね?だとしたら正常ではないです。普通は「前回読んだページから再開」するものです。

 「終了の仕方」は基本的には「メインメニュー」から「本棚」のアイコンです(それをツールバーや画面操作に割り当てることも可能)。
 「本棚」に戻るをやっても、まだ次に読み始めるときに1ページ目からになるのだとしたらまたコメントをください。他の方法を考えますので。

| やまなしレイ(管理人) | 2017/05/05 01:50 | URL | ≫ EDIT















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