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「ゲームを進められない時間」が「俺って天才!」感を生む

 現在の私は3DSダウンロードソフト『ラビラビ外伝 Witch's Cat』公式サイト)をプレイ中です。詳しくはクリア後に紹介記事で書こうと思いますが、クソ難しいけど超面白いです!

 『ラビ×ラビ』シリーズは、『1』が奇跡の大傑作、『2』が普通のゲーム、『外伝』が奇跡の大傑作だと思うので……1年後にプレイする予定の『3』が不安ではありますし、これはアクションパズルゲームの宿命なのかもなぁと思いました。この辺は紹介記事で説明しますね。



 『ラビ×ラビ』シリーズは元々は携帯アプリiOSアプリで発売されていた『ラビット★ラビリンス』のグレードアップ移植版で、DSiウェアでは200円で『ラビ×ラビ』『ラビ×ラビ えぴそーど2』が発売されていて。3DSダウンロードソフトでは、700円で『ラビラビ外伝 Witch's Cat』、600円で『ラビ×ラビ えぴそーど3』が発売されています。

 自分は『ラビ×ラビ』1作目が大好き過ぎたために、「こんなに面白いシリーズは1年に1本ずつのペースで遊ぼう!」と取っておいて現在は3作目をプレイ中ということです。1作目・2作目は紹介記事を書いているので、そちらもどうぞ。

(関連記事:アクションもパズルも好きな人は是非!『アクションパズル ラビ×ラビ』紹介
(関連記事:アクションが物足りなかった人へ『アクションパズル ラビ×ラビ えぴそーど2』紹介



 さて、ここからが本題です。
 『ラビ×ラビ』というゲームは、ステージクリア型のアクションパズルゲームで、ステージにある様々なギミックやこちらの能力を使って「主人公が扉に到達する」とそのステージのクリアとなります。


 『ラビ×ラビ』
 rabilabi1.png

 『ラビ×ラビ えぴそーど2』
 rabilabi2.png

 『ラビラビ外伝 Witch's Cat』
 rabilabigaiden.png


 『ラビ×ラビ』の面白さは“解法を思いつくかどうか”にあります。
 パッと見ただけでは「何じゃこりゃ……」というステージも、予想外の方法で突破できるようになっていて……発想を逆転させて解法を思いついた瞬間の「俺って天才!」感が凄まじくキモチイイのです。
 後述しますけど、この「俺って天才!」感は『ゼルダの伝説』シリーズに通じるものがありますし、アクションパズルゲームの一番の魅力でもありますよね。


 自分が今プレイしている『ラビラビ外伝 Witch's Cat』には、『ラビ×ラビ2』にあったヒント機能がありませんし、ステージのスキップも出来ません。だから、「解き方が分からない!」時はゲームを進めることが出来ず、ただただ唸ることしか出来ないのです。

 『ラビ×ラビ1』の時も経験しましたが、今回も経験しました。
 「ダメだ!解き方が分からない!」と仕方なく電源を切る→寝る→寝床でも起きた後も一日中「あのステージはどうやって解くのか」を考えてしまう→「そうか!逆転の発想だ!!」と思いつく→クリア→「俺って天才!」



 考えてみれば、自分が『ゼルダの伝説』シリーズが好きな理由も同じでした。
 『神々のトライフォース』では「氷の塔」でどうしても押せないスイッチがあって3日間悩みました。『夢をみる島』では「大鷲の塔」でとあるギミックに気付かずに1週間悩みました。『トワイライトプリンセス』では「雪山の廃墟」のとある仕掛けに気付かずに1週間悩み「もう俺このゲーム辞めようかな…」と落ち込みました。


 だからこそ、それらの解法に気付き突破してクリアした際には、とてつもない爽快感を覚えて「俺って天才!」という気分に浸りました。
 「いやいや、本当の天才だったら数日も悩まずにサクサククリアするでしょう?」と思う人がいらっしゃるかも知れません。それは正しい。本当の天才は「俺って天才!」だなんて思いませんよ。我々のような凡人が「俺って天才!」と思えるために、「数日悩んでようやく突破できる」謎解きが用意されているんですもの。

 逆に言うと、私も『ふしぎのぼうし』や『夢幻の砂時計』、『ラビ×ラビ2』などは「解法が分からなくて数日悩んでしまった」場面もなくサクサクとクリア出来てしまいました(アクション部分で苦戦したところはあるけど)。一度も悩まずにクリア出来たそれらのゲームでは「俺って天才!」感は味わえませんでしたし、大して記憶に残っていないですもの。



 『ラビ×ラビ』も『ゼルダの伝説』も「解き方が分からなければゲームを進められない」ゲームです。それは欠点のように語られがちですけど、私にとってはその「解き方が分からなくて唸ることしか出来ない時間」が何より楽しくて、とてつもなく贅沢な時間なんです。




 しかし……
 こうしたゲームは、どうしても「クリアできない人」が多くなってしまうので敬遠されがちです。
 『ラビ×ラビ1』も私がブログで大絶賛したことで買ってプレイしてくれた人がいらしたのですが、「途中分からないところがあったので積んでる」と言われたことがありますし。『ゼルダの伝説』シリーズもかつては「全クリア出来なかった」「攻略本のおかげでなんとかクリア出来た」と言われるシリーズでした。

 だから、それらのシリーズの最新作に「ヒント機能」や「スキップ機能」を入れたり、「謎解きの難易度を下げた」りで、“誰にでもクリア出来るゲーム”にしていく流れも……分からなくはないんです。


 現代人は娯楽と情報にあふれた忙しい生活をしていますからね。
 私のように「解き方が分からなくて数日悩むのが楽しいんだよ!」みたいな贅沢な時間の使い方が出来る人なんて限られているでしょうからね。

 最近では「忙しい人でも有料DLCを買えばクリアまでの時間を短縮出来ますよ」と言っているゲーム会社が少なくありません。
 「ゲームを買わなければかかる時間は0時間ですから買わないのが一番の時短ですね!」という皮肉は置いといて、ゲームを遊ぶ時間ですら短縮しなければならない現代人には「解き方が分からなくて数日悩むのが楽しいんだよ!」とはなかなか言えませんからねぇ……

(関連記事:母が『逆転裁判』を楽しめなかった理由
(関連記事:母がシミュレーションゲームにハマった理由



 そういう意味では『ラビラビ外伝 Witch's Cat』のように「分からなければ悩め!」「スキップもヒントもねえからな!自力でなんとか考えろ!」みたいなゲームは決して主流にはなれないし、今後ますます絶滅危惧種になってしまうのかも知れませんが。私はこういうゲームが大好きですし、よくぞこんなゲームを作ってくれたと拍手したいです。

 次回作『ラビ×ラビ3』では「ヒント」「お手本」「スキップ」を完備してて「誰もが楽しめる優しさの時代」とか言い出しているのだけど、それは『3』をプレイしてから文句を書くことにします!





○ 余談
 今……『ラビラビ外伝 Witch's Cat』の紹介記事を書くためにはシリーズのスタッフロールをメモってどのくらいスタッフが変わっているのかをチェックしようと思い、『ラビ×ラビ2』を再プレイ中です(DSiウェアはDSi→3DSに移行するとセーブデータが消えてしまうので)

 正直……『ラビ×ラビ2』はあんま面白くないです!
 特に『外伝』と並行してプレイしていると、『外伝』の難しさは「解き方を思いつくのが難しい」パズルゲームとしての難易度なのに比べて、『2』の難しさは「とにかく1ステージが長くて手順が面倒でちょっとした操作ミスで全部が台無し→最初からやり直し」なアクションゲームとしての難易度になってしまっているんですもの。


 「ヒント機能なんか使わなければ別にいいじゃん」と言う人もいると思うんですけど……『ラビ×ラビ2』は「ヒント機能」でパズル部分の解法を教えてくれるので、アクションゲームとしての難しさで難易度調整をしていて。もーーーーーー、面倒くさいったらありゃしない!

 「ヒント機能」を入れたら別ゲーになってしまった悪例だと思うんですよ。
 消える足場の位置と順番を覚えてテンポ良くジャンプして進むステージとか、「ロックマンかよ!」とツッコミながらプレイしていましたよ。大好きなパズルゲームの新作だと思ってプレイしてみたら『ロックマン』だった―――『ロックマン』には罪はありませんけど、「俺の大好きだった『ラビ×ラビ』はもうどこにもないんだ……」と当時かなり落ち込んでいました。



 そう考えると、どうして『ラビラビ外伝 Witch's Cat』が、「ヒント機能」を廃し、『ラビ×ラビ1』のような「解き方が分からなければゲームを進められない」方針に戻してくれたんだろうと思いますし。そのおかげで、自分にとって『ラビラビ外伝 Witch's Cat』は『ラビ×ラビ1』と同様の奇跡の大傑作になりました。

 みなさんもやりましょう『ラビラビ外伝 Witch's Cat』を。そして、「こんなんどうやってクリア出来んだよおおおおおおお!」と数日唸ればイイのです。

| ゲーム雑記 | 17:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

これってなかなかリッチな体験ですよね…一つの爽快感のために何時間も何日も悩んで迷って彷徨ってしないといけないんですから。最近忙しくて心に余裕がないためか、こういうゲームを楽しむのが難しいです。ゼルダなんかは週末にまとまった時間を確保して一気に遊んでいくのが一番いいんですけどね、それがなかなか。

| ああああ | 2015/10/11 14:49 | URL |

>ああああさん

 まさに、その通りですね。
 なのでなかなか「万人にオススメ!」とは言いづらいですし、僕も『ラビラビ』はあのボリュームだから何とかなるんであってプレイ時間が50時間とか必要だったら楽しめるとは思えません。

 『ゼルダ』も1本プレイすると疲れきっちゃって「もう1年くらいは『ゼルダ』いいやー」と思うので、今買ったはイイけどクリアしていない『ゼルダ』が5本くらい積んであります(笑)。

| やまなしレイ(管理人) | 2015/10/11 21:05 | URL | ≫ EDIT















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