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「主人公が朝起きて始まるアニメ第1話」は本当に多いのか、検証してみました

 『プラネテス』や『ヴィンランド・サガ』で知られる漫画家の幸村誠先生がTwitterで面白いことを呟いていました。「言われてみればその通り」なのだけど、自分は今まで考えもしませんでした。一線級のクリエイターの着眼点というのは流石ですね。




 ということで調べてみました。
 今季始まった冬アニメの中で、1月21日現在バンダイチャンネル及びニコニコ動画で無料で第1話が観られるアニメ+自分のハードディスクに唯一録画されている『いなり、こんこん、恋いろは。』の全23本を視聴して調べました。「主人公が朝起きて始まるアニメ第1話」は本当に多いのか――――

・ショートアニメは除きます
・2期モノ(3期以降も含む)も除きます
・主人公かどうか微妙なキャラも一応カウントします
・むしろ、「第1話で朝起きているキャラこそが主人公だ」説を主張したいです
・大多数のアニメは、“2話以降”を観ていないので解釈が間違っていてもゴメンなさい
・コメント欄などで原作のネタバレはしないでくださると助かります




× 『いなり、こんこん、恋いろは。』

 寝坊した伏見いなり(女)が遅刻しないように走るところから始まるが、「朝起きるシーン」はなし。惜しい。


『ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル』
 バンダイチャンネル

 起きた人:須藤セシル(女)
・冒頭は全然関係ない人達のバトルから始まるのだけど……
・セシルのシーンは、すっかり寝坊して起きて走り出すところから始まる。
・「主人公が出てこないな……」と思って観ていると、ようやく出てきたと思ったら寝坊していたという演出になっているという。


× 『ウィッチクラフトワークス』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 多華宮仄(男)が学校で起きるシーンはあるけど、冒頭ではないので除外。


『Wake Up, Girls!』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 起きた人:松田耕平(男)
・「コイツ主人公じゃねえだろ!」と思う人もいるでしょうが、まぁ……
・悪夢から目覚めて始まる。
・『Wake Up, Girls!』というタイトルのアニメの第1話で、起きるのが男―――というのは多分わざとですよね(笑)。
・劇場版が第1~3話にあたるらしいので、テレビ版の1話は第4話目という見方も出来ます。


『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 起きた人:神前夕哉(男)
・主人公は妹の方な気もするけど……
・妹と兄が同じ家に住んでいることを見せるために、朝起きるところから始まる。


× 『桜Trick』
 ニコニコ動画

 こ、これはどっちにするべきか悩む……!
 高山春香(女)が寝ているところを電話で起こされて始まるのだが、午前0時34分という時計の表示があるのでこれは流石に「朝」ではないですよね(笑)。そもそももう1回寝ているのだから、「起きて始まる」ワケでもないし。
 

× 『スペース☆ダンディ』
 バンダイチャンネル

 特にそのようなシーンはありませんでした。


× 『世界征服~謀略のズヴィズダー~』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 特にそのようなシーンはありませんでした。


『そにアニ-SUPER SONICO THE ANIMATION-』
 ニコニコ動画

 起きた人:すーぱーそに子(女)
・1日の始まりから描くことで生活感を見せることと、目覚ましが鳴っても起きない彼女のキャラクターを描いている。


× 『Z/X IGNITION』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 特にそのようなシーンはありませんでした。


× 『ディーふらぐ!』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 特にそのようなシーンはありませんでした。


『とある飛空士への恋歌』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 起きた人:カルエル・アルバス(男)
・これは微妙かも知れないけど……
・車で移動中に居眠りしているのを起こされるところから始まる。
・夢に出てきた女性と台詞は多分伏線。


× 『ニセコイ』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 冒頭、一条楽(男)の記憶から始まるのだが「朝起きる」シーンはない。
 「朝起きる」シーンは実はオープニング映像の方なので、除外します。


『のうりん』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 起きた人:畑耕作(男)
・憧れのアイドル草壁ゆかとキスする直前で夢から覚める。
・妄想→ 現実に引き戻されてストーリーが始まるのだけど、これから草壁ゆかと出会うという伏線にもなっている。


『ノブナガ・ザ・フール』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 起きた人:オダ・ノブナガ(男)&ジャンヌ・カグヤ・ダルク(女)
・登場人物達の前世(?)で起きた歴史上の出来事である本能寺の変や火刑が夢として描かれ、その夢から二人が目覚めてストーリーが始まる。
・ファンタジー世界のアニメでありながら、私達が知っている歴史上の出来事と繋がっていることを最初に見せている。


『ノブナガン』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 起きた人:小椋しお(女)
・本能寺の変で襲われる織田信長のシーンから、現在に一気に引き戻す演出。
・織田信長と小椋しおが実は繋がっているという伏線にもなっている。
・信長を題材にしたアニメが同時期に始まるのも凄いのに、どちらも「本能寺の変→夢から覚める」というスタートだというのも凄い(笑)。


× 『ノラガミ』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 壱岐ひより(女)が病院で目覚めるシーンはあるけど、冒頭ではないので除外。


『バディ・コンプレックス』
 バンダイチャンネル

 起きた人:渡瀬青葉(男)
・冒頭のSF的な描写から、一気に生活感を見せて「普通の高校生が主人公」と見せるためかな。


× 『ハマトラ』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 特にそのようなシーンはありませんでした。


× 『フューチャーカード バディファイト』
 ニコニコ動画

 特にそのようなシーンはありませんでした。


× 『鬼灯の冷徹』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 特にそのようなシーンはありませんでした。


『未確認で進行形』
 バンダイチャンネルニコニコ動画

 起きた人:夜ノ森小紅(女)
・夢で見ていたのは失われた過去の記憶。
・白夜との子どもの頃の関係や、記憶を失った理由など、今後の伏線になると思われます。


× 『妖怪ウォッチ』
 バンダイチャンネル

 特にそのようなシーンはありませんでした。




 23本のアニメの中で、第1話で「主人公が朝起きて始まる」作品は10本でした。
 割合としては43%――――


 ……


 ……



 あんまり多くないような……


 ま、まぁ……幸村先生の「10本中7本」という話を先に聞いていたから多くないと思ってしまうだけで。フラットな視点で見つめ直せば43%というのは多いのかも知れない!多いのです!そう、多いに決まっています!


 私のように23本全部観たという人はそういないと思うので解説しますと(流石に疲れました……)、この10本というのはラブコメあり日常系ありバトルものありロボットものあり、とジャンルに依るワケではないのです。また、起きる主人公も男キャラの場合も女キャラの場合もあって一貫しているワケではありません。


 そもそもこれ、恐らく「今季だけの現象」ではありませんよね。
 例えば、『けいおん!』1期(2009年)の第1話は、平沢唯が目覚まし時計を止めて二度寝しているところを妹に起こされるスタートですし。
 『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年)の第1話も、暁美ほむらが巨大な魔女と戦っている夢から鹿目まどかが目覚めるところから始まりますし。
 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』1期(2010年)の第1話も、妹が自分を起こしに来るという夢から高坂京介が目覚めるところから始まりますし。
 『とある魔術の禁書目録』1期(2008年)の第1話はちょっと変則ですけど、美琴とのバトルの翌日、夏休み初日の朝に上条当麻が目覚めるところから物語が始まるとも言えますし。
 『進撃の巨人』(2013年)の第1話も、子ども時代のエレンが何かの夢から覚めるところから始まっています。あの夢が何なのかはアニメ1期を観終わってもよく分からないのですが。



 それ以前のアニメではどうだったか正直記憶にないのですが……
 アニメの第1話において「主人公が朝起きるところから始まる」というのは、定番の描写と言えると思うのです。名だたる大ヒットアニメ達がそうなのですからね。
 もちろんそうではないアニメでヒットしているものもありますが……

 この現象を「だから最近のアニメはワンパターンなんだ」と思う人もいるでしょうが、アマチュアながら漫画を描いている自分からすると、それぞれの作品によって「演出の意図」や「構成の意図」は違うことが分かりますし、これらのシーンは“必要”だからやっていることが分かります。
 というか、私も「主人公が朝起きて始まる」漫画を描いたことがありますし(笑)、今後予定しているものの中でも「主人公が朝起きて始まるスタート」の漫画があります。それは、そういうスタート以外では成り立たないんです。


 なので、今日の記事は「多いんだねー」「不思議だねー」で終わらせるのではなく、「主人公が朝起きて始まるアニメ第1話」にはどういう意図があるのかを考えていこうかなと思います。



○ 朝から始まる意図
 前季の『境界の彼方』について「食事をするシーンというのはそれだけで演出なんだ」という記事を書きましたが、その「FOOD理論」にも通じる話で……
 「朝起きるシーン」というのは、それを描くだけでそのキャラクターの生活環境を一気に説明出来ると言えると思うのです。「OHAYOU理論」。名前は今考えました。

 どんな部屋で寝ているのか
 どんな格好で寝ているのか
 家族にはどんな人がいるのか
 起きた後にどこに向かうのか

 「起きる人」が主人公だとすると「起こしてくれる人」を見せることで家族構成が分かります。『けいおん!』の第1話で妹が起こしに来てくれたように、『バディ・コンプレックス』の第1話でも主人公を妹が起こしに来てくれますし、『そにアニ』の第1話では猫が起こしに来ていることで一人暮らしだと分かるようになっています。

 「一人で起きるシーン」を描くことで一人暮らしだと視聴者に分からせる効果もありますし(今季で言えば『Wake Up, Girls!』や『ノブナガ・ザ・フール』のジャンヌ)……
 これを逆手に取ったのが『俺妹』の「妹が起こしに来るのは夢」で「一人で起きるのが現実」という第1話で、アレで兄と妹の仲が「(アニメではありがちな)起こしてくれるような関係ではない」と見せているんですね。今季の『妹ちょ。』もそうか。一人で起きることで、妹との仲がイイ状態ではないと最初に見せている。



 また、視聴者としても「起きるところから始まる」「朝から始まる」ことでそのキャラと世界観に感情移入しやすいところもあります。いわゆる「遅刻、遅刻~!」というスタートのアニメは『けいおん!』なんかはそうですし、今季で言えば『ウィザード・バリスターズ』なんかがそうですが、視聴者をその作品世界に一気に引き込む意図があるのだと考えられます。

(関連記事:「いっけない~!遅刻遅刻~!」テンプレの秀逸さを学ぼう


 今季「朝起きて始まるアニメ第1話」は10本と書きましたが……
 「朝のシーンから始まるアニメ」はもっと多いのです。
 『恋いろは。』はそれこそ「遅刻、遅刻~!」から始まっていますし、『ウィッチクラフトワークス』も登校シーンから、『ディーふらぐ!』も登校の時間帯からですし、『ニセコイ』は朝飯を作るところ→登校シーンでした。『桜Trick』もアバンタイトルは夜でしたがAパートは登校シーンから始まっていましたね。

 登校シーンから始まることで、キャラクターが学生であることや、世界観、街並みの描き方などを数分で説明しきって、「これから物語が始まるんだ」と視聴者をワクワクさせる効果もあるのでしょう。
 自分の大好きなアニメの第1話で思いつくのは『TARI TARI』(2012年)の第1話なんですけど、5人いる主人公がそれぞれ別々の道で登校して一つの教室に集まるというのが最初のシーンなんです。舞台となる町、それぞれのキャラクター、そしてこれからこのアニメで描こうとしているものが最初のシーンで説明されてしまう。あの時点で私は一気に作品に引き込まれてしまいました。



○ 「どんな伏線も張れる」万能アイテム:夢
 今季「主人公が朝起きて始まるアニメ」は10本と書きましたが、その内『とある飛空士への恋歌』『のうりん』『ノブナガ・ザ・フール』『ノブナガン』『未確認で進行形』の5本は、最初に“夢”を映像として見せて→目覚めて現実のストーリーが始まるという構成になっています。

 「主人公が朝起きて始まる」演出と「夢」は切っても切り離せない関係にあると思います。


 有名どころで言えば、やはり『魔法少女まどか☆マギカ』のオープニング。
 見知らぬ少女が巨大な何かと戦っている夢から主人公:鹿目まどかが目覚めるところから始まります。当然、それは伏線で、視聴者はずっと「アレはどういう意味のシーンだったのだろう…」と気になって観ていると、全話観終わる頃にはちゃんと「そういう意味のシーンだったのか!」と分かるようになっているのです。

 主人公が潜在的に抱えている(主人公ですら知らない)“ヒント”を視聴者に最初に提示することで、視聴者の興味を惹くとともに、「このシーンの意味を考えながら観てね」と視聴者に楽しみ方を提案している―――と言えると思います(※1)

 今季で言えば、『とある飛空士への恋歌』『ノブナガ・ザ・フール』『ノブナガン』『未確認で進行形』の4本はそうだったと思います。ストーリーが進むことでその意味が分かるようになっている。多分。


(※1:全然関係ない話をねじ込んで申し訳ないんですけど、『境界の彼方』と『まどか☆マギカ』の違いってココだったと思うんですよね。最初にちゃんと「このシーンの意味を考えながら観てね」と言っているかどうか。『まどか☆マギカ』は言っていたから分かりやすかったけど、『境界の彼方』は言っていないから大多数の人がどう楽しむアニメかも分からずに観ていた、というか)




 また、「夢」=「ヒント」と決まっているワケではなくて……
 今季で言えば『のうりん』とか、さっき例に挙げた中では『俺妹』の1期とか。
 「楽しい夢」から覚めることで「現実」を突きつけるというパターンもありますよね。「夢オチスタート」と言うべきか、「何だ…夢か……スタート」と言うべきか。「現実」を際立たせるために「夢」を最初に見せる演出になっているという。



 そう考えると……「夢」ってホント便利なんですよね。
 「実は今までのことは全部が夢でしたー!」というオチだけは許せない、なんて話があるくらい、「夢」って何でも出来ちゃう万能アイテムだと思うのです。あまりに万能すぎて使い方に困るくらい。
 だから、「オチとして」使うのではなく、「掴みとして」使う作品が多いのかなーと思います。まだ物語が始まる前だから「夢」を使っても許されるという空気があって、物語冒頭で「夢」を使うアニメが多いから、第1話で「朝起きるシーン」から始まるアニメも多くなるのかなと。




【三行まとめ】
・今季アニメの「主人公が朝起きて始まる第1話」率は43%
・「朝起きる」姿を描くことで主人公のキャラクターを説明出来る
・「夢」を使うことで、様々な伏線を張ることが出来る


 当たり前なことを書きますけど……
 23本ものアニメの第1話を観て、思ったのは「主人公が朝起きて始まるかどうか」は「面白さ」とは全然関係がないです。「主人公が朝起きて始まる面白いアニメ」もあれば「主人公が朝起きて始まる面白くないアニメ」もありますし、「主人公が朝起きて始まらない面白いアニメ」もあれば「主人公が朝起きて始まらない面白くないアニメ」もあります。

 そりゃそうです。

 要はそれを使って何を描くかですからね。
 「それを使うこと」自体には、面白さも面白くなさもありません。
 23本も観ていると「だから最近のアニメはワンパターンなんだ」とも思いませんね。先に書いたように、それぞれ演出の意図が違うのだから「似ている」とも思わなかったです。本能寺の変から始まるアニメが2本あったのは流石に凄いと思いましたけど(笑)。


 ただ、「OHAYOU理論」という考え方は「FOOD理論」に匹敵する考え方で、アニメに限らず漫画でも映画でもドラマでも注目すると面白いポイントかなと思うのです。意識してやっているかは人それぞれだと思いますが、敢えて「起きるシーン」を入れるには絶対に理由があるワケですからね。

| アニメ雑記 | 17:57 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

はじめまして。
ちょうど最近読んだ本に関連することが書いてあったので思わずコメントしてしまいました。

「物語論」的に考えると、物語というのは「日常から非日常への変化」から始まるということができます。
しかし誰もが変化というものを無条件に肯定できる訳ではなくて、ちょっとした「ためらい」の描写、「変化への恐れ」に打ち勝つことが自己実現への第一歩、ということでした。
「目覚め」というのは「夢の中という安全地帯」から「何が起こるか分からない現実」への移行であり、ためらい描写の一つのパターンだということです。
そう考えると「主人公が朝起きるところから始まる」という作品が相当数あるのも、ある意味必然なのではないかと思います。
(けいおん!の唯が最初は二度寝するのも、高校生活という変化への「ためらい」だったんじゃないかなーと思ったり)

でもそこにより多くの情報を織り込む余地がある、というのはその通りですね。OHAYOU理論、自分で作品を作るときもこれからは心がけていきたいです。

| いまり | 2014/01/23 19:38 | URL | ≫ EDIT

ゲームだとドラクエIIIなんかは明確にそうですが、初めてのキャラメイクありのドラクエということで、キャラの誕生とプレイヤーの介入を同一の時点と印象付けるために目覚めからの開始にしてますね。
アニメはゲームほど視聴者と主人公をシンクロさせる必要はありませんが、その目的は同じなのでしょうね。

| 児斗玉文章 | 2014/01/24 00:29 | URL |

アニメではありませんが、ゲームのポケモンも本家シリーズの全作品(だったはず)が主人公が朝起きるところから始まりますね。

| 名無し春香さん | 2014/01/24 10:14 | URL |

漫画と違ってアニメは最初のシーンが面倒なので特別な指定がない自宅ベースものだと
そういう感じにしがちなんだろうね

これも一時期の傾向かつ一部のグループの癖で必ずそういう訳でもなさそうだから
たまたま見た作品がそういうのが多かっただけだろうけど

|      | 2014/01/26 13:05 | URL | ≫ EDIT















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