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『おでかけタコりん』で思い出した「何故ゲームは面白いのか」

 DSiウェア『おでかけタコりん』をクリアーしました。まだオークションのアイテムとアルバイトはコンプリートしていませんが、そこまで続けると作業になっちゃうのでここでプレイを終えたいと思います。


 このゲームは、自分が巡回している各ブログで「どうやら絶賛されているっぽい」という記事が書かれていたのでその記事は読まずにそっとタブを閉じて、情報を入れずにプレイしてクリアー、その後にそれらの記事を読んでみて「なるほどー。このゲームをこう紹介するのかー」と楽しみました。


 おでかけタコりんが大変よかったのでバーチャルコンソールクエストさん)
 DSiウェア「おでかけタコりん」レビュー!彼らと素敵なおでかけを。絶対SIMPLE主義さん)


 このゲーム……「どこが面白いのか」をなかなか説明しづらいゲームなんですよね。
 「どこが面白いのか」すら分からずにプレイし始めて、「なるほど!ここが面白いのか!」と分かることまで含めて面白いというか。元が無料のブラウザゲームらしいので、なるほど確かに一時期自分がハマリこんだフリーゲームの楽しさに近いような。




 なので、今から「私が思う『おでかけタコりん』の面白さ」を書くのは“無粋”なんです。
 本当なら「みんな買え!」「そして、君達の中に芽生えた“面白い”という感情こそが答えだ!!」と言い切ってこの記事を締めくくるべきなんでしょうが……そんなことを書いても、「今まで買う気がなかったけど、この記事を読んだから500円出して『おでかけタコりん』買ってみよう」と思ってくれる人はそんなにいないということは長年ブログを続けてきて痛感していますし。

 発売から時間が経っている分、既にクリアー済の人も多いと思うので……書いちゃいます。






 『おでかけタコりん』が面白いのは、必ず“収穫”があるからだと思うのです。
 タコりんをおでかけさせると、必ず「アイテム」か「お金」を4つ持ち帰ります。
 「アイテム」はアイテム図鑑に埋まり、同じ「アイテム」がダブることはありません。「アイテム」の内訳は「装備」だったり「仲間」だったり「新しい場所に行ける道具」だったりするのですが、とにかく「アイテム」がたくさん集まればストーリーが進むというカンジですね。
 「お金」はストーリーが進むと「オークション」に使えて、「オークション」では「オークションでしか手に入らないアイテム」が手に入ります。


 つまり、タコりんのおでかけには「無駄足」がないんです。
 タコのくせに
 この「起動すれば必ず成果が上がる」という安心感が、ちょっとした空き時間についつい起動してしまう魅力になりますし、自分のプレイ時間の分だけタコりんが成長しているという感覚が味わえるのです。
 『ドラゴンクエスト』のレベル上げが何故楽しいかというと、積み重ねた時間の分だけ「キャラクターが強くなる」ことが分かるからです。『どうぶつの森』で延々と魚釣りや虫取りをしてしまうのは、「お金が溜まっていく」ことでキャラクターの生活が豊かになっていくからです。『おでかけタコりん』をついつい起動しておでかけさせてしまうのは、必ず「アイテムやお金を持ち帰ってくる」ので、アイテム図鑑が埋まったり新しいおでかけ場所が増えたりでタコりんが成長しているように思えるからです。


 『おでかけタコりん』はテキトーに描かれたようなグラフィック(失礼!)とは裏腹に、この感覚をものすごく大事にしています。おでかけを何度もすると、おでかけ時間を短縮するアクションが増えますし(これがとてもキモチイイ!)。「アルバム」や「ラクガキノート」や「オークション」などなど、おでかけして帰ってくるのが楽しくなるアイテムがどんどん手に入っていきます。
 遊べば遊ぶほど、タコりんの家が豪華になっていって、それが“成長”を実感させるという。




 アクションゲームやシューティングゲームなど「プレイヤー自身が“成長”していくゲーム」の場合、必ずしも自分が上達しているように思えるワケではないので……「自分には向いていないなぁ」と起動が億劫になってしまったり。
 謎解きアクションやアドベンチャーゲームなど「解法を思いつくかどうかのゲーム」の場合、起動してみたけど今日は全くゲームが進まなかったということもあるので……「自分には向いていないなぁ」と起動が億劫になってしまったり。



 それは「アクションゲームが好きな人/嫌いな人」「謎解きが好きな人/嫌いな人」と分類できるワケじゃなくて、今の自分のように「頑張ってアクションゲームを上手くなろう」という気分になれない時もあるんです。時間がない時、精神に余裕がない時、そういう時にはやはりそういうゲームの起動は億劫になっちゃうと思うのです。

 そういう時……起動すれば必ず“成長”に向かうゲームはすごくありがたい。上手くいかない実生活の中では、必ず“成長”してくれるタイプのゲームは癒しになるんです。
 『ドラゴンクエスト』のレベル上げはそうでした。
 『どうぶつの森』はそこから更に「ゲームオーバー」とか「ダンジョンの中で迷子になる」といった要素を抜いて、延々とベル稼ぎだけができるようになりました。
 『おでかけタコりん』はそこから更に「住民との約束」とか「お金のやりくり」などの面倒な要素を抜いて、ただひたすら“タコりんが成長するだけ”のゲームになりました。面白い部分だけを残して、面倒な部分を全部そぎ落とした―――そういう究極のゲームだと思うのです。



 なので、プレイ時間は短くなっちゃうんですけどね(笑)。
 自分は常にタコりんを走らせてプレイしていたので、オークション以外のアイテムコンプまでに「04時間」ほどでした(ネタバレ防止のため読みたい人だけ反転させてください)。個人的には500円のダウンロードゲームなんだから十分なプレイ時間だと思うのですが、ボリュームを求める人には短いゲームだと思われてしまうかもですね。


 このタイミングで出会えて良かったゲームでした。
 同じタイミングでひたすら歩数をカウントしている3DSの『ニコニコ』もそうですけど、プレイすればするほど成果が蓄積されていくというのは楽しいですよね。そういう意味で、日本でRPGというか育成ゲームが人気だというのも、(自分はこれまであまりその手のジャンルが好きではなかったのですが、)理由がよく分かりました。

(関連記事:我々は何が楽しくてゲームをするのか


| ゲーム雑記 | 17:58 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

RPGとかでダンジョンの行き止まりには
大抵宝箱が置いてあることに通じる話ですね

| 現実ゲーム | 2014/03/20 01:01 | URL | ≫ EDIT















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