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RPGにおける「とにかく敵のHPが高い」問題と、SRPGにおける「とにかく敵が多い」問題

 私は相変わらず『キミの勇者』プレイ中です。
 プレイ時間は20時間なので恐らく半分くらい進んだと思うのですが、雑魚敵のHPも高いので戦闘に時間がかかるのがつらくなってきました……1匹の雑魚敵を倒すのに4人全員でタコ殴りにして1ターンかかるので、3匹出てきたら3ターン、4匹出てきたら4ターンかかるのが確定してしまうという。エンカウントするたびにため息をついてしまいます。

 戦闘後にSPが回復するシステムがあるので、「ガンガン必殺技を使って雑魚敵を倒そう」ということなのかも知れませんが……この必殺技もキャラが動いたり喋ったりするのに時間がかかるので、使うのが億劫という。


 他のゲームだったら別にそういうものかと思うんですけど、「1プレイ30分のRPG」を謳っていて、そのために企業ロゴまで出なくしているのにとにかく雑魚戦に時間がかかるのは何なんだろうな……と、正直。




 さて、そこで思い出した話がありました。
 “強敵”だったり“難しい面”だったりを出すために、RPGだったら「とにかく敵のHPを上げる」とか、SRPGだったら「とにかく敵をたくさん出す」ことでしかゲームバランスを取れないゲームは“ダメなゲーム”だっ!という意見を、随分前にネットのどこかで読んだことがあったのです。

 その時は「そうかー」くらいにしか思っていなかったのですが、今とても実感しています。



 RPGでの「HPの高い敵」とか、SRPGでの「たくさんの敵」は、ただただプレイヤーの時間を奪うだけなんです。
 “難しい”のではなく“面倒くさい”だけ。

 あまりに倒すのに時間がかかってしまうのでこちらのMPや回復アイテムが尽きてしまう―――という“兵糧攻め”みたいなこともなくはないですが、「敵のHPが上がっても」「敵の数が増えても」それほど難易度は変わらないんだと思うのです(※1)
 実際、『キミの勇者』は回復アイテムをものすごくたくさん持てるので、どれだけHPの高い雑魚敵が出てこようとも、全滅の危機は全く感じないんですよね。『ドラクエII』の時のような「持てるアイテム数に限りがあってMP回復アイテムが超貴重なので、残りアイテムとMPと相談して進むか戻るか悩む」みたいなことにはなりません。

(※1:いや、SRPGでたくさんの敵に囲まれて一斉攻撃されるのはやっぱり難しいか(笑)。『ファイアーエムブレム』みたいに地形を利用して囲まれないように出来るゲームは別ですけど)



 私はこの他に「アクションゲームで一つのステージが長い」とか「アクションゲームでコンティニューポイントが少ない」のもあまり好きではありません。リトライした際に「やり直す箇所」が長くなってしまうので、やたら時間がかかるなーと思ってしまうからです。

 でも、本当に問題なのは“長い”ことではないと、この記事を書きながら思いました。
 “ただ長い”とか“同じことを延々と繰り返させられる”とか“ボリュームが水増しされている”と感じてしまうことこそが問題なのです。


 RPGにおける「敵のHPが高い」問題と、SRPGにおける「敵が多い」問題もそうです。
 本当の問題は「敵のHPが高い」ことでも「敵が多い」ことでもなく、“それでしかゲームバランスに変化をつけられない”ことにこそあるのだと思うのです。

 雑魚敵でもボス敵でも、バリエーション豊かな敵が出せず、ただ似たような攻撃をしてくる敵が「HPが高くなる」「数が多くなる」だけではそりゃ飽きてしまうし……飽きてしまうから「長い」「面倒くさい」と思ってしまうんでしょう。
 作っている人達だって「買ってくれた人がイライラするように敵のHPを上げまくってプレイ時間を水増しさせてやるぜ!」なんて思ってそうしているワケではないでしょう。さっきのダンジョンより強い敵を配置しようと考えた結果、そうなってしまっただけの話なんでしょう。

(関連記事:「ゲームに飽きるのは時間じゃないんだ」という当たり前な話



 去年プレイした『MOTHER2』や、今年プレイした『ドラクエII』が最後まで全く飽きることなく突っ走れたので気にしていなかったのですが。コマンドRPGって「プレイヤーを飽きさせない」のがムチャクチャ大変なジャンルのゲームなのではないかって思えてきました。

 プレイ時間が短いと中古に売られがちで、飽きさせずに長く遊ばせようとするとその分だけアイディアが必要で、多様な成長システムを採用すると「どんな育て方をしてもクリアできるように」しなくてはならないし……作っている人達も大変だったろうなと思います。ボロクソに批判した後に慌ててフォローしているみたいですけど(笑)。


 いや、ホント……このゲームを作った人や、このゲームを大好きな人からすると、「そんなに文句があるなら、こんな記事を書くんじゃなくてさっさと辞めて他のゲームを遊んでくれ!」と思われていそうで心が痛いんですけど。どうにかして……今回は最後までプレイしたいんです。一度放り投げてしまったゲームだからこそ。


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| ゲーム雑記 | 17:58 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ドラクエ•FFの製作者は自分達のつくったゲームと過去の作品とで遊び比べた方がいいと思う。何が足りないか、何を削ればいいのか。過去の自分から学べよ堀井。

| ひろ | 2014/04/21 21:25 | URL |

ポケットモンスターの場合はストーリー上はそこまでインフレしていないと思います。

| ああああ | 2014/04/22 11:07 | URL | ≫ EDIT

必要悪だからある程度は仕方ないです。
敵のHPが多ければ威力の差がある武器の違いを「何ターンで倒せるか」で表現できるので、ゲームバランスを取る手間を省けます。
逆に言えば敵のHPが少ないゲームは逃げずに直球でゲームバランスを取っていることが多い。
アイテムや武器や魔法の種類が少ない分、きめ細かなバランス取りが成されているゲームを、ちゃんとユーザーが評価し、ゲーム雑誌が評価すればいいんですが、現実は全く逆でボリュームの少ないゲームだと言って嘲笑うんですからね。
その歪みが大量のHPという形で現出しているわけです。

| 児斗玉文章 | 2014/04/22 18:34 | URL |

MOTHER2はホント良く出来てる
ドラムロールシステムのおかげで速攻全滅が無いから敵に無茶な攻撃(スターストームとか自爆とかは記憶に残る)を使わせる事ができるし
ある程度強くなったら戦闘に入らず倒したことになったりするし(アレ自分の成長が実感できて快感度も高い)

| ああああ | 2014/04/23 01:25 | URL |

よろしければメタルマックス4公式をお読みください
HPのバランスの取り方が語られています

| ああああ | 2014/04/23 08:35 | URL |















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