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この1枚の重みはお幾らだ?『ブタメダル』ファーストインプレッション

 とりあえずワールド2までクリアしました(やりこみは無視)。
 現在のところチャージしたのは400円です。


 「そういう機能を追加する」という告知は随分昔からされていましたが、7月22日のWii U本体更新で「SuicaやPASMOなどの交通系電子マネー」からニンテンドーeショップへの残高追加ができるようになりました。
 Wii UゲームパッドのNFC機能を使うので、今のところ3DSでの残高追加は出来ませんが、NNIDを作っていると3DSとWii Uにチャージされている残高が統合されるので―――Wii Uから追加した残高は3DSでも使うことが出来ます。


 さて……それを記念して、任天堂は『ブタメダル』というWii U専用のダウンロードソフトの無料配布を開始しました。このゲームはインターネットが繋がっている状態でのみ遊べるゲームで、遊べるのは8月31日までという期間限定のソフトだそうです。


WiiU_screenshot_GamePad_01850.jpg

 ゲームとしては超シンプル。
 ゲームパッドの右アナログスティックを弾いて、発射したメダルを「GOAL」のポケットに入れるだけです。アナログスティックを傾けると「軌道予測」が出るので思ったようにメダルを飛ばすのは難しくないのですが、「GOAL」のポケット数が増えたり、ワープを使ったり、ドクロのポケットがあったり、様々なギミックを用意して飽きさせない辺りは流石の任天堂のゲームです。


WiiU_screenshot_GamePad_01850_20140723233418654.jpg

 少ないメダル数でクリアするとステージごとにバッジがもらえて、☆を全て回収すると☆マークが付きます。☆は10枚集めると「ボーナスルーレット」が始まり、1枚~25枚のメダルがもらえます。なので、「少ないメダル数でクリアする」か「☆を回収する」かで絶妙に迷わせてくれるという。



 まぁ……ここまでは、単なる「超シンプルなゲーム」なだけなんですけど。
 このゲームの最大の特徴は、「メダル」の入手方法。

 発射したメダルは、「GOALポケットに入」っても、「失敗してフィールド外に落っこち」ても、1枚は1枚でなくなってしまいます。GOALポケットが4つあるステージは最低でも4枚のメダルを消費しますし、失敗すればするほどメダルをどんどん失ってしまいます。
 ゲーム開始時に30枚のメダルをもらえますが30分もかからずに全部なくなってしまうでしょうし、ボーナスルーレットで少しはもらえると言っても「1枚」とか「3枚」しかもらえない率が多いように思います。あっという間にメダル不足になってしまうのです。


 ―――で、このゲーム。
 正式名称を『電子マネー対応キャンペーン 残高追加のおまけであそべる!ブタメダル』と言うくらいで、このゲームからニンテンドーeショップに残高を追加すると「おまけ」として30枚のメダルをプレゼントしてくれて、これで続きが遊べるのです。

 言ってしまえば、これも1年位前から任天堂が力を入れている「Free to Play型のソフト」なのですが……2点、注意点を書いておきます。


 1つ目は、このゲームは「基本無料ゲーム」というより、「(このゲーム自体は)ずっと無料ゲーム」だということ。100円で30枚の「追加のメダルを買う」のではなく、ニンテンドーeショップに100円チャージするとついでに30枚の「追加のメダルがもらえる」だけで、この100円はeショップで使うことが出来ます。このゲーム自体は、どれだけ遊んでもお金がかからないのです。

 具体的な例を書きますと……
 このゲームの配信前、私のeショップの残高は658円でした。7月31日までのバーチャルコンソールのセールがあるので、『神トラ1』(700円)と『スパデラ』(600円)を買いたいのですが残高が足りません。ゲーム屋さんに行って1000円分のニンテンドープリペイドカードを買ってこようと思いました。そうすれば残高が1658円になって、700円と600円のソフトを買っても358円残りますからね。

 そうしたら、この『ブタメダル』が配信開始になりました。
 どうせ手元にPASMOがあるし、1000円のプリペイドカード買ってくるなら1000円分ここからチャージするかーと思って『ブタメダル』を始めることにしました(※1)。現在のところまで400円分チャージしたので、もらったメダルは120枚、自分はゲームが上手な方ではないと思いますがこれでワールド2まではクリア出来ました。なので、現在の自分のeショップの残高は1058円です。
 『ブタメダル』を遊べば遊ぶほどeショップの残高が増えるのでむしろ「このゲームを遊ぶとお金が増えるのでは!?」と錯覚してしまいそうになりますが、実際にはPASMOにチャージされていたお金がニンテンドーeショップに移っただけです(笑)。お金を移すだけでゲームが遊べると考えると、確かに不思議な感覚ですが。

 今後ワールドは追加されるそうですが、現在遊べるのはワールド3まで。
 元々プリペイドカードを買うつもりだった1000円分のチャージで、ワールド3の最後まではギリギリ遊べるかなーというところです。

(※1:これは自分が勘違いしていたのですが、『ブタメダル』はプリペイドカードからの残高追加も出来ました。詳しくは後述します)


 任天堂の「基本無料ゲーム」ということで、『だるめしスポーツ店』『スティールダイバー サブウォーズ』のようなものを想像する人がいるかも知れませんが……かなり違います。
 どちらかと言うと……去年の夏に行った「Wii Uのeショップに10000円チャージした人は1000円プレゼント」とか、マリオやぶつ森やピクミンのARソフトがおまけで付いてくるプリペイドカードとかに近いんだと思います。

 ダウンロード販売の促進のために「eショップに残高追加してくれたらサービスしますよ」という戦略の一環なので、「ゲームの一部分が無料+お金を払ってくれたら遊びが追加されます」という『だるめし』や『スティールダイバー』とは方向性が180度違うと思います。もちろんどっちがイイとかいう話じゃなくてね。





 2点目の注意点としては……
 『電子マネー対応キャンペーン』という正式名称ですが、別にSuicaやPASMOのような交通系電子マネーが必ず必要なワケではなく、ニンテンドープリペイドカードやクレジットカードから残高追加してもメダルはもらえるようです。

 公式サイトにはちゃんと「交通系電子マネーをお持ちでない方は、「その他の方法で残高を追加」を選択してください。クレジットカード、ニンテンドープリペイドカード、ニンテンドープリペイド番号でも残高が追加できます。」ってしっかり書いてありますね。

 これは「eショップに残高追加してくれたらサービスしますよ」という戦略の一環だと考えると、別に不思議はないですよね。利用者が使いやすい方法を選べばイイだけ。
 自分は今回PASMOからチャージをしたんですが、確かに便利なのは便利で、特に『ブタメダル』のように100円ずつチャージする機会にはとてもイイ方法だと思います。でも、プリペイドカードをコレクションしたいんで今後はプリペイドカードを買おうと思います(笑)。


 あー、そうだ。
 『ブタメダル』のメダルをもらうにはあくまで『ブタメダル』から残高を追加しなくてはいけません。「『ブタメダル』に備えて前日にeショップから5000円チャージしていたのに!」と嘆いている人を見かけたので、一応注意を。




 さて……ゲームとしてはどうなのかというと。
 これを書いている木曜日(配信から2日後)の時点でワールド2までクリアしていることから分かるように、私はかなり好きです。「買いきりのゲーム」にはない、ちゃんとこのゲームにしかない魅力を持ったゲームだと思います。

 ゲームとしては「アクションパズル」です。
 プレイヤーが出来ることはメダル発射だけですが、ギミックを利用してどう解くのかを考えたり、プレイヤーが予想しない形でギミックが作用してピタゴラスイッチ的にGOALポケットに入ったりするのが楽しいです。インターネット通信必須なので、ステージ切り替え時に若干の通信の待ち時間が入るのがネックですが、ゲーム自体はテンポが良くて爽快感のある「アクションパズル」と言えます。


 ただ、このゲームは「買いきり」だったらそんな面白くないとも思います。
 このゲームの肝は「メダル数が有限である」ことだと思うのです。

 私は元々1000円分の残高追加をする予定でした。ということは、100円ごとに30枚のメダル×10+最初からもらえる30枚=全330枚でこのゲームをクリアしなければなりません。ボーナスルーレットもありますが、「1枚」「3枚」「1枚」と続いたところでボーナスルーレットに期待するのはやめました(笑)。

 だから、1枚のメダルを発射するのに緊張感があるんです。
 無駄撃ちは出来ないぞ―――と、言いつつ。1つのステージで20枚とか消費しちゃうと「うわあああああ」と焦ったりして。



 しかし、この「無駄撃ちは出来ない」という心理がなかなか面白くて。
 例えば、こういう「無駄撃ちは出来ない」ゲームだったら……アーケードゲームだったら1プレイ100円とかを払っているからもちろん緊張感がありますし、スタミナ制のゲームだったら「次にプレイするには○時間待つか課金しなくちゃならない」という緊張感がありますよね。私はそのプレッシャーが苦手で、「お、お、おれが操作ミスをすると……ひゃ、ひゃくえんがむだになって……しまう……このひゃくえんがあれば、どれだけのものがかえ……ぎゃーーー!」となってしまうのです。だから、私はその手のゲームが苦手だったのですが。

 『ブタメダル』が消費するのは「お金」でも「時間」でもないんです。
 「eショップに残高を追加」することでコンティニューができるというのは、言ってしまえば「今後買うゲームのお金をチャージする」ことでコンティニューができるということで。「ゲームを買う」と「ゲームがコンティニューが出来る」という、なんだかもうよく分からない現象で。
 自分のように頻繁にダウンロードのゲームを買っている人間にとっては、「別に『ブタメダル』がなくても残高追加する予定だったし」って話なので。



 「無駄撃ちは出来ない緊張感」と「別に何も消費していない安心感」が両立している―――不思議なゲームなのです。
 今まで行ってきたこの手の施策と比較すると……マリオやぶつ森やピクミンのARソフトはそんなに興味が湧きませんでしたし、10000円チャージすると1000円もらえるキャンペーンとかよりも、ちゃんと「ゲーム」をオマケとして提供してくれる方が任天堂らしいと思いますし。このゲームは8月31日までの期間限定のゲームということなので、私としては今後もこういうゲームを出し続けて欲しいです。



 ただまぁ、これは私のように「頻繁に任天堂機のダウンロードゲームを買う人」だったり「元からニンテンドーeショップに残高追加する予定の人」だったりの感想であって。

 このゲームの目的の一つと推察される「無料のゲームはダウンロードしてくれるけど有料コンテンツは買ってくれない層に課金してもらう」という目的は、ちょっと厳しいかなとも思います。イジワルなステージはガンガンメダルが消費されて、ボーナスルーレットは「1枚」とか「3枚」とかが多いし、ステージをクリアしてもメダルはなくなるから「ミスしなければ少ないメダル数でクリアまで行ける」ワケでもないし……露骨な課金誘導ゲームと思われてしまうところもあると思うのです。
 もちろん、このゲーム自体には料金は発生しないんですけど「eショップに残高を追加する」ということ自体に嫌悪感を抱く層もいるでしょうから。


 当然このゲームの実績(ダウンロードした人の数と、このゲームからどのくらい課金追加されたのかという額)はデータとして任天堂に残るのでしょうから、これを受けて今後任天堂がどういう「Free to Play型のソフト」を提案してくれるのかなという期待もあります。

 個人的には今回のコレは相当「アリ」でした。

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※7月25日21時30分追記※
 ワールド3までクリアしましたー。
 結局チャージしたのは600円でした。残高1258円ということで、『神トラ1』(700円)と『スパデラ』(600円)を買うのにはギリギリ足りないという(笑)。終盤は結構ルーレットで10枚とか出たのでチャージする間もなくトントン進みました。100円分はやりこみでもしますかね。

 クリアしてみて思ったんですけど……
 恐らく普通にプレイしたら500~800円チャージくらいでクリアだと思うんですね。つまり、バーチャルコンソール1本分の値段になるように計算されているんじゃないかなと。特に現在600円と700円の期間限定セールをやっているワケで。これに合わせた調整になっているのかもと。

 「お金を払ってでも遊びたい!」という程でもないですけど、オマケで遊べるにしてはなかなかの面白さでした。ワールド4の追加も楽しみにしています。

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