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リメイク作品の適正価格とは

 これについてはコメントせざるを得ない……!

 『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会~オールスタースペシャル~』24年の時を経ていま蘇る!ファミ通.comさん)

 PS3で「くにおくん」シリーズの代表作『ダウンタウン熱血行進曲』が発売されるそうです。
 現時点で明らかになっている情報だと「種目」「登場キャラクター」「マップ」いずれもがファミコン版と同じっぽいので、「続編」というよりは「リメイク」という立ち位置のソフトですかね。横に広いワイド画面に、やたらリアルな背景、背景の観客のゴチャゴチャ感に、オンライン対戦対応―――と、3DS以降の「くにおくん」の路線を継承しつつ、PS3版らしいパワーアップをしているかなぁと思ったのですが。


 4800円[税抜](5184円[税込])


 お、おう………
 マジか……これからたくさんの追加要素が発表されるのかも知れないけど……24年前のゲームのリメイクをこの価格で発売するのか。
 「オールスタースペシャル」って言われてもファミコン版の時点で「ほぼオールスター」だったので、追加キャラがあったとしても「みすず」「しんじ」「さぶ」とか、「もるどふ」とか、いつものメンバーでしょ!どうせ!



 と、第一印象は「高い!」だったんですが……
 3DSで発売した『熱血硬派くにおくんすぺしゃる』も、『熱血硬派くにおくん』の25周年リメイクで税別4200円でした。それを考えると今回の『熱血行進曲』のリメイクが特別高いというワケではないし、くにおくんシリーズ初のオンライン対戦モードが入っている(※1)とすればこのくらいの価格は妥当だろうとアークシステムワークスさんは考えているのかも。あとは追加要素次第ですかねぇ。

(※1:家庭用ゲーム機では、という話。黒歴史を掘り返してはならぬ)


 個人的には……「くにおくん」シリーズはアーケードで生まれ、ファミコンで育ち、スーファミで死んだシリーズなので。過去作品のダウンロード販売をしようとするとどうしても任天堂ハードのバーチャルコンソールになるし、最近の新作も任天堂ハードで出ることが多かったので。

 敢えて「PS3専用パッケージソフト」で発売する今作がどのくらい売れるのかは気になります。Twitterの反応を見る限り、好意的な反応も少なくないみたいですしね。私はオンライン対戦自体が大嫌いなので買いませんけど(笑)。




 そう言えば……と、思い出した話題が。

 高精細画像で蘇る「バイオハザード HDリマスター」発売決定GAME Watchさん)

 『バイオハザード』は元々1996年にPS用ソフトで発売され、2002年にゲームキューブ用ソフトとして大幅リメイクされ、2008年にはWii版も出たものを、今回HDリマスター化してPS4&PS3&Xbox One&Xbox360&PCで発売するそうです。『FF4』と「何回リメイク&移植されたか対決」でもやっているんですかね?(※2)

(※2:『FF4』の製品展開『バイオハザード1』の製品展開

 そして、定価。
 様々な機種から出るし、限定版とかダウンロード版とかややこしいんですが……

 PS3のパッケージ版は税別3990円、PS3とXbox360のダウンロード版は税別3694円だそうです。
 『熱血行進曲』の税別4800円からすると「安い!」と思いかねませんし。リメイク前の作品と比較するのは筋違いかも知れませんが、リメイク前のゲームアーカイブス版が税別571円で遊べることを考えると……流石に高いかなぁ、というところ。ちなみにWii版はBest Price版が出ているので税別2000円で販売されています。



 ゲームのリメイク作品なんて今に始まった話ではありません。
 スーファミの頃から「ファミコンのリメイク作品」はありましたし、10年くらい前までは「あの懐かしの名作が最新機種でよみがえるんだ!」という喜びは確かにあったと思います。でも、今って「懐かしの名作そのもの」を安価でダウンロード販売しちゃっていますもんね。

 『熱血行進曲』のファミコン版は、Wiiでも3DSでもWii Uでもバーチャルコンソールで販売されています。価格は税別476円。
 「どうしてバーチャルコンソールを展開している3DSやWii UじゃなくてPS3でリメイク作を出すんだろう?」と最初は思ったのですが、476円の横に4800円の商品を置いても誰も4800円を手にしないでしょうから、「リメイク前の作品をダウンロード販売していないPS3」という選択肢は必然だったのかもと。




 当たり前なことですが、「過去作品をそのままダウンロード販売する」ことよりも「過去作品をリメイクする」方が大変なワケです。だから、バーチャルコンソールやゲームアーカイブスでは500~600円で売っているものを、リメイクすると何千円という定価になるのは仕方がないことだと思います。

 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』だって、Wiiのバーチャルコンソールでは税込1200円で売っていましたが、3DS版のリメイクを税別4571円で発売してそこそこのヒットになっています。
 リメイクじゃないですけど『ロックマン9』や『みんなでスペランカー』は、過去作品が税込500円でダウンロード販売されていたのに合わせて、新作の定価は税込1000~1200円に抑えましたが。その代わり、追加コンテンツを有料DLCとして売っていました。




 手はないワケじゃないし、絶対に売れないワケでもない。
 しかし、「わーい!○○のリメイクだー!」「○○の新作が出たぞー!」と手放しで喜べた時代とちがって、過去作品のダウンロード購入が出来る現在だと“過去作品の活用”ってすごく難しくなったなと思うのです。大金かけてリメイクしても、「そんなに高いのなら別にイイや」って言われかねない。

 それこそ、『ファイナルファンタジー7』なんかは「今のグラフィックでリメイクして欲しい」という要望が国内外から挙がっているなんて話ですけど。“今のグラフィック”で作ったら新作を作るくらいの開発費がかかるのでしょうから……ゲームアーカイブスやPC版が税別1429円でダウンロード販売されている状況で、「リメイク版の定価は税別8800円です!」って言われたとしてもみなさん買うんですかね?



 今回の『ダウンタウン熱血行進曲』の価格で条件反射的に「高い!」と思ってしまったことって、何かゲームの未来に対して重要な危機が潜んでいるんじゃないかって思わなくもないのです。

| ゲーム雑記 | 17:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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