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作品内にどこまで描いてイイのか

 最近話題になってしまっている『ハイスコアガール』とは関係あるようで関係ない話です。
 私自身が創作活動において「これは描いてイイのか」がよく分からないので、この記事を書くことで自分でその問題を整理できたらイイし、親切な誰かが教えてくれたらイイしと思って書き始めます。

 私が現実問題として困っているのは、この二点です。

・オリジナルの漫画(電子書籍として販売予定)の中に、「Twitter」という名称を用いてキャラクターが使用しているところを描いてイイのか。
・もし作中に「Twitter」という名称を使わない方がイイのならば、巻末の欄に「作者のTwitterアカウントはこちらです!」と書くのもマズイのか。


 もし「そんな疑問ならYahoo俺袋が完璧に答えてやるぜ!」という方がいらしたらコメント欄ででも教えてくださると助かります。Yahoo俺袋は漫画に描いたらダメだと思いますね。権利的な意味でも、男性器を連想させる的な意味でも。



 何故わざわざこんなことを心配し始めたかというと……
 『残響のテロル』という今季のノイタミナアニメがあります。東京でテロ活動を行う主人公達と、それを追う警察と、たまたまテロの首謀者と知り合ってしまった黒髪ショートカットでワンピースが似合うヒンヌー気味のいじめて属性な女子高生(かわいい)を描いている作品なのですが―――このアニメは現代を舞台にしていて、テロリストもインターネットで犯行予告を行うので、インターネットサイトが頻繁に登場するんですね。


 しかし……


 検索サイトは「Goodgle」
goodgle.jpg
<『残響のテロル』第4話より引用>


 動画共有サイトは「MeTube」
metube.jpg
<『残響のテロル』第4話より引用>


 インターネット百科事典は「ウィキペディオ」
wikipedio.jpg
<『残響のテロル』第4話より引用>



 もちろんこんな風に「みんなが知っているもの」をもじるのは、権利的な問題を避けるためだけでなく、定番のパロディみたいな理由もあるのかも知れません。映画やドラマに出てくる「毎朝新聞」とか、『グラスリップ』の祐くんの部屋に積んである漫画雑誌が「少年ステップ」だったみたいな話で(ホップ・ステップ・ジャンプってことね)。



 ただ……


amazon0.jpg
amazon.jpg
<『残響のテロル』第4話より引用>


 Amazonはamazonなんですよね。
 しかも、テロリストがテロに使う道具をamazonで購入してたって話なので、あんまりイイ使われ方でもないという。上の3つとの違いはサイト自体が描かれているワケではないということで、「サイトのデザイン」と「サイトの名称」の2つをそのまま描くのがマズイとか?

 いや……というか、現実的に権利問題が起こりそうなのって「サイトのデザイン」の方じゃないですかね。それこそ『ハイスコアガール』の問題も無許可で他社のゲームキャラクターを登場させていたことが問題だったので、キャラの絵を描いてしまえばキャラの名前をもじっただけでは言い逃れできるとも思いませんし……


 『残響のテロル』に登場するこれらのサイトは、日常的にそれらのサイトを使っている自分も「それ」と分かるようにデザインをきっちり真似ているので。これはイイのか?と思いつつ、これがもし「架空のサイト」で名前もデザインも全然違うものになっていたら、ストーリーの臨場感が一気に落ちてしまっただろうと思うのです。

 普段使っているサイトが出てくることで、「この物語は私達の世界と地続きの世界なんだ」と思える効果があるワケですしね。


 それこそ今、自分が計画している漫画の中に「Twitter」のようなものを出したいのですが、「ドナイナッター」みたいなカンジでオリジナルのSNSを名称もデザインも作り上げたとしても、読者にとって馴染みのないそのオリジナルSNSでは読者との壁が出来てしまいかねませんし。
 作中では「ドナイナッター」なのに巻末に「作者のTwitterアカウントはこちらです!」と書いていたら、「作品本編」がますます私達の世界から切り離されたもののように思えてしまいそうですし。


 例えば「最近の若者はメールじゃなくてLINEでやり取りしているんですよー」という話を聞いて、主人公がLINEを使うシーンを描いたとしたらLINE株式会社から「こらー!」って怒られたりしないんですかね。メールは特定企業のサービスじゃないから大丈夫だと思うけど、LINEはLINE株式会社のサービスだし……

 「この記事を書くことで自分でその問題を整理できたらイイ」と書き始めたんですけど、だんだん何もかもがアウトに思えてきました。
 写メとかセロテープとかもダメだろうしし、スマホ描くのもiPhoneをモデルに書いたらアップルから怒られそうですし、道路の車も電柱も通行人が履いている靴も現実にあるものをモデルにして描いてはダメな気になってきたので。もう登場人物全員全裸で背景真っ白な漫画でイイんじゃないかな!これはエロでも手抜きでもないんです!誰の権利も侵害しない漫画を描くためにはこれしかないんです!!


 それを言うと、この記事の引用画像も怒られそうですよね……
 ブログの中に作品名を出しても怒られそう。

 もうダメだ!明日からおっぱいの記事しか書けない!
 おっぱいだけは我々を裏切らない版権フリー!今後はずっとおっぱいの話を書き続けよう!これはエロではないんです!誰の権利も侵害しない記事を書くためにはこれしかないんです!!(9行ぶり2度目)




 あー。と、突然思い出した話。
 『いなり、こんこん、恋いろは。』原作漫画の中に、どう考えてもあのゲーム機に見えるゲーム機が登場するのですが、名前が「WOO」。ここまでなら「Goodgle」や「ウィキペディオ」と同じなんですが、遊んでいるゲームソフトは「マリカー」って思いっきり言っているんですよ。でも、「マリオカート」とは言わない。

 これって商標登録の問題か。
 「Wii」という名称は商標登録されているので「WOO」に変える。
 「マリオカート」や「マリカ」も商標登録されているけど「マリカー」はされていないので、「マリカー」で押しきれる――――こんなところですかね。


 ということで、重要なのはここかな。

<以下、引用>
 Twitter商標を利用するにあたり、事前連絡は必要でしょうか?

 事前連絡は必要ありません。ロゴの使用に関しましては、「Twitter登録商標の利用ガイドライン」ご参照ください。尚、「○○ × Twitter」のような、Twitter 社が協力していると誤解しかねない表現はおやめください。

</ここまで>


 ということは……漫画の中にTwitterという名前を出すのは問題ないってことでイイんですかね?サイトのデザインはどうなんでしょう。普通に考えて「そのまま描きました!」って言ったら問題が起こりそうな気がするけど、「Twitterやるよ!」というシーンなのにサイトデザインが全然違うのも問題ありそうな……


 他のサイトはどうなのかなーと思い、ちょっと検索かけてみました。
 Googleはこちら。書籍などで「インターネットで検索をする方法」みたいな説明のために使うのは構わないみたいですね。映画やテレビの中で使うには「使用許諾」を申請する必要があるみたい。

 YouTubeはこちらかな。英語でリクエストを送信して承諾を得なくてはダメだそうです。

 Wikipediaはどれだろう……ここのページですかね。Wikipediaそのものを紹介することには許諾の手続きは必要ないし、良識に委ねているとのこと。ということは、ここも作品内に登場させてイイってことですかね。

 一番気になるAmazonの商標ガイドラインのページは、すごく難しい国の言語で書かれているのですが……頑張って読んでみたところ「承認された以外の方法では使ってはダメ」というみたいですね。
 どうして『残響のテロル』の中にAmazonだけ「amazon」で出ていたんでしょう。小文字にしたからOKってワケはないでしょうし。



 ということで、当初の疑問だった「漫画の中でキャラクターに使用させてイイか」は、TwitterとWikipediaに関してはOKで、その他は申請しなさい――――ってことでイイんですかね?もし「それは違うよ!」というYahoo俺袋の方がいらしたらコメント欄ででも教えてくださると助かります。

| ひび雑記 | 17:53 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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