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Wiiから引き継がれた“革命”、引き継がれなかった“革命”

 なんか……唐突に『Wiiの間』のことを思い出したので、『Wiiの間』に限ったことではなく「Wiiが成そうとした“革命”」について語りたくなりました。

 最近ウチのブログを読み始めた人は私のことを「任天堂ファン」だと思っているかも知れませんが、それは誤解です。私は「Wiiのファン」です。
 スーパーファミコン以降は任天堂機に一切触っていなかった私が、2005年の次世代機発表に衝撃を受けて、「任天堂の今の社長って岩田さんって人なのか!」というところから始まり、すっかり任天堂ウォッチャーになって、「Wiiと連動するから」という理由でニンテンドーDS Liteも買ったのです。

 全ては「Wiiというゲーム機」が好きで、「Wiiが成しえようとした“革命”」に共感したからで―――同じ任天堂から発売されるゲーム機であっても、3DSやWii Uの「Wiiっぽくないところ」は別に好きでもなんでもありません。


 革命=レボリューションというのはWiiのコードネームで、実際Wiiというゲーム機は「今までのゲーム機がやらなかったことをやろう」としてきました。
 そうした“革命”には成功したものもあれば、成功しなかったものもあって……それは当時、ウチのブログでも頻繁に話題に出してきましたけど―――任天堂のゲーム機がDS&Wiiから3DS&Wii Uに移行した際、「引き継がれたもの」「引き継がれなかったもの」があるのだから。「成功したけど引き継がれなかったもの」「成功しなかったけど引き継がれたもの」もたくさんあると思うのです。


 時代が3DS&Wii Uに移った現在だからこそ、それらを語っていこうかなと。

(関連記事:Wiiが成し得なかった“革命”~その1.アイディア勝負のWiiウェア
(関連記事:Wiiが成し得なかった“革命”~その2.予備知識の要らないゲーム
(関連記事:Wiiが成し得なかった“革命”~その3.クラシックコントローラの呪縛
(関連記事:ボタンがごっちゃになってしまう病

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・「体を動かすゲーム」→ △
 Wiiを象徴するソフトと言えば、Wiiリモコンを振ってプレイする『Wii Sports』や、バランスWiiボードの上で体を動かす『Wii Fit』でした。もちろんその他にもヒット作はたくさんあったのですが、「今までにないWiiでしか遊べないゲーム」としてこの二作はWiiを象徴するソフトとなっていましたし、アレは紛れもなく“革命”だったと思います。

 そういう一時代を築いた“革命”が、その後どうなったかと言うと……
 任天堂自ら、「Wii Uはそういう路線じゃないよ」と切り捨ててしまったんですね。

 「Wii Uは体感ゲーム機ではない」という任天堂のCM戦略

 『ニンテンドーランド』のように「体を動かすゲーム」が入ったソフトもCMではその姿を見せず、『Wii Sports』や『Wii Fit』の続編よりも『ピクミン』『ゼルダ』『マリオ』を軸にした商品展開で「Wii Uはゲーマー向けのゲーム機ですよ!」というスタートを切りました。


 その結果、ゲーマーからもWiiユーザーからも見向きもされなかったという……
 というのが昨年夏の話で、そこからWii Uは分かりやすくファミリー路線に切り替えた「ファミリーパック」というものを用意して。『Wii Fit U』『Wii Sports Club』でWiiユーザーを取り込もうとしました。正直、それが成功しているのかは分かりませんが……
 ということで、“革命”が引き継がれたかどうかを考えると、「引き継がれたけど当初は軽視されていた」ので△にしました。


 「むしろキネクト2同梱のXbox Oneの方が“革命”を引き継いでないか?」と思っていたのですが、Xbox OneもPS4に対する劣勢でキネクトを同梱しないバージョンを出すことになったので……この路線はどの陣営も上手く引き継げていない感はありますね。


・「片手で動かせるコントローラー」→ ×
 Wiiのソフトを象徴するのが『Wii Sports』や『Wii Fit』だったら、Wiiというゲーム機を象徴していたのが「片手で動かせるコントローラー」Wiiリモコンだったと思います。
 「ゲームを遊ばない人にも怖がられないコントローラ」を目指した結果、片手で持てるコントローラーになり、振る遊びやポインティングでの遊びを提供できるようになった―――それまでにも「片手で動かせる周辺機器のコントローラー」はありましたが、Wiiリモコンは標準搭載だったことが“革命”でした。


 Wii Uはその路線を引き継がず、両手で持つWii Uゲームパッドを前面に押し出したゲーム機です。
 しかし、そこは重要ではありません。重要なのは、片手で操作できるWiiリモコンはWii U本体のセットに同梱されなかったという事実です(※1)

 これは↑で述べた「体を動かすゲームへの決別」への意図もあるでしょうし、コストの問題も大きかったと思うのですが……その結果、Wii UにとってのWiiリモコンは周辺機器にしかならず、「Wiiリモコンを活かしたゲーム」の発売は今後も期待出来なくなってしまいました。

 『Wii Sports Club』はWiiリモコンプラス専用のゲームですし、『Wii Fit U』はWiiリモコンプラス必須のモードが幾つかあります。『ピクミン3』のようにWiiリモコン+ヌンチャクに対応したゲームもあります。
 しかし、『Wii Fit U』の時に「Wiiリモコンプラス持っていないからこのモードが出来ない……」という嘆きをMiiverseで散々見かけたように、周辺機器はみんなが持っているワケではないから遊べない人が出てくるし、遊べない人のことを考えてWiiリモコンを活かしたゲームを発売しづらい状況になるんじゃないかと思うのです。

 それこそWiiでWiiリモコンプラス対応のソフトがそんなに出なくて、Wiiリモコンプラス専用の『スカイウォードソード』があまり売れなかったあの二の舞になりそうだと。なので、Wii UはWiiリモコンには対応していますが全ての内蔵ソフトがWiiリモコンだけで動かせるワケではありませんし、“革命”を引き継いだかどうかは×が妥当だろうと思います。

(関連:Wii後継機は「片手のWiiリモコン路線」か「両手の従来型コントローラ路線」か
(関連記事:『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』はWiiモーションプラス専用ソフトです
(関連記事:Wii UにWiiリモコンプラスは同梱されるのか問題
(関連記事:Wii Uの発売日は12月8日に決定!ベーシックとプレミアムの2種類!

(※1:前述のファミリーパックのように同梱されているバージョンもあるのがややこしい。ニンテンドーネットワークプレミアムの期間終了に合わせて、プレミアムセットを廃止して全セットにWiiリモコンプラス同梱してくれないかなぁと思っているのですが……果たして)


・「バーチャルコンソール」→ ○?
 これは別にWiiだけが始めたことではないので「Wiiが成しえた“革命”」ではないと思うんですけど、Wiiのバーチャルコンソールが凄かったのはラインナップだと思うので、そこは立派に“革命”かなと加えました。バーチャルコンソールとは、過去のソフトを安価にダウンロード販売するサービスです。

 Wiiのバーチャルコンソールが凄かったのは……

・ファミコン(149本)
・スーパーファミコン(104本)
・NINTENDO64(20本)
・メガドライブ(92本)
・PCエンジン(125本)
・NEOGEO(76本)
・マスターシステム(15本)
・MSX(15本)
・バーチャルコンソールアーケード(79本)
※ 本数はWikipedia参照

 という多くの機種のソフトがWii1台で遊べたことです。
 もちろん過去に発売された全部のソフトがダウンロード販売されたワケではないので「バーチャルコンソールには○○がない!」という不満はよく言われていましたが、そんな不満が出てくるほどの期待が持たれたこと自体が凄いとも言えます。


 さて、これが3DSやWii Uにどう引き継がれたかと言うと……

<3DS>
・ファミコン(111本)
・ゲームボーイ(68本)
・ゲームボーイカラー(19本)
・ゲームギア(22本)
・PCエンジン(4本)
※ 本数はWikipedia参照
※ 2014年5月までのラインナップで、3Dクラシックスなどのリメイクものは除いた数字だと思います。


<Wii U>
・ファミコン(87本)
・スーパーファミコン(65本)
・ゲームボーイアドバンス(27本)
・ニンテンドーDS(←まだ正式サービス前:1本)
・PCエンジン(16本)
・MSX(7本)
※ 本数はWikipedia参照
※ 2014年9月17日までのラインナップです。


 もちろん対応している機種のソフトも、Wiiで出ていたもの全てが3DSやWii Uで出ているワケではないのですが。それ以上に「64、メガドラ、ネオジオ、マスターシステム、アーケード」は一体……という不満はあります。Wii U内のWiiモードではもちろん遊べますが、Wii U用のバーチャルコンソールとしては引き継いでくれていないんですね。

 ただ、Wiiでは配信されなかった「ゲームボーイ(カラー)、ゲームギア、ゲームボーイアドバンス」の配信が始まり、DSのソフト配信も予告されていて、例えば『MOTHER2』や『マーヴェラス』など「Wiiでは配信されなかったスーファミソフトの配信」なんかもあって。
 ラインナップそのものはWiiから引き継げていないと言えても、「多くの過去作品をダウンロードして遊べるようにしよう」というコンセプトは引き継がれているとも思うので「?」付きの○にしました。

(関連記事:Wii UのバーチャルコンソールはWiiよりもこんなに進化している!



・「アイディア勝負のWiiウェア」→ ◎
 これも別にWiiだけが行ったことではなく、むしろXbox360やPS3から比べても後発のサービスだったと記憶しているのですが……これが岩田社長にとっての悲願だったのは過去のインタビューからも分かるので、Wiiで成しえようとした“革命”の一つとして考えようと思います。パッケージソフトとは違う、安価なダウンロードソフトの販売を始めることでアイディア勝負のソフトを生み出そうという流れでした。

(関連記事:Wiiが成し得なかった“革命”~その1.アイディア勝負のWiiウェア


 Wiiウェアではそれが全く狙い通りにいっていませんよねというのが2009年に書かれた上述の記事ですが、Wikipediaのタイトルラインナップのページを見てみると2009年はまだソフトが出ているピークの頃なんですね。むしろ、2010年から一気にタイトル数が減ってしまっています。
 話題性として盛り上がったのは、2008年後半の『ロックマン9』とか2009年前半の『珍道中!!ポールの大冒険』辺りの時期ですかねぇ。


 しかし、Wiiウェアではそれが上手くいかなかったとしても、DSiウェアは「開発費」「売値」をともに低く抑えられるからかパッケージソフトなんてとても出さないような規模のメーカーでも参入していて、DSiショップの不満点を改善したニンテンドー3DSのダウンロードソフトではそれが花開きました。
 この夏の3DSのダウンロードソフトは毎週のように話題作が発売されていて、良い意味で悲鳴が上がっているような状況でしたものね。Wiiウェアがパッとしなかった頃や、DSiショップが酷かった頃の記事を読み返すと、感慨深いものがあります。

 Wiiでは成しえなかった“革命”を3DSでは成しえたということで◎にしました。

 Wii Uは…そうでもないような……
 いや!『クニットアンダーグラウンド』は面白いですよ!

(関連記事:あぁ…DSiウェアのタイトルが酷い
(関連記事:まだまだDSiウェアのソフトが発売されるワケ



・「ゲーム以外の機能の提供Wiiチャンネル」→ △
 「家族みんなが触るゲーム機」を目指したWiiは、「ゲーム以外の機能」をWiiチャンネルとして提供していました。「ゲーム以外の機能」の提供なんて他機種でもやっていることですが、たくさんある「ゲーム以外の機能」をWiiチャンネルと名前を付けて一まとめにすることでパッケージングしたとも言えるので。これもまぁ“革命”かなと。だんだんこじつけくさくなってきたとか言わない!

 Wii Uにはこれを引き継いだ「Wii Uチャンネル」というものはありませんが、Wiiチャンネルが提供していたサービスの後継や代用はある程度出来るようにはなっているんですね。公式サイトを頼りに、Wiiチャンネルをまとめてみましょう。

・写真チャンネル
・似顔絵チャンネル→ Miiスタジオとして引き継がれている
・お天気チャンネル→ インターネットブラウザで代用可
・ニュースチャンネル→ インターネットブラウザで代用可
・インターネットチャンネル→ インターネットブラウザがあります
・Wiiショッピングチャンネル→ eShopとして引き継がれている
・みんなで投票チャンネル
・Miiコンテストチャンネル
・みんなのニンテンドーチャンネル→ eShopとして引き継がれている
・デジカメプリントチャンネル
・きょうとあしたの占いラッキーチャンネル
・Wiiスピークチャンネル→ Wii U Chatとして引き継がれている
・出前チャンネル→ 出前館として引き継がれている
・テレビの友チャンネル→ NintendoTviiとして引き継がれている
・Wiiの間
・YouTube→ Wii U版もあります
・Hulu→ Wii U版もあります

 半分以上は実は引き継がれているんですね。
 「ゲーム以外の機能」はWii Uで新たに加わった『Wii Street U』や、本体に内蔵された『WiiカラオケU』、映像関連では『ニコニコ』『バンダイチャンネル』なんかが加わっています。

 3DSでもサウンドやカメラ等「ゲーム以外の機能」が充実していますしねぇ。

 以前書いたように、私は「Wii伝言板」『写真チャンネル』『Miiコンテストチャンネル』『みんなで投票チャンネル』の復活を望んでいるので完璧に引き継がれたとは言えませんが、路線としては継承されていえるとも言えるので△に。



・「独自の映像配信サービスWiiの間」→ ×
 さて!これだ!
 2009年5月~2012年4月までの期間に提供されていたWii専用の映像配信サービス『Wiiの間』。Wiiの間自身が番組を作るのではなく、任天堂と電通が協力して設立した「Wiiの間株式会社」が仲介役になって、番組制作会社と広告企業をつなげて、作られた番組をWiiの間で配信する―――というイメージだったと思います。

 こうした映像配信サービスは3DSには引き継がれ、『いつの間にテレビ』『ニンテンドービデオ』等がありましたが。現在は全てサービス終了してしまっています。

 まぁ、正直なところ……「わざわざ任天堂がやらなくても」とは当時から思っていました。
 ニコニコ動画のような映像配信サービスが存在している現状、任天堂が『Wiiの間』を作るよりも、3DSやWii Uでニコニコ動画が観られた方が喜ぶ人は多いでしょうしね。


 ただ、『Wiiの間』の「社長が訊く」を読み返してみると結構面白くて、「広告の再定義」「好きな番組をオススメしあう」「視聴者の満足度を把握」などのキーワードが出ていて―――やろうとしていることは基本無料のSNSだったと言えるのかも、と。
 もし、ゲーム機能とWiiの間が切り離されていなくて、「Wiiの間の中で専用ゲームが遊べる」という仕様でフレンドの人達ともっと繋がれる仕組みだったら面白いことになっていたかもと思います。そういう方針に進むには、「知らない人とフレンドにはなれない」という当時の任天堂の方針がネックになるんですけどね。

(関連記事:「フレンド以外との通信プレイ」を解禁した任天堂の未来は

 それはさておき。全く引き継がれていないので×なのは×です(笑)。



・「電源オフでもデータを受信するWiiConnect24」→ ◎
 懐かしい言葉!WiiConnect24
 「24時間眠らないゲーム機」というコンセプトで、電源オフの状態でも豆電球1つくらいの消費電力のスタンバイモードにしておくことでメッセージなどが届くというシステムでした。私がWii購入前に一番期待していたシステムだったのですが、結果的に言えば大して活用はされませんでしたね。

 フレンドからの手紙や、任天堂からの手紙が時々届いているくらいで……


 ということで、私の中の「Wiiのガッカリ機能TOP5」に入る機能だったのですが。
 もう、今や3DSにもWii Uにも欠かせない概念になっていますよね。名称は引き継がれなかったけど、同じような機能は引き継がれています。

 3DSの「いつの間に通信」は分かりやすい。
 3DSをスリープモードにしておくことで、無線LAN経由でデータが受信される機能です。今思うとアレは「Wii伝言板」のスーパーパワーアップバージョンだったと言えるのが『いつの間に交換日記』でした。「Wii伝言板」は一人から一人へメッセージを送信できる機能でしたが、『いつの間に交換日記』は一人からフレンド全員へ日記を送信できる機能でした。

 次第に過疎化していきましたし、色んな問題があって現在はサービス停止状態なのですが……スタート時の盛り上がりは本当に凄くて「俺がWiiConnect24に期待したのはこういうのだったんだよ!」と感涙していましたよ。


 それと、3DSは「すれちがい通信」の方も「ゲーム機を持って出歩くと、帰った時に変化がある」という機能なのでWiiConnect24の方針を引き継いでると言えますし、Wii Uにはこれといった名称はありませんが「スタンバイ時に任天堂からのお知らせや更新データを自動受信する機能」がありますし「Miiverseに送られた情報がゲーム内に反映される」なんかはWiiConnedt24がやりたかったことのように思えます。

 なので、文句なしの◎
 Wiiでは上手く実現出来なかったことの方が、3DSやWii Uに引き継がれているとも思いますね。



・「3秒で起動」→ △
 「何のこっちゃ」とお思いの方もいらっしゃると思うので説明しますと、Wii発売の半年前―――2006年6月の任天堂経営方針説明会にて、岩田社長は「ゲームが生活の中に溶け込むには起動時間の短縮が大事」と仰っていました。N-Stylesさんにその際の書き起こしが残っているので、どうぞ。

 「3秒で起動」はもちろん目標であって公約ではありませんが、当時の自分は「据置機のロード時間」にウンザリしていた時期なので「社長自らこれが大事だと思っているのなら期待できる!」と胸を躍らせたものでした。


 さて、そこから半年後―――
 今度はWii発売直前の『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』の「社長が訊く」からです。

<以下、引用>
岩田「あ、いい機会だから、最初に起動時間についてお話ししておきましょうか。
 Wiiの電源を入れてから『ゼルダ』が遊べるまで、最終バージョンでどのくらいの時間がかかるんですか?」

宮本「ええと、Wiiを起動させると、コントローラの持ち方の解説とかそういう注意文を読んでもらう時間もあるので、一概に何秒というのは言いにくいんですけど、体感的には快適に始まると思います。
 ちょっと試してみましょうか。

 特に最近のゲーム機はメモリーが大きくなった分ロードに時間がかかるのが当たり前になってきてますけど、それに甘えないように作ってるつもりです。」

※ 動画を観ている:ディスクを入れていない状態だとソフトが始まるまでにおよそ60秒かかる

岩田「起動してからディスクを入れるとディスクの認識に少し時間がかかりますが、
 ディスクが入ったまま電源を切って次回に続きを遊ぶための起動では、より快適に起動しますよね。」

宮本「ええ、さっきまで遊んでいたディスクのままで次に遊び始める時は、フラッシュメモリを使って少しでも起動を早くできるようにしたり、スタッフのこだわりを見て欲しいですね。」

※ 動画を観ている:ディスクが入っている状態だとソフトが始まるまでにおよそ40秒かかる

岩田「快適に始まるというのは私も実感しているんです。
 でも、Wiiの開発コンセプトを決めたときから、『3秒で起動することを目指そう』と二人で開発陣に言い続けていましたけど、まだまだ達成できてないですね。」

宮本「そうですね。
 チャンネルからWiiメニューに戻ったり違うチャンネルと行き来するのに思ったより時間がかかっていてテレビのチャンネルを行き来するより遅いやないかって、気になってるとこなんです。」

※ 動画を観ている:『似顔絵チャンネル』からWiiメニューに戻るのに、およそ8秒

  これからシステムをアップデートする機会にもっと快適になるように、詰めていきたいとこですね。今でもパソコンの起動を考えたらすごく快適ですけど僕としてはまだ満足できてないですからね。テレビのチャンネルを切り替えるようなスピードに少しでも近づけていかないと。」

岩田「 はい、このWiiメニューに戻るときの時間は、私も特に気になっているところです。
 今回はインターネットやディスクソフトを通じて、システムをアップデートする機能を用意しましたから、先に買ってくださったみなさんも常に更新してもらえると思います。」

</ここまで>
※ 改行・強調など引用者が一部手を加えています


 全然実現できていなかった……
 3秒と40秒じゃ全然違いますよ!
 この後のアップデートでうんぬんという話がありますが、体感ではそれほど変わったという印象はありませんでした。我が家のWii本体は居間にあるのでちょっと確認できないのですが。



 さて、Wii Uはどうかというと……
 Wii U発売当初の起動の遅さにはビックリしまくりでしたが、やはりそこは任天堂も気になっていたらしく、今度こそ数度のアップデートで起動が早くなり、今年の6月には「クイックスタート」という新機能が付きました。Wii U本体は今手元にあるので、ストップウォッチで測ってみましょうか。

・『スーパーマリオブラザーズ』(バーチャルコンソール)→およそ30秒
・『Wii Fit Uキャンペーン版』(DLソフト)→およそ35秒

 あまり変わっていないような……(笑)
 なので、「起動時間の短縮を目指そう」という心意気は買いますし、実際クイックスタートが導入されてから私のWii U起動率は格段に上がりましたが、「Wii Uは起動時間が短い」とまでは言えないので△にしました。

 聞いた話によるとXboxOneは起動がムチャクチャ早いんですってね。
 そういう意味では、XboxOneこそが真のWiiなのかも知れない!!(謎)

 ちなみに3DSは「電源を切らずにスリープモード推奨」なので、ゲームの途中で蓋閉じて→蓋開けて再開が常態化しています。なので、起動時間は1秒ないくらい。3DSこそが真のWiiかも知れない!



・「体を動かすゲーム」→ △
・「片手で動かせるコントローラー」→ ×
・「バーチャルコンソール」→ ○?
・「アイディア勝負のWiiウェア」→ ◎
・Wiiチャンネル→ △
・Wiiの間→ ×
・WiiConnect24→ ◎
・「3秒で起動」→ △

 こう見ると、「Wiiで成功していた要素」ほど引き継がれていなくて、「Wiiではイマイチだった要素」の方が3DSやWii Uでリベンジされようとしているように見えます。『Wiiの間』はかなり微妙ですけど……前のゲーム機と同じことをするのではなく、前のゲーム機がやり残したことにこそ取り組んでいるとも言えますね。バーチャルコンソールも、Wiiにはなかった機能が追加されているワケですし。

 そう考えると……Wiiリモコン路線を捨てたのも任天堂らしいっちゃらしいし、それこそが“革命”だというのならWii Uもまた「Wii路線からの“革命”」だと言えるのかも知れないとかうんたらかんたら。“革命”の後に“革命”を起こすと『大富豪』だと結局元に戻るんですけどね(笑)。

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| ゲーム雑記 | 20:41 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

FC→SFCのように従来機のパワーアップ路線もあったので
WiiUはWiiリモコンのパワーアップ路線であって欲しかったなあ
とも思います


DQ10ユーザーからすれば自動更新機能は神機能で
その点はよくやった!と賞賛しますけどw

| 現実ゲーム | 2014/09/10 21:03 | URL | ≫ EDIT

コンテストチャンネルはqrコードで代用出来ているので、なくなったのかなと思いますよ。

それに、著作権的にアレなのが任天堂の管轄内から外に出せたのも大きいかも。

トモダチコレクションの時はお世話になりました。

| ああああ | 2014/09/11 08:43 | URL |

長文失礼します。

私の中ではWiiやDS以降の路線は、現行ハードの常識や当り前を壊すことで新たな可能性を引き出そうとしている節があります。大抵のゲーム機は「長い時間、1つの画面を見て両手でコントローラを握っている」ことが特徴ですよね?

DSやWiiU:2画面にすることでどうゲーム性が変わるのか
Wiiリモコン:片手操作でも面白いゲームができるのか
ヌンチャク:肩の負担が減るのではないか

任天堂的にはあの手この手でユーザーを増やし、サードに斬新なアイディアを引き出そうとしているんだと思います。でも、周りが追従できていない。「わざわざ2画面にする必要あるの?」とか「下画面を強要するような操作周りにするな」とか。

任天堂とユーザーとサードの溝を埋める何かがWiiU浮上のきっかけかもしれません。

| メア | 2014/09/12 22:30 | URL |

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| | 2014/10/07 15:39 | |















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