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面白くなかったゲームにも、「レビュー」を書くべきか

 私はこのブログに自分が遊んでみて「面白かったゲーム」「好きになったゲーム」を紹介する記事を書いていますが、来年からこの「ゲームの紹介記事」に点数を付けようか悩み中です。どうしてそんなことを考えているかの経緯は、こちらこちらに書いているので……その話がしたい人はそちらをどうぞ。


 私が今日の記事で書きたい悩みは、それに関連した話です。
 遊んでみて「面白くなかったゲーム」「好きになれなかったゲーム」も紹介するべきか。


 これまでの私は「紹介すべきではない」と思っていたので、そうしたゲームを遊んでも特に紹介記事は書きませんでした。これは別に「みんなもそうするべきだ!」と言いたいワケではなくて、私がこのブログでやりたいことに相応しくないと思っていたからです。

 一つには、「面白くないゲーム」を紹介されて誰が喜ぶのかという理由。
 世の中にはたくさんのゲームがあります。最近発売されたものだけじゃなく、過去に発売されたゲームも合わせていけば膨大な量になるでしょう。その中から特に「これは面白い!みんなにも遊んで欲しい!」と思ったものを紹介していけば、そのゲームを遊んで喜んでくれる人がいるかも知れなくて、そうすればそのゲームを好きな私も嬉しいし、そのゲームへの恩返しにもなると思います。
 でも、そんな膨大な量のゲームの中から「このゲームはつまらない!みんなは買うなよ!」と言ったところで、「別に言われなくても買わないよ……」としか思われないんじゃないのかと思うのです。


 もう一つの理由は、私は「私にとっての面白い/面白くない」はものすごく偏っていると自覚しているんです。
 どんなによく出来たゲームであっても、「3Dアクション」とか「レースゲーム」というだけで「何が面白いのかサッパリ分からない」と思ってしまうし。逆に「アクションパズル」や「探索ゲーム」は、多少の粗があっても「それでも面白いからイイんだ!」と絶賛してしまいがち。

 色んなジャンルのゲームに精通している人ならば「このゲームはつまらない!みんなは買うなよ!」という記事を書くことで、「買うか迷っていたけどあんまり面白くないのかー」と参考になると思うのですが。
 私の場合は最初からジャンルによる好き嫌いが激しいので、例えば「3Dアクション」のゲームに対して「このゲームはつまらない!みんなは買うなよ!」と書いたところで何の参考にもならないと思うんですね。

(関連記事:何のためにレビューを書くのか



 ということで……私はこれまで「面白くなかったゲーム」「好きになれなかったゲーム」は紹介してきませんでした。しかし、来年から「ゲームの紹介記事」に点数を付けるべきかを悩んでいるのと並行して、「面白かったゲーム」「好きになったゲーム」だけを紹介しても意味がないんじゃないのか……と考えるようになってきました。

 具体的に……例えば、最近私が紹介記事を書いた「面白かったゲーム」「好きになったゲーム」に点数を付けてみましょう(数字は適当です)。

『クニットアンダーグラウンド』10点
『魔神少女』9点
『マリオブラザーズ』8点
『クインティ』9点

 こんな風に点数を付けていけば、恐らく「コイツ……8~10点しか付けねえなぁ」と思われてしまうと思うんです。
 私にとって「面白かったゲーム」「好きになったゲーム」だけを紹介するのだから、そりゃ高得点のものばかりになるのが当然なんですが……恐らく点数を見た人は「コイツの点数は基準が甘い」としか思わないんじゃないかと推測できます。
 
 また、こう並べると……「8点」がすごい低い数字に見えてきますよね。
 「10点」と「9点」と「8点」の中では「8点」が一番低いから、私からすると「面白かったゲーム」として8点という高得点をつけているつもりなのですが、読む人からすると「今までで一番低い点数だ」としか思われないんじゃないかと推測できます。

 実際……例えばAmazonの星4つの評価とか、Pixivの星8つ~9つとかは、本当は高い点数のはずなのに「満点ではない」というだけで低い評価を付けられたかのように思っちゃいますもんね。


 これは「レビューに点数を付けなければ問題はない」と言うワケでもなくて、点数を付けようが付けまいが、レビューで絶賛しかしていないと「絶賛することが当たり前」のようになってしまうので……「8点」以上のゲームだけ紹介記事を書くのではなく、遊んだゲームは全て、「6点」のゲームや「2点」のゲームであっても紹介記事を書くべきではないのかと悩んでいるのです。


 しかし、そうすると最初の話にループしちゃうんですね。

・「面白くないゲーム」を紹介されて誰が喜ぶのか
・「私にとっての面白い/面白くない」はものすごく偏っている

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 これは別にゲームに限った話ではなく、「世間では絶賛されているけど自分にはちーーーーーっとも面白さが分からないもの」というのはあります。
 私がゲームクリエイターだったら、面白くないゲームを遊んで「どうしてこれはみんなから絶賛されているのか」を分析することも大事だと思いますが、私はただの一消費者です。一消費者としてのゲームは「娯楽商品」でしかないので、「つまんない」ものは「つまんない」し、みんなが絶賛しているから面白くなるなんてことは絶対にありません。


 だから、「絶対に買うべき!」「みんなが面白いと思う傑作」「本体と一緒に買っても損はしない!」と世間で絶賛されているゲームを私が遊んでも、「全然面白くない。2点」って付けることもあると思うんですね。
 そうするとコメント欄が炎上、「信じられない」「どうかしている」「きっとコイツは○○を貶すために企業に雇われているに違いない」「そうでなければ宗教的なアンチだ」とファンからの袋叩きにあって、「○○を批判したヤツがいたぞーーー!」とTwitterで拡散されて、「タイトルしか読んでないけどクズだと思う」「こういうヤツがいるからゲーム業界は苦しんでいるんだ」とはてなブックマークのコメントが付いて、「アクセス数稼ぎのためにこういう記事を書くようになったんですね。失望しました」とか言われるに違いないです。というか、本当にあったことだわ全部。


 でも、じゃあ叩かれるのを恐れて……「このゲームはファンが多いから、2点じゃなくて7点くらいにしておくか……」とやったら、点数を付ける意味なんてなくなってしまうと思うんですね。それこそファミ通が人気シリーズの最新作には高得点を付けるしかなくなったのと同じようなことになってしまいます。

 そもそもさー、そういうネット上で絶賛されているゲームを私が「何が面白いのかさっぱり分からない」と書いたら、「なら今すぐそのゲームをやめてもう二度とそのゲームの話題を書かないで下さい」って言われて。
 そうして否定的な意見を抹殺した上での「ネット上で絶賛されている」とか何の意味があるんだよって話だし、それで「どうしてこんなに面白くてみんなが絶賛しているゲームが売れないんだ!」とか言っているの、バッカじゃねえのって思いますけどね。“もう二度とそのゲームの話題を書かないで下さい”って言われているから、タイトルは書きませんけど。




 えーっと……
 閑話休題、元の話に戻ります(笑)。

 そうなると、恐らく私は「(自分にとって)面白くなさそうなゲームには手を出さない」となると思うんですね。正直に「2点」と書いて炎上するのがイヤだから……無難に、好きなジャンルや好きなシリーズしか遊ばなくなってしまうことでしょう。
 しかし、それだと例えば「3Dアクションゲームが嫌いだった自分でもコレは楽しかった!3Dアクションゲームが苦手だった人も、これなら楽しいよ!」みたいなものには出会えなくなってしまいます。“そのゲームを遊んで喜んでくれる人がいるかも知れなくて、そうすればそのゲームを好きな私も嬉しいし、そのゲームへの恩返しにもなる”という、「ゲームの紹介記事」を書く元々の理由はどこに行ったのやら。



 とすると……

1.「炎上」なんか知ったこっちゃねえよ!と、「面白くなかったゲーム」も紹介する
2.「絶賛しかしない」で何が悪いんだよ!と、「面白くなかったゲーム」は紹介しない


 さぁ!このブログの未来はどっちだ!


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| ゲーム雑記 | 17:54 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

絶賛でも酷評でもやまなしさんの批評は面白いからどちらでも楽しみです。(小声)

| ひまじん | 2014/11/12 00:11 | URL |

どちらにせよ、何かを発信するのですから、「目的」が大事かと思います。
もしくは、点数を付けるにせよ付けないにせよ、プレイしたゲームの全てをレビューしてしまう、と言うのはどうでしょう?

| へたれ | 2014/11/12 10:41 | URL |

何故つまらないのか淡々と列挙していくのは、何が自分にとっていいのか悪いのか整理できるんで有益ですけどね。
他の人が自分の好きなゲームの悪い点を挙げてもそれが単なる悪意や嘲笑でなければためになりますし。

| 児斗玉文章 | 2014/11/12 17:51 | URL |

結局は何のためにレビューを書くかって所でしょうね。
好きな物を広めたいのなら良い評価に偏るでしょうし、叩きたい物を叩くためなら逆になるでしょう
仕事なら仕事なりの事情が加味されてきますし、個人ならそれこそ個人的感情こそ第一にすらなりましょう。

否定意見に文句が出るとすぐ封殺がどうこう言われますが、そもそも褒めてばかりだからダメってわけでも否定しておけば偉いってこともありません。
自分でスタンス決めてそれに忠実に行っておくしかないんじゃないでしょうか。
それでも何かしら望まない反応は来るでしょうから、それについてはもう発信するか否かの問題になっていきますけども。

| 名無し | 2014/11/12 22:22 | URL | ≫ EDIT

ブログの冒頭に基本方針などを書いた短い記事を置くのが、ひょっとしたら一番手っ取り早いんじゃないでしょうか?
そのうえで面倒なコメントがくれば「ああコイツは冒頭の短い記事も満足に見てないんだな」って心情的にも割り切りやすくなりますし。

| ああああ | 2014/11/13 10:31 | URL |















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