やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

『SHIROBAKO』第7~10話に登場する元ネタ解説

※ この記事はテレビアニメ『SHIROBAKO』第10話「あと一杯だけね」までのネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。

 第3弾です!

 『SHIROBAKO』第1~2話に登場する元ネタ解説
 『SHIROBAKO』第4~6話に登場する元ネタ解説

 1~3話と4~6話は、話のまとまりとしても脚本家の担当としても「3話完結」だったのですが……どうも7話以降は、7~8話も9~10話も(多分11~12話も)「2話完結」みたいですね。
 それがよく分からなかったので、10話放送時点で「10話と11話は話が繋がっているのか?」と迷ってしまい、11話を観て「10話と11話は繋がっていないんだな」と確認した上で10話までの元ネタ解説の記事を書くことにしました。遅くなって申し訳ないです。

 11話については直接ネタバレしないように心がけるつもりですが、「11話を観たから分かっていること」はあると思うので何となく文章からそれが伝わってしまうかも知れません。気になる人は、11話を観てから読んでもらった方がイイかも知れないですね。


 「アニメ初心者の人にも、『SHIROBAKO』に出てくる元ネタが分かるように」という狙いで書き始めた記事ですが、正直なところ私もよく分からない元ネタも多く出てきますし、そのことでお叱りを受けることも多いので……「なんでこんな記事を書き始めちゃったんだろう」「もっと詳しい人が書いてくれたらイイのに」と思わなくもないです。


◇ 第7話「ネコでリテイク」

○ 『ぷる天』の説明の時に出てくる字幕
shirobako7-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第7話より引用>

 ここまで説明する必要があるかは分かりませんが一応(笑)。
 ニコニコ動画のコメントのパロディです。
 ニコニコ動画(公式サイト)は2006年に設立された動画共有サイトで、最大の特徴は視聴者が動画にコメントを残せるところです。コメントは「この動画の何分何秒に投稿された」ということが反映されるので、上記の画像のように動画の内容に合わせたコメントが流れてくるんですね。自分はニコニコ動画はあまり観ないので詳しくないんですけど、ニコニコ動画好きな人からするとこのコメントは割とリアルらしいです。ワケの分からないコメントも流れているところが(笑)。

 「ニコニコ動画の定番」なのかは分かりませんが、自分がネット上などでよく見かける「定番のコメント」をピックアップして元ネタを解説しようと思います。

 「ざわ…ざわ…」は『賭博黙示録カイジ』や『アカギ~闇に降り立った天才~』などで知られる福本伸行さんの漫画でよく見られる表現で、場の空気がざわめく様子を書き文字で表しています。ニコニコ動画などで使われる時は、「これから何かが起こる」時に使われるのが定番だそうです。

 「世界よ、これがアニメーションだ」は2012年の映画『アベンチャーズ』の日本公開時のキャッチコピー「日本よ、これが映画だ。」のパロディだと思われます。「日本よ、これが映画だ。」は日本映画と日本市場に対する“上から目線”のキャッチコピーということが話題になり、多数のパロディが公式・非公式問わずたくさん出てきましたが……ここで使われているのは日本のアニメを自虐している“下から目線”の表現ですね。

 「おや?美少女のようすが……!!」は、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズでポケモンが進化する時の「・・・・おや!?○○のようすが・・・・!」という文章が元ネタだと思います。『ポケモン』だと「可愛かったキャラが進化してゴツくなってしまった」みたいなことがあるので、作画崩壊をそれに合わせているんですかね?

 「qぁwせdrftgyふじこlp」は、キーボードの「Q」のキーと「A」のキーに指を置いて右に滑らせることで出てくる文字列です。文章では表現できない気持ちを表現する時に使ったり、何者かに襲撃されるなどしたダイイングメッセージのように表現したりします。

 「腐ってやがる。早すぎたんだ」は、1984年のアニメ映画『風の谷のナウシカ』に出てくる台詞です。具体的な話はネタバレになるので書きませんが、とあるものが溶け崩れていく様を見た登場人物が発した言葉なので、『ぷる天』の作画崩壊に対して使われるのは忠実なパロディのように思えますが。ネットスラングとして使われる時は、腐女子に対する表現として使われることが多いそうです。


○ 「福山敦美さん」
 絵麻が「2ヶ月で動画から原画に上がった」と言っていて、宮森が「天才」と評した人。
 元ネタは「福島敦子さん」ですかね。ゲーム『ポポロクロイス物語』シリーズのキャラクターデザインとしても有名ですけど、1980年代から様々なアニメの原画を描いていたアニメーターさんです。WEBアニメスタイルにインタビュー記事があったので読んでみると、確かに「動画の期間はあまりない」と仰っていますね。しかし、本人も理由が分かっていないみたいですが(笑)。



◇ 第8話「責めてるんじゃないからね」

○ 『ハムカツ』
 宮森かおりの同僚が「昨日観た?」と訊いてきたドラマ。
 「羅針盤がなくてもこの海は渡ってみせる!」が決め台詞で、同僚がウンザリしていた……ということは、別に元ネタがあるとかじゃないってことでイイのかな。悪口言う場合、元ネタがあると色々まずそうですし。

――12月21日13時追記――
 コメント欄にて、「ハムカツ」は「ドラマのタイトル」ではなく「主演俳優の愛称」ではないかという指摘がありました。確かにそのシーンを見返してみると「昨日のハムカツドラマ観たー?」という台詞なので、「ハムカツ」という愛称の俳優が主演をしているドラマみたいですね。木村拓哉さんを「キムタク」と呼ぶようなもので。

 作中で思いっきり悪口を言っているので、誰か元ネタかは明言しない方が良さそうですけどね……(笑)



○ みやざきいさお
○ ほそかわいずる

 タローが目標と言っていた「名前で客を呼べるアニメ監督」。

 「みやざきいさお」の元ネタは恐らく「宮崎駿」さん。こんな超有名人の解説が必要なのかは分かりませんが一応(笑)。
 テレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』のメインスタッフ、『未来少年コナン』の監督を務め、1979年には『ルパン三世 カリオストロの城』でアニメ映画監督デビュー。『風の谷のナウシカ』の漫画連載と映画監督を務め、スタジオジブリの創設以後は『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などなど代表作は挙げきれないほど。
 『風立ちぬ』を最後に長編映画の制作からは引退を表明していますが、間違いなく日本一有名なアニメ監督でしょう。

 「ほそかわいずる」の元ネタは「細田守」さんでイイのかなぁ。
 1999年~2000年に『劇場版デジモンアドベンチャー』の監督を二作担当して注目を集め、その後スタジオジブリの『ハウルの動く城』の監督に抜擢されるも企画が頓挫(『ハウルの動く城』は後に宮崎駿さんによって作られる)。
 その後、『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』や『明日のナージャ』の演出を経て、2006年に公開された『時をかける少女』の監督として再度注目を集めることに。その後の『サマーウォーズ』も大ヒット、スタジオ地図を立ち上げて、その後の『おおかみこどもの雨と雪』も大ヒット。来年の夏には新作映画『バケモノの子』の公開が予定されています。

 タローの言うとおり、現時点で「名前で客を呼べるアニメ監督」に最も相応しい人は、細田さんで間違いないでしょう。


○ 短井監督
 タローが一緒に仕事をしたいと言っていた監督で、文脈からするとカナンで仕事している監督みたいですね。『ロボハル』の監督かどうかは微妙な……

 この名前じゃなかったらスルーしていたと思います(笑)。
 元ネタは恐らく「長井龍雪」さんでしょう。2003~2005年の『まぶらほ』シリーズの監督補佐を務め、2006年の『ハチミツとクローバーII』で初監督、2007年のサンライズ35周年ビッグプロジェクト『アイドルマスター XENOGLOSSIA』でも監督を務めました。どうも……この時期までは、正直「厄介なことが起こった作品のまとめ役に奔走させられる人」という印象だったのですが。

 2008年の『とらドラ!』、2009年の『とある科学の超電磁砲』、2011年には『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』と大ヒット作を連発し、アニメファンからは「今一番新作が楽しみな監督」として注目を集めるようになりました。現在は2015年公開予定の映画『心が叫びたがってるんだ。』の制作中みたいですね。

 長井監督が仕事を一緒にしているアニメ制作会社は、サンライズ、J.C.STAFF、A-1 Pictures辺りなのでカナンの元ネタもこの辺なんですかね。自分は以前はサンライズ=カナン説を唱えていましたが、現在はA-1 Picturesが一番しっくり来るかなぁと思っています。


○ タイタニックから脱出する乗客に演奏を続ける楽団員
 カナンに行く落合に対してあーだこーだ言っているタローが自分を喩えたもの。これは別にアニメじゃないし、有名な話だけど、世代によっては分からないと思ったので一応解説。

 1912年のタイタニック号沈没事故の際に、「乗客達が落ち着いて救命艇に誘導されるように」とウォレス・ハートリー率いるバンドが沈みゆくタイタニック号の中で最後まで演奏を続けたという逸話があるのです。1997年公開の映画『タイタニック』でもこのシーンは描かれていたので、知っている人も多いと思います。

 しかし、バンドメンバーは全員亡くなってしまうので、タローのこの喩えは「流石タローだぜ!」という喩えですね(笑)。



◇ 第9話「何を伝えたかったんだと思う?」

○ ウェスタンエンタテイメント
 メーカーP葛城さんの会社。
 あれ……第1話に台詞が出てきた「バーナキョーダイ社」が葛城さんの会社で、『えくそだすっ!』の円盤を作っているのかなと思っていたんだけど。そういうことではないのか。『えくそだすっ!』のメーカーPが葛城さんで、葛城さんが「ウェスタンエンタテイメント」の人ならば、『えくそだすっ!』のブルーレイ&DVDは「ウェスタンエンタテイメント」から出るんだと思います。

 検索してみたら「イースト・エンタテイメント」というテレビ番組の企画制作などを手がけている会社はあったんだけど、ここはテレビアニメは扱っていないみたいなので元ネタとしては微妙。特に元ネタはないのかも知れませんね。ちょっと分かる人がいたら教えてくださると助かります。


――2月26日23時追記――
 コメント欄にて、葛城さんのモデルが元バンダイビジュアル所属で現在フロンティアワークス所属の轟豊太プロデューサーであると教えてもらいました。そして、「フロンティア」とはそのままの意味ならば「最前線」ですが、アメリカ合衆国の歴史においては「まだ開拓しきっていない西部の地域」という意味なので「ウェスタン」となったのではないかという説をいただきました。
 私もこれはかなり「上手いもじりだ」と思ったので、可能性は高いと思いますし、こうであって欲しいなと思います。

 フロンティアワークスはアニメイトによって2002年に設立された音楽・映像ソフト製作・販売会社で、『マリア様がみてる』『ひぐらしのなく頃に』『STEINS;GATE』なんかが有名かなと思います。
 情報ありがとうございました。



○ 『第三飛行少女隊』
 武蔵野アニメーションとウェスタンエンタテイメントが「アニメ化」として企画提案している大人気作品。どうも原作は漫画みたいですね。

 表紙の絵から察するに女のコが戦闘機に乗って戦う作品らしいです。
 元ネタがありそうで、なさそうな……『えくそだすっ!』に元ネタがないように、『第三飛行少女隊』にも明確な元ネタがあるワケではないと思います。


○ 夜鷹書房
 『第三飛行少女隊』の出版社。
 「○○書房」という名前の出版社はたくさんあるんですけど、「もじりとしてピンと来る出版社」で「漫画や小説を出している出版社」がイマイチ思いつかないですね。半藤さんが割とカンジワルイキャラですし、業界ものとしてカンジワルイものとして描くのは元ネタに失礼でしょうし。これは元ネタがあるわけじゃなくて「元ネタのない架空の出版社」じゃないかなぁと思います。

 とか言って、私が思いつかないだけで、しっくり来る元ネタの出版社があったらどうしましょう(笑)。


――12月21日13時追記――
 コメント欄にて、「夜鷹書房」の元ネタは「富士見書房」ではないかという指摘がありました。言われて見れば確かにしっくり来ます。
 「富士見書房」→「一富士」、「夜鷹書房」→「二鷹」とも考えて。
 「富士見書房」→「3(見)」、「夜鷹書房」→「4(夜)」とも考えられますし。

 何より富士見書房は漫画も小説も出していますからね。
 “カンジワルイキャラ”って書いちゃったけど、どうしましょう……(笑)



○ 『オーダーは亀ですか?』
○ 『とあるお寺の即身仏』
○ 『SSDRII』
○ 『甘城アミューズメントパーク』
○ 『ボールウォッチーズ』
○ 『強気サドル』
○ 『望遠機動隊 amuse』
○ 『ダンツィヒ回廊のエカテリーナ』


 本田さんが眺めていた「とあるネットショッピングサイト」のアニメブルーレイ&DVDランキングの、『えくそだすっ!』以外の作品名です。何度か出ているものもありますね。一応、上から順に書いていきましょう。

 『オーダーは亀ですか?』の元ネタは恐らく『ご注文はうさぎですか?』公式サイト)でしょう。2014年4~6月に放送されていたアニメで、喫茶店を舞台に女のコ達の日常を描いて視聴者の心をぴょんぴょんさせてくれました。

 『とあるお寺の即身仏』は、第1~2話の元ネタ解説でも触れたように『とある魔術の禁書目録』が元ネタだと思われます。

 『SSDRII』第1~2話の元ネタ解説にチラッと書きましたが、G.I.STAFFの作品みたいですね。元ネタはちょっと思いつかないんですけど、何かありますかねぇ。

 『甘城アミューズメントパーク』の元ネタは、恐らく現在放送中のアニメ『甘城ブリリアントパーク』公式サイト)です。制作は京都アニメーション、絵麻の憧れの人がいる会社ですね。消滅寸前の遊園地を主人公が立て直していくお話です。

 『ボールウォッチーズ』は、こういうセンスが私は好きです(笑)。
 元ネタは恐らく『ストライクウィッチーズ』公式サイト)。2008年にアニメ1期、2010年にアニメ2期が放送され、その後もOVAや劇場版が展開されている人気アニメです。女のコ達が戦う姿が「パンツ じゃないから恥ずかしくないもん! 」という名言を生んだ……というか、私は観たことがないのでこういうふわっとした説明しか出来ないんですねゴメンなさい。

 野球用語で考えて「ストライク」を「ボール」に置き換えただけでなく、サッカー用語である「ボールウォッチャー」(守備側がボールを見てしまってマークを外してしまうこと)ともかけているという。こういうセンスが私は大好きです!

 『強気サドル』の元ネタは『弱虫ペダル』でしょう。
 これはあんまりひねりがなくてイマイチ(笑)。
 『弱虫ペダル』(公式サイト)は現在もアニメが放送中の自転車競技を題材にした作品で、2013年からアニメ1期、2014年からアニメ2期が放送されています。

 『望遠機動隊 amuse』は4~6話の元ネタ解説にも出てきた『攻殻機動隊』の新プロジェクト『攻殻機動隊 ARISE』が元ネタだと思われます。2013年から全4部として公開された映画で、原作(士郎正宗さん)、劇場版(押井守さん)、S.A.C(神山健治さん)に続く『第4の攻殻』と呼ばれているらしいですね。

 『ダンツィヒ回廊のエカテリーナ』は10話のサワラ・スタジオのシーンで出てくるアニメです。元ネタは分からなかったのだけど、検索してみたら『異国迷路のクロワーゼ』じゃないかと言っている人がいて、なるほど分からんでもないと思いました。
 『異国迷路のクロワーゼ The Animation』は2011年にアニメ化された作品で、19世紀後半にフランスに渡った日本人の少女を主人公にした作品だそうです。

 「ダンツィヒ回廊」が何だかよく分からないんですが、「ダンツィヒ」と「ポーランド回廊」を足した地名ですかね……「回廊」には「細長い領土」と「建物などを取り囲む廊下」という意味があって……迷路を回廊に置き換えて、かつ回廊にくっ付ける言葉としてダンツィヒを持ってきたとすると、元ネタとしてはしっくり来るかなと思います。
 

○ shinanon
shirobako9-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第9話より引用>

 本田さんが眺めていた「とあるネットショッピングサイト」。
 ロゴが思いっきりamazon公式サイト)なんですが……どうして「信濃」?

――12月21日15時追記――
 コメント欄にて、「アマゾン川」と「信濃川」をかけているんじゃないかという指摘がありました。納得です。
 「アマゾン川」は世界最大の流域面積の川で、論争にはなっていますが「世界で一番長い川」という説もあります。「信濃川」は「日本で一番長い川」です。この二つをかけていると考えると、なかなかひねりのあるもじりですね。



○ 『ズーパークストーリー』
 美沙の勤める会社「スーパーメディア・クリエイションズ」の社長が、昔海外でCG制作をしていた作品。

 最初に名前を聞いた時は『ジュラシック・パーク』が元ネタかなと思ったのだけど……美沙が「動物が可愛かった」と言っているし、「ストーリー」と付いているし、『トイストーリー』みたいなキッズ向けに(も)作られている映画が元ネタかなと思ったら。10話に映像が思いっきり出ていました(笑)。

shirobako10-4.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 『アイスエイジ』とか『ザ・ペンギンズfrom マダガスカル』辺りのイメージですかねぇ。
 『アイスエイジ』公式サイト)は2002年公開のCGアニメ映画。数万年前の氷河期に入ろうとした地球を舞台に、マンモス・ナマケモノ・サーベルタイガー等の奮闘を描いた作品です。

 『ザ・ペンギンズfrom マダガスカル』公式サイト)は、2005年公開のCGアニメ映画『マダガスカル』のスピンオフ作品で、2008年からアメリカで放送されました。動物園の秩序を守るペンギン達の話ということで『ズーパークストーリー』の名前に相応しそうなんですが……スーパーメディア・クリエイションズは「創立10年にも満たない会社」という台詞があるので、年代的にちょっと合致していなさそうですね。


○ 『野球のプリンス様』
 しずかがガヤとしてデビューした作品。略して『やきプリ』。
 ということで、元ネタは『テニプリ』こと『テニスの王子様』で間違いないでしょう。

 ちなみに、登場人物には「越後」「備後」「晋作」「涼」がいて、「越後」は『テニスの王子様』の「越前リョーマ」のパロディみたいです。他のキャラは分からん……『テニプリ』は10年くらい前までは読んでいたんですけど、とんと記憶がなくて。


○ 明日川 源
 『やきプリ』の音響監督。
 モデルは恐らく「明田川 仁」さんです。マジックカプセル所属の音響監督で、父親も音響監督の「明田川 進」さんです。「明日川 源」のモデルは見た目と年齢が近そうな息子さんの方かなと思います。


○ 永井 つかさ
 『やきプリ』の主演声優。
 しずか(20歳か21歳)より年下だけど何本も主役をやっているとか。CV.は山岡ゆりさん。矢野さんとの兼役なので多分元ネタの人はいませんよね……?

 しかし、そう考えると……兼役ではなかった相馬れなは、今後また登場してきそうな……


○ 『グランスピード2』
 美沙の勤める会社「スーパーメディア・クリエイションズ」がCG制作を頼まれたゲーム。
 リアルな車が出てくるレースゲームで考えると、『グランツーリスモ』と『ニード・フォー・スピード』を合わせたのが元ネタというカンジですかね。

 『グランツーリスモ』公式サイト)は1997年に第1作が発売されたSCEのレースゲームです。現在は『6』まで発売しています。実在する大衆車や高級車などがリアルな挙動で動くのでレースゲームというよりかは「ドライビングシミュレーター」とも言えますね。

 『ニード・フォー・スピード』は1994年に第1作が発売されたEAのレースゲームです。現在までにたくさんのシリーズ作品が出ているので、どれが何やらよく分かりません(最新作の公式サイトはコレかな?)。実在するスポーツカーが多数登場し、2014年には実写映画化もされました。


○ 舞茸しめじ
 『えくそだすっ!』の脚本を書いている人。この流れを見ると、シリーズ構成も担当していると思われます。きのこ+きのこというペンネームから「奈須きのこ」さんが元ネタじゃないかと言っている人も見かけたんですが、「奈須きのこ」さんはアニメの脚本家ではなくてゲームのシナリオや小説を書く人なので可能性は低いと思います。

 多分、モデルのいないアニメオリジナルのキャラじゃないですかねぇ。


○ 『月の子チョビヒゲ』?
shirobako9-2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第9話より引用>

 まだあったのか武蔵野アニメーションの過去作。元ネタは多分『星の子チョビン』です。
 『星の子チョビン』は1974年に放送されたアニメで、制作はスタジオ・ゼロ。石森章太郎さんの原作で、アニメと同時に漫画も連載されていたそうです。検索したらスタジオ・ゼロは1971年に解散したという話も出てきたんですが、一体どれが真実なんでしょう……



◇ 第10話「あと一杯だけね」

○ サワラ・スタジオ
shirobako10-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 元ネタは、検索してみたところ「スワラ・プロ」公式サイト)がロゴがそっくりでそれっぽいですね。「スワラ・プロ」はアニメ・映画・ドラマなどの音響効果制作、音響制作をする会社だそうです。

shirobako10-5.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 この画像を見てから……こちらのページの、一番下の画像を見てください!
 似てる!!水槽の位置が違うけど!

 「河野幸泰(こうのゆきやす)」のモデルは、名前の似ている「今野康之(こんのやすゆき)」さんという役員の方がいらっしゃるみたいなのですが……流石に音響効果の人の写真は検索しても出てきませんね。


○ 『ラットハンター』
○ 『ライオンになった王様』
○ 『バルーンおばさんとペット』
○ 『ドラゴンとタマ』
○ 『ミュータントサーモンズ』
○ 『終わりのない旅』
○ 『思い出の魔法都市』
○ 『空色物語』
○ 『秘密の竜骨』
○ 『路地裏カフカ』
○ 『幻想(上)』

shirobako10-2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 美沙の部屋の本棚にあったDVDや本のタイトル。
 勘弁してくれよ、美沙……

 『ラットハンター』は絵柄が『トムとジェリー』っぽいし、『トムとジェリー』も「ネズミを追いかけるネコの話」なんだからこれが元ネタでイイですかね?『トムとジェリー』は1940年代から制作されているアメリカのアニメで、映画、テレビ、OVAなど様々な展開がされています。
 『トムとジェリー』はCGアニメ化の動きもあったみたいなんですが、現在までには作られていないみたいですね。

 『ライオンになった王様』の元ネタは『ラマになった王様』ですかね?
 2000年に公開されたディズニーの長編アニメーション作品で、日本では2001年に公開されました。南米のとある国の王様が魔法使いによってラマに変えられてしまうというお話です。画像では「3D」という記述があるけど、『ラマになった王様』は3D映画じゃないですよね多分……

 『バルーンおばさんとペット』は、元ネタが『カールじいさんの空飛ぶ家』でイイのかなぁ……「ペット」と「空飛ぶ家」は全然もじっていないので、もっとしっくり来る元ネタがあるのかも。『カールじいさんの空飛ぶ家』は2009年公開のピクサーのCGアニメ映画です。
 最近テレビ放送もされていましたね。録画はしたけどまだ観ていないので、どういう話なのかはまだ知りません!観る前にネタバレしたくないんで!!

 『ドラゴンとタマ』の元ネタは多分『ヒックとドラゴン』です。
 『ヒックとドラゴン』は2010年公開のドリームワークスのCGアニメ映画です。ひ弱な少年ヒックがドラゴンとの交流で成長していく話です。

 『ミュータントサーモンズ』の元ネタは恐らく『ミュータントタートルズ』です。
 元々は『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』という名の1984年に出版されたアメコミで、1987年にアメリカでテレビアニメ化されました。日本では1991年にNHK BS2で『アイドル忍者タートルズ』という名で放送された後、1993~1995年にテレビ東京で『ミュータントタートルズ』という名で放送されて人気になりました。
 2000年以降も定期的に新作が作られていて、2012年のシリーズ(日本では2014年放送)はフルCGアニメになったそうです。映画は1990年と1993年に実写映画化され、2007年には『TMNT』という3DCGアニメ映画になり、2014年にはマイケル・ベイ製作の映画『ミュータント・タートルズ』(公式サイト・音が出ます)が大ヒットして続編の制作も決まったそうです(日本での公開は2月)。
 
 美沙が持っているのは、2007年のフルCGアニメ『TMNT』ですかねぇ。

 ここまでがDVD。
 美沙の持っているDVDは、全てアメリカのアニメ(CGアニメもある)となっているのが特徴です。『アンデスチャッキー』が好きな宮森さんや、なにわアニメーションの堀内さんに憧れている絵麻とはちょっと違うんですね。
 
 『終わりのない旅』 『思い出の魔法都市』 『空色物語』 『秘密の竜骨』 『路地裏カフカ』 『幻想(上)』は小説だと思うんですが、小説はアニメや映画とは比べ物にならないほど数が出ているので正直分かりません……
 『秘密の竜骨』 は『折れた竜骨』っぽいとか、『路地裏カフカ』は『海辺のカフカ』っぽいとか、可能性があるものは思いつくのですが。上下巻ではなく文庫本1冊になっていることから元ネタとしては微妙のような。誰か元ネタにピンと来た人は教えてくださるとありがたいです。

 Twitter等でこれまでに指摘された候補としては……

・『終わりのない旅』← 『はてしない物語』
・『思い出の魔法都市』
・『空色物語』 ← 『空色勾玉』
・『秘密の竜骨』← 『折れた竜骨』
・『路地裏カフカ』← 『海辺のカフカ』
・『幻想(上)』← 『幻夜』、『幻華』

 があります。どれも「これだ!」と思えるような「そうか?」と思えるような。タイトルだけだと正直分からないんですねぇ。

――12月21日0時10分追記――
  『幻夜』、『幻華』を追加しました


○ 「スーパーメディア・クリエイションズ」の壁にあるポスター
shirobako10-3.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 恐らく「スーパーメディア・クリエイションズ」が過去に関わってきた作品達です。って、あれ?『グランスピード2』の元ネタだと思っていたものがここに出ちゃっているじゃないか!

 まず左端から。
 写真だと分かりづらいですが、右上に「Ziii」という記述があります。これは任天堂が2006年に発売したゲーム機Wiiが元ネタだと思われるので……このポスターのゲームの元ネタは、コードマスターズから発売されたレースゲーム『F1 2009』が怪しいかなと思います。

 真ん中。
 『GREAT FINISH4』というタイトルですが、ロゴが思いっきり『グランツーリスモ』シリーズ(公式サイト)に似ています。ただし、左上に「DREAM STAFF」という記述があって……「この世界線ではドリームキャストで『グランツーリスモ』が発売しているということか!」と思わなくもないです。

 右端。『IIIROOT FOR SPEED』?何て読むんでしょうコレ。
 これも『ニード・フォー・スピード』が元ネタっぽいんですが、ロゴが全然違うんですよね……


アイス・エイジ [Blu-ray]アイス・エイジ [Blu-ray]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2010-07-02
売り上げランキング : 18719

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 7~10話の元ネタ解説は以上です。
 今回は今まで以上に「何が元ネタか分からない……」ものが多くて申し訳ない。「これの元ネタは○○じゃない?」というのが分かった人がいらしたら教えてくださるとありがたいです。

 7~8話は絵麻編で、9~10話は美沙編でしたが、それぞれの話は絵麻や美沙だけの話を描くのではなくて、宮森さんやみどりやしずかにも「これからどうなっていくのか」を考えさせて語らせているのが上手いなと思いますし。『えくそだすっ!』と武蔵野アニメーションがどうなっていくのかにもシンクロしているのが上手いなと思いました。


 それはそうと、私が一番気になったのはこちら!

 shirobako10-6.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 小笠原さん「安原さんの猫可愛い!!!」


 ゴスロリ様、メールだとテンション高いのな。
 これ、「瀬川さん」辺りと間違えているんじゃないのかなぁ(笑)。


――追記――
第11~14話の元ネタ解説はこちら
漫画版1巻&小説版はこちら
第15~19話の元ネタ解説はこちら
第20話~最終話の元ネタ解説はこちら

SHIROBAKO 第1巻 (初回生産限定版) [Blu-ray]SHIROBAKO 第1巻 (初回生産限定版) [Blu-ray]

ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント 2014-12-24
売り上げランキング : 64

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| アニメ雑記 | 18:28 | comments:21 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

>「やきプリ」
 テニプリは作中で「焼肉の王子(プリンス)様」なる小ネタをやっていたため、ここも意識してかけた可能性があります。


>ラットハンター
『ラット と ハンター』で、トムとジェリーになるのかもしれませんね。

| kanata | 2014/12/20 22:14 | URL | ≫ EDIT

「ハムカツ」はドラマのタイトルじゃなくて、俳優の愛称ではないでしょうか?
たぶん、元ネタは「キムタク(木村拓哉)」かなあと。

関係はないと思うのですが、ゆうきまさみ先生の『じゃじゃ馬グルーミンUP』で、やはりキムタクを思わせる俳優として「羽村克樹=ハムカツ」、という人名が出ていました。

| ああああ | 2014/12/21 00:09 | URL |

「永井つかさ」はたぶん男性声優の「代永翼」が元ネタかと。
代永さんの役や本人のキャラ的にパロディで女性にするのは上手いと思いますw
代永さんは女性に人気の野球アニメ「おおきく振りかぶって」の主役を演られていたので、やきプリ自体が「テニプリ」+「おお振り」+「うたプリ」の合わせパロディなのかもしれません。

| くらくら | 2014/12/21 04:19 | URL |

なんどもすいません…

>夜鷹書房
ちょっと苦しいですけど、これは「富士見書房」かなあと
富士→鷹(一富士二鷹…から)
見(3)→夜(4)

| ああああ | 2014/12/21 11:46 | URL |

>ハムカツ

 なるほど、そのシーンを観返してみましたが「昨日のハムカツドラマ観た?」という台詞なので、「ドラマのタイトル」ではなくて「主演俳優の名前」みたいですね。確かに「キムタクのドラマ」みたいなニュアンスっぽいですね。

 後で追記しておきます。


>永井つかさ
 推理としてはすごく面白いんですけど、わざわざ「しずかより年下」という説明があったのでパロディとしてはアレかなぁと思います。
 女性化は分かるんですけど、年齢下げちゃうともう共通点ないじゃんって話になっちゃうので。


>夜鷹書房
 膝を打ちました。名推理だと思います。
 これは相当可能性高いんじゃないかなぁ。

| やまなしレイ(管理人) | 2014/12/21 12:31 | URL | ≫ EDIT

shinanonは
元ネタのアマゾンが川だから
富山に近いくてそこそこ有名な信濃川からモジったんじゃなかろうか

| ネオニートさん | 2014/12/21 14:00 | URL |

>shinanon

 なるほど!川つながりなら納得です!
 アマゾンと言えば木のイメージだったので盲点でした。

| やまなしレイ(管理人) | 2014/12/21 14:39 | URL | ≫ EDIT

ウェスタンエンタテイメントですがビクターエンタテイメントの可能性がありますね。
Victor→Westernと英語の字面が似ています。
ただその場合ビクターのアニメ部門であるフライングドッグにならないのが謎ですが
SSDRIIは単純に考えればSAO2になると思いますがこれはA1-picturesなので違うかも
バルーンおばさんとペットは、カールじいさんの空飛ぶ家+スプーンおばさん。と考えたほうがいいかも。ペットも空飛ぶ家も移動手段ということで
ドラゴンとタマもヒックとドラゴンだけでなくドラゴンボールもかかっている可能性があります。そう考えると他の作品名も二重にかかっているかもしれないですがあいにくと思いつきません。

| しめすへん | 2014/12/23 22:18 | URL |

舞茸しめじは脚本家の吉野弘幸さんに見た目がそっくりだそうです

| ああああ | 2014/12/24 01:46 | URL |

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2014/12/25 22:39 | |

>IIIROOT FOR SPEED
多分、IIIは文字ではないと思います。
そうすればNEEDと文字数も合いますし。

| ああああ | 2014/12/28 12:37 | URL |

こんばんは

ズーパークストーリーですが、個人的になんとなくモンスターズインクも入っているのかなーと思っていました。いかがでしょうか?
http://www.fanpop.com/clubs/monsters-inc/images/36001120/title/monsters-university-halloween-photo

| だいや | 2014/12/30 18:55 | URL | ≫ EDIT

みやざきいさお の元ネタは宮崎駿だけじゃなくて、宮崎駿と高畑勲の名字と名前を合わせたものだと思います。

| ああああ | 2015/01/03 02:21 | URL |

「第三飛行少女隊」って聞いたとき「青空少女隊」想像したケド、
ちょっと違うかなぁ~?

| えりりん | 2015/01/04 02:20 | URL |

舞茸しめじは外見が吉野弘幸で名前が奈須きのこ、ポメラを使うのところは虚淵玄と言われてるみたいですが、吉野弘幸なら舞HiME→まいしめ→舞茸しめじ。という連想が可能なので奈須きのことは無関係と考えたほうがいいかも

| しめすへん | 2015/01/06 22:51 | URL |

「ライオンになった王様」はディズニーの「ライオンキング」+「ラマになった王様」ですかね。
どちらもいわゆる2Dアニメですが、3DCGの技術も使われています(ライオンキングの暴走するヌーの群れなど)

| ああああ | 2015/01/20 22:38 | URL |

ウェスタンエンタテイメント

こんにちは

先日このHPに気付いたので
今更の書き込みですが
ウェスタンエンタテイメントの件です。

先日の川瀬Pのラジオで葛城Pの外見が
元バンダイビジュアルのトディこと
轟豊太プロデューサーだと明言されました。
轟Pは現在フロンティアワークス所属で
フロンティア→西部開拓→ウエスタン
となったと思っています。

葛城剛太郎と字面があわなすぎるので外見以外は
別人からとった可能性もありますが・・・。

| masa44 | 2015/02/26 17:33 | URL |

第三飛行少女隊って

多分マンガの表紙からして「紫電改のマキ」だと思います

| ああああ | 2016/01/01 03:52 | URL |

ダンツィヒ回廊

日本ではあまり使われない表現ですが、ダンツィヒ回廊はポーランド回廊の別称です。私見ではロマンス語圏で好まれる表現のように思います。

| Britty | 2016/08/18 16:23 | URL |

字幕

「右から来るぞ!」は、
コンバット越前の
「上から来るぞ!」だな。

| デスビスノス | 2017/07/10 23:17 | URL | ≫ EDIT

shinanonはどう見てもaliexpressでしょう。

| アベマで白箱 | 2017/10/10 15:15 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://yamanashirei.blog86.fc2.com/tb.php/1862-c309e539

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT