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『SHIROBAKO』第20話~最終話に登場する元ネタ解説

※ この記事はテレビアニメ『SHIROBAKO』全話のネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。

 もう春アニメが始まってしまいましたが、まだやり残したことがあります!
 『SHIROBAKO』の元ネタ解説の最終回です!原則として重複しているものは解説しないため、終盤に行くほど解説する元ネタは少なくなるもので……今回は少なめだと思います。前回もバッティングフォームとか解説しなきゃ少なくなったような気もしますが(笑)。


 『SHIROBAKO』第1~2話に登場する元ネタ解説
 『SHIROBAKO』第4~6話に登場する元ネタ解説
 『SHIROBAKO』第7~10話に登場する元ネタ解説
 『SHIROBAKO』第11~14話に登場する元ネタ解説
 アニメにつながる彼女達の人生!『SHIROBAKO』漫画版&小説版
 『SHIROBAKO』第15~19話に登場する元ネタ解説


◇ 第20話「がんばりマスタング」

○ 「だからもファントムもない」
○ 「がんばりマスタング」
○ 「どうかお願いしメッサー」
○ 「シュミットかよ!」

 りーちゃんが舞茸さんに弟子入りしようと懇願した時の台詞。
 自分はミリオタじゃないので自信がないのですが、恐らく全部「航空機」絡みの単語だと思います。『第三飛行少女隊』で一緒に仕事をしているからこそですね。解説を一応書いておきますが、基本的にWikipediaの知識です。

 ファントムは、1945年1月に初飛行したアメリカ海軍の艦上ジェット戦闘機「FH-1」の愛称だそうです。1947年1月から量産化されますが、より完成度の高い後継機の登場により1950年代の半ばまでに全機退役したそうです。
 その後、1958年に初飛行し、ベトナム戦争などに使われた冷戦期の代表的な戦闘機「F-4」も、愛称は「ファントム II」で、超有名な機体だそうです。西側諸国の超音速戦闘機の中で最も製造数の多い機体だったとか。


 マスタングは、1940年10月に初飛行をしたレシプロ単発単座戦闘機「ノースアメリカン P-51 マスタング」のことで、第二次世界大戦中にイギリス空軍のためにアメリカで作られた機体……ってことですかね。航続距離が長く、低空性能に優れていたために第二次世界大戦後半の傑作機として挙げられるそうな。そのため、第二次世界大戦を題材にした映画や漫画などにも数多く登場するそうです。


 メッサーシュミットは、ドイツの航空機・自動車メーカー「メッサーシュミット」の作った航空機のことだと思われます。特に有名なのは1935年に初飛行をした戦闘機「メッサーシュミット Bf109」で、ナチスドイツ空軍の主力戦闘機だったそうです。



◇ 第21話「クオリティを人質にすんな」

○ ペクサー
 富ヶ谷が「自分の夢」としてこんな会社を作りたいと語った会社。
 既に小説版に出てきたので、そちらの元ネタ解説の記事に書いたのですが……小説版を読んでいない人もいらっしゃると思うので、こちらにもコピペしておきますね。

<以下、コピペ>
 ペクサーの元ネタは、恐らく「ピクサー」公式サイト)です。
 ピクサーは元々はアメリカの映像製作会社ルーカスフィルムのコンピュータ・アニメーション部門だったのを、1986年にスティーブ・ジョブズらが買収して独立させた会社です。1995年にディズニーとの共同製作で作られたフル3DCGアニメ『トイ・ストーリー』以後、『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『カーズ』など世界的大ヒット作品を連発しています。

 練りこまれた脚本と、“何だって表現できる”高いCG技術が特徴ですね。
 現在はディズニーの完全子会社です。

</ここまで>


○ ACツチノコ
○ 磯川久光

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<テレビアニメ『SHIROBAKO』第21話より引用>

 平岡と矢野の専門学校時代の同級生:磯川久光のモデルは、名前がよく似た「石川光久」さんだと思います。年齢は全然違うので驚きましたが、平岡の物語を描くために「なるほど、こんな手を使ってきたか」と思いました。

 石川光久さんは1980年代に竜の子プロダクションの制作進行→制作デスクとキャリアを重ね、『赤い光弾ジリオン』の制作プロデューサーを担当。この作品のスタッフを分散させることを惜しんだ石川さんは、1987年12月に「有限会社アイジータツノコ」を設立します。これが「ACツチノコ」のモデルだと思われます。

 1993年にアイジータツノコの社名を「プロダクション・アイジー(Production I.G.)」(公式サイト)に変更、独立後しばらくは下請けの仕事が続きましたが、1995年の押井守監督の劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』が世界的な評価を受けて知名度が上がります。
 その後は日本を代表するアニメ制作会社の一つとして確固たる地位を築き上げ、近年でも『黒子のバスケ』『PSYCHO-PASS サイコパス』『翠星のガルガンティア』『ハイキュー!!』などの大ヒット作品の元請制作を行っていますね。


 公式サイトの写真を見ると、年齢は違いますが磯川さんの面影がありますね(笑)。
 アイジータツノコ独立の経緯は磯川さんの話に通じるものがあるそうなのですが、真相は分からないのでその辺は置いといて……この『SHIROBAKO』の世界にはまだProduction I.G.がなくて、磯川さんの会社が後々にProduction I.G.のような会社になると思われることから。

 磯川さんは、同期の中でもスーパー出世頭なんですね。
 世界に注目される会社を立ち上げてしまった人ですから、業界内でも超有名人と言えますし……まだこの時期はそうではないとはいえ、専門学校時代は同じように同期の中でも注目される存在だった平岡からすると「随分と距離を離された」と思うことでしょう。

 夢を持っていた人間ほど、同期の人間の出世がまぶしくて耐えられない―――その気持ちはすごくよく分かりますし、それを描くためにこんな人を出すかーと舌を巻きました。


○ 『ぐんこれ』
 りーちゃんが「今季の注目アニメ」として挙げている作品。
 言うまでもなく、第1話で本田と落合が話していた「今季の注目アニメ」を、今度は安藤さんとりーちゃんでやっているんですね。

 『ぐんこれ』の元ネタは、『艦隊これくしょん -艦これ-』だと思われます。
 原作は2013年4月から運営開始したブラウザゲームで、大日本帝国海軍の艦艇を擬人化した「艦娘(かんむす)」を用いた作品です。テレビアニメは2015年1~3月に放送されました。制作はディオメディア。『第三飛行少女隊』の名前が出た頃『艦これ』が元ネタじゃないかなんていう声もありましたが、それは『第三飛行少女隊』の制作に名乗りを挙げている会社にバルメディアがあったからです(12話の解説参照)。


○ 『とあるお宮の南瓜<パンプキン>』
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<テレビアニメ『SHIROBAKO』第21話より引用>

 『第三飛行少女隊』の前に入ったCM。
 ロゴの色から判断するに、元ネタは『とある科学の超電磁砲』公式サイト)だと思われます。ということは第1話の解説に出てきた『とあるお寺の即身仏』のスピンオフ作品ということですね。

 『とある魔術の禁書目録』のアニメ1期は2008年10月~2009年3月に放送され、そのスピンオフ作品である『とある科学の超電磁砲』のアニメ1期は2009年10月~2010年3月に放送されました。ちょうど1年差で、『とあるお寺の即身仏』と『とあるお宮の南瓜』も1年後にCMをしているという点も似ていますね。
 『とある魔術の禁書目録』は超能力を開発している学園都市に暮らす少年:上条当麻を主人公にした作品で、その作品に出てくるヒロインの一人:御坂美琴を主人公にしたスピンオフ作品が『とある科学の超電磁砲』です。アニメ版の制作はどちらもJ.C.STAFF。


○ ケメコ
 平岡が世話をしている猫の名前。
 話ぶりからすると、飼い猫ではない猫が時間帯によって家に入ってきちゃうので世話をしていたというカンジみたいですね。

 偶然という可能性もありますが……恐らく『ケメコデラックス!』のケメコから取っているんじゃないかなと思います。『ケメコデラックス!』は電撃コミックガオ!→コミック電撃大王にて連載されていた漫画で、テレビアニメは2008年10月~12月に放送されました。制作はハルフィルムメーカーで、監督は『SHIROBAKO』と同じ水島努監督です。

 なので、「偶然ではない」んじゃないかなーと私は考えているのですが……
 もう一つ。『ケメコデラックス!』の放送は2008年ということで、『SHIROBAKO』の作中時間からすれば恐らく「6~7年前」となります。平岡は「業界5年目」と言っていたので、恐らく平岡が専門学校時代に放送されていた作品で、平岡がまだアニメに情熱を持っていた頃の作品なんですよ。

 アニメ制作の現場に入り、アニメに夢を持てなくなった平岡だけど……自分が視聴者としてアニメを観ていた頃の思い出は残っていて、入ってきた猫に「昔観ていたアニメのキャラ」の名前を付けるという意味なのかなと。

 あと更に、私は『ケメコデラックス!』を読んでも観てもいなくて自信がないんですけど、『ケメコデラックス!』のケメコはエムエムという本当は臆病なヒロインが被っている人型ロボットなので……繊細な感情を閉ざして、機械のように仕事をこなしている平岡の心情が表れているのかなぁとも思ったのですが……私は『ケメコデラックス!』を読んでも観てもいなかったので自信がありません!


○ 『おいら宇宙の王子様』
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<テレビアニメ『SHIROBAKO』第21話より引用>

 ACツチノコに貼ってあったポスター。
 名前が似ている作品と言えば、1994年発売のOVA『おいら宇宙の探鉱夫』ですかねぇ。制作はトライアングルスタッフで、全6巻の予定が2巻で打ち切りになっているそうです。商業的には失敗したけれど、中身の評判はとても良かったとか。
 ここの空間だけ1990年代ということなのでしょうか……


◇ 第22話「ノアは下着です。」
○ カンヌ
 平岡がかつて持っていた夢。
 アニメで初めてカンヌの“「ある視点」部門の作品賞”と“国際批評家連盟賞”を取るつもりだったとか。

 これはカンヌ国際映画祭公式サイト)のことでしょう。
 1946年から続いているフランスの国際映画祭で、世界三大映画祭の一つと言われています。映画の権利を売買する見本市「カンヌ・フィルム・マーケット」も併設されて、企画の売込みなども行われるため、多くの業界人が出席して、世界中の注目を集めます。

 「ある視点」部門は、最高賞のパルム・ドールとは別の「独自で特異な」作品群が選出される部門です。日本映画としては2008年に黒沢清監督の『トウキョウソナタ』が審査員賞を受賞しましたが、作品賞はまだ誰も受賞していません。

 国際批評家連盟賞は、世界各国の映画批評家および映画ジャーナリストの連盟による賞です。


◇ 第23話「続・ちゃぶだい返し」
○ 『ゴハン3世』
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<テレビアニメ『SHIROBAKO』第23話より引用>

 第13話にも出てきた夜鷹書房の代表作。
 元ネタは恐らく『ルパン三世』なんだろうけど、第13話では文字が全部は見えなかったため 『??ン3世』と表記していました。今回初めて全部文字が見えましたね。また、キャラも5人の姿が全て見えました。左から銭型、不二子、五右衛門、次元、ルパンをモデルにしたキャラ……なのだろうかこれ。


○ 『セーラー服とF3』
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<テレビアニメ『SHIROBAKO』第23話より引用>

 野亀先生の作品で過去にアニメ化された漫画。
 野亀先生の原案となった野上武志先生の代表作『セーラー服と重戦車』が元ネタですかね。この漫画は水島努監督の代表作と言っても過言ではない『ガールズ&パンツァー』の原点とも言える作品で、女子高生が戦車に乗って戦う漫画です。『ガールズ&パンツァー』はオリジナルアニメですが、野上先生も『ガールズ&パンツァー』のキャラクター原案補佐を担当されているので、無関係ではないと思います。
 なので……ここで「アニメ化で原作が改悪されることってあるよね」というネタに使うのは、何周もしている複雑なセルフパロディなのかなと。


○ 昇龍腹
○ 竜巻旋風腹

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<テレビアニメ『SHIROBAKO』第23話より引用>

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<テレビアニメ『SHIROBAKO』第23話より引用>

 夜鷹書房に乗り込んだ木下監督が使った必殺技。
 世代によっては全然知らない人もいると思うので、一応説明します。

 1987年に初代が稼動して、1991年に『II』が稼動して社会現象にまでなったアーケードゲーム『ストリートファイター』シリーズの「リュウ」と「ケン」が使う必殺技「昇龍拳」「竜巻旋風脚」が元ネタだと思われます。
 「昇龍拳」はアッパーカットから上空に飛び上がる必殺技で、ジャンプ攻撃をしてくる敵を迎撃する「対空技」という概念を浸透させました。「竜巻旋風脚」は宙に浮き上がり竜巻のように回転しながら前方に進む必殺技で、木下監督のように風を操って攻撃したりはしません、多分。最近のとか他の作品に出張で出ていった時とかにはひょっとしたらやっているのかも知れませんが。


◇ 第24話「遠すぎた納品」
○ アタクス
 佐藤さんが行方をつかめなかった「たのくら」さん(多分アニメーター)の行き場所として平岡が推測した場所。

 恐らくこれは「作品名」ではなく「会社名」です。元ネタは多分「アクタス」公式サイト)という会社で、水島努監督の代表作『ガールズ&パンツァー』の制作会社です。
 『ガールズ&パンツァー』はテレビ版は2012年~2013年に放送されていましたが、完全新作の劇場版が2015年11月に公開予定だそうで、恐らく現在制作の最中だと思われます。平岡が「劇場版の追い込み」と言っていたのは、このことかなと思います。「劇場版」と言っているということは「テレビ版」があるってことでしょうしね。

 武蔵野アニメーションが『第三飛行少女隊』を必死に作っている裏で、他の会社も一生懸命アニメを作っていると感じられる描写です。


○ TOKYO NX
○ 小田原テレビ
○ 南房TV
○ 神戸ヨンテレ
○ 旭山ペンギン放送
○ 佐渡テレビ
○ 広島文太放送
○ テレビ上高地

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<テレビアニメ『SHIROBAKO』第24話より引用>

 来たぜ、最後の物量解説……!
 『第三飛行少女隊』の納品先、つまりは放送されるテレビ局ということですね。自分は今まで「どうして深夜アニメって全国でちょっとずつズレて放送されるんだろう」と思っていたんですが、同日放送にすると「一斉に届けるのが難しい」ってことになっちゃうからだったんですね。
 これが、例えば「フジテレビ系列のテレビ局」とか「MBS/TBS系列のテレビ局」が製作して放送するって場合は違うのかも知れませんが、独立局で放送される作品はこうなっちゃうってことなのかなと。


 TOKYO NXの元ネタは「TOKYO MX」公式サイト)だと思います。
 東京都にある独立放送局ですが、東京都内だけでなく神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県の一部地域でも受信できるため、近年では「関東での放送はTOKYO MXだけ」というアニメも多いです。逆に言うと、キー局製作のアニメ以外ならほぼTOKYO MXで観られるとも言えて、地方在住のアニメファンからは羨望の対象となる放送局です。

 届けたのはナベPですが、この局の姿だけは画面に出てきませんでした。


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 小田原テレビは、恐らく神奈川県小田原市にある放送局です。モチーフは小田原城かな?「OTV」と略されているので、神奈川県の独立放送局「テレビ神奈川(TVK)」公式サイト)元ネタかなと思います。TVKは小田原ではなく横浜にあるのですが。


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 南房TVは、ナベPの台詞や看板だと「南房チャンネル」になっていますね。南房は千葉県の房総半島最南端にある南房総市のことだと思われます。千葉県の独立放送局ならば、「千葉テレビ(チバテレ)」公式サイト)がモチーフだと思うのですが……チバテレは南房総市ではなく千葉市にあります。何故、南房にしたんだ……?

 届けたのはナベP。東京→千葉→神奈川と届けたのだと思いますが、南房総市から小田原市って結構な距離ですよね(笑)。
 

SHIROBAKO24-6.jpg
 神戸ヨンテレの元ネタは、神戸にある放送局「サンテレビジョン(サンテレビ)」公式サイト)だと思います。自分の住んでいる地域以外のテレビ局なんてなかなか知らんものですが、これはもじりがシンプルなんで分かります。
 メーカーPの葛城さんが届けました。


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 旭山ペンギン放送は、ナベPの台詞だと「北海道、旭川ペンギン放送」ってなっているので……書き間違えたのか?旭川市は北海道にある市で、旭山は旭川市にある山で「旭山動物園」が有名ですね。なので、ペンギンがうろうろしているなど、旭山動物園がモチーフになっています。

 届けたのは広告代理店の水山さん。北海道には独立局がないみたいなんで、完全架空のテレビ局ってことですかね。それ言ったら小田原テレビだって存在しませんが(笑)。


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 佐渡テレビは、ナベPの台詞だと「新潟、テレビ佐渡」となっていましたし、看板も「TV SADO」になっていますね。名前からしても、看板からしても、矢野さんがフェリーに乗っていたことからも、新潟県の佐渡島にあるテレビ局という設定みたいです。なんつーところに……南房総や旭川だって大概でしたが。

 届けたのは矢野さんでした。佐渡島にはケーブルテレビを除けばテレビ局はないみたいなんで、架空の放送局だと思われます。そりゃ、まぁ。


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 広島文太放送は、広島県にあるテレビ局という設定みたいです。名前の元ネタは、広島を舞台にした映画『仁義なき戦い』で主演を務めた菅原文太さんから取っているのでしょう。


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<ここまでの画像は全てテレビアニメ『SHIROBAKO』第24話より引用>
 テレビ上高地は、長野県松本市にあるテレビ局という設定みたいです。スキー場なんかでも有名な地域なので、モチーフはスキー場なのかなこれ(笑)。
 届けたのは興津さん。興津さんの地元だったのか、それとも興津さんは第3話で落合から「制作に戻ったら」と言われていたので、制作進行だった時期にこの辺りの地域に詳しかったのか。


○ 興津さんが見ていた電車に描かれていた女のコは?
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<テレビアニメ『SHIROBAKO』第24話より引用>

 この路線は実在する路線で「アルピコ交通上高地線」、電車も3000形電車と呼ばれるものみたいです。サイドミラーが付いているのが特徴だとか。EDに取材協力「アルピコ交通」とクレジットされていました。
 この「アルピコ交通上高地線」のイメージキャラクターが「渕東なぎさ」というキャラクターで、ここで描かれているのはこのコです。公式サイトもあります。CV.は『ラブライブ!』の高坂穂乃果役で知られる新田恵海さんで、新田さんが長野県出身だからみたいですね。

 このラッピングトレインは実際に運行されていて、2013年から走っているみたいです。
 後の「8年ぶりだな」という台詞から考えるに、興津さんがバリバリ走っていた頃にはなかった電車だと思います。ここで興津さんが微笑むのは、きっとアニメのようなキャラクターがここでも誰かのために描かれているのを見たからなのかなぁと。



 それと、ちょっと関係ないネタですけど。

SHIROBAKO24-12.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第24話より引用>

 『えくそだすっ!』


○ 『ツーピース』
○ 『限界集落 カソ娘』

 武蔵野アニメーションの次の作品。
 ツーラインだと……!!

 『ツーピース』は大物の山賊漫画ということで、言うまでもなく『ワンピース』が元ネタだと思われます。1997年から少年ジャンプで連載されている超人気海賊漫画です。テレビアニメは1999年から東映アニメーション制作で放送されています。

  『限界集落 カソ娘』の元ネタは『侵略!イカ娘』公式サイト)かなぁと思います。2007年から少年チャンピオンで連載されている漫画で、テレビアニメ化は2010年と2011年にされました。制作はディオメディア、1期の監督は『SHIROBAKO』でも監督を務めた水島努さん。
 そう言えば……『第三飛行少女隊』のありあ役の鈴木京子さんのCV.は金元寿子さんで、金元さんはほとんど無名な時に『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』で主役に大抜擢されて、その後に『イカ娘』で主役を務めたのでした。『第三飛行少女隊』の元ネタは『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』か!


 さて……『イカ娘』は漫画原作のアニメですが、『カソ娘』は木下監督のオリジナルアニメとして作られるそうです。木下監督の代表作は『裸の催眠術師』となっているため、木下誠一=水島精二監督説が序盤から挙げられていました
 しかし、最後の最後に木下監督の次回作として、水島努監督の代表作『イカ娘』をモチーフにした作品が出てくるということは……木下誠一が水島努監督になったという意味のシーンなんじゃないかなぁと思います。

 散々散々情けない姿を描かれてきた木下監督だけど、それは水島努監督自身の姿だったと最後に見せてくれたのかなぁ……と、締めくくってこの元ネタ解説を終わらせようと思います。
 半年間、本当にありがとうございました。読んでくださった方々、一緒に『SHIROBAKO』を楽しんだ方々、そして何よりも『SHIROBAKO』という作品を作ってくださった全ての関係者に心から感謝しています。


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| アニメ雑記 | 21:15 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

舞茸しめじの「シュミットかよ!」につづくりーちゃんの台詞「スホーイスホーイ」のスホーイはロシアの戦闘機メーカーですね。彼女はこの後も「スホーイ」を使ってます。
『セーラー服とF3』の元ネタは当然『セーラー服と重戦車』ですがM6重戦車やT-35重戦車など戦車にはアルファベット+数字のネーミングのものも多く、そこからF3へのモジリを思いついた可能性があります。
あと細かいことですがスト2ねた「波動腹」が抜けてますね。

| しめすへん | 2015/04/09 22:32 | URL |

遅いコメントですが。
「TOKYO NX」ですが、一瞬だけ出てきます。
宮森たちが中央線の電車を乗り換えたシーンの次のシーンで、ナベPのバイクが交差点を横切りますが、その右奥のビルが TOKYO NX です。

| shigeorg | 2015/04/23 21:22 | URL |















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