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ルールを覚えたからといって、どうすれば上手くなるのかが分からない

 実は、チマチマとWii Uの麻雀ゲーム『役満 鳳凰』をプレイしています。
 現在プレイしているゲームが行き詰って何も出来なくなってしまったこともあって(※1)、基本無料でプレイできるこちらのソフトを息抜きで始めました。無料だと1日1回という限定だけど、遊びすぎなくて済むので無料の方がありがたいような……

(※1:「攻略サイトを使うか悩んでいる」と以前の記事に書きましたが、結局昨日から使い始めました)


 私の麻雀の実力は、「出来ることは出来る」けど「強くはない」レベルです。
 『役満 鳳凰』のコンピュータ対戦で言えば、難易度「弱い」ならば大抵1位を獲れますが、難易度「普通」ならば2位か3位になるくらいです。


 麻雀をやらない人からすると、麻雀というゲームはまず「覚えなきゃならないルールが多くて大変」というハードルの高さを感じることと思います。
 用語が日本語でも英語でもないので、直感的に何を言っているかが分からないですからね。「ウーピンをポンするよりもチーソウ切ればメンタンピンのイーシャンテンだからリーチかければマンガンくらいはいくかも知れないけどダマテンの方がアガれるかもね」って言われても、麻雀知らない人には何が何やらだと思われます。
 また、「役」がないとアガってはいけないというルールなのに、「役」の種類がたくさんある上にこれも日本語でも英語でもないから覚えるのが大変というのもあるでしょう。初心者からすると、どうすればアガることが許されるのかすら分かりづらいという。

 なので、『役満 鳳凰』もそうですけど、大抵の麻雀ゲームには「初心者でもルールを覚えられるチュートリアルモード」が入っています。最初のハードルを超える手伝いをしてくれているんですね。


 しかし、その最初の「ルールを覚える」というハードルを越えたところでまた新たなハードルが待っているのです。
 私は「ルール」は大体分かります。中学生の頃に兄貴に仕込まれ、高校生の頃は友達としょっちゅう4人で麻雀していました。点数計算は今はもう覚えていませんが、当時は表を見ながらなら計算できました。


 でも、「強くならない」んです。全然「強くならない」んです。
 回数だけはそれなりにやっていると思うんですけど、「強くなる方法」が未だによく分からないままプレイしているから、常に同じくらいの成績しか残せないんです。

 『役満 鳳凰』の難易度「普通」のコンピューター戦でもそうですし、高校生の頃に友達と遊んでいた頃もそうなんですけど、ずっと私は「1位にはならない」けど「ビリにもならない」成績なんです。
 麻雀が分からない人にも分かりやすく説明しますと……自分の捨てた牌で誰かにアガられる(※2)ことはないのですが、自分がアガるよりも先に他の人がアガってしまうことがほとんどなので得点が増えません。その結果、大きく点数を失うこともないのだけど点数を増やすこともないので、ビリにはならないけど1位にもなれないという。

(※2:自分だけが得点を失うのでなるべく避けたい状態)


 どうすれば、他の人より先にアガれるのか―――
 友達と遊んでいた頃は「俺は運がないからだ」と思っていました。しかし、1日1回『役満 鳳凰』をプレイして、これだけ毎日2位か3位を続けているんだから、運ではなく実力なんだ思うのです。私は麻雀が弱い。そう思うようになりました。





 みなさん、得意な分野だったり一生懸命やっている分野だったりに当てはめればよく分かるんじゃないかと思います。「やらなければ上手くならない」と言われたから一生懸命続けても、ガムシャラにやっているだけでは上手くならないものです。以前、自分も「絵が上手くなる」ことをスキルポイントの割り振りで説明したことがあったっけ。

(関連記事:「どれだけ描いても絵が上手くならない!」という人へ


 麻雀だってそうだと思うんですね。
 私は、回数だけなら相当やっていることでしょう。しかし、ちっとも強くなりません。「強くなり方」が分からないんです。現状の自分の何がマズイのかも分からないんです。だって、現状でも私は「これがベストだ!」と思った戦い方をして、それで勝てないんですもの。どこを直せばイイのか、どこに注目すればイイのかもサッパリ分かりません。

 多くの麻雀ゲームには「初心者でもルールを覚えられるチュートリアルモード」が入っていますが、私が欲しいのは「ルールを覚えた初級者が強くなるコツを学ぶトレーニングモード」なのかもと思いました。
 そういうモードの入った麻雀ゲームはないのかなぁと思って前作Wii版の『役満Wii』のページを眺めていたら、あるじゃないですか!でも、WiiのWi-Fiコネクションは終了しているので今から買ってももう問題を受信できない!なんてこった!!

 どうして、最新作にはなくなっちゃったんでしょうね……




 さて、この話。
 当然、麻雀に限った話ではありません。

 例えば、格闘ゲームなんかは分かりやすいですよね。
 麻雀は「役」を覚えたら勝てるワケじゃなくて、「役」を全部知っていることが前提のゲームなように。格闘ゲームは「必殺技が出せる」とか「コンボを全部覚えている」とかが出来たからと言って勝てるワケではありません。
 よく「格闘ゲームというのは言ってしまえばジャンケンと一緒なんだよ」と言われるのですが、私には「どれがグーでどれがチョキでどれがパーなの?」「というか、どこがジャンケンポンのタイミングなの?」と全然分かりません。だから、全然勝ち方が分からないのです。

 『スマブラ』なんかは「必殺技のコマンドがなくて誰でも必殺技が出せるから楽に勝てるゲームでしょ」って言われるのですが、その条件は相手も一緒ですから!「必殺技が出せる」からと言って勝てるワケじゃありませんから!
 麻雀に例えるのなら、普通の格闘ゲームがコマンドを覚える手間が必要な麻雀で、『スマブラ』はコマンドを覚えなくても遊べるドンジャラみたいなもんかな。でも多分、ドンジャラにはドンジャラで「勝ち方」があって、上手い人・下手な人に分かれるんじゃないかと思うのです。私はドンジャラは生涯で1回しかやったことがないので知りませんけど。



 「このゲームは難しくて序盤で投げ出してしまった」なんて言おうものなら、ゲーマーの方々から「そのくらいで投げ出すなんて根性がなさすぎる!」「上手くなろうという意志がなくて、俺TUEEEEとだけ思っていたいのか!」「どんだけ自分中心に世界がまわっていると思ってんだ!」とボロクソに言われてしまうもので(実体験)。
 そう言えば、以前そういうことを書いて「一生懸命ゲームを上手くなろうと努力できない人間は何をやっても上手くいかないので勉強や仕事が出来るワケがない」と言われたことあるんですけど。「一生懸命ゲームやってる人」よりも、その時間だけ「一生懸命勉強している人」や「一生懸命仕事している人」の方が勉強や仕事が出来ると思いますよ。



 閑話休題。
 「投げ出す」ってのは、「上手くなり方が分からない」ってことだと思うんですね。

 例えば、「クリア出来そうだったけどギリギリのところでクリア出来なかった」なら「よし!もう1回だ!」とリトライ出来るじゃないですか。投げ出してしまう状況って「何度やってもクリア出来ないだろうな」とか「これ以上やっても上手くなりそうにないな」と思われているからだと思うのです。

(関連記事:私は(貴方は)そのゲームの魅力をちゃんと把握していますか?
(関連記事:「このゲームはどうやって遊ぶのか」を教えてくれるサイトのありがたさ


 「どうすれば上手くなるのか」が伝わることがゲームにとっては重要で。
 序盤で投げ出されるゲームというのは、「つまらないゲーム」でも「難しいゲーム」でもなくて、「どうすれば上手くなるのかが伝わっていないゲーム」なんじゃないのかと思うのです。

 逆に言えば、そういう人に「どうすれば上手くなるのか」が伝われば「このゲームはこんなに面白かったのか!」と一変する可能性も高いワケで。そういう人にするべきことは「答えを教える」とか「そのステージをスキップして先に進めるようにする」とかではなくて、「どうすれば上手くなるのか」を教えてあげることなのかなぁと思うのです。
 ゲーム内にそういうモードがあってもイイし、ゲーム外にファンが「上達のためのサイト」みたいなものを作るんでもイイですけど、少なくとも「序盤で投げ出される」には「序盤で投げ出される」だけの理由があるんじゃないかなと。


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 しかし、でも……自分に当てはめて考えても「どうすれば上手くなるのか」のお勉強ってあんまりしたくないんですよね……例えば、私は「麻雀が強くなりたい」と言いつつ、「麻雀が強くなるための本」を読んだりとか、「上級者の動画」を見て学習したりってことはやる気になりません。だって、「楽しい」思いをしたくてゲームをやっているのに、「苦しい」勉強なんかしたくないですもの。

 絵も、「色んな角度で100枚描くんだ!」みたいな練習は全然やらないっすね……自分。
 練習する時間があるなら1本の漫画を完成させようよと思ってしまいます。


 なので、初級者に「どうすれば上手くなるのか」を伝えるのも、「お勉強」ではなく「楽しい」と思わせなきゃならないので……難しいですよね。逆に言うと、たくさんの人に愛されているゲームってこれが出来ているってことなのかなぁと。

| ゲーム雑記 | 17:58 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

テレビゲームはまだルールを売る商売なんですよね。
その段階で足踏みしている。
挙げられた麻雀や、あと囲碁や将棋は人が集まる場所を作ったりナンバーワンを決める大会を運営したり言われているような上手くなる方法を模索することが商売ですよね。
そこまで到達すると値崩れを恐れたりボリュームを増やさねばという強迫観念に囚われたりというレベルを卒業できる。
テレビゲームも早くそうなればいいんですけどね。

| 児斗玉文章 | 2015/03/05 21:29 | URL |

ツイートの文章、内容には同意なんですが努力の内容を間違えたのは自分なのに努力が嘘つくって言い方はあまり好きじゃないなあ。

売り手側はどうすればコツがわかるか、がわかるまでゲーム出さないわけにもいかないですからね。
買い手側がコツを教えていくのが今は大事なんでしょう。
でもやまなしさんの実体験を見る限りは…あんまりいないみたいですね、そういう方。

| ああああ | 2015/03/06 00:03 | URL |

上手くなるという概念を弱めるゲームが増えたよね

そういうユーザーのために作られたアクションゲームが、アクションRPGなのかも知れないですね。
個人的にはボタンを押し続けるだけで回避出来るようなテクニックや頭脳戦を駆使しないゲームやボタンを連打するだけで敵を倒すゲームをするくらいなら、映画やアニメを見れば良いのにと思ってしまいます。



| 名無し | 2015/03/06 15:26 | URL |















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