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アニメ『SHIROBAKO』各話感想メモまとめ(13話~最終話)

 半年間、ものすごく楽しませてもらっていた『SHIROBAKO』も完結。
 このブログとしても元ネタ解説記事でお世話になりましたし、元ネタ解説記事を書くことで今まで知らなかったたくさんのアニメを知ることも出来ました。元ネタ解説記事はあと1回残っていますが、その前に自分の感想メモまとめ行きます!


 アニメ『SHIROBAKO』各話感想メモまとめ(1話~12話)

<ルール>
・13話から最終話までの感想ツイートを貼り付け
・“最終話まで観終っている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に最終話までのネタバレを含みます
小説版、漫画版1巻も読んでいるのでそちらのネタバレも含まれると思います
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな


 今回の記事も長くなることが予測されるので格納しました。
 続きは「続きを読む」を押してもらえれば表示されます。ではでは。




#13 好きな雲って何ですか?




 「原作者の意見を聞けないジレンマ」とか、サラッと言っているけどまさかあんな大変な事態になっていくとは……

 1クール目の終わりに書いた記事では「2クール目はみんなが出世している3年後を舞台にするのでは」「七福神を題材にしたアニメを作るのでは」なんて予想していましたが、全然当たっていませんでしたね(笑)。
 その辺は、今後劇場版ででも描いて欲しいという気持ちもありますが、このままで締めくくって欲しいという気持ちもあります。きっと彼女らはこれからもアニメを作り続けるし、いつかきっと七福神を題材にしたアニメを作れる―――と思って終わるのもイイのかなぁと。


 1クール目は、2話単位や3話単位で脚本家が交代して話もそこで一区切りが付く構成だったのですが……2クール目はそういう区切りはあまりありませんでした。



#14 仁義なきオーディション会議!




 オーディション会議の回。
 今でこそ冷静な目で見られるし、バカなことばかり言うスポンサー連中は制作サイドの狙いとしては「笑って欲しい」ブラックなギャグのつもりで描かれたんだと思うのですが……リアルタイムの私の感想は全く笑っていなくて、「ずかちゃんが選ばれるかどうか」の一点に集中していて、それ故にスポンサー連中に腹立てているだけの感想になっていますね。


 「新キャラと新しいスタジオ」とは、平岡とスタジオタイタニックのことです。
 この時点では「カンジワルイ」としか書いていませんが、ものの見事に裏っかえりましたね。今となっては平岡は2クール目の裏主人公とも言えるキャラだったと思います。いや、それを言うと裏主人公はタローか……?

 出版業界については、茶沢以外は好転しましたが、茶沢だけはあのまんまでフォローもありませんでした。「どうして茶沢はあんなにもアニメに非協力的だったのか」は気になるところです。編集者からすると、自分が担当している作品の売上が上がれば出世にプラス材料だろうし、アニメが話題になれば原作コミックスも売れる機会が増えると思うんですけど……その辺の動機がイマイチよく分からなかったので、茶沢の件だけは腑に落ちませんでした。



 「ば、バイト先だと……」が私の一番言いたかったことです。



#15 こんな絵でいいんですか?





 新キャラが揃って武蔵野アニメーション(作中で)2年目の体制が出来た回です。
 お話としては「順調に会議を重ねて作品制作が始まっていく」ところで、キャラクターもこれから掘り下げられていくってところなので、ドラマも何もない展開と言えるのですが……1クール目を観ている視聴者にとっては、「1クール目で描かれたものよりも前の工程」が観られる楽しさがありました。

 あと、こういう回はミムジーとロロがいてくれて本当良かったって思いますね。



 このタイミングでの漫画版&小説版の発売は上手いなぁと思います。アニメも15話まで観ているから「キャラの現在」は分かった気になっているので、それ以前の彼女らを観られるのは「ルーツ」を知れるようで嬉しいですし、ここからのアニメのクライマックス展開も高校時代からの彼女らを知っていることで重みが増しましたし。

 ずかちゃんがここに来るまでにもどれだけの狭い門を潜り抜けてきたか―――
 美沙が「絵麻先輩には適わない」と思ってCGの道に進んだこと―――
 絵麻が家族の反対を押しきって、大学に進まずにアニメーターになろうとしたこと―――

 これらを知っていたことで、後の展開がより楽しめたと思います。


#16 ちゃぶだい返し





 元ネタ解説記事にも書きましたが、「サンダーバキュームボール」ではなく「大リーグボール2号」です。訂正してお詫びします。

 野球回来ました!
 野球回のあるアニメは名作の法則!とは私は思わないんですけど(笑)、女のコだけでバッティングセンターに行くアニメは割と定番かなぁと思います。『けいおん!!』とか。道具の準備などがいらないし、キャラクターが普段は見せないアクションシーンを見せることが出来るし、展開にメリハリを付けることが出来ますし、重宝されるのも分からなくはないです。『涼宮ハルヒの憂鬱』のように8回も行かれると飽きますけど(笑)。

 『SHIROBAKO』のこのシーンは、ゴスロリ様がホームランかっとばすという「キャラクターが普段は見せないアクション」の究極だとも言えますし、野球アニメを作っていた人によるアクションシーンですし、とてつもなく贅沢な回でしたねぇ。パロネタも野球ファンが意表突かれて唸ったみたいですし。


 この回で原作者のちゃぶ台返しに応えているんですが、ここで茶沢を無理矢理連行したことで怒りを買ったみたいで、これ以降の茶沢はやたら嫌がらせをしてくるんですね。単に仕事に手を抜いているだけじゃなくて、敢えて武蔵野アニメーションが困るようなことをやってくる―――

 しかし、この回の遅れが色んなところに歪みとして出てくるんだからアニメ制作って大変ですよね……


#17 私どこにいるんでしょうか…





 ということで、茶沢の嫌がらせの一つである「PV作成」ミッション。
 この回、振り返ってみると「安藤&佐藤コンビのメイン回」なんですよね。実質的に初めて彼女らが「制作進行」として作品を完成させる回とも言えますし、そこでの失敗と、先輩に学ぶことと、作品が出来上がる喜びと―――それらを描いていた回です。
 最終話付近では安藤&佐藤コンビはあまり描かれなかったので物足りなさもあったのですが、彼女らの出番はこの回に既にあったのだろうと。

 ちなみに、宮森の新人時代の失敗はアニメよりも小説版で描かれていました。アニメの脚本と小説がどれだけ設定を共有していたのかは分かりませんが、小説版を読んでいると、ここでの宮森の台詞は「あーあのことか」と説得力を増して、よりグッときました。
 正直、あの時の宮森の失敗は安藤&佐藤コンビの比じゃない失敗だったと思いますし……(笑)


 それはそうと、「今度こそタローがネゴシエイターとして活躍するのかもw」は当たらずも遠からず、ってカンジでした。この回からタローと平岡の描写が始まるんですよね。
 タローは4話で「俺、酔っ払う女NG」と言って全女性を敵に回していましたけど、酔っ払う男は大好きだったという。まさかアレが伏線になっていたとは……


#18 俺をはめやがったな!




 孤軍奮闘&絶体絶命の宮森のところに矢野さんの帰還!ホントのところを言うと、2クール目のOPで帰ってきている矢野さんが描かれているので「まぁ、帰ってくるんだろうな」とは思っていました。もしそれがなかったらこのシーンの破壊力は数倍増しだったろうなとは思うのですが……

 ちなみに18~19話は浦畑達彦さんの脚本なので2話セットなんですよね。
 新人声優と大ベテランの美術監督との対比を使って、夢を持たないままアニメを作っている宮森を揺るがせる回。ということで、↓に続く。


#19 釣れますか?





 この回、この回はホント大大大好きな回です!
 2話も好きだったし、6話も好きだったし、12話も泣いたし、16話も好きだったのだけど……全24話の中でもこの回は別格で好きな回です。『アンデスチャッキー』からの暗転→宮森の泣き声を思い出すだけで泣けてしまうほどに。この回のコンテ、『凪あす』の監督だった篠原俊哉さんだったかー。


 あと、目立たないことなんですけど……スタジオタイタニック(と演出家)の仕事が雑だったのは、彼らの責任というよりスケジュールを狂わせてしまったこちらにあったという話はハッとしました。16話のキャラデザの遅れがここに歪みを生んでいるという。アニメ業界の良い部分だけを描くんじゃなくて、その影になっている部分をちゃんと描いていることに好感が持てましたし、これが後の平岡の描写に繋がっているんですね。



 まさか自分のブログで「イチロー選手」とか「王貞治さん」の解説を書く日が来るとは。


#20 がんばりマスタング!





 ここからが最終章!
 『第三飛行少女隊』の最終話をどうするのかを軸に、夢を失った平岡と夢を持たない宮森を対比させて、「自分には何も出来ない」と言っていた宮森を未来に向かわせていく話です。


 平岡を使って描かれた話は何だったのか―――
 突き詰めて言うと、平岡は自分が思っていたほど仕事が出来なかったことに尽きるのだと思います。もちろん最初に入った会社が恵まれていなかったことが、最初に入った会社が武蔵野アニメーションだった宮森との違いだったのは確かなんですが。リカバリーする場面は幾らでもあったと思います。それこそ平岡だって流れ着いた果てに武蔵野アニメーションに入ったワケですしね。


 平岡が作中で許せなかった人達を振り返ってみると

・大してキャリアもないのに、他に人がいないから出世した宮森
・夢を持って脚本家になろうとしているりーちゃん
・同い年で順当にキャリアを積んでいる円さんに、「オマエの仕事じゃキャリアにならない」と言われたこと
・同期なのに業界に夢を持って会社まで立ち上げた磯川


 簡単に言うと、「自分より出世している(しそうな)人達」なんです。
 たかがそんなこと……と思われるかもですけど、業界に夢を持ってカンヌまで獲ろうと思っていたのに現実に打ちのめされたからこその嫉妬心なので。私は平岡の気持ちが分からなくはないです。私も一生懸命漫画を描いている身ですから、自分と同い年とか自分より年下の漫画家さんがとてつもない結果を出しているのを見ると「悔しい」って思いますもの。

 アニメが好きだったからこそ、思ったような作品を作れないことで、心を殺してただ淡々と効率的に仕上げていけばイイやと変わってしまう……「好き」にはそういう側面もあるんだと、平岡を使って描いていたのだと思います。



#21 クオリティを人質にすんな




 ずかちゃんの話は置いておこう。
 美沙と絵麻の話はアニメ版の4~6話でサラッと描かれていましたけど(CGか手描きかって話ね)、漫画版の1巻だと更に詳しく描かれているんですね。

 美沙も高校時代は「絵が描ける人」で、最初は絵麻の補佐として作画をしていたんですけど、絵を描くことに一生懸命になれる絵麻を見て補佐を降りるんです。美沙は絵麻のようにはなれないから、アニメーターの道はムリだと思い、それでも将来みんなで一緒のアニメを作るために自分はCGの道を進もうとするんです。

 今から思うと、1クール目で美沙が会社を辞める展開も「美沙の本当の夢」からすれば当然の展開だったんですね。だから、回りまわってここで美沙と絵麻が同じシーンを作ることになるのは感慨深いものがありました。



#22 ノアは下着です。




 ずかちゃんの活躍フラグは見事に的中してしまったのだけど、「わーい!当たったー!」というよりも「気付きもしなかった方がもっと感動できたろうに!」というのが正直な気持ちでした。「予想通りに話が収まる気持ちよさ」よりも、「予想外なことが起こる衝撃」の方が自分は感動するので。それこそ19話なんかはそういう衝撃でしたね。

 この回と言えば、三者三様の飲みっぷり。
 堂本さん、子持ちだったのかよ!しかも、子どもが中学生とか!
 この作品、女性陣は特に年齢が分からないようにデザインされているので予想外でした。しかし、それが判明した時のTwitterのタイムラインを見ると「むしろ興奮する」という意見が大半だったのが凄かったです。様子を見ると、どうもシングルマザーっぽいですしねぇ。確かにエロイ。


 そして、平岡とタロー。
 平岡は20話で円さんと衝突して、21話で瀬川さんから担当を外してと言われて、完全孤立している状況でした。しかし、宮森は担当を外しませんでした。自分の責任をかけてでも。それが「みんなの夢を守る」という宮森の夢だったから。

 でも、本当に平岡を救ったのはタローなんですよね。
 20話のところで書いたように、平岡は「自分より出世している(しそうな)人達」がつらいのです。だから、自分より年下だけど出世している“エース”宮森とか、自分と同期なのにしっかりとした足場を築いている矢野や磯川の話はつらいだけなんです。

 だから、タローなんです。
 仕事が出来るワケではない。空気読まないし。人をカチンとさせることを言うし。後輩達からも全く信用されていないし。円さんや瀬川さんや新川さんや堂本さんからも「仕事の出来ないヤツ」の代表として挙げられるし。実際、トラブルをどんどん起こしてくる。そういうヤツだから平岡がつい気持ちを口走っちゃうし、そういうヤツだから平岡の気持ちも分かる―――これは“エース”宮森には出来ない、タローだからこそ出来たことなんです。

 第1話から散々場をかき乱してきたタローに、ここでこういう役割を与える辺りが凄く良かったです。アニメ制作はチームワークなんです。みんながみんなエースにはなれないし、エースばかりではチームは成り立たないんです。タローみたいなヤツもチームに必要と描くから、私はこの作品が大好きだったんだろうなと思います。



#23 続・ちゃぶだい返し





 この作品でずっと描いてきたものの一つに「アニメ制作はチームワークだ」というものがあったと思います。それこそこの前話の新川さんと堂本さんの飲みとか、平岡とタローの飲みなんかもそうだったんですが。仲間がいるんだと描いてきたと思うのです。
 ですが、このクライマックスと言える23話で描かれた二人は、チームワークではなく一人で戦い続けてきた二人なんですね。一人は“原作者”である野亀先生で、一人は“仕事のない声優”であるずかちゃん。この二人は「アニメ制作はチームワークだ」の中に入れなかった二人なんです。


 漫画家はアニメと違って一人で作り続けなくちゃならない職業。
 もちろんマトモな編集者だったら「共に作る」手伝いをしてくれたろうし、人によってはシナリオライターを雇ったりもするのだけど……野亀先生はそういう人がいなくてずっと一人で作品を作り続けていたみたいで、そんな野亀先生に、野亀先生と同じくらい作品に情熱をかけてくれる木下監督が出会って、初めて「共に作る」ことが出来たという。


 声優さんも、ある意味で一人で戦い続ける職業。
 もちろん演技は他の役者さんとのやり取りなのだけど、仕事のないずかちゃんはその領域までも行けていませんでした。周りは全員ライバル。年下のアイドル声優が仕事がたくさんあって忙しいと言っているのを、一人でチューハイ飲みながら眺めていることしか出来ません。ある意味では、ずかちゃんと平岡は似た境遇のキャラなんです。いや、平岡には同僚であるタローがいたし、上司である宮森がいたし、社長も平岡を見捨てませんでした。

 ずかちゃんにはそういう人達すらいないのです。
 同僚も上司も社長もいない個人事業主で、飲んで愚痴る相手もいません。親友であるはずの宮森や絵麻や美沙やりーちゃんにも、本当の気持ちを吐露することは出来ませんでした。


 こうやって全話を通して作品のストーリーを眺めてみると、スタジオタイタニックや平岡で「アニメ業界の闇」を描いた後に、更に誰一人頼れるものも味方もいないずかちゃんの話が来たというのは考えて構成されているように思いますね。チームワークで作るアニメ業界において、究極の孤独なポジションが“仕事のない声優”なんだろうと。



 だから、宮森が泣いてあげるんです。
 たった一人で戦い続けてきたと思っていたずかちゃんだけど、ずっと見ていた人がいるんです。声優には同僚も上司も社長もいません。声優仲間は同時にライバルでもあります。仕事がなければ、仕事で生まれる縁もファンも生まれません。

 でも、友達はいるんです。
 ずかちゃんは一人じゃなかった。ずかちゃんの活躍をずっとずっとずっと待ち続けていた宮森がいて、絵麻がいて、二人はずかちゃんのために泣いてあげるんです。



 自分もそうですけど、「作り直された最終話にずかちゃんが声優として参加する」展開自体は割と予想できたものだと思います。P.A.の代表である堀川さんも展開は読めるだろうから、それを上回る作画が必要だったと仰っていましたものね。

 だから、単にずかちゃんが参加して終わりではなくて、宮森が泣くことに意味があるのです。ずかちゃんは決して一人じゃなかったと、このシーンでずかちゃん自身が気付くんです。



 そして同時に。この回のルーシーの台詞と、最終話の『やきプリ』のずかちゃんの台詞、ずかちゃんから宮森に向けたメッセージにもなっているんですよね。


ルーシー「お姉ちゃんは遠いとこへ行ってしまったけど、私はずっとここにいようかな……」
ありあ「何故?」
ルーシー「ありあさん達が戦って守る世界で、私はたくさんの仔牛を育てるの!」
ありあ「私達が戦って、守る世界?」
ルーシー「それが私に出来ること……それが私の夢だから……」
ありあ「っ……」
ルーシー「ありあさん?」
ありあ「戻る……この全てを守るために……!」
ルーシー「ありがとう。ありあさん……今、私……少しだけ!夢に近づきました!」



マネージャー「そう?傍から見たら、そんなに重労働に見える?全然自覚ないけどなー」
女子C「マネージャーって、裏方っていうかお世話係でしょ?大変じゃない?」
マネージャー「まぁそうだけどね。みんなが練習頑張っているのを見るのと、私も元気もらえるんだ」
女子C「そっかー。そういう喜びもあるんだー」



 宮森は、ありあのようにマネージャーのように、みんなの夢を守っているワケで。ずかちゃんの物語でありながら、宮森の物語にもなっている見事なシーンでした。

 最後の最後にずかちゃんをこう使ってくるんだから。ズルイよ!泣くしかないよ!


#24 遠すぎた納品





 ツイートにも書いていますが、最終話は「予想外なことが起こる」最終話というワケではありませんでした。
 ドラマチックなことは23話までに済んでいるので、23話かけて成長してきたキャラクター達の総力を結集して最終話完成&納品完了なので、ドラマチックなことが起こっているワケではなかったのですが……宮森が一人で走って、帰ってきて、これまでの話の中で宮森が思ってきたことを語る見事な最終話だったと思います。

 遠藤さんと下柳さんが喋っていたり、乾杯の時にタローと平岡がグラスを向けていたり、多分タローが「酔っ払う女は」みたいなこと言って佐藤さんの怒りを買っていたり、浜崎さんが相変わらずマネージャーと間違えられていたり、ずかちゃんが声優の先輩方からイジられていたり、鈴木京子さんが乾杯の時と挨拶の時に泣いていたり……

 今までの描写があるから、全部のキャラクターが愛おしいし、全部のキャラクターをここに登場させて姿を見せてくれたのが嬉しかったです。


 そう言えば、リアルタイムには気が付かなかったんですけど……


SHIROBAKO24-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第24話より引用>

 この写真を撮っているのって。




SHIROBAKO24-2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第24話より引用>

 茶沢だったんですね。
 配置転換があったのか、でも打ち上げの記念写真なんだからプロのカメラマンを雇っているワケでもないだろうし……制作サイドからの茶沢への最後の手向けってところでここに茶沢が出てきたのかなぁと。


 茶沢がどうしてあんなにアニメに非協力的だったのかというと、23話で監督のことを「三下」呼ばわりしていたことからアニメ自体を見下していたからなのかなぁとは思います。確かにアニメについて詳しくもなければ見下しているような人ならば、連絡を怠ったり嫌がらせをしてきたりというのもありえなくはなさそう。
 スポンサー3人衆もそうでしたけど、アニメに対して愛のないキャラクターに対してはこの作品は割と冷徹というか、茶化して描いているところもありましたからね。

 ただ、茶沢に関してはその辺の掘り下げが最終話まで観てもあまり上手くいっていたとは思えず、ストーリーを盛り上げるために制作サイドの都合で嫌がらせをしてくるキャラに思えてしまったかなぁと。そこはちょっと、この作品で唯一残念なところでした。


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 とは言え、総じて半年間とてつもなく楽しませてもらいました。
 『SHIROBAKO』の放送開始前、PVを観て「これはヒットしそうな予感!」とは思っていました。大好きなP.A.WORKSが「一部の人が楽しい作品」じゃなくて「万人が楽しめる作品」を作ることになると期待していましたし、第1話を観る前は本当ドキドキしていました。


 結果、私が超楽しんだだけではなくて、Twitterのタイムラインを眺めても多くの人が楽しんでいるアニメになっていて……大好きなP.A.WORKS作品がアニメファンの話題の中心にいたのが嬉しかったです。最高に幸せな半年間でした。

 私が言うことでは全然ないんですけど……

 『SHIROBAKO』を観ていたみなさん!P.A.WORKSってすごいでしょ!!
 これからもP.A.WORKSの作品をよろしくお願いします!

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| アニメ雑記 | 22:23 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

茶沢問題だけはこの作品の傷になりましたね
アニメ製作をテーマにしたアニメ業界と協力関係にはあるけど
別業界である出版業界にヒール役を押付けてロクにもフォローしないってのは
他への気遣いが半端じゃなかった分アニメ業界の出版界への本音か?
みたいな
実際一部ネットで編集者だけ悪者かよみたいなプチ騒動起きてましたしね
最終話のカメラマンで登場したので納得する人はあんまいないのではないかと
でも最低限の所は守るって感じでバランス感覚半端じゃないわ水島監督

残念とも言えるし全てが丸く収まると逆に所詮はアニメの
綺麗ごとかよとも言えるからあえて残した傷かなとも思ったりもしますがw

なんにしてもずいぶん楽しませてもらえたいい作品でした

| ああああ | 2015/03/29 01:42 | URL |

変な話、茶沢みたいに仕事は楽するのに越したことはないという気持ちよくわかる。アニメとか普段茶沢の仕事にはない余計なことだし。
しかも自分は今日の仕事終わった気でいるのに趣味の時間を邪魔されるとか怒りを買って当然だわ。
誰もが仕事のために生きてる訳じゃないしね。
まあ、結局サボった分は自分に帰ってくるのだけど...

| ああああ | 2015/03/30 08:58 | URL |

ご参考までに

茶沢については物語を動かす燃料として、ああなったとのことです。

<参考>
http://ani-ko.com/05-kawase03

マンガ素人的には有名大学卒でやりたくもないのにマンガ編集に配属された人は
あんな対応しそうな気がしてます。
個人的に。

| masa44 | 2015/03/30 18:27 | URL |

茶沢は、意識的に「嫌われ役」として描かれていましたが、彼の性格や行動はとても「リアル」だと思いますよ。

「自分がめんどうなことはしない」「責任転嫁する」「立場が上の相手には媚びる、立場が下の人は見下す」「言い訳はうまい」「自分の立場を守るために他を悪者にし、物事を引っ掻き回す」など、職業に関わらず、こういう人は確実に存在します。
社内に一人はいるタイプ。

彼は「編集者という職業」の例ではなく「うわー、こういう奴いるわー」のポジションだと感じました。

むしろ、最終回にきちんと登場させているあたり、とても優しい扱いをされていると思います。

私は、タロー以上に茶沢に対して「いるよなーこういう人…」と感じながら観てました。うちの上司がまさにそんなタイプでして…。仕事辛い!



| めー | 2015/04/02 16:06 | URL |















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