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アニメ『パンチライン』各話感想メモまとめ(1話~最終話)

 春アニメ感想まとめの3本目!
 なるべく夏アニメが始まる前に終わらせたいのだけど、果たして間に合うのか……!?

 今日の『パンチライン』みたいな作品は、最終話までの結末を知った上でリアルタイムの感想を読み返すのは面白いですね。なので、最終話まで観た状態で読んでくださるとありがたいです。

<ルール>
・1話から最終話までの感想ツイートを貼り付け
・“最終話まで観終っている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に最終話までのネタバレを含みます
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな


 今回の記事も長くなることが予測されるので格納しました。
 続きは「続きを読む」を押してもらえれば表示されます。ではでは。


第1話「パンツパニック」


 ご存じない方もいらっしゃると思うので、少し解説から。
 『パンチライン』という作品は元々、ゲームのシナリオを書いている打越鋼太郎さんのゲーム企画から始まり、その企画を見たMAGES.のプロデューサーが「アニメ化した方がイイ」と(恐らく『ROBOTICS;NOTES』で)つながりのあったフジテレビのプロデューサーに売り込んでアニメ化が実現したそうです(詳細はコチラ)。

 アニメの最終話まで観て分かりましたが、恐らくアニメは「ゲーム版における複数エンディングの内の2つ」にあたるってカンジなんだと思います。6話が「人類が滅亡してしまうバッドエンド」、12話が「一応人類を救えたハッピーエンド」―――しかし、最終話の遊太がまた過去に戻ってチャレンジし直した通り、「本当に全員が救われて幸せになるTRUE END」はアニメ版では到達できずにゲーム版に持ち越しになったのだろうと思います。ところどころ描写が足りないように見えるところもありましたしね。

 ということで……第1話は、元々ゲームとして作られた話の序盤だと思うんですね。「ゲームのチュートリアルみたい」なのも当然だろうと。


第2話「生類憐みのレース」


 ここの設定、未だによく分かっていません。
 とりあえず遊太がパンツを見ると人類が滅亡するという仕組みは、「幽体の遊太がパンツを二度見る」→「遊太の肉体が滅ぶ」→「誰にも人類を救えなくなってしまうので12月31日に人類滅亡」ということが後に判明するのですが。ということは、人類が滅亡する度に幽体の遊太がまた過去に戻って「今度はパンツを見ないように」とやり直しているのだけど、そこの過程はアニメでは描かれていないってだけかな……?

 元々がアドベンチャーゲームの企画だと考えれば、そんなに違和感ない設定かな。
 例えば『デスマッチラブコメ』だって間違えた選択肢を選ぶと「主人公が爆発して死ぬ」→「バッドエンド」となって、プレイヤーは「過去のセーブデータからやり直し」→「もう片方の選択肢を選ぶ」→「話が進む」となります。でも、その“プレイヤーは「過去のセーブデータからやり直し」→「もう片方の選択肢を選ぶ」”の部分は視聴者にとっては分かりきった作業でしかないですもんね。アニメだとまるまる省いたってことも、「元々がアドベンチャーゲームの企画」と考えれば分からなくもないです。



第3話「火星人、襲来!」


 この辺りから各キャラのバックボーンが見えてきて面白くなったかなぁという第3話でした。第1話からそうでしたけど、バトルシーンがしっかり気持ちいいというのもポイントだったと思います。

 結末から逆算して作られたストーリーなので当然ですけど、この時点でジャスティスパンチになる展開は示唆されているんですね。
 一人では人類を救えない、みんなで人類を救うんだ―――と伝えたのが、他ではない遊太だったのだけど。この話を突き詰めて考えると、「遊太が人類を救えない世界線だとそれを過去に戻って伝える存在がないから、明香がみかたんのところに行くこともなければ、そもそも明香が作られないんじゃ……?」と頭が痛くなってきてしまいます。



第4話「取り憑くシマ模様」


 亀男(正体は友田にとりついたQ冥)の件が解決していないのに、グリーゼ(正体はぐり子)が出てきて、肉体を取り戻す話はどこ行ったんだよと、何が何やらの回でした。最終回まで終わってみれば必然だったと思うんですけど、リアルタイム時には「カタルシスを与えてもらえないまま新しい問題を与えられた」感がありました。

 あと、この回は遊太のせいでことごとくラブラが可哀想な目に合うのが見ていてつらくて……


第5話「愛、死す」


 みかたんと愛の話だったり、ラブラと明香の話だったり、古来舘のみんなの絆が深まっていって、亀男との決戦中に次週へ―――6話がああなることが分かっている今なら「上手い引き」だと思うんですけど、当時は「早く続き見せてくれよ!」って思っちゃいました。


 ただ、この時にチラッと呟いた悪い予感はある意味的中していて、『残響のテロル』同様に「最大の敵は内輪の人間」なことでスケールが狭まっちゃった感はあるかなと思います。こっちも「謎の施設で育てられた子ども」で「脱走した際に一人だけはぐれて敵になる」とか、共通点が多いですし、同じ会社のオリジナルアニメで同じような展開が続くのは「またか……」と正直思ってしまいました。



第6話「大晦日だよ、明香えもん」



 亀男戦のバトルはテンポ良く、ミヤケンの復活、ストレンジジュース登場、亀男のユーバ化、ミヤケンに呼びかけられた遊太がラブラにとりついて形勢逆転と二転三転の盛り上がりがポンポンと続いて大好きな場面です。

 第6話は言ってしまえば「バッドエンド」なんですけど、中ボスに当たる亀男の撃破で古来館のみんなが一つになって、それでいて真相も明らかになって――――と、初めて分かりやすく「カタルシス」を与えてもらえた回だったんですね。だから、この回はテンション上がったし、この頃が一番このアニメに夢中になっていたなぁって思います。6話を観終わった後、1話からまた観返したくらいですもの。





第7話「帰ってきた、パンツパニック」




 6話でテンション上がりまくって、1~6話を観返して迎えた第7話でした。
 なので、「この時点で残っている謎」をおさらいした上で7話を観たので、こういう細かい描写に触れているんですね。謎が一つずつ明らかになっていく展開はすごく楽しかったのだけど、逆にいうと「謎があらかた明らかになった後」は物足りなさを感じたのも確かです。この「謎が明らかになるタイミング」と「物語としてのクライマックス」が重なれば良かったんですけど、この作品の場合はそれがズレちゃっていた分、クライマックス時の盛り上がりが弱まっちゃったかなと思います。




第8話「Panty Party!」

 ということで、7話目からのテンションの落差が酷い(笑)。

 この作品、1周目でほとんどの謎は解明されちゃっているので、2周目でやることがあんまりないんですよね……アドベンチャーゲームならば当然の展開とも言えて、アドベンチャーゲームでバッドエンドになっても最初からやり直したら大半は1周目と同じ話が続くんですね。だから、セーブデータで途中から始めたり、フローチャートで飛んだり、既読スキップで早送りしたりするワケで。
 アニメや映画のタイムリープものと違うのはその辺で、アニメや映画のタイムリープものは「1周目で明らかにならなかったことに2周目の途中で気付いて、そのおかげで違う未来に進む」から2周目も退屈ではないんですけど……この「ゲームとアニメ」のメディアの違いが出ちゃった中盤だったかなぁと思います。

 観返すと、この回でQ冥から「この体(友田の体)を痛めつけても意味がないぞ」って言われるんですね。幽体のQ冥は遊太には倒すことが出来ない、彼は永遠に滅ぶことなく悪行を続けることが示唆されているんです―――つまり、彼を倒すことが出来るのは霊媒師ラブラだけだとこの時点で見せられているという。最終話を観ると、上手いこと仕込んであったんだなぁと感心します。


第9話「ブラジリアンハイキック」

 さて……
 ↓の記事で詳しく書かれているんですけど、この作品の「2周目」となる7~12話は、前半の7~9話と後半の10~12話で分かれているんですね。前半は今までの謎が全て明らかになる回です。1周目で判明したことはもちろん、子ども時代に一緒だった3人がどう分かれてしまったかの真実が判明します。しかし、ストーリーとしては「一人で人類を救おうとした遊太の敗北」で幕を閉じます。

 “「答え合わせ」が続いて驚きがない”という当時の自分の表現は、そりゃそうで。
 謎が明らかになるのはイイのだけど、その謎自体は7話の時点で気付いてしまえるようなもので「答え合わせ」に過ぎません。その上、ストーリーとしては遊太が敗北するだけなので……二重に我慢の展開が続くんですね。だから、正直この辺りが一番つらい時期でした。





第10話「墜落」



 ここからが「人類を救う最後の決戦」編です。
 「この世界線だと幽太がトラブルを未然に防いだ分だけ団結力が弱い」の部分は、最後まで禄に使われずに終わったのでチラ之助は何を言っていたんだとなってしまったのが残念。遊太の話を聞いたみんなが「1周目」の絆を引き継げたということなのかも知れませんが、じゃあ最初から話しておけよと思わなくもないので……

 幼少期のラブラにFAXを送らせた人物→ 幽体の方の遊太
 Q冥がどこ行った→ 軍隊を引き連れて、ムヒを奪いに来る
 チラの助の正体→ 「人類が滅ばなかった世界線」で愛が預かることになる猫


 チラ之助は「この世界線だと隕石衝突で死んでしまう」から幽霊になって過去に戻って遊太にアドバイスをしてくれてたってことなんですかね……アニメ版だと正直ここはよく分かりませんでした。それがアリなら、みかたんとか愛とかラブラだって幽体になって手助けしてくれてもイイじゃんって(笑)。

 この辺の設定の解明と、人類を救うというクライマックスとが一緒になると盛り上がったと思うんですけど……「それはゲーム版を遊んでね!」ってとこなんですかねぇ。


第11話「ジャスティスパンチ!」

 ジャスティスパンチの結成!
 愛はロボットに乗り込んで応戦……って、「ゲームの腕前を活かしてロボットに乗り込んでも戦える」設定はものすごくよくある設定になりつつあるんですけど、正直あんまり好きじゃないです。今回のこれは、6話時点でロボットの姿を見せていたから御都合主義とは思いませんでしたけどね。

 ラブラの使い方は、この回も、最終回でQ冥を退治するところも好きでした。
 「そう言えば、そんな設定があったなぁ!」という盲点を突かれたので。


第12話「パンチライン」

 チラ之助のことも含めて、「消化しきれなかったとこはゲーム版で!」ということなんでしょう。
 元々がゲームの企画なんだし、そのアニメ化なんだから「アニメで迎えるのはエンディングの中の一つ」くらいにして、もっともっとこの作品世界を堪能したい人はゲーム版でという着地点は個人的には悪くなかったと思います。アニメ単体としても、チラ之助以外はみんな活躍して、みんなそれぞれ抱えていたものを乗り越えたキレイな最終回だったと思いますもの。「ぐり子だけが死んで終わるハッピーエンド」だったら、私は一気にこの作品を嫌いになっていたと思います。

 チラ之助だけは、正直……ただ「カンジワルイ」まま終わっちゃったかなぁと思います。
 結局あの幽体の姿は何だったのか、最終回に出てくる猫とどう繋がるのか、謎は確かに残るのですが……チラ之助自体をあんまり好きになれていないので、ゲーム版で解明されるとしてもそんなに興味が湧かないというのが素直な気持ちです。

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 とまぁ、言いたいこともあるんですけど……
 「オリジナルゲームを先行してアニメ化」「アニメとは違うエンディングを迎えたい人はゲームで」というのは、アニメの特性とゲームの特性を上手く活かしたメディアミックスだったと思います。同じことを他の作品ででも出来るとは言いませんけど、今回のこれは面白いことになっていたと思います。

 ただ、やっぱり「2周目」の退屈さだけは、ゲームだったらプレイヤーが自由にスキップできることが、アニメはみんなで一斉に観なきゃいけないから退屈という……「ゲームとアニメの違い」が出ちゃっていて。その違いを上手いところ消化できていたら、もっと印象が違ったんじゃないかなぁって思うです。
 「ゲームの脚本家」に「アニメの脚本」を書かせることの良い面も悪い面も出ちゃった。惜しい作品だったと私は思いました。

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| アニメ雑記 | 21:59 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

4話から6話までのダブルループの中で、小惑星が地球に衝突するのは絶対おかしい。

ラブラと明香は27日グリー是訪問から30日の夜亀男撃退までけんかしたまま。
なのに、明香が30日の昼間までにすでに軍事衛星をハッキングしててQ冥会のつけた装置見つけたことになってる。

ここ、辻褄が合わない。

仲直りする前にラブラが明香にハッキングなんて頼む分けない。
じゃあなんで、明香はハッキングしたのか理由がない。

Q冥会の装置は30日の昼間はずしてる。
だから30日夜仲直りしたラブラが頼んで、明香が軍事衛星ハッキングしても、Q冥会に回線をのっとられることはない。

だから小惑星がが地球に衝突することもない。

ハッピーエンドじゃん。

| ああああ | 2015/09/01 23:10 | URL |

ゲーム版

こんにちは、アニメ版は未視聴でゲーム版をプレイしました。
そして「ああ、なるほど、ゲーム版がイマイチしっくりこなかったのは、アニメ版で本来のTRUEエンドを描いてるからだからか」と思い、アニメ版の感想を読みたくて、検索した次第です。

そうゲーム版もイマイチしっくりこない終わり方でした。
チラ之助についてほんの少し、本当に少しだけ設定が明かされるだけでした。
(いやそれでも、全く納得が行ってないのですが)

やまなしさんの感想の
>元々がゲームの企画なんだし、そのアニメ化なんだから「アニメで迎えるのはエンディングの中の一つ」くらいにして、もっともっとこの作品世界を堪能したい人はゲーム版で
というのは、そのまんまゲーム版をプレイした後の僕の感想です。
「なるほど、ゲーム版とアニメ版を両方して初めて楽しめるのであって、ゲームで迎えるのはエンディングの中の一つなのかあ、斬新すぎろだろw」って思いましたから。

あと、ゲーム版はキャラCGがハードスペック的な事情で動かせないせいで、
DVDのおまけについてくるキャプチャードラマの酷い奴(ドラマCDに一枚絵がついたみたいな奴です)みたいになってて、なんかもうちょっと相当面白くなかったです。
いやもう「アパートの壁」を見ながらキャラの台詞を読むシーンが多すぎでした、キャラに複雑な動きをさせれないのはわかったから、動かなくてもいいから2Dのキャラの絵を見せてくれ! って思いました。
プレイ時間の1/3はアパートの壁を見ながら文章を読むゲームでしたよ。


すいません、どうしてもゲームが微妙だった愚痴を書きたくて、ここのコメント欄に書いてしまいました。

| aukusoe | 2016/04/30 12:46 | URL |

>aukusoeさん

 なんと……

 アニメ版が終わった時に「続きはゲーム版で、ということか」という感想を書いていたのは私だけでもなかったのですが、そのゲーム版のラストもイマイチしっくりこなかったのですか。
 アニメ版から随分遅れたゲーム版の発売だからじっくり作りこんでいるのかなと思ったのですが、そうもいかなかったということは、結果的に一つの作品でアニメ版とゲーム版の二つを作るのは難しかったのかなぁ……

| やまなしレイ(管理人) | 2016/05/01 22:17 | URL | ≫ EDIT















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