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「短く終わるゲーム」の需要はどのくらいあるのか?

 私のゲームプレイのスケジュールとしては、今月末に発売される『幻影異聞録 #FE』は既に予約済なので、それまでの間の11月~12月は「一つでも多く積みゲーを消化する」ことを優先してゲームをプレイしてきました。

 そのゲームは「1時間あたり御幾ら」ですか?
 そのゲーム機は「1時間あたり御幾ら」ですか?
 Wii Uで今まで遊んだ全ソフトを3行レビュー!

 そこで思ったのは、一つのソフトあたりの「プレイ時間」と「コストパフォーマンス」についてでした。『U-EXPLORE』は8時間、『カエルの為に鐘は鳴る』は6時間、『スチームワールド ディグ』は9時間―――と、ダウンロード専売のソフトやバーチャルコンソールのソフトをプレイしていたこともあって、どのソフトもクリア時間は10時間を切るものでした(もちろんプレイした人によってクリア時間は変わるので、あくまで私のクリア時間は……という話ですけどね)。

 短く終わってしまうゲームは「コストパフォーマンスが悪い」とも言えて、何百時間と長く楽しめる“終わりのないゲーム”に比べて損なのかも知れない―――と思ったことが、上のような記事を書くきっかけになりました。



 そういう記事を書いているとカウンターとして真反対なことを考えてしまうものですし、実際にそういうコメントも頂いたのですが、逆に「短く終わるゲーム」を求めている人もいるんじゃないのかなとも思ったのです。
 例えばです。「面白い漫画があるんだよ!」と私が薦められたとして、「全5巻」だとか「今は3巻まで出ている」とかだったら気軽に読んでみようかなと思えるけど、「全50巻」とか「今は30巻まで出ている」とかだったらかなりの覚悟がないと読み始められません。お金もかかるし、何より「膨大な時間」がかかります。漫画3~5冊なら週末に一気に読むことも出来ますが、漫画30~50冊を読むとなると数ヶ月単位での時間の調整が必要になってしまいます。

 同じように……「面白いゲームがあるんだよ!」と薦められたとして、「50時間かかる」「30時間かかる」というイメージで「そんな時間は作れないなぁ」と躊躇してしまう人も、「5時間で終わる」「3時間で終わる」という薦め方をすれば「ちょっとやってみようかな」と思ってもらえるんじゃないのかと考えたワケです。



 あ……えーっと、こういうことを書くと「長く遊べるゲームを否定するのか!」「お金のない子どもにとっては長く遊べることが大事に決まっているだろ!」と怒り出す人がいて、実際に炎上したこともあるんですけど、「最近ゲームを遊ぶ時間がないなぁ……」と思っている人に「短く終わる面白いゲームがあるよ!」とオススメしていくことは色んな選択肢を提示することにもなるので、ゲームの未来につながると思いますから……「短く終わる面白いゲーム」をオススメすることも許して欲しいんですけど……ダメですか、許せませんか、また「やまなしがゲームを批判したぞー!殺せー!」って拡散しますか、そうですか。





 じゃあ、しょうがねえな!(開き直り)

 マジメな話、スマホのゲームなどに多い「基本無料のオンラインゲーム」は、課金などの機会を増やすために長く遊ばせる必要があります。トータルのプレイ時間も長くなるし、アップデートやイベントなどでプレイ期間も長くなります。「週末にちょっと遊んでサクっと終わる」みたいなゲームにはならないんですね。
 一方のゲーム機用のゲームもパッケージソフトはプレイ時間が長くなる傾向にあって、一つのソフトを100時間以上遊べてしまうゲームなんてザラな状況です。

 つまり、「長く遊べるゲーム」はレッドオーシャンだと思うんです。
 そういうゲームはたくさんあって競争は激しいし、逆に言えば「長く遊べるゲームを求めているユーザー」は選び放題なワケですよ。TVCMを見ればスマホのゲームのCMがバンバン流れるし、ネット上で話題になり続けるゲームは「長く遊べるゲーム」ですからね。


 でも、そういうものについていけない人、ついていっているけどたまには口直しで他のものも食べてみたい人もいると思うんです。週末にちょっと数時間遊んで、そこで終わるとか。1~2週間ちょっとずつプレイするだけでエンディングに到達して満足できるとか。そういうゲームの需要もあるんじゃないのかって思うのです。

 それこそ私の好きな「ダウンロード専用ソフト」にはそういうゲームがたくさんあります。「買いきり」のゲームはプレイ時間を引き延ばさなくても構いませんし、「遊び終わったら中古屋に売られる」こともありませんからね。
 ここ1ヶ月間で私が遊んだ『U-EXPLORE』も『スチームワールドディグ』も10時間以内にサクッと終わって、「あー面白かった」と言えるゲームでした。『ラビラビ』シリーズなんかもプレイ時間はそれほどかかりませんね。アクションパズルなので「解き方が分からない!」で1週間くらい悩んだりしますけど(笑)。

 バーチャルコンソールのゲームなど「昔のゲーム」には、クリアまでにそれほど時間がかからないものも多いです。これは容量の問題もありますし、2Dアクションゲームやアクションパズルゲーム等の「クリアまでのボリュームを無尽蔵には増やせない」ジャンルは現在ではパッケージソフトでは厳しくてダウンロード専用ゲームが主流になってしまいましたが、昔はそういうジャンルのゲームもパッケージソフトで出ていましたからね。




 例えば、「10時間以内でクリア出来るニンテンドー3DS用の面白いゲームを紹介するよ!」みたいな切り口の記事を書いたら、どのくらい読みたい人がいるのか知りたいです。
 ゲームのレビューを読むと「短く終わること」はマイナス点として紹介されがちだと思うんです。私だって私自身は短く終わるコンパクトなゲームが好きなのに、人に薦める際には「1700円のゲームが8時間で終わっちゃうのはオススメしづらいかなぁ……」と思ってしまったワケですからね。

 もし「短く終わる面白いゲームを探しているんだ!」という需要が一定数あれば、「短く終わる面白いゲームを探している人がいるのか!じゃあ、これもこれももこれも面白いぞ!」と教えてくれる人はいっぱいいると思うんですね。
 また、「短く終わる面白いゲーム」の需要が大きいことが分かれば「ダウンロード専用ソフト」を作っているメーカーも「無駄にボリュームを増やす必要はないんだ」と思ってくれるかも知れませんしね。買いきりの「ダウンロード専用ソフト」なのにプレイ時間を水増ししようと似たようなステージを延々と繰り返させられるゲームもありますから……

(関連記事:DL専売ゲームでさえボリューム病に蝕まれるのか


 ということで……久々に「アンケート」とります!
 「オマエの書いた記事なんて一つも読みたくねえよ!ばーか!!」って人もいると思うので、「やまなしに書いて欲しい」ってことではなくて、「世の中にそういうレビューがあって欲しい」と思うかどうかでお願いします。アンケート期間は12月27日までで、投票は1人1回です。ご協力お願いします。







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| ゲーム雑記 | 18:00 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

社会人は時間が無いので短くて面白いゲームは大歓迎です。後最近は頭を余り使わなく、ボーとっ出来るゲームが良いかなと思ったり。複雑じゃないやつが良いかな。スマホのゲームしろとか言われそう(笑)スマホのゲームは逆にめんどくさいよ

| ナポリ | 2015/12/20 19:32 | URL |

そういうレビューはとても読みたいです。
(記事中のアンケートにも回答済)

で、本題とはまったく関係ないですが
真反対って言い方が釈然としないので
できれば正反対と書いてほしいですw
百歩譲って間ぎゃく(←一発変換

| ああああ | 2015/12/20 20:05 | URL |

とても面白そうな企画ですね。
ただ、「クリア時間」も大切だと思うのですが
「一回プレイする時間がどれぐらいか」っていうんですかね、そういう観点の目線も欲しいなーって思ってしまいます。
(クリア時間にだけ注目することが悪いっていってるわけじゃないですよ、ただ一読者のワガママとしては、それにプラスしてくれるとより有り難いって話です)
「一回プレイする時間」っていうのは、
ゲームやそのゲームのモードによっていろいろな解釈が出来てしまうと思うので、一概にいえないとは思いますが、
格闘ゲームやポケモンみたいな対人ゲームなら、一回の対戦の制限時間、
2Dアクションとかパズルゲームなら、一ステージ辺りの平均時間。(もちろん、そんなものはステージによって大きく変わるので難しいとは思うのですが)
そういう「一回遊んだ」と納得できる時間みたいなのが、参考程度にあるととってもうれしいです。

2Dアクションでもマリオやドンキーコングみたいなステージ制だと計りやすいですが、メトロイドみたいな大きなステージのゲームだと「どこまでが一回遊んだ」なのかが分かりにくいと思うので、難しいですかね。

と、いうのも、自分もやまなしさんが好きな2Dアクションや、アクションパズルゲーが好きで、
XboxOneのMaxとかKalimbaとかオリと暗闇の森(三つとも2Dアクションゲームです)を遊んでいたのですが、
MaxとKalimbaは総プレイ時間も一回のプレイ時間(この場合はステージ制のゲームなので、1ステージ辺りのプレイ時間です)も短くて、手頃な感じで楽しめました。
ですが、オリと暗闇の森は、所謂メトロイドヴァニラライクの大きな広いステージを探検するゲームでした。

なんですけど、総プレイ時間は楽しめたMaxやKalimbaと同じか、少し長いぐらいだったんですよね。(XboxOneは統計情報が見れないので感覚ですが)
それで、楽しかったは楽しかったのですが、1回のプレイ時間がとても長かったのでとても疲れてしまったんですよね。
(オリと暗闇の森はMPみたいなのを使うとセーブポイントをどこでも作れるのですが、どこでもセーブできるだけに辞めどころが見つけられなかった感じです)

なので、総プレイ時間だけじゃなくて、こういう観点もあるとより参考になる記事になると思います。
(でもやっぱり、どこまでを一回とするのか? というのが難しいですかねえ。
まあでも、分かりにくいものは書かなくてもよくて、分かりやすいものだけでも書いていただけるととても参考になります)

| aukusoe | 2015/12/20 20:06 | URL |

個人としては需要はありますね。
私はゲームから得られるクリアしたという充足感が欲しくてやってます。
ですから、短いゲームですと気軽に補給できてありがたいですね。(最近ですとyearwalkとか良かったです)






| 積みゲーマー | 2015/12/21 01:07 | URL |

短いゲーム、需要あります。
スマホゲームとの差別化は難しいところですが、
短くてクオリティが高ければやってみたいと思うものです。

そういうところでいうと、任天堂のゲームなどはいい塩梅をついているのではないでしょうか。スプラトゥーン、どうぶつの森、マリオカート、ピクミンなど…ちょっとやっても納得感がある。とことんやりたい人はやる余地がある。
ストーリーのあるゲームはちょっと別ですが、個人的にはクリアしなくても納得できれば、それはOKだと思います。

なので…、クリアまでの時間もひとつの目安ですが短い時間で満足感を得られるゲームというのも大事な要素だと思いますし、レビューを書くときにそういうものも含めてもらえるとありがたいです。

| qua | 2015/12/21 20:23 | URL |

>ナポリさん

 特に機種を絞るつもりはないので、スマホのゲームでも「短く終わって面白いゲーム」が複数あれば、自分もやってみたいしレビューも書いてみたいですね。

 それこそ「スマホで買いきりのゲームは売れないから、ムリヤリにでも基本無料にしている」みたいな状況って、小さなメーカーには苦しいだけだと思うんですよねぇ……


>ああああさん
 「真反対」って誤用ですかね……
 「正反対」は「正反対」で、昔「正反対という言葉はおかしいから使わないで欲しい」って言われたことがあるんです。正しい「反対」なんて意味が分からない、と。

 もう一体、何を書けばいいのやら……


>aukusoeさん
>そういう「一回遊んだ」と納得できる時間みたいなのが、参考程度にあるととってもうれしいです。

 Wiiの『みんなのニンテンドーチャンネル』にはこれを表示する機能がありましたね、確か。全国の「1回の起動時間」を集計して平均を出す機能が。
 3DSの『思い出きろく帳』にも似た機能がありますが、あちらはスリープしっぱなしに出来るので正確な集計にはならないんですね(1回のプレイ時間が4時間とかになったりする・笑)。


 「一回プレイする時間がどれぐらいか」は私も気にするところなんですが、個人差が大きいのでレビューしづらいんですね……私はアクションゲームだったらステージの隅から隅までアイテム探しながらプレイするけど、アイテム無視してポンポン進む人もいるだろうし。

 「クリアまでの総時間」なら、例えば私は『スチームワールドディグ』を9時間でクリアしたのですが、6時間でクリアした人もいて。1.5倍ズレているのですが「まぁ似たような時間かな」と許容できる範囲だと思うのですが。
 「1回のプレイ時間」が、ある人が1時間、別の人が1時間半だったら、同じ1.5倍のズレでも許容しづらいんじゃないかと思うのです。

 なので、レビューでは「1ステージが長い」「セーブポイントまで遠い」みたいな抽象的な表現になってしまうという。
 ちょっとまぁ、これは今回の「短く終わるゲーム」の話に限らず、別の話題として考えてみたいですね。「セーブポイントからセーブポイントまでの時間」みたいな切り口で。


>積みゲーマーさん
 すごくよく分かります。
 短いゲームであっても「クリアした」となると充足感が得られるんですよねー。コンパクトなゲームを毎週1本ずつくらいのペースでクリア出来れば最高です。

 と言いつつ、今週末に私にとって超久々に遊ぶ新作のRPGが届くワケですが……(笑)。


>quaさん
 あぁ、その切り口も面白そうですね。
 上のaukusoeさんのコメントもそうですが、「短く終わるゲーム」とは別で「短いワンプレイで満足感を得られるゲーム」という切り口で考えてみたいです。

 『Splatoon』なんかは、「3分で終わるから」と起動しても2時間とか平気で経っているので、1プレイが短くても中毒性がありすぎると問題だと思いますが(笑)。

| やまなしレイ(管理人) | 2015/12/21 23:26 | URL | ≫ EDIT

個人的には短いけど面白いゲームは周回プレイが出来るのが魅力だと思ってます。
長いゲームだともう一回最初からやるのはちょっと長いな、と思ってしまうので(面白ければもちろん再プレイしますが)。
なのでGB等の小一時間でクリア出来てしまうゲームは今でもちょいちょいプレイしちゃうんですよね。そういう楽しみ方はもっとあっていいと思います。

| ああああ | 2015/12/22 12:08 | URL |

音ゲーがジャンルとして確立したのは、ゲームセンター側の『百円で長時間占拠しないでほしい』という希望が達せられたのも大きいと思います。
太鼓の達人のすごい人達は、人間離れした動きを見せてくれますが、プレイ時間は長くても20分。
対戦格闘ゲームは、強い人なら連勝数のカウンターがストップするほど遊び続けますし、それより昔だとグラディウスを数時間遊び続ける人とかいましたからね。
音ゲーの家庭用移植や、家庭用オリジナルもたくさんあります。一回のプレイが短いゲームには需要があるはずです。
できれば今回の特集、音ゲーにも触れて欲しいです。

| ああああ | 2015/12/22 16:36 | URL |

>ああああさん

 分かります!
 自分もそれで『ラビラビ』シリーズは3~4周プレイしているため、1周のクリア時間が不明になってしまったという(笑)。

 『ピクミン』の『1』だったか『3』だったか忘れてしまいましたが、宮本さんが「ファミコンの頃のゲームはクリアまでの時間が短くても何度もプレイされたものだった。だから、この作品も何度もプレイして上達していく自分を楽しんでほしい」と言っていたのを思い出しました。
 その結果「クリアまでの時間が短い」という批判が出てしまったのだけど、「短いからこそ何周も遊ぶ楽しみ方」は今一度見直されて欲しいですよね。


>ああああさん
 この記事で語っているのは「ワンプレイが短いゲーム」というよりかは、「クリアまでのトータルにかかる時間が短いゲーム」なので、「ワンプレイが短いゲーム」についてはまた別の機会に考えたい話ですね。

 ただ、音ゲーは「全てのゲームのジャンルの中で私が一番不得手なジャンル」なので、このブログで話題にするのはあまり期待しないでください。
 「タイミングを合わせてボタンを押す」というのが壊滅的に苦手なだけでなく、それで肩を痛めて数ヶ月アクションゲームを封印したこともあるくらいなので……

| やまなしレイ(管理人) | 2015/12/23 22:44 | URL | ≫ EDIT

『こういうことを書くと「長く遊べるゲームを否定するのか!」「お金のない子どもにとっては長く遊べることが大事に決まっているだろ!」と怒り出す人がいて、実際に炎上したこともあるんですけど(中略)ダメですか、許せませんか、また「やまなしがゲームを批判したぞー!殺せー!」って拡散しますか、そうですか。』
多分こういう事書くから炎上すると思うんですけどね…

| ああああ | 2015/12/31 17:22 | URL |

>ああああさん

 そうですかー。

| やまなしレイ(管理人) | 2015/12/31 20:55 | URL | ≫ EDIT















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