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『幻影異聞録♯FE』1stインプレッション/無茶なコラボかと思いきや、生まれたのは堅実なRPG

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 7時間ほどプレイした感想になります。第1章クリアまで進みました。
 設定などを説明するために、この記事では「第1章前半までのネタバレ」を含みます。



 『幻影異聞録♯FE』は2015年12月26日に任天堂から発売されたWii U専用ソフトです。開発はアトラス。
 ソフト単品の通常版の定価は7236円、アートブックやボーカルCD・オリジナルコスチューム3種のダウンロード番号などが付いてくる数量限定特別版「Fortissimo Edition」の定価は9698円、「Fortissimo Edition」にWii U本体とキャラクター歌詞カード・ステッカー・サポートクエスト3種のダウンロード番号を含めた本体セットの定価は40824円。詳しくはこちらのページをご覧下さい。

 私はボーカルCDが欲しかったので「Fortissimo Edition」を買いましたが、「ダウンロード版の方がロード時間が短い」という説を聞いて「マジかー」と思っているところです。



 このソフトは2013年1月のニンテンドーダイレクトで発表された『真・女神転生meetsファイアーエムブレム』というコラボレーションタイトルです。
 任天堂は、自社が苦手とするジャンル・客層の人気シリーズを、実績のあるメーカーに開発させて任天堂から発売するという施策をよく使います。NINTENDO64の頃は『シレン2』とか『オウガバトル64』とか、ゲームキューブだったら『バテン・カイトスII』とか、Wiiだったら『零』や『ゼノブレイド』、Wii Uなら『ベヨネッタ2』なんかもありますね。これらは任天堂が自社開発で開発するのは苦手なタイプのゲームだと言えます(※1)

 しかし、この方法だと「固定ファンのいる人気シリーズを自社ハード独占で発売できる」一方、(細かい事情はソフトによって違いますけど)元々はソフトメーカーのシリーズだったものなので「どうして他機種で遊べないの?」「待ってれば他機種に移植されるでしょ?」と言い出す人もいたんですね。『ラストストーリー』も『ゼノブレイド』も『ベヨネッタ2』も、その手の話はよく目にしました。

 そういうこともあってか、最近の任天堂は「固定ファンのいる人気シリーズ」をそのまま持ってくるのではなく、「自社IP」を「実績のあるソフトメーカーに預けて開発してもらう」コラボレーションタイトルに力を入れているのかなと思います。
 『ゼルダ無双』だったり、『ポッ拳』だったり、広義で言えば『スマブラ』最新作もバンダイナムコによる開発ですし、過去に遡れば『マリオ&ソニック』とか『マリオバスケ』とか『ダンスダンスレボリューションwithマリオ』とかもありましたね。かつてはマリオがキティちゃんばりに色んなソフトとコラボしていたのが、他の任天堂IPも積極的に行うようになったと言えるのかも知れません。


 この『幻影異聞録♯FE』も、紆余曲折はあったみたいですが、『女神転生』や『ペルソナ』シリーズといったRPGを開発してきたアトラスが、『ファイアーエムブレム』のキャラを使って完全新作のRPGを作ったという分かりやすいコラボレーションタイトルになっています。『ゼルダ無双』や『ポッ拳』に比べてタイトルは分かりづらいですけどね!もうちょっと分かりやすいタイトルはなかったのでしょうか。

(※1:『ゼノブレイド』は、『ゼノギアス』や『ゼノサーガ』と繋がっているワケではないんですけどね。)


◇ そう言えば、最近「RPG」ってやっていなかったなぁ……という話
 なので、この『幻影異聞録♯FE』―――Twitterのタイムラインに流れてくる感想を見ると、「『ペルソナ』っぽい」「『ペルソナ』まんまじゃねえか!」「むしろ『ペルソナ』って名前で出せば良かったのに」という声が多いです。コラボレーションタイトルという経緯を考えれば、それはむしろ当然の話だと思うんですけどね。

 ただ、私は『ペルソナ』シリーズをプレイしたことがないので、どのくらい「『ペルソナ』まんまじゃねえか!」なのかは分かりません。というか、よく考えてみると私、21世紀になってからは数えるほどしかRPGを遊んでいないことに気付きました。
 母が買ったついででプレイしたソフトやバーチャルコンソールなど過去のソフトを除くと、多分PS2の『FF10』、DSの『キミの勇者』、Wiiの『ラストストーリー』の3本だけじゃないかと思います。1機種1本のペースです。PS3と3DSでは1本も遊んでいないことを考えると、1機種0.6本ペースか。これ、むしろもう「RPGは嫌いなジャンルだ」くらいのペースですよね。嫌いなジャンルと公言している3Dアクションですら年間2~3本遊んでいるというのに。


 この理由は「発売されるRPGの数が、昔(ファミコン~プレステ時代)に比べて減った」ということもあるのかも知れませんが、私の中に「RPGは最近ちっとも遊んでいないので、最近の作品にはもうついていけないんじゃないか」みたいな苦手意識があったのかもなぁと思います。
 『キミの勇者』は「昔懐かしいRPG」を売りにしたから買ったのですし、『ラストストーリー』も「坂口さんの作品ならそんなに最近のRPGっぽくないだろう」と思ったから買ったのですし(失礼だ)。『ペルソナ』シリーズも『3』や『4』の評判の高さは聞いていたので「プレイしてみようかなー」と考えたこともあるのですが、「それは最近のRPGについてゆける人にとって評判がイイだけであって、俺みたいなオッサンにはついてゆけないだろう」みたいな躊躇があったんですね。

 だって、他のジャンルは大抵そうですもん!
 3Dアクションとかさ、「このゲームはすごいよ!」「最先端だよ!」「絶対面白いから買ってね!」って熱烈なファンから勧められて、実際にお金出して買って遊んでも全然ついてゆけなくて、それを正直にブログに書いたら「オマエのセンスがないのが悪いんだ」「オマエのようなアンチはこのゲームについて二度と語るな!!」と炎上してさ!



 ということもあって、「最近のRPG」にはとんとご無沙汰だったワケですが……
 なので、『幻影異聞録♯FE』を初めて観た時、「チャンスだ!」と思ったんですね。
 『ペルソナ』と『ファイアーエムブレム』のコラボレーションタイトルを作るのならば、「『ペルソナ』は好きだけど『ファイアーエムブレム』はよく知らない人」も「『ファイアーエムブレム』は好きだけど『ペルソナ』はよく知らない人」も楽しませるものにしなくてはなりません。特に『ペルソナ』は、スピンオフの『Q』を除けば任天堂ハードで1作も出ていないシリーズで、そのコラボレーションタイトルを任天堂が開発させるのだから、「『ペルソナ』シリーズを1作も遊んだことのない人でも楽しめるように作ってあるはずだ!」と思ったのです。

 「最近のRPG」からとんと離れてしまった自分が、「最近のRPG」に挑戦する最後のチャンスかも知れない―――と思って買ったのです。ようやくここからが本題です。


◇ あまり変わっていなかった「RPG」というジャンル
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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 開発側も「RPGに慣れていない人も遊ぶはずだ」と分かっているからか、難易度選択が出来ます。イージーは「RPGに不慣れな人」、ノーマルは「RPGには慣れているけど初めてこのゲームを遊ぶ人」、ハードは「このゲームのシステムをよく分かっている人」が対象なのかなと思います。ストーリーはどれを選んでも変わらないそうです。

 私は難易度選択は「最初からカーソルが合っているものをそのまま選ぶ」ことにしているので「ノーマル」で始めました。まだ第1章をクリアしたところですが、ワイルドエネミー(たまに出てくる強力なザコ敵)に遭遇すると仲間が瞬殺されるレベルです(笑)。まぁ……「イベント中やバトル中を除けば、どこでもセーブ&ロードが出来る」ため、小まめにセーブしていれば取り返しの付かない事態にはならないと思いますが。


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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 このゲームの主人公は、「蒼井樹」と「織部つばさ」という日本の高校生です。
 渋谷など、実在の街も舞台として登場します。まだ第1章だからかも知れませんが、「実在の街を自由に歩きまわれる」ってほどではなく、歩ける場所はすごく限られていますね……

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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 色々あって二人は「イドラスフィア」という謎空間で、「ミラージュ」という「異世界の英雄」を武器にしてその力を使うことが出来る「ミラージュマスター」に覚醒します。
 この「異世界の英雄」というのが、恐らく過去の『ファイアーエムブレム』シリーズに登場するキャラクターなんですね。「蒼井樹」は『ファイアーエムブレム覚醒』の「クロム」の力を借り、「織部つばさ」は『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』の「シーダ」の力を借りて戦います。

 ただ、この「ミラージュ」達は記憶を失っているみたいで、原作で一緒の部隊として戦ったキャラ同士でも「はて……?初めまして……」というボケ老人だらけの同窓会状態なので、ぶっちゃけ原作の『ファイアーエムブレム』シリーズを知らなくても何の問題もないと思います。

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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 クロム「気づいたら剣になっていた…」




 ものすごくややこしい設定に思えるかもですが、この設定は「普通の高校生」である主人公達が「剣や魔法を使って戦うことが出来る」という理由付けをしているだけですし、渋谷などの実在の街は「普通のRPGでいう町」で、謎空間イドラスフィアは「普通のRPGでいうダンジョン」というだけなんです。
 やることと言えば、「町」でアイテムを買ったりクエストを頼まれたりして、「ダンジョン」に潜ってザコ敵と戦ってボス敵と戦ってストーリーを進める―――突飛な設定のようで、プレイヤーがやることは「オーソドックスなコマンドバトル式RPG」なんだなぁと思いました。それこそ私がRPGをたくさんプレイしていたスーファミ時代とゲームの構造はあまり変わらなくて、「最近のRPGはきっと複雑でついてゆけないはずだ」と不安だった自分がバカみたいだと思ったほどです。


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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 設定が独特なところと言えば……同じように「ミラージュマスター」となって悪のミラージュと戦っている仲間の組織が、芸能事務所なところ。

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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 日本古来の芸能は「神降ろし」とも言われる行為なため、芸能活動を頑張れば「ミラージュマスター」としての力も付いていくはず―――ということで、主人公達もアイドルなどの芸能活動をしていくことに……って、どういう理屈だこれ!こういうノリは嫌いじゃないです。

 自分はプレイしていないので聞きかじっただけですけど、『ペルソナ』シリーズは確か「学園生活」と「バトル」を交互にプレイしていくみたいなカンジだったと思います。『幻影異聞録♯FE』もそれを踏襲していて、恐らく「芸能活動」と「バトル」を交互にプレイしていくカンジになるのかなと思います。


◇ このゲーム独特のシステム
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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 システム面での「このゲームならでは」の特徴も幾つか紹介しようと思います。
 まずはWii Uゲームパッドの使い方。

 このゲームではWii Uゲームパッドの画面を主人公が持つスマートフォンに見立てて、『LINE』のようなアプリ『TOPIC』で各キャラクターと会話することができます。この届くメッセージはストーリーを進めるものや攻略のヒントなどもありますが、キャラクターとの他愛もない会話も多いです。『ドラゴンクエスト』における「仲間との会話」システムみたいなものですね。

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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 スマートフォンなので、その場にいないキャラからもメッセージが届きます。
 ダンジョンの奥でもチキからの応援メッセージが!!!スタンプも付いている!!!!
 よーし!結婚しよう!!


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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 また、Wii Uゲームパッドの画面はマップにすることも可能です。
 自分は超絶方向音痴でザコ戦が終わるたびに自分がどっちから来たかが分からなくなってしまうので、この仕様は助かりました。

 ただ、こうして「Wii Uゲームパッドをサブ画面としてフル活用する」ゲームなため、テレビ画面を使わないでWii Uゲームパッドの画面だけで遊ぶことは出来ません。使えるコントローラはPROコントローラにも対応していますが、ボタンやスティックの操作をPROコントローラでも動かせるだけで、Wii Uゲームパッドは必須だと公式サイトには書いてありますね。『TOPIC』が読めないからストーリー進まなくなっちゃうのでしょう。


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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 戦闘はシンボルエンカウントで敵に接触すると始まります。
 ただ、Xボタンを押して剣を振るうことが出来るので、これで敵を吹っ飛ばして倒れている隙に横を通れば戦わずに済みますし、倒れている敵に接触すると「先制攻撃」になりやすいそうです。

 ということで「ゲームパッドのマップ画面だけ見て進む」のは難しいみたいですね(笑)。


 1回の戦闘はロード時間も含めて結構時間がかかるのだけど、敵は1回シンボルエンカウントで戦闘をすると現れてた敵が一旦全て消えるので、連戦にならずにストレスなく探索できるのが好きなところです。


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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 イベントシーンはフルボイスですが、台詞を聞き終わるまで待てなければAボタンを押せば先に進みます。「オート」や「早送り」も可能、Rボタンの「MWオフ」は「メッセージウィンドウをオフにする」という意味です。

 私は男のボイスはガンガン飛ばしてしまいますが、ヒロインのボイスだけはCV.が水瀬いのりさんなのでじっくりと聴いています。ちなみにヒロインが水瀬いのりさんで、そのお姉ちゃんが茅野愛衣さんなので、2015年を象徴するキャスティングだなぁと思いました。


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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 ストーリーの節目にはアニメーションも流れます。
 オープニングのスタッフクレジットを見ると、アニメーション制作は「株式会社アニマ」と「STUDIO4℃」の二社で作っているみたいですね。アニマは『ファイアーエムブレム覚醒』や『if』のムービーパート、4℃は『キャサリン』のムービーパートや『新パルテナ』の短編アニメの一つを制作していたので、両社とも任天堂やアトラスと過去に仕事をしていた会社です。



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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 戦闘はシンプルなコマンド選択式のバトルです。
 戦闘に入る前のシンボルエンカウントにはアクション要素があることを先に書きましたが、戦闘自体にアクション要素やリアルタイム要素はありません。「ATTACK(攻撃)」「SKILL(魔法)」「GOODS(アイテム)」などを選んで戦うオーソドックスなコマンド選択式のバトルだと言えます。

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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 このゲームならではの特徴としては、「弱点」のシステムが『ファイアーエムブレム』っぽいですね。「剣は斧に強く」「斧は槍に強く」「槍は剣に強い」三すくみや、「飛行ユニットは弓に弱い」特効といった『ファイアーエムブレム』ではおなじみのシステムがRPGっぽくアレンジされて入っています。

 敵を攻撃する際、それぞれの敵の「効果的に効く攻撃(弱)」「あんまり効かない攻撃(耐)」が表示されるので、効く攻撃を優先して使っていきましょう。どの敵も最初は「?」「?」「?」「?」「?」「?」「?」「?」「?」「?」となっているので、弱点を探りながらそれぞれのキャラで攻撃していくのが楽しいです。

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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 そして!何よりこのゲーム最大の魅力だと自分が思っているのが「セッション」システムです!前述したとおり、敵は「弱点」の属性を持っているので、こちらはその属性の「SKILL」を使って攻撃するのが基本なのですが、その際に他のキャラが「その属性の攻撃に合わせて連続攻撃をしかける」スキルを装備していると、セッションスタート!連続攻撃が始まります。

 次々と味方が攻撃を繋げてくれて、1回の行動と消費EPで最大3回分の攻撃を浴びせて敵を倒してくれるのが超気持ち良いです。また、「3回分のセッション」なのに1回目で倒してしまった場合は、「オーバーキル」として他の敵を攻撃してくれます。
 敵が複数出てくると「うへぇ……こんなに倒さなくちゃならないのかぁ……」と思うのだけど、セッションを上手く使って連続で攻撃したり、画面の上に表示されている行動順を見て優先して倒す敵を考えたりすることで、上手くやるとノーダメージで多くの敵をやっつけられるのがすごく楽しいです。



 「属性とかスキル装備とかよく分からないなぁ……」と思ってしまう人もいるかもですが、(少なくとも第1章は)覚えていくスキルをセットするしかないし、どの「SKILL」を使って攻撃すると「セッション」が起こるのか表示されますし、仲間が「それを使え!」と言ってくれるし、かなりの親切仕様だと思います。

 一つ一つのコマンドに「HELP」として「どんなことが起こるのか」が表示されるのもありがたい。アトラスと『ファイアーエムブレム』が合体したら、鬼のような難易度のゲームになりそうなものですが、難易度はともかく「ユーザーにとって親切なゲーム」であるようにところどころに気を遣っているのはポイント高いです。





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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 経験値が溜まるとレベルアップ!
 上がるパラメータとそうでないパラメータが分かれる辺りも『ファイアーエムブレム』っぽいですね。

 シーダの相棒なのに成長率悪いな、このヒロイン!


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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 防具やアイテムは街で買ったり宝箱から拾ったりしますが、『ファイアーエムブレム』のキャラが武器となって戦うゲームなため、武器の入手方法はちょっと特殊です。
 ユニティとかパフォーマとかカルネージといった専門用語が飛び交いますが、要は「モンスターを倒すなどして素材を集めると新しい武器を作れる」のです。一行で説明したら、ものすごく普通のシステムですね(笑)。

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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 全部が全部そうではないですが、登場する武器は『ファイアーエムブレム』を知っているとニヤリと出来るものが幾つかあります。あー、やっぱこの武器はこういう「SKILL」覚えるよね、ニヤリ、みたいな。


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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 説明が前後してしまいましたが、武器を装備して戦っているとゲージが溜まっていって、その武器固有の「SKILL」を習得していきます。キャラに覚えさせた「SKILL」は武器を変えても残ります。
 「SKILL」には、「回復魔法」「攻撃魔法」のようなもの、「力を2上げる」みたいな能力をアップさせるもの、「味方が剣のスキルで敵の弱点を攻撃した時にセッションで攻撃をしかける」といったセッションスキルなどがあり、それらをセットして使っていきます。


 まとめると……

・キャラクターは「敵を倒す」と経験値がもらえてレベルアップ
・武器は「使う」ごとに熟練度が上がって、スキルをキャラに覚えさせられる
・新たな武器は、敵を倒した時などにもらえる「素材」を使って作る


 こんなカンジですね。
 第1章の時点ではキャラも武器も限られているので「どう成長させていくのか」という選択肢はほとんどありませんが、セットできるスキルの枠には限りがあるので「これを覚えさせるためにこれは捨てよう」みたいな取捨選択が鍵になっていくのかなと思います。



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<画像はWii Uソフト『幻影異聞録♯FE』より引用>

 戦闘時の服は着せ替え可能です。
 特典や有料DLCで買えるコスチュームはコレですね。そうでない服も作中でガンガン手に入っています。見た目が変わるだけで能力は変わりませんし、「戦闘時の服」なので「シリアスなイベントなのに全員水着を着てる」みたいなことは起こらないと思います。



◇ どんなに人にオススメ?
 設定やコラボレーションの特異さに戸惑うかも知れませんが、遊んでみると「ものすごくオーソドックスなコマンド選択式バトルのRPG」なことが分かります。まだ第1章だからかも知れませんが、システムに分かりづらいところもないので、「スーファミ以来ほとんどRPGをやっていないから最近のRPGとかよく分からんなぁ」という人でも楽しめると思います。

 キャラがアイドルを目指して歌いだしたりするのにはビックリするかも知れませんが(笑)、ほら!スーファミのRPGでも『FF6』はオペラとかやっていましたし!それと似たようなものですよ!!

 それでいて……「仲間との会話」が『LINE』風のアプリで行われて、それが「次にどこに行くのか」のかフラグ管理になっていたり。敵の弱点を突いて次々と連続攻撃を繰り出すセッションみたいな気持ちの良いシステムがあったり。最近のRPGらしいシステムがしっかり面白さに直結していて、「RPGって面白いんだなぁ」とつくづく思いました。


 そもそもWii Uでは超貴重な「コマンド選択式バトルのRPG」ですしね。
 Wii Uで「コマンド選択式バトルのRPG」を遊びたい人には、そりゃオススメです!

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| 1stインプレッション | 17:50 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

♯FEは自分も現在楽しんでいて、いい意味で期待を裏切られた年末年始の嬉しいサプライズになりました。

戦闘システムとしてはペルソナ3・4にFE要素をくわえ、さらに芸能というテーマで洗練させたように感じます。
ネタバレになるので言えませんが、バトルにこれからさらにお楽しみが増えます。
個人的に嬉しかったのは戦闘中のキャラ入れ替えにターンを消費しないので、いろんなキャラをガンガン使えるところです。

また、芸能というテーマですが、自分はマクロスシリーズを思い起こしました。ミラージュたちが芸能に触れて戸惑うところは、まさにヤックデカルチャー!

興奮してしまい、長文失礼しました。

| 桶狭間田楽 | 2015/12/30 01:53 | URL |

ニンテンドーが出したマリオ・ポケモンじゃないコラボ作品かつコマンド式RPGという結構稀少なゲームですな。

| ああああ | 2015/12/30 14:16 | URL |

ここでポケットモンスターはRPG扱いされないのは何故か問題が

「ザン」がある辺りはメガテンしてると思います

| あのあれ | 2015/12/30 14:35 | URL | ≫ EDIT

http://www.4gamer.net/games/999/G999905/20151225009/
岩田 聡氏 追悼企画が4gamerに掲載されていました。
年末の読み物としては良い企画でした、生前の岩田社長の生き様が岩田聡氏を良く知る人によって語られています。

記事のゲームとは違いますが、非常に面白いエピソード満載でした。

| nagaido | 2015/12/31 17:07 | URL | ≫ EDIT

なるほどいいノリですね。
事前情報が少なかったこともあってシミュレーションRPGと勘違いしてましたから、任天堂もこのゲームが普通のコマンドRPGであることはもっと広く伝えるべきですよね。
それでは、よいお年を。

| 児斗玉文章 | 2015/12/31 17:38 | URL |

>桶狭間田楽さん

>個人的に嬉しかったのは戦闘中のキャラ入れ替えにターンを消費しないので、いろんなキャラをガンガン使えるところです。

 僕も今2章をプレイしていて、これが出来るようになって「そういうことか!」と驚きました。
 感覚的には(自分が最後にプレイした据置機のコマンドRPGである)『FF10』のCTBに似てるかと思いましたが、あちらが「速さ」に焦点が当たっているのに対して、こちらは「属性」に焦点があたっていて仲間のバリエーションがしっかり活きているのがイイですよね。それこそ『ファイアーエムブレム』っぽいです。


>ああああさん
 ですね。
 しかも、それらの作品は携帯機が主流なので、据置機のコマンドRPGとなると更に貴重な存在ですよね。


>あのあれさん
 ポケモンはRPGだと思いますよ。
 僕にとっては、むしろ「最近のRPGは複雑でついてゆけなさそうだ」と敬遠して遊んでいない代表格のゲームです。


>nagaidoさん
 もちろん読んでいますよー。
 岩田さんの伝説的なエピソードもとても読み応えがありましたが、「MOTHER2は何故暗礁に乗り上げたのか」の話はゲーム開発の歴史を考えても貴重な話だなと思いました。


>児斗玉文章さん
>事前情報が少なかったこともあってシミュレーションRPGと勘違いしてましたから、任天堂もこのゲームが普通のコマンドRPGであることはもっと広く伝えるべきですよね。

 この話、もっと掘り下げられそうな話ですね。
 我々ユーザー側には「アクション要素のない、シミュレーション要素もほどほどな、テンポの良いシンプルなコマンドRPGが遊びたい」という需要が確実にあると思うのですが、メーカー側はあまりそういう宣伝をしないんですよね。

 メーカーにとっては「シンプルなコマンドRPG」って推しにはならないと判断されているのでしょうか。

>それでは、よいお年を。
 よいお年をー。

| やまなしレイ(管理人) | 2015/12/31 21:13 | URL | ≫ EDIT

一応、ペルソナとFEのコラボではなく、真・女神転生シリーズとファイアーエムブレムシリーズのコラボです。
なので任天堂機では結構出てますよ。
やった感想がペルソナなのはもちろん理解できます

| ああああ | 2016/02/29 11:03 | URL |















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