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初心者の自分がWii Uの実況プレイをニコニコ生放送してみた(基本編)

 久々に書きます、「初心者の自分が~~」シリーズ。

 ゲームのプレイ動画をインターネット上で公開するのは「ゲームが上手い人」や「人気者」や「喋りが面白い人」といった精鋭ばかりでなく、「ゲームが下手な人」こそがプレイ動画を残して可視化するべきじゃないのかという話をここに書きました。
 しかし、「するべきじゃないのか」と言うだけでは、「“するべき”とか言われてもやり方が分からないし……」と思う人も多いかと思います。最近では基本機能で「プレイ動画を残す」とか「生配信をする」といったことが出来るゲーム機もあってハードルは下がったと思いますが、「自分の遊びたいソフトが遊べるゲーム機にはその機能がないから出来ない」ということもあるでしょう。


 ということで、私も一人の「初心者として」ゲームのプレイ動画を残すには何が必要かを調べて、実際に実況プレイの生配信を始めてみました。
 「自分もプレイ動画を残したいな」「生配信をやってみたいな」と考えている人の参考になるように、初心者の人にも分かりやすい説明を心がけていこうと思います。


 VIPで初心者がゲーム実況するには@Wiki

 ここのサイトが、初心者でも分かりやすいように&様々な要望に応じた解説で書かれています。ここのサイトを読めば初心者でも問題なくプレイ動画を残せるようになると思います。以上です!解散!


 ……と、この記事を締めくくったら流石に夢見が悪いので、もうちょっとだけ続くんじゃよ。
 上のサイトは本当に「様々な要望に応えられる」情報がカバーされたサイトで、このサイトのおかげで初心者の私でも問題なく生配信が出来たのですが。逆に言うと、「あまりに情報が多すぎてどこから読んで良いのか分からない」という人もいるかも知れません。
 そこで私は「私がやった方法」を一つだけ紹介することで、私と同じ環境・同じ目的の人は「私がやった方法」を真似すればイイんだという一例になれればイイなと考えました。「Wii Uのゲーム実況の生配信」を「安価で」やりたい人には参考になると思います。



◇ 「目的」を明確にする
 これから「ゲームのプレイ動画を残そう」「ゲームの生配信をやってみよう」と考えている人は、まず「目的」を明確にすることが大切です。「目的」が決まることで「買わなければいけない機器」「ダウンロードしなければいけないソフト」も決まってきます。

 私の場合は、「Wii Uで」「主にバーチャルコンソールのソフトを」「自分の声をマイクに入れる実況プレイで」「ニコニコ生放送でコメントをもらいながら配信したい」という目的がハッキリしていました。
 バーチャルコンソールのソフトならば画質は悪くてもイイので「HDMI対応のキャプチャーボード」でなくても構わないし、ニコニコ生放送を使いたいのなら「ニコニコのプレミアム会員」にならないといけないし、詳しくは後述しますが「Wii Uのバーチャルコンソール」ならばラグは気にしなくて構わないので分配器も要りません。

 ということで、私の目的に必要な機器は以下のようになりました。

・Wii U本体 ※ 元々持っていた
・ゲームソフト ※ 元々持っていた
・コンポジットケーブル ※ Wiiに同梱されていたもの
・キャプチャーボード
・パソコン ※ 元々持っていた
・インターネット回線 ※ 元々契約していた
・マイク


 また、新たに契約&ダウンロードしたものは以下のものです。

・ニコニコのプレミアム会員
・アマレコTV ※ 無料で使えるソフト
・AMVビデオコーデック※ 無料で使えるソフト
・Niconico Live Encoder※ 無料で使えるソフト


 今回の記事では説明しませんが、以下のソフトも使っています。

・NiconamaCommentViewer ※ 無料で使えるソフト
・棒読みちゃん※ 無料で使えるソフト



 ということで、私がゲームの実況プレイを始めるにあたってかかったお金は、キャプチャーボード(3580円)、マイク(4100円)、ニコニコのプレミアム会員(月540円)でした。マイクは既に持っているorマイクはもっと安いので構わないという人ならば、もっと出費を抑えられますね。
 この金額を見てみなさんがどう思うのかは分かりませんが、私は「思ったより安く出来るんだな」と思いました。以前に2~4万円はかかると言っている人を見たことがあって「そんなにお金かかるんだったら俺はやらなくていいやー」と思っていたんですが、それは恐らく「HD画質で」「ラグなしで」「生配信する」ためにはって話だったのだと思います。画質もラグも気にしない自分はもっともっと安価で出来たのでした。



 物理的に「どう接続するのか」はこんなカンジです。

haisenimage1.jpg

 写真を撮るためにわざわざWii Uを分かりやすい位置に持ってきました。

haisenimage2.jpg

・Wii Uとテレビを繋いでいた「ケーブル」を、テレビの端子ではなくキャプチャーボードの端子に繋ぐ。
・そのキャプチャーボードはUSB接続でパソコンに繋げている。
・マイクはパソコンのマイク端子に繋げている(自分の場合はヘッドセットを買ったのでヘッドフォン端子にも繋げている)。



 実況直前のパソコンの画面はこんなカンジ。

haisinimage1.jpg

haisinimage2.jpg

 非常に多くのウィンドウがひしめき合って「ワケ分からない……」と思うかもしれませんが、「NiconamaCommentViewer」と「棒読みちゃん」は視聴者に打ってもらったコメントを読み上げるために起動しているだけなので必須ではありません。使いたい人も慣れてからの方がイイでしょうし、今日は説明しません。

 必須なのは3つ。
アマレコTVは、キャプチャーボードに繋いだゲーム機の画面をPCのデスクトップ上に映すソフト
 この写真だとWii Uを一定時間放置していたので画面が暗くなってしまっていますが、Wii UのHOME画面がPCに映っているのが分かりますよね?
Niconico Live Encoderは、その「PCのデスクトップ画面」の一部をニコニコ生放送に配信するソフト
 最初に「デスクトップ上のここからここまでを配信する」と設定して、配信開始を押したら以後は配信終了まで触ることがありません。なので、他のウィンドウの後ろに行っちゃっているのです。
インターネットブラウザは、「ニコニコ生放送」のページを表示しています
 ここから「配信開始する」とか「Niconico Live Encoderを使う」などのボタンを押したり、コメントや来場者数を見たりします。


 もちろんアマレコTV以外のソフトを使ってもイイし、Niconico Live Encoderを使わない方法もあるのですが、私はこの方法を使っているのでこの記事ではこの方法で解説します。



◇ Wii U
 ここからは配信に使っている機器・ソフトを一つ一つ説明していきます。

 何故私がWii Uでのゲーム実況を始めたかと言えば、「初代の『ゼルダ』を実況配信したいな」という目的があったからです。
 PS4やXbox Oneならばキャプチャーボードがなくても簡単にゲームの実況プレイが配信できるのですが(参照:実況wiki)、残念ながらPS4やXbox Oneでは『ゼルダ』は発売されていませんし今後も発売されなさそうです。

 これから「自分もプレイ動画を残したいな」「生配信をやってみたいな」と考えている人も、恐らく「このゲーム機で配信をやってみたい」と考えるのではなく「このソフトで配信をやってみたい」とソフト単位で考えているんじゃないかと思います。そのソフトがPS4やXbox Oneで遊べるソフトならば簡単なのですが、そうではない場合は「そのソフトが遊べるゲーム機での配信方法」を用意しなければなりません。


 Wii U以外のゲーム機での配信は私はやったことがないので、説明は簡単に済ませますが……

・PS4やXbox One → 本体のみで配信が可能
・それ以外の据置ゲーム機 → パソコンとキャプチャーボードがあれば配信が可能
・(テレビ画面に出力できない)携帯ゲーム機 → 配信にはゲーム機本体の改造が必要


 こんなカンジだと思います。
 3DSでもバーチャルコンソールの『ゼルダ』は出ていますが、3DSの画面をパソコンに出力するのは結構なハードルがあるみたいなので(参照:実況Wiki)、私は安価で済みそうなWii Uでの配信をすることにしました。Wii Uならばバーチャルコンソールのラインナップも充実しているし、Wiiのソフトも動くので、『ゼルダ』後の選択肢も豊富かなとも思いましたんで。



 それと、Wii Uの特徴である「テレビとゲームパッドの二つの画面が使える」のって、実はものすごく生配信向けの機能なんですね。
 ゲーム機をキャプチャーボードに繋げてパソコンに映像を出力させて、更にそれを配信用ソフトで取り込もうとすると、パソコンの性能の問題なのかどうしても「ラグ」が発生してしまいます。映像が表示されるのに若干の時間差が起こるため、ものすごくプレイしにくくなるのです。
 ですが、Wii Uでバーチャルコンソール等のソフトを遊ぶ場合「テレビとゲームパッドの二つに同じ画面を出力できる」のです。本来ならばテレビに映す映像をパソコンに取り込んで生配信に使うのですが、こちらはどうしてもラグが出来てしまいます。しかし、ゲームパッドの画面はゲーム機から直接出力されているので「ラグ」が発生しないのです。プレイする私はこの「ラグ」のないゲームパッドの画面を観ながらプレイすればイイのです。


 具体的な例を見せます。写真はWii Uのバーチャルコンソールで『スーパーマリオワールド』をプレイしたものを、動画で撮影して、その映像を一時停止してスクリーンショットに撮ったものです。


<普段テレビで遊んでいる状態>
television.jpg

 上がテレビ画面で、下がゲームパッドの画面です。
 若干のズレはあるかも知れませんが、それほど差はありませんよね。

<キャプチャーボードを使ってパソコンに出力したもの>
amareko.jpg

 上がパソコンに出力した画面で、下がゲームパッドの画面です。
 パソコンの画面の方がほんのちょこっとだけ遅れているように見えますが、これくらいならば耐えられる誤差かなと思います。この状態でも録画は出来るので、「実況生配信」ではなく「プレイ動画を録画したい」だけなら問題はなさそうですね。

<生配信用のソフトを全て起動した状態のもの>
jikkyou.jpg

 上がパソコンに出力した画面で、下がゲームパッドの画面です。
 ビックリするくらいズレてる。様々なソフトを起動したことによってパソコンに負荷がかかっているのか、パソコンの方の画面がものすごく遅れているのが分かるかと思います。


 Wii Uの場合は「テレビとゲームパッドの二画面がある」から分かりやすいですが、その他の据置機で同じことをしようとすると「よく分からないけどラグがある」状態でプレイしなければなりません。
 いや、Wii Uのゲームであっても、バーチャルコンソールのゲームや『スーパーマリオメーカー』などは「テレビもゲームパッドも同じ画面が出力される」のでこの方法が使えるのですが、『Splatoon』みたいに「テレビとゲームパッドの二画面を使ったゲーム」はこの方法は使えません。ラグだらけの状態で試しにプレイしたのが以下の映像となっています(3分40秒あたりから)。まっすぐに歩くことすら出来ていないので、酔い耐性のない人は再生しない方がイイかも。




 何故こんなことが起こるのかというと……同じキャプチャーボードを使っている人の『Splatoon』の生配信を観たことはあるのですが、ここまでは酷くなかったのでパソコンの性能の差かも知れません。パソコンの話はまた後で。

 この「ラグ」問題を起こさないためには最初から「パススルー出力機能」を持ったキャプチャーボードを買うというのが一つです。これは、ゲーム機の映像を「テレビ」と「パソコン」の両方に分配して出力できるという優れものです。しかし、ちょっと値が張ります。2万円前後にはなってしまうみたいです。ちなみに私の買ったキャプチャーボードは3580円。

 また、キャプチャーボードに分配器を付けるという方法もあります。
[分配ケーブル]2分配AVケーブル ピン(RCA)ケーブル分配 映像.音声分配 3ピン⇒6ピン長さ/1.0m C-033
[分配ケーブル]2分配AVケーブル ピン(RCA)ケーブル分配 映像.音声分配 3ピン⇒6ピン長さ/1.0m C-033 
フジパーツ ピン端子-ピン端子中継プラグ AC-333
フジパーツ ピン端子-ピン端子中継プラグ AC-333
 恐らく私が使っているキャプチャーボードを分配するのはこの辺の機器があればイイんじゃないかと思います。ただ、私は試していないので保証は出来ません。
 というのも……分配器でテレビ画面にも映像を映しても、私の部屋の家具配置の関係で、テレビ画面が観られる位置に移動するとパソコン(デスクトップ)から離れてしまうためマイクの線が届かないんですね。マイクを線の長いものに買い直して分配器を買って……という資金的な余裕はないので、諦めました。
 


 とにかく、Wii Uの「テレビもゲームパッドも同じ画面が出力される」ソフトの場合、こういう心配はしなくてイイし、予算もかからないよということなんですね。
 ラグがここまであるとは思っていなかった時期は「部屋にはPS2もPS3もあるからPS1~PS3までのソフトと、WiiとWii Uのソフトが配信できるな!」と夢いっぱいだったのですが、現実的に私が配信できるのはWii Uの一部のソフトと、Wiiのソフトとバーチャルコンソールだけということになります。

 まぁ、バーチャルコンソールが最大の目的だったので問題はありませんが。


◇ ゲームソフト
 当たり前なことですが、ゲームソフトの映像はゲームメーカーに著作権があります。プレイしている私達にはありません。ゲームの実況プレイを生配信するということは原則的には「著作権侵害」になります。だから、私は長い間ゲームのプレイ動画というものに批判的だったのですが……

 近年はメーカー側から許諾される例も多くなり、例えばPS4なんかはゲーム機自体に生配信をする機能があって「配信できる箇所」と「配信できない箇所」がソフトによって線引きされていたり、任天堂は「クリエイター奨励プログラム」で動画をアップロードすることを奨励していたりするようになりました(※1)

(※1:生配信は対象外、また“知的財産の品格や価値がおとしめられる表現”も対象外になる模様です)


 私としては、『ゼルダの伝説』は「クリエイター奨励プログラム」に入っていた作品だったので始めたのですが、生配信は対象外ですし、『ゼルダ』以後は任天堂以外のソフトも配信していくつもりです。私のやっていることも「グレー」な行為だと思っています。
 しかし、同じようにグレーであっても、メーカー側から怒られるのではなく、メーカー側から「宣伝になった」と思ってもらいたいので……ネタバレが致命的なストーリーメインのゲームは配信しないつもりですし、「何だよこのゲーム!全然面白くないじゃないか!」みたいなことは言わないつもりです。


 まぁ、これは人それぞれ考えが違うでしょうし、「俺がこう思うからみんなも従え!」なんてことは言いませんけどね。唯一絶対なのは著作権はメーカー側にあるということだから、メーカーの指示には従わなければならないし、なるべくならメーカーにとってプラスになるように心がけた方がイイということです。



◇ コンポジットケーブル
 後述しますが、私が買った3580円のキャプチャーボードは「S端子」か「コンポジット端子」でしか接続できません。
 Wii U本体に付属されているのはHDMI端子のケーブルなので、これでは接続できないんですね。HDMI端子で接続できるキャプチャーボードもたくさんありますが、ちょっとお値段がお高いので……私は、Wii本体を買った時に付いてきたコンポジットケーブルを久々に引っ張り出して、安いキャプチャーボードに接続することにしました。

 Wii持っていなかったからそんなの持っていないよーという人は、今から新たにケーブルを買うか、HDMI端子のケーブルが使えるキャプチャーボードを買うか、予算と相談してください。
 S端子のケーブルは正規品は値上がりしていて、互換品はキャプチャーボード越しだと映像が映らなかったというレビューもあるので考えものですね……コンポジットケーブルは現在でも正規品が1000円未満で買えるみたいです。

Wii専用 AVケーブル
Wii専用 AVケーブル


setsuzoku.jpg
 「HDMIケーブル」と「コンポジットケーブル」はWii Uに接続する穴が違うため、私のWii Uは「HDMIケーブルでテレビと繋がっている」のと同時に「コンポジットケーブルはキャプチャーボードと繋がっている」という二股仕様になっています。
 そうすると、Wii Uを起動して「本体設定」→「テレビ」→「テレビとの接続方法を設定する」から「HDMIを選ぶとテレビに映像が映る」「HDMI以外を選ぶとパソコンに映像が映る」ようになりました。いちいちケーブル引っこ抜いたりしなくていいから、横着な自分にはこれで良かったと思います。


◇ キャプチャーボード
 さぁ、いよいよ専門的な話ですよ。
 ゲーム機とパソコンの間を橋渡ししてくれるのがキャプチャーボードですが、たくさんの種類があって、それぞれに相性があって理解しなければならないことが多いです。実況Wikiさんの解説もなかなかの読み応えですね。

 キャプチャーボードの選び方(実況Wiki)

 たくさんある種類の中から、私はGV-USB2という機器を選びました。
 「安かった」こと、「初心者でも安心して使える」ことも大きかったですが、同じように「Wii Uのゲームを」「コンポジットケーブルで繋いで」「ニコニコ生放送で実況プレイをしている」人が使っているという人がいたので相性の問題もなく使えるんだなと思ったのが大きいです。

I-O DATA USB接続ビデオキャプチャー GV-USB2
I-O DATA USB接続ビデオキャプチャー GV-USB2

 今見たら、私が買った時より安くなってるじゃないですか……
 4月5日現在3200円でした。

 実況Wikiさんの解説はこちら。

ookisa.jpg
 大きさ比較はこんなカンジ。
 「キャプチャーボード」という言葉からはイメージ出来ないほど小さいです。コード含めても、ちょっとしたイヤホンくらいのサイズです。


 インストールの方法は実況Wikiさんの解説を読んでもらった方がイイと思うのですが、簡単に言うと「付属のCD-ROMをパソコンに入れる」→「指示に従って選択肢を選んでいって、指示が出たらキャプチャーボードをUSB端子に挿す」→「その後も指示に従って再起動」→「付属のソフト:Light Captureで画面が映るか試してみる」という流れです。

 Light Captureはゲーム機の映像をパソコン上に映してくれるソフトですが、「(生配信ではなくて)プレイ動画の録画の際に、マイクの音を録音は出来ない」ため、実況WikiさんではアマレコTVを使うことを推奨していますね。
 自分もそれに従ってアマレコTVを使っているのですが、生配信の場合はパソコンがマイクの音を認識してくれればNiconico Live Encodeがニコニコ生放送に流してくれるのでLight Captureでも問題ないんじゃないかと思います。自分のテスト配信1回目では、アマレコTVが起動できなくなっちゃったので途中からLight Captureに切り替えたのですが問題なくマイクの音も配信できていました(14分20秒あたり)。




◇ パソコン
 生配信ではなくてゲームのプレイ動画を録画するだけならパソコンなしでもレコーダーを使うとか、ツイキャスならばスマホだけで配信することが出来るとかあるみたいですが、この記事はパソコンを使ってニコニコ生放送でゲーム実況プレイを生配信する方法を書いているので「パソコンは持っている」ことを前提にして話を始めています。

 で、恐らくこれから生配信をやろうと考えている人が気になるのは「自分の持っているパソコンのスペックで出来るのかな」ということじゃないかと思います。


 PCスペックの調べ方(実況Wiki)

 自分のパソコンは4年前に買った安いデスクトップで、正直スペックなど大したことがないと思います。実況Wikiさんに調べ方が書いてあるので、それを見ながらスペックを確認していきましょう。

 OS:スタートをクリック→コンピュータを右クリック→プロパティ
 私は「Windows 7 Home Premium」の「64ビット」版でした。 

 CPU:↑と同じ画面に書いてある
 私は「Intel(R) Pentium(R) CPU G620 @ 2.60GHz 260GHz」と書いてありました。

 メモリ:↑と同じ画面に書いてある
 私は「4.00GB」と書いてありました。


 ここから先はあまり関係なさそうなので、イイかな……
 自分はこの環境でも問題なく配信できています。ただし、ラグはかなり大きいです。
 そう言えば、今パソコンで作成している漫画の作業が終わったらWindows10に更新しようと考えていたのだけど、Windows10に変えてまた同じように動くのかは分からないんですね。そうしたらまたその時に何か書きます。


◇ インターネット回線
 我が家はケーブルテレビの一番速いヤツを契約していたはずです。
 どのくらいの速度が出ているのか、どのくらいの速度があれば大丈夫なのかは詳しくないのでノーコメントで。


◇ マイク
 マイクの種類や選び方なども実況Wikiさんに解説が書かれているので、これから買うって人はチェックしておいた方がイイでしょう。


 私は「PLANTRONICSの.Audio 355」という商品を買いました。

【正規品】 PLANTRONICS .Audio 355 ステレオPCヘッドセット英語版 AUDIO355E
【正規品】 PLANTRONICS .Audio 355 ステレオPCヘッドセット英語版 AUDIO355E

 ゲームをプレイする際にマイクとの距離を気にしたくなかったので「ヘッドセット型」にしたのと、マイクのミュートスイッチが付いていたこと(実際にはほとんど使っていないのでなくても良かったかも)、ノイズキャンセリングマイクで、ヘッドフォンの音質がそこそこ評判良かったことがポイントです。安いマイクは安いなりの品質になるみたいなので、ちょっと高かったけどこれで良かったかなと思っています。

 ただ、後悔している点は「線の長さ」。
 先ほどもチラッと書きましたが、私の部屋は「テレビが観られる位置」と「パソコン」の距離が離れているため、この商品の線の長さ2mでは届かないんですね。分配器を使ってテレビの画面を観ながら実況するのは難しいのです。


 使用のポイントとしては、マイクの位置に気をつけること。
 自分の場合、口の前にマイクを持ってくるとちょうど鼻息が直撃する位置に来てしまったのでテスト配信の1回目・2回目はやたら鼻息が直撃していたという(笑)。なので、今はちょっとだけマイクの位置を上にしています。

 あと、マイクのレベルを下げないとサーッというノイズ音が入っちゃいますね。
 これは多分パソコンの問題。マイクが接続された状態で、デスクトップ右下のボリュームボタンを右クリック→録音デバイス→マイクをダブルクリック→レベルで、「ノイズ音がうるさくならない」のと「自分の声がちゃんと入る」くらいのバランスに調整しています。



◇ ニコニコのプレミアム会員
 ニコニコ動画に動画をアップロードするだけならば無料会員でも出来ますが、ニコニコ生放送をするには月額540円を払うプレミアム会員にならなければなりません。
 もちろんプレミアム会員になればそれ以外の様々な特典も受けられて、「人気のニコニコ生放送の番組を観ていても追い出されない」とか「事前に予約していなくてもタイムシフト視聴が可能」とか「ニコニコ動画にアップロードできる容量が大幅に増える」などなどたくさんのいいことがあるんですけどね。

 私は貧乏性なので、ゲームの実況プレイを始めるためにプレミアム会員になりましたが、少しでも元を取らなければ!と毎週末に必ず生放送をしていますし、ニコニコ生放送の番組も以前よりも観るようになりました。でも、ゲーム実況に飽きたら無料会員に戻るつもりです(笑)。


 ニコニコ生放送(実況Wiki)

 実況Wikiさんの解説でも、「プレミアム会員になる」「コミュニティを作る」「パソコンを用意する」のが準備段階で必要な3つと書かれていますね。スマホでの配信はまた例外ですが、今日の記事には関係がないのでここでは無視しておきます。

 「コミュニティを作る」に関しては、自分は必ず自分で作らないといけないのだとと思っていたのですが、どうも「既にあるコミュニティに参加する」のでも構わなかったみたいですね。作る際に「あなたが作りたいコミュニティと似たようなコミュニティはありませんか?」と散々聞かれましたんで。
 んで、私が作った「ゲームが下手な人が見ている世界」というコミュニティなんですけど……これを読んでいる人で「俺も(私も)ゲームが下手だけど動画投稿や生配信をしたい!」という人がいらしたら、自由に使ってもらって構いませんよ。
 そういう人が増えればイイなと思ったからこういう記事を書いているワケですしね。我こそはゲームが下手だ!という自信のある方は是非どうぞ!このコミュニティでは「ゲームが下手だ」という人が偉いのです!



 ぶっちゃけた話、私の生配信を観ていて「ゲームが下手とか言っているけど、全然俺(私)より上手いじゃん。俺(私)の方が下手だぞ!」という人もいたでしょうしね。え?いない?そんなワケが……


◇ アマレコTV
◇ AMVビデオコーデック

 いよいよ本丸いくぜ!

 実況Wikiさんの解説もどうぞ。

 アマレコTVはキャプチャーボードに繋いだゲーム機の映像をパソコン上に映すソフトで、AMVビデオコーデックはアマレコTVを起動するために必要なソフトです。どちらも無料で利用できますが、AMVビデオコーデックは無料だと録画した際に左下にロゴが挿入されます。生配信には関係がありませんが。

 アマレコTVの公式サイトはこちらで、ダウンロードはこちらから。
 ダウンロードしたZIPファイルを解凍後、「amarectv」フォルダを Cドライブ直下に移動する必要があります。

 AMVビデオコーデックはこちらからダウンロードが出来るのですが、画面一番下の「AMV4ビデオコーデック」のダウンロードを押してください。ZIPファイルを解凍後、「 amv4_setup_64bit.msi 」または「amv4_setup_32bit.msi」をダブルクリックするとのことです。

 自分は最初このAMVビデオコーデックがちゃんとインストールできていなかったみたいで、さっき貼ったテスト配信1回目でアマレコTVが強制終了してしまったのはそのためです。その場合は一旦削除してダウンロードし直してみてください。



 アマレコTVを起動する前には、キャプチャーボードやマイクをパソコンに挿しておきましょう。どうも起動後にそれらの機器を挿しても認識されないみたいで、また起動し直さなければならなくなります。また、Light Captureなど他のキャプチャーソフトも閉じておきましょう。

amareko_201604061741395bc.jpg

 上部にたくさんボタンがありますが、生配信で使うのは2つ。
 一番左の「設定変更」はしょっちゅう使うので覚えておきましょう。
 「マイク」はマイクを設定している場合のみ表れるボタンで、自分の使っているマイクがちゃんと入力できているか、マイクレベルはこれでイイのかを確認するために使います。そのまま生配信を始めるとエコーになっちゃうので、配信開始前にちゃんと切っておきましょう。


amareko-1.jpg
 「設定」画面から、「グラフ1(デバイス)」のタブです。
 左上で必ず使用するキャプチャーボードを選び、入力端子は私の場合は「コンポジット」、画面のフォーマットはお好みで、オーディオキャプチャデバイスは他のを選ぶと音が出なくなっちゃうので要注意。応用編で語るデスクトップキャプチャを使うと、ここが毎回変わっていて「あれ……音が出ないぞ……」となるという。


amareko-2.jpg
 「設定」画面から、「グラフ2(プレビュー)」のタブです。
 アスペクト比はゲーム機の設定と合わせましょう。私はどちらも「16:9」にしています。あと、注意するところは「処理モード」かなぁ。私の環境だと「アクションゲーム」や「レトロゲーム」を選ぶと画面が微妙に揺れてしまうので、「ロールプレイングゲーム」を選んでいます。


amareko-3.jpg
 「設定」画面から、「グラフ3(ライブ)」のタブです。
 実況プレイをする人は必ず「ミキサー」にチェックを入れてください。キャプチャはゲームの音、マイクは自分の声なので、ここでバランスを調整できます。


 設定に特にこだわりのない人は、このスクショ通りに設定して特に問題はないんじゃないかと思います。やっていく内に追々「こっちの方がイイじゃん」と変更してもイイでしょうしね。



◇ Niconico Live Encoder
 ニコニコ生放送専用の公式ソフトで、「PCの画面を視聴者に見せる機能」と「PCの音とマイクの音をミックスして配信できる機能」があるので簡単にゲーム実況ができます。
 このソフトを使わない「かんたん配信」という方法もあるそうなのですが、「Niconico Live Encoder」を使った方が動きを滑らかに配信できるということで私は「Niconico Live Encoder」を使っています。完全無料。

 ダウンロードはこちらから。
 実況Wikiさんの解説はこちら

nle.jpg

 私の設定はこんなカンジ。
 重要なのは「音声設定」の「デバイス」でマイクを選んでいること(実況プレイの場合は)と、映像ソースで「ちゃんとゲーム画面の部分を表示できているか」です。


 初めて設定する場合は、予めアマレコTVなどのキャプチャーソフトにゲームの画面が表示されている状態にしておいて、「追加」→「画面キャプチャー」→「ゲームの画面に合わせて端から端をドラッグ」→「Niconico Live Encoderのプレビュー画面に映っているゲーム画面をドラッグして大きくする」とすれば準備OK。


 この範囲に入っているものがニコニコ生放送で配信されるので、ゲーム以外のウィンドウを表示して見せることも可能です。



 この回の3分あたり。自分で作ったマップをみんなに見せてから、これから向かう先を話しています。単純にゲームの画面を見せるだけじゃない色んなことができそうですね。ゲーム以外のソフトでも、例えばお絵描きソフトで絵を描いている様子を見せる配信とかも出来るし、紙芝居とかも出来ますね。

 また、詳しくは「応用編」で書きますがパソコンの音も配信に載るので、様々な効果音を使うことも可能です。無料通話ソフトを使って、誰かにアドバイスをもらいながらゲームをプレイする様子を配信するとかも面白そう。そんな友達は私にはいませんが。



◇ 生配信の流れ
<準備>
・ニコニコのプレミアム会員になっておいて、生放送するコミュニティを用意しておく
・アマレコTV、AMVビデオコーデック、Niconico Live Encoderをインストールしておいて、設定も済ませておく

<本番>
・キャプチャーボードとマイクをパソコンに挿す
→ アマレコTVを起動
→ キャプチャーボードに繋いだゲーム機を起動
→ アマレコTVにゲーム機の画面がちゃんと映っているか確認する
 (映っていなかった場合は設定変更)
→ アマレコTVのマイクボタンを押してマイクが繋がっているか確認する
 (音がうるさい場合などはマイクレベルを調整する)
→ Niconico Live Encoderを起動
→ Niconico Live Encoderのプレビュー画面にちゃんとゲーム画面が映っているか確認する
→ インターネットブラウザからニコニコの生放送したいコミュニティを開く
→ 「このコミュニティから生放送する」を押す
→ 番組の情報を記述する
→ この画面になったら……
niconico.jpg
 1.スピーカーの音をミュートにする
 2.「外部ツール配信」のタブを開く
 3.Niconico Live Encoderのボタンを押す
→ Niconico Live Encoderのウィンドウが前に出るので「配信開始」を押す
→ 「放送受信」を「ON」にしていれば、ゲーム画面が映るはず
 (アマレコTVに映っている画面とニコニコ生放送で表示される画面には数秒のズレがあります)
本番開始を押せば生放送が始まる
→ 「番組終了」を押すか、30分が経過すれば放送は終了
→ Niconico Live Encoderの「配信停止」ボタンも押す


 実況Wikiさんの解説によると、ニコニコ生放送は予め「放送枠」というのが決まっているため、それらが全部埋まっている時は「放送枠」に空きが出るまで待つことになるそうですね。私は今までなったことがないのでよく分かりませんが。


 これは生配信に限ったことではありませんが、せっかく生配信を始めてもそれが誰にも知られていなければ誰にも観てもらえません。Twitterと連携させておいて、生放送が始まるとTwitterに自動で告知が出るようにするとか。「本番開始」のボタンを押す前にURLをブログに貼るとか。事前に「○日の×時に生放送やるよー」と告知するとかしておくのがイイでしょうね。



◇ エコー問題
 私の『ゼルダ』配信を観てくださった人にはお馴染みの「エコー問題」。
 私のマイク音が何故だか反響して、アマレコTVの設定を色々変えても直らず、しかし他のソフトでテスト配信を行ってもエコーは起こらず、何故だか『ゼルダ』だけがエコーするという謎の現象が起こっていました。



 この回の冒頭で唐突に気付いたのですが、これは『ゼルダ』がマイクを使用するゲームだからみたいです。
 ご存じない人もいらっしゃると思いますが、ファミリーコンピュータはコントローラがデフォルトで2つ付いていて、2コンにのみマイク機能がありました。初代の『ゼルダの伝説』は1人用のゲームですが、特定のところでのみ「2コンのマイク」を使用する仕掛けがあるのです。
 んで、これがWii Uのバーチャルコンソールで遊ぶ場合、「Wii Uゲームパッドのマイク」が「ファミコンの2コンマイク」の役目になるそうで、それで常に私の声を拾い続けていたみたいなんですね。なので、マイクをテープでふさいでからはエコーが起こらなくなりました。



 しかし、同じようにマイクを使うDSの『脳トレ』のバーチャルコンソール版はエコーしていないんですね。同じバーチャルコンソールでも、ファミコンのソフトとDSのソフトじゃ違うってことなのかしら。





 基本編は以上です。
 駆け足なところはありましたが、書きたいことは全部書きました。これからゲーム実況の生配信を始めようという人の参考になれたなら嬉しいです。コメント読み上げ機能などは「応用編」として、また違う機会に語ろうと思います。

 私が何故このタイミングでゲーム実況を始めたかというのは、『ゼルダ』を無事にクリアした時にでも語ろうと思うのですが……現状で自分が思っていることは、「一人用のゲーム」であっても「みんなで遊ぶ」のって楽しいんだなぁということです。
 自分は子どもの頃にそういう体験もあまりしていなかったので同感できないんですけど、「子どもの頃は友達同士で誰かの家に集まってゲームしていたから楽しかったけど、最近は忙しくて友達とも遊べなくてゲームがつまらなくなった」みたいなことってよく言われるじゃないですか。

 ニコニコ生放送でコメントをもらいながらゲームを遊ぶのは、「子どもの頃に友達同士で誰かの家に集まってゲームしている」感覚に近くて―――私は「週末にアイツんちに行くといつもみんなでゲームしているから、暇なときはアイツんち行こうかな」と思ってもらえるような存在になりたいなと思いました。本音を言うと、「ちょっとここ俺にはクリア出来ないから、やってくれない?」と視聴者にコントローラを渡したいくらいです(笑)。


 SNSと連携したゲームとか、オンライン対戦プレイやオンライン協力プレイとかのゲームもたくさんありますが、私はこのゲーム実況のニコニコ生放送がどんなゲームよりも「ゲームとオンラインの理想的な融合」だと感じました。自分にとっては、これくらいの緩さが一番心地よいです。みなさんも是非どうぞ。

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