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【旧サイトからの移行記事】フリーゲーム『アグニの神』紹介

 (作者さんのホームページ
 <ダウンロード方法:上記サイト→ゲームをクリック→アグニの神の欄のダウンロードをクリック>
 ※ また、この作品を遊ぶためには別途RPGツクール2000 RTPが必要みたいです。←のページ下部で無料ダウンロード出来るので、持っていない方はどうぞ。



 1年半ぶりのフリゲ紹介です。
 『DS文学全集』で芥川龍之介『アグニの神』を読んだ後、他の人の感想を読みたくて検索してみたところこのゲームについてのページがやたら出てきました。過去に「3分ゲーコンテスト」で優勝したというこの作品、興味が湧いたのでプレイしてみたところ「こんなゲームがあるのか!」と驚きました。いやもう、とにかく物凄い逆転の発想なのです。


 原作の『アグニの神』という作品は、占い師に誘拐された少女を男が助け出そうとする短編です。
 登場人物は5人―――このゲームでは『アグニの神』を劇団で演じるのですが、プレイヤーが出来ることはどの役者にどの役を演じさせるかを決めるだけ。原作で少女だった役をオッサンにやらせたり、BLとか百合っぽくさせたり、オッサンがオバチャンを助ける話に変えたり出来るのです。役者によっては大きくシナリオを逸脱する行動を取られるのですが、そうやってストーリーがグチャグチャになってしまうのが面白いのです。特に、リミフウの自由っぷりは酷い(笑)。

 原作を読んでいないとこの“逸脱していくストーリー”は楽しめないと思うので……原作を読んだことがない人は青空文庫ででも読むか、最初の1回は配役をデフォルトのまま開演するか(原作とほぼ一緒の流れになる)をオススメします。原作と同じ状況でどれだけアホなことを出来るかという発想が素晴らしいですね。


 物語をメタな意味での「劇」と見立てて、キャラクターを組み替えて遊ぶ……
 冨樫義博先生の『よしりんでポン』(12人のおびえる者たち:『幽遊白書』のキャラクターは全部役者で実際の性格は全然違うのであった!みたいな話)などのようにオチにそれを使った例はあったとは思うんですが、組み換え自体をメインに“遊び”に使ったものは初めて見ました。アイディアだけじゃなく、細かく色んなところにネタを仕込んでいるのも凄いですしね。



 「1周3分で遊べるゲーム」ゆえにそれほど長続きして楽しめるものではありませんし、最高に面白い組み合わせを見つけてしまうとそれ以降は楽しみにくくなってしまうのが残念ですが……その辺を割り切ってプレイすると「こんなゲームがあるのか!」と新鮮な驚きがあると思います。変なゲームが大好きな人に、是非オススメ。

 この作者さんはもう一本『日輪の劇団』という“芝居を作るゲーム”を公開しているので、こちらもプレイしてみようかな……とダウンロードしてみたらウイルスチェックに引っかかりました。あ。あれ……?こういう時って無理してダウンロードしちゃダメなんですよね……?ぐぅ。

| ゲーム紹介 | 18:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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