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アニメ『うしおととら』各話感想メモまとめ(27話~最終話)

 1クール休んだ期間がありましたが、昨年の夏から始まった『うしおととら』のアニメも1年かけてとうとうゴールしました。感想まとめも1クール目、2クール目と続けていたので3クール目もやります。
 今後、自分としても時間が出来たら原作漫画を読んで一からこの物語を追い直すつもりなので、感想をまとめておいて良かったなと思っています。


 アニメ『うしおととら』各話感想メモまとめ(1話~13話)
 アニメ『うしおととら』各話感想メモまとめ(14話~26話)


<ルール>
・27話から最終話までの感想ツイートを貼り付け
・“最終話まで観終っている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に最終話までのネタバレを含みます
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・私はまだ原作を読んでいないので、コメント欄などに原作のネタバレを書き込むのはやめてください
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな


 今回の記事も長くなることが予測されるので格納しました。
 続きは「続きを読む」を押してもらえれば表示されます。ではでは。




第弐拾七話 風が吹く


 最終話まで観ると、ここで「真由子とキリオ」がフラグを立てていたことが最終話の真由子の救いになるので……何気ないシーンではあるんだけど、真由子にとってもキリオにとってもとらにとっても大事なシーンだったんだなぁと思います。

 「みんながうしおのことを忘れてしまう展開」はここから先どんどんうしおのことを追い詰めていくので、後の感想でも出てきますがゼロ年代に大流行した鬱アニメっぽい展開。でも、わざわざその記憶だけを消すくらいなら、もっと効率よく「うしおととら以外の全員を殺しておく」みたいなことは出来なかったのかな(笑)。


第弐拾八話 もうこぼさない


 この頃の自分は気付いていませんでしたが、「とらの方が人間っぽい」というのはこのコンビを形容するのに割と的を射ている視点だったかなぁと思います。後に、とらは元々は人間だったと明かされますし、うしおはどんどん獣になっていきましたし。

 麻子の全身火傷の件―――突き詰めていくと「それが女性蔑視だ」となってしまうのかも知れないのだけど、私はやっぱり女性の体がボロボロにされるのは直視できないくらいつらかったです。
 なので、最後まで観てなお「妖怪ども」は許せません。記憶を失っていたとかそういう問題ではなく、じゃあオマエらうしおに出会っていなかったらこういうことをフツーにやってたんだな、というか。



第弐拾九話 三日月の夜

 2クール目は「颯爽と現れて時間稼ぎをして去っていっただけ」のヒョウが、とうとうメインに絡む話になりました。「とらそっくりな化け物なんて他にいるのか?」と序盤にこの話が出てきた時は思っていましたが、まさかあんなにたくさんいたとは……(笑)。

 アニメはもちろん「最後まで決まった上で1話からストーリーを作っている」のですが、原作を描いている時点ではどこでこの設定(歴代のケモノの槍を使ったものは、みんなとらそっくりの獣になってしまう)が固まったんでしょう?後から付けられた設定のように思えますし、最初から決まっていたかのようにピッタリとハマって納得できる設定のようにも思えますし……



第参拾話 不帰の旅


 厚沢さんや流が敵になり、まさかハマー機関や石喰いが味方になるという展開。
 こんだけギュウギュウに話を詰め込んでいるのに「ハマー機関」の話は原作からカットされないのは何だろうと2クール目のころは思っていたのですが、3クール目は「ハマー機関ありがとう!」と感謝していました(笑)。科学の力ってすげー!



第参拾壱話 混沌の海へ

 流のこのセリフは、昔にどこかで「名台詞」として引用している人がいて……今回『うしおととら』で初めて実際に使われた場面を見て「思ってたのと違う!」と驚きました。

 正直、自分は流のこの一連の行動は「(うしおに対して)年長者がすげー自分勝手している」としか思えなくて、ここでは完全に「板挟みになっているとら」に感情移入して「とらが可哀想だなぁ……」と思って観ていました。とらは何も悪いことしていないのに、いつもこういう損な役回りをさせられて……一説によると、この流が「とらがうしおと出会ってから唯一殺した人間」だそうで。

 なので、ここらの数話は視聴がつらかったです。
 「誰もとらの苦労を分かってあげてくれない!!」と(笑)。



第参拾弐話 母

 いや、ホント……
 一番冷静で、一番しっかりしていて、一番オトナなのがとらですよね……

 まだ中学生なんだし、ようやく母親に会えたんだし、うしおの気持ちも分からなくはないのだけど……このスーパー緊急事態で、いろんなものを背負ってここまでやってきたというのに、なんですっかり全部忘れてんだよ!と正直。



第参拾参話 獣の槍破壊


 「これが元ネタ」だとまでは言いませんが、この『うしおととら』の終盤のように「主人公が積み上げてきたものすべてを終盤に失ってしまって、誰も頼れず、何のよりどころもなくなり、そこで自分の一番大切な“原点”にたどり着く」―――みたいな話は、ゼロ年代の深夜アニメでは大流行していて。

 もう、そういう構造のアニメは見飽きちゃったよ。
 ハイハイ、またそのパターンね。
 第1話の時点で「コイツ裏切るんだろうな」って分かっちゃうよ。

 と思ってたところで、『けいおん!』(2009年~)みたいな日常アニメに私はハマっていくので……『うしおととら』の終盤のこの展開も「まだこういう話やるのかよ!」と正直思ったのですが、当然『うしおととら』の原作は“ゼロ年代の深夜アニメ”よりも以前の作品なので順番的には逆なんですよね。まー、だから「リアルタイムでしか味わえない感動」が、比較的後からでも追いやすい漫画というメディアであっても逃れられないんだなと。

(関連記事:名作だからこそ薄れてしまう味



第参拾四話 とら

 満を持して描かれた「とらの過去」。
 『うしおととら』に登場するキャラクターはみんな多かれ少なかれ「不幸な境遇」のキャラが多くて、うしおみたいに「どうして俺だけこんな不幸なんだ!」となってしまう人もいるのだけど……それが行き着いたところで「こんなにも悲惨で壮絶な人生があるのか」と絶望してしまうとらの過去が明らかになりました。まさに『迷家』。

 先ほど「ゼロ年代の深夜アニメには、こうやって主人公を追い詰めていく作品が多かった」と書きましたが、そこから立ち上がる方法が『うしおととら』はバディーものとして「相棒のことを理解する」ところからだというのが熱いものがありました。
 3クール目はここまで本当に息苦しくて観るのがつらいヘビーな展開が続いていたのですが、ようやく!ようやく!ここで報われた気になりました



第参拾伍話 希望

 1クール目から地道にうしおが人助けをしてきたことが、ここで人々の希望になって、それが白面の者に対する逆転につながるという!『ドラゴンボール』における元気玉に近いような、正反対のような。

 とにかく、こういう時に「今まで出てきた人達」を活用する構成はとても大好きです。
 突然出てきたプロレスラーの人が「俺は以前に助けられたんだ!」と言っていたので、過去の回を観返したらしっかり描かれてて芸が細かい!と思いました。これ、アニメ版で描き足されたんですかねぇ(笑)。



第参拾六話 約束の夜へ


 ヒョウと紅蓮の最後の戦い。
 この作品のメインストーリーは「白面の者を倒して世界を救えるか」なので、紅蓮との戦いはサイドストーリーに過ぎないし「個人の復讐」なんて小さな話かも知れないんだけど……より私達に近い「心を打つ」話なのはこういう話だったりするんですよね。たまたま遭遇した母娘のキャラも、こういう事態だったらこういう人だっているだろうと思えるリアルなキャラでした。

 んで、当時の感想にも書いた通り、この戦いがこの戦い単独で完結するんじゃなくて「白面の者を追い詰める」ことにつながるというのが熱かったです。


第参拾七話 最強の悪態

 真由子ととらの最後のイチャイチャ……
 私はこの二人のやりとりが序盤から大好きだったのだけど、だからこそ最終回まで観た今となってはこの回はつらくて観返せられないですね……「アニメはこれだけ尺が厳しいんだから、この回はカットしても良かったんじゃ?」と思ったウェディングドレスの回も、製作陣は真由子のためにあの回は残したんだなぁと今になればグッとくるものがあります。



第参拾八話 最終局面

 まさかのお父さん達の登場ですよ!
 羽生礼子のお父さんが出てきた時、申し訳ないですが「誰……?」と思いました(笑)。
 その後「そうか!死者が呼べるということはお父さん達も出てくるのか!ということは勇ちゃんのお父さんも出てくるのかな?」と思い、そして間髪入れずに出てきたのですが「飛行機ごとだとおおおおおおお!」とぶったまげました(笑)。

 よくよく考えてみると、「白面の者との戦い」だけで見ると膠着状態が長くてなかなか決着がつかない状態だったのですが、こうやってサブキャラにも見せ場を作ることでダレずに観られたのかなぁと思います。



第参拾九話 うしおととらの縁


 最終話。
 最終決戦で死んでしまったとらについて、例えばラストシーンでひょっこり戻ってきて「何だよ!オマエ死んでいなかったのかよ!」みたいな終わり方をする作品はたくさんあると思うんです。私は以前はそういう作品が大嫌いだったんですけど、最近は「ハッピーエンドにするためのラストシーンくらいはアリかなぁ」と思うようになってきました。

 でも、『うしおととら』のこのラストは、「死んでいなかった」ワケではないし、とらのいない日常を生きているうしおや真由子の姿はしっかり描かれているのだけど……でも、またいつかどこかで戻ってくるかも知れないと描かれていて、「死んでませんでしたー!」オチとはちがうけれどちゃんと希望もある余韻を残したラストで、これはすごくイイなぁと思いました。


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 最後に。
 この『うしおととら』がアニメ化されると聞いた時、以前にも書いたように私は原作漫画を読んだことがなかったので「すごく楽しみ!」だった一方、「絶対にネタバレ喰らうんだろうな」とある程度覚悟していました。それでガッカリしてしまって、途中で観るのをやめてしまうかもなと。

 しかし、無事に最後までネタバレを喰らうことなく最終話まで走りきることが出来ました。
 今になって思うと「ネタバレされたら台無しな部分」も多かった作品だと思うんですよ。みんながうしおのことを忘れてしまう展開とか、とらの壮絶な過去とか、事前に知っていたら私は楽しめなくなっていたことと思います。ネタバレしないように気を付けてくださった皆々様に、非常に感謝しています。ありがとうございました。


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| アニメ雑記 | 20:00 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

原作を読んで「よくこれを3クールにまとめたよな!」という記事を書いてくれることを
待ってますよ!

| ああああ | 2016/07/13 17:40 | URL |















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