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「スタミナ制」のゲームは、やめどきを与えてくれるから好きだ

 最近はiPad Proで、ニコ生のテスト配信でもプレイした『Score! Hero』というサッカーゲームにハマッていました。「いました」と過去形な理由は記事最後の「余談」で語ります。


 Android版も出ています
 詳しくは後で語りますが、基本無料のゲームです。



 魅力が伝わるように動画をTwitterに上げていたんでそちらも貼っておきましょう。



 最初はただ単に「指でなぞったところにボールを蹴る」だけのシンプルなゲームなのかと思っていたのですが……



 試合になると指定された範囲の中でなら自由にボールを蹴ることが出来て、それによって味方の選手の動き・敵の選手の動きがガラッと変わるので、「このパスをどこに出すかで戦局がガラッと変わる」ことが分かるサッカーゲームとなっていて楽しいです。


 他の人のレビューを読むと「パズルゲームのようなサッカーゲーム」という表現がされていて、確かに「解法が一つでしかないワケではない」けれど「一手一手で変わる状況に合わせて手を考える」タイプのパズルゲームと言えて、3DSやWii Uで出ている『アートオブバランス(タッチ)』とかに近いかなぁと思いました。発想を切り替えるとあっさりクリア出来ちゃったりするところも似ています。




 さて、このゲームは先に書いたように「基本無料」なのですが、当然メーカーだって慈善事業でゲームを作っているワケではないので「利益を出す方法」を組み入れています。

 このゲーム、基本的には「スタミナ制」のゲームなんですね。

scorehero.jpg

 左上のハートマークが「スタミナ」と言えます。
 「スタミナ制」のゲームの多くは「ゲームを始めるときにスタミナを消費する」と思うのですが、このゲームの場合「ミスをするとハートが減る」仕様です。なので、連続でステージをクリアしていけばいつまでもプレイし続けられます。
 ハートはMAXで5つ、ハート1つあたりに4回ミスが出来るので、20回ミスになったら終わりですね。「スタミナ制」なのでリアル時間が経過するとハートは徐々に回復します。詳しい時間は測っていないので分かりませんが、ハートが0になっても2~3時間経ってから起動するといつもハートが全回復しているカンジですかね。



 また、ポイントとなるのは、ハートマークの下の「チケット」のようなアイテム。
 これが『パズドラ』でいう魔法石とか、『デレステ』でいうスタージュエルのような“色んなことが出来る便利アイテム”で……先ほどまで話していた「スタミナの回復」や、ステージの途中からやり直す「コンティニュー」、主人公の見た目を変える「カスタマイズ」などに使えます。特に「コンティニュー」は超超超超頻繁に行うので、大量に持っておきたいですね。

 この「チケット」を有料で買うことも出来る(10枚で120円、大量買いをしていくとどんどんお得)のと、30秒くらいの動画広告を見ると1枚もらえるので、メーカーとしてはここで利益を出しているみたいです。この動画広告も「基本無料のゲーム」の広告ばかりなんですが、「基本無料のゲーム」を成り立たせているのが「基本無料のゲームの広告」というのはどういうことなんでしょう……




 はてさて、突然ですけど……私、ゲームの「スタミナ制」って嫌いじゃないんです。
 ネット上で「スタミナ制」が語られる時、ほとんどの場合「もっとゲームを遊びたいのに遊ばせてくれない」とか「スタミナが回復するとそれを使わないともったいないという義務感で起動しなければならなくなる」といったカンジにネガティブに語られていると思います。そのせいか、最近のスマートデバイス向けゲームでも「スタミナ制」じゃないものが増えてきたなんて言われていますが。

 私は、「スタミナ制」ってやめ時を与えてくれるからすごくありがたいと思っています。
 『Score! Hero』だと10~15分プレイすると大体ハートを全部失うので、「ちょっと15分空きがあるからプレイしよう」と思って始められますし、ハートを全部失ったらそれ以上は(チケットを使わないと)続けられないので否応なくそこで終了です。「ゲームを遊ぶ1回あたりの時間」がすごくよめるんですね。

 今はもう身体的な事情で辞めてしまったんですが、『デレステ』をやっていた時もそうでした。「今のスタミナがいくつで、自分がやっている難易度だと4曲プレイできるから、前後の時間も合わせて1曲4分と考えると15~20分あればプレイ出来るかな……」とか。
 スタミナ制じゃないですけど、『Miitomo』なんかも、「質問3つ答えて、おとしてキャンディの無料プレイ1回やって、ショップとおとしてMiiのラインナップを確認して、時間が余ったら他の人のアンサーを見よう。これで大体15分かな」と大体の時間が読めるんですね。逆に言うと、やれることがあまりないのでそれ以上の時間があっても遊ぶことがないとも言えますが(笑)。


 「作業」と「作業」の間の休憩時間とか、「観たいテレビが始まるまでのスキマ時間」とかにプレイする計算がしやすくて。んでもって、数時間後に「そういやスタミナも回復しているだろうから続きやろうかな」と思い出したように起動しやすいのです。
 もちろんこれは「プレイできる回数」と「スタミナが回復する時間」のバランス次第で、このバランスが悪いゲームは批判されても仕方がないと思いますし。ちょくちょく起動しやすい端末だから許されることなので、起動のメンドイ据置ゲーム機とかでこういうシステムを採用されるとイラッとすると思いますけどね。



 今、並行してWiiソフトのダウンロード版で『スーパーペーパーマリオ』をWii Uでプレイしているんですが、10年前のバリバリ据置ゲーム機のこちらは対照的にガッツリ時間がないとなかなか起動が出来ません。1つのワールドに2~3時間、1つのステージでも30~50分くらいと幅が広く……
 細かいセーブポイントはあるのですが、ワールドやステージによってかかる時間が変わるから「区切り」のいいところまでのプレイ時間が読めなくて。例えば、「今3時だからゲームしようかなー、あーでも5時から『鉄血のオルフェンズ』だからそれまでに終わるか分からないな……」と起動できなかったりするので。

 「今日はもう何もすることがないから思う存分このゲームを遊ぶぞ!」という日にしか起動できなくて、そんな日は1週間に何日あるんだ……と考えると、なかなかゲームが進まなくて。


 そう考えると、15分くらいで強制的に「もうこれ以上は遊べませーん」とゲームを中断してくれる「スタミナ制」の方が自分にはありがたくてチョコチョコと起動できて、そうしたものが積み重なって総プレイ時間もそっちの方が長くなったりするのです。
 もちろん逆に「ガッツリ2~3時間ゲームを遊びたかったのに15分で強制終了になっちゃう!」と不満な人もいるのでしょうから……「ゲームを遊ぶ時間が15分くらいのスキマ時間しかない人」と「ゲームを遊ぶためにガッツリ2~3時間確保できる人」では、求められるゲームも変わってくるってことなんだと思いますけどね。


(関連記事:そのゲームの「一区切り」は何分ですか?
(関連記事:「週末に決まった時間にだけプレイ」でゲームはクリア出来るのか?
(関連記事:「ゲームを遊ぶための時間」以外にゲームを遊ぶこと


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-余談-
 さて、と……
 ここまで割と「スマホやタブレット端末のゲームはスタミナ制であっても遊びやすい!ゲーム機のゲームはダメだ!」みたいに読めてしまう話だったかと思いますが、ここにも実は落とし穴があって……そんな風にものすごく楽しんでいた『Score! Hero』ですが、もう飽きました。


 ステージ数とかを書いちゃうとこれから遊ぶ人に「ネタバレすんなし!」と言われそうなので、具体的な数字は隠すので読みたい人だけ反転させて読んでください。

 このゲーム……恐ろしく長いんですよ。
 ゲームを始めた頃は「うひょー、楽しいー!これはクリアまでプレイしたいなぁ!」とニコニコしながらプレイしていたんですが、なかなか終わりが来ません。プレイしてもプレイしても延々と新しいシーズンが来ます。現在、私はシーズン 8143ステージ目をプレイしています。プレイ時間は大体10時間くらいだと思います。
 これはいつまで続くんだろうと「実績」を見てみると、現在までに実装されているシーズンはなんと22!1シーズンに20ステージですから、全440ステージもあるのです。このペースでプレイすると30時間以上はかかります。


 ゲーム機用の「買いきりのゲーム」と同じ感覚で「クリアまでプレイしたい」と私は考えてしまったのですが、メーカーからすると「基本無料のゲーム」ってクリアされてしまうと困るんですよね。
 「買いきりのゲーム」は最初に例えば5000円払わせてしまえば、買った人が100時間遊ぼうが1時間でやめようがメーカーに入るお金は変わりません。しかし、「基本無料」のゲームは最初にお金をもらっていない分、「利益を出す」機会……『Score! Hero』の場合は「10枚120円のチケットを買ってもらう」か「チケット1枚のために30秒の動画広告を見てもらう」機会を増やさなければならないのです。


 なので、「基本無料のゲーム」はサクッとクリア出来るゲームじゃダメなんですよね。
 ステージ数を増やしたり、難易度を上げたり、アップデートでステージを増やしたり、期間限定のイベントを行ったりして、プレイヤーを長い期間拘束しなければならないのです。

 『Score! Hero』も発売されたのは1年以上前の2015年の夏で、どうやらその頃にはシーズンは12までしかなかったそうです。全240ステージ。それでも多いのですが、そこからアップデートでどんどん追加されていって、全22シーズンの全440ステージまで増えていったみたいです。これも長い期間プレイヤーを拘束するためです。




 私が元々10時間以内でサクッと終わって「あー面白かった」と言えるゲームが好きだというのも飽きた原因だとは思いますが、『Score! Hero』は「長く遊ばせる」ために引き延ばされている感も強くて……
 パズルゲームとしては、似たようなステージが多くなって、ずっと同じことを繰り返している気になってしまいますし。サッカーゲームとしては「主人公がどんどん出世していくのが面白い」はずなのに、ストーリーの展開が遅くて毎シーズン毎シーズン「主人公は頑張ったがチームは負けた」を見せられ続けて。

 普通のステージクリア型のパズルゲームだと、ゲームに変化を付けるために例えば中盤に「重力が反転するステージ」とか、「アイテムを手に入れて出来ることが増える」とかあると思うんですが……『Score! Hero』は元がサッカーゲームなので、そういう変化を付けられずにずっと同じことをやっているんですね。


 「スタミナ制のゲーム」は、「一区切りが何分か」が分かりやすくて起動しやすいんだけど。
 「基本無料のゲーム」は、「全体のプレイ時間」がひたすら長くて最後は飽きてやめてしまう……と考えると、「最初にお金を払う買いきりのゲーム」で「スタミナ制」を導入すれば私にとって最高という結論になってしまうのか?あるぇー?

(関連記事:ゲームを短く遊びたい人も、長く遊びたい人も、楽しめる仕様
(関連記事:「終わってしまう寂しさ」が好きだったんだ
(関連記事:そのゲームは「1時間あたり御幾ら」ですか?
(関連記事:「短く終わるゲーム」の需要はどのくらいあるのか?


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| ゲーム雑記 | 17:52 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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このコメントは管理者の承認待ちです

| | 2016/11/29 20:29 | |

> さん

 記事に関係ないし、妙なことに人を巻き込もうとしないでください。

| やまなしレイ(管理人) | 2016/11/29 21:08 | URL | ≫ EDIT

妙な事に巻き込もうとしてるわけじゃないですよ。
ただ意見が聞きたかっただけですので...

| ああああ | 2016/11/29 21:24 | URL |

>ああああさん

 挙げられた人達は全員知らない人なので「興味がない」ですし、「その人達が何を言っていても全然気にならない」です。

 むしろアカウント名がここに書かれることで、「検索などで引っかかってその人達がこのブログにやってきて面倒くさいことになったらイヤだなぁ」というのが僕の意見です。

| やまなしレイ(管理人) | 2016/11/29 22:36 | URL | ≫ EDIT

理想を言えばクリアしても面白すぎて何度も何度も遊びたくなるようなゲーム性を丁寧に長期間の開発期間をかけて構築する、ってのがベストなんですが、無い袖は振れないですしねえ。

| 児斗玉文章 | 2016/11/29 23:30 | URL |

>児斗玉文章さん

 開発期間を延ばしても、今の時代だと「一つのゲームを繰り返し遊ぶ」ってのは難しいのかなーと思います。ゲームがむっちゃ溢れていますしね。基本無料だと更に、そうして溢れているゲームを幾らでも遊べちゃうワケですし。

| やまなしレイ(管理人) | 2016/11/30 01:49 | URL | ≫ EDIT















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