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『バトルスポーツ めく~る』は「パーティゲームの定番」になれそう!だけど……

 2017年5月18日に配信開始されたNintendo Switch用ダウンロードソフト『バトルスポーツ めく~る』を買いました。価格は税別980円。メーカーはOVER FENCEという、これまではスマホ向けアプリやPC用ソーシャルゲームなどを作っていた会社みたいですね。




◇ ゲームモード
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<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 ゲームは、ストーリーなど何もなく、キャラクターも他のゲームのモブキャラみたいな無個性っぷりで、完全に「対戦」に特化したゲームとなっています。遊べるモードも、「オフラインで4人までで対戦できるモード(足りない分はCOMに出来る)」「オンラインで4人までで対戦できるモード」のみ。フレンドとのオンライン対戦や、ランキングに合わせたオンライン対戦などは今後の無料アップデートで追加されていくそうです。

 個人的には、ダウンロード専売ソフトはこれくらいでイイと思っています。
 パッケージソフトがそのビジネスモデル上どうしても「長く遊べるようにモードを増やす」とか「手に取ってもらえるように魅力的なキャラクターを付ける」とかしなければならないのに比べて、ダウンロード専売のソフトは「作り手が一番自信のあるところだけで勝負すればイイ」と私は思っています。

 このゲームの場合、それは「ストーリー」とか「キャラクター」とかではなく、「対戦ゲームとしての面白さ」だと思いますし。作り手からの「新しいパーティゲームの定番を作ってやるぞ!」という志を感じるので、これでイイと思います。


◇ 操作方法
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<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 操作方法は超シンプルです。
 アナログスティックで移動、Aボタン(に該当するボタン)でジャンプ後ヒップドロップ。
 これだけ。

 以前に、「マリオのジャンプ」や「ボンバーマンの爆弾」は“一つのアクションに複数の機能を持たせている”という記事を書きましたが、このゲームにおける「ジャンプ後ヒップドロップ」もまさに“一つのアクションに複数の機能を持たせている”アクションです。

・攻撃=ヒップドロップ後にめくれたパネルで相手を吹っ飛ばせる
・陣取り=ヒップドロップ後にめくれたパネルは自分の色になる
・探索=ヒップドロップ後にめくれたパネルからパワーアップアイテムが出る
・回避=ジャンプ中は、敵からのパネルめくりの攻撃を避けられる


 「めくる」アクションで攻撃や探索が出来るのは『クインティ』っぽいし、攻撃操作が陣取りも兼ねているのは『Splatoon』っぽいです(『Splatoon』同様、自分の色になったパネルの上は速く移動できます)が、このゲームの肝はこうしたアクションが「回避」アクションとワンセットなことだと思われます。

 こちらがアイテムでガンガン強化して、パネルもほとんど取って相手を追い詰めたとしても、相手のジャンプ中には攻撃が当たりません。闇雲に攻撃を仕掛けてもタイミングが合わなければ敵を倒せない上に、ヒップドロップ直後は動きが止まってしまうのでカウンターを浴びせられてしまう可能性も高い―――逆に考えれば、どんな不利な状況からでも「ジャンプ後ヒップドロップ」のワンアクションで逆転が可能だと言えるのです。


 コントローラは、Joy-Con、Proコンだけでなく「Joy-Con横持ち」にも対応しているので「おすそ分けプレイ」が出来ますね。ゲームモードを選ぶ画面で「+ボタン」か「-ボタン」を押して、使うコントローラのLR同時押しでコントローラを登録できます。私は4人対戦用にJoy-Conをもうワンセット買うか悩み中です。



◇ アイテム
 パワーアップアイテムは5種類。

【パワーアップ】
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 めくれるパネルの数が上下左右1つずつ増えます。

【スピードアップ】
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 移動速度が上がります。

【エックス】
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 めくれるパネルの方向が、+ではなく×になります。

【ダブルジャンプ】
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 ジャンプ中にボタンを押すと二段ジャンプが出来るようになります。

【ムテキ】
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・敵の攻撃を食らわなくなります。
・自分の色ではないパネルの上もスイスイ移動できるようになります。
・ヒップドロップ時に、自分の周囲8つのパネルが全てめくれます。

 「ムテキ」以外のアイテムの数は有限で、「パワーアップ」「スピードアップ」はそこそこの数が出ますが、「エックス」「ダブルジャンプ」は(恐らく)1ゲームに1つずつしか出ないっぽいです。
 予想外の方向から攻撃が来る「エックス」や、カウンター返しのカウンターが出来る「ダブルジャンプ」は、“誰が持っているのか”を把握しないと意外なところで攻撃を食らいかねません。誰がどのアイテムを持っているのかの把握と、自分がそのアイテムを持っていることがバレないように一撃で仕留めるのが大事だと思われます。

 また、「パワーアップ」「スピードアップ」「エックス」「ダブルジャンプ」のアイテムは、どんなにたくさん所持していても吹っ飛ばされてしまうと全て落としてしまうというのがポイントです。いきなり丸腰になって、持っていたアイテムは他の人に拾われてしまうので、一気に逆転される可能性があるのです。


 更に、「ムテキ」アイテムは効果が切れるとどこかのパネルに隠れるそうで、終盤なのにアイテムを何も持っていないような大ピンチの状況からでも逆転できる切り札のように作用します。どのパネルの上もスイスイ移動できるので遠くのアイテムを取りに行ったり、敵の攻撃を食らわないので混戦の中に突っ込んでみんなを吹っ飛ばしたり、好き放題できます。
 「ムテキ」アイテムは、『スマブラ』におけるスマッシュボール→最後の切りふだとか、『マリオカート』におけるカミナリとかのような、下位からでも大逆転できるアイテムだと意識して取った方が良さそう。見た目は超地味なんですけどね(笑)。


◇ ルール
 遊べるルールは3つで。
・制限時間(デフォルトは2分)が終わった時に、自分の色のパネル数が多い人が勝ちの「たくさんめく~る」
・制限時間(デフォルトは2分)が終わった時に、相手を吹っ飛ばした回数が多い人が勝ちの「とばしまく~る」
・指定されたライフ数(デフォルトは3)だけ吹っ飛ばされた人が脱落していく「かちのこ~る」


 1番目のルールが一番「逆転が起こりやすい」ので、パーティゲーム向きだと思われます。2番目と3番目は似たようなルールに思えますが、2つ目が「攻撃特化」、3つ目が「防御特化」ってカンジですかね。オフラインモードなら、それぞれ制限時間やライフ数を選べます。



 「シンプルな操作」に複数の機能を持たせて、4人が入り乱れることでハチャメチャなことが起こるゲーム―――ということで、Nintendo Switchでまさかのヒット中の『ボンバーマン』なんかに通じる「パーティゲームの定番」になれそうなポテンシャルを感じています。
 現在ステージが「草原」と「海」の2種類×ギミックが「なし」「ビームキャノン」「電撃」の3種類×ルールが上述の3種類ですが、無料アップデートでステージは追加予定だそうです。個人的には、ステージにしろギミックにしろ「時間経過による変化」があればイイのになぁと思いました。例えば残り1分になると解放されるエリアがあるとか、残り30秒になるとキャノンが使えるようになるとか。

 あと、オフライン対戦での「パーティゲームの定番」を目指すのならば、ハンデとかチーム戦の機能も欲しいところですね。



◇ オンライン
 とまぁ……「これからの期待値」も含めて、個人的にはかなり好きなゲームなのですが。
 唯一最大であり致命的な弱点が、オンライン周りです。

 このゲーム……「2人対戦より3人対戦の方が面白い」し、「3人対戦より4人対戦の方が面白い」と思います。
 2人対戦だとどうしても実力差が出てしまうだけでなく、「相手が何のアイテムを持っているか」が分かりやすいので予想外のことがあまり起きないんですね。まぁ、『スマブラ』を終点・アイテムなし・1vs.1で遊びたがる人もいるので2人対戦にも需要があるのかも知れませんが。
 3人対戦だともう少し色んな予想外なことが起こるのですが……「たくさんめく~る」のルールだと特に、「他の2人が潰しあっている間に逃げ回ってパネルを自分の色にしていく」のが有効になってしまいますし。
 4人対戦の、「何が起こるか分からないハチャメチャ感」に比べると2人対戦・3人対戦はちょっと地味なんですね。「とばしまく~る」のルールだと特に、4人対戦だと上手くいけば一気に3P取れるので大逆転もしやすいでしょうし。


 しかし、現状、オンラインだとなかなか「4人対戦」が出来ません。

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<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 このゲームのオンライン対戦は、「たくさんめく~る」「とばしまく~る」「かちのこ~る」の3つの部屋のどれに入るかを選んで、他の人が来るのを待ちます。しかし、この「他の人が来るの待つ」時間が最大19秒と短く、19秒間誰も来ないか、赤の人が「もうゲームを始める」を選ぶかすると4人揃わなくてもゲームが始まってしまうのです。

 こっちとしては「4人揃うのを待とうよ……」と思っているのに。


 そもそも、こう言っちゃなんですけど無名の新規ソフトのオンライン対戦なんてそうそう人が集まらないのに、「たくさんめく~る」「とばしまく~る」「かちのこ~る」と入口を3つに分けちゃって人が分散しているせいか、「とばしまく~る」「かちのこ~る」のルールだと全然人が来ないんですね……
 『Splatoon』ですら最初は「レギュラーマッチ」のみで始めて、徐々に「ガチマッチ」「プライベートマッチ」と追加していったくらいなんですから……この「めく~る」も、入口は一つにして、集まった4人で「どのルールで遊びたいか」を投票して決めるとかでも良かったんじゃないかと思います。



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<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 また、せっかく4人対戦が実現したとしても、どうしてかこのゲーム……恐ろしく通信が切断されやすく、試合の最後まで4人全員残っているというケースの方が珍しいくらいです。最初は4人いたのに、通信エラーで3人、2人と減っていくことがほとんどです。

 もちろんオンラインプレイに「途中で通信が切れちゃう」ことはよくあることで、『Splatoon』でも『ガールズバンドパーティ』でも悩まされたのですが、この『めく~る』はそれら以上にしょっちゅうしょっちゅう切れます。こんなに切断されやすいゲームがあったのかというくらいに切れます。
 ニコ生で一緒にプレイしようとした人の話によると、わざと切断したワケではもちろんないし、他のゲーム(Splatoonなど)でも普通にオンラインプレイが出来たのにどうしてかこのゲームだけ切断されてしまうとのことでした。そう考えるとやっぱりゲームの仕様上、他のゲームより通信エラーが起こりやすいのかなぁという結論になってしまいます。


 「4人で遊べば超面白いゲーム」なのに、なかなか「4人で遊べるケースが少ない」という……長所が一転して短所になってしまったようなゲームで。非常に惜しいです。これは無料アップデートで改善できるようなレベルのことなのかなぁ。
 もし、「通信エラーが起こらないようにする」みたいなアップデートが難しいのなら、「通信エラーでいなくなった人は、そこからコンピュータになる」とかでも構わないんで4人対戦が維持できる仕組みが欲しいです。これは『Splatoon』にも思うことですが。



 現状、「パーティゲームの定番」になれそうなポテンシャルは感じますし、応援していきたいのですが、オンライン・オフラインともに「あと一歩」が足りないとは思ってしまいます。無料アップデートで改善されることを期待しています。


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↓ 以下は、初プレイ時の実況プレイです。
 「文章を読んでもどういうゲームかよく分からない……」という人は、こちらをどうぞ。



| 1stインプレッション | 17:53 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

DLソフトの中でとくに気になっていたものでした。記事を拝見して、ゲームの内容はバッチリなだけに残念だなと。
秋には有料サービスもはじまり、こういうゲームはさらに遊べなくなってしまうのかな…と思いましたが、DL専売のものに関しては影響はどうなのでしょうね。

| K | 2017/05/22 00:24 | URL | ≫ EDIT

承認待ちコメント

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| | 2017/05/22 15:50 | |

>Kさん

 あー、オンライン有料化で人が減るとランダムマッチはマッチングしづらくなりそうですね。逆にフレンドマッチは「待ち合わせをしてボイスチャットで遊ぶ」ことが気軽に出来るようになりそうですが。

 どっちにしろ通信エラーの多さはフレンドマッチでも致命的なんで、フレンドマッチ導入までには改善して欲しいですねぇ。

| やまなしレイ(管理人) | 2017/05/22 21:49 | URL | ≫ EDIT















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