やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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この積みは明日への希望!

 ちょっと自分を見つめなおしたくなるツイートでした。


 私には、「買ったけどまだ読んでいない本」がたくさんあります。
 紙の本もたくさんありますし、電子書籍もたくさんありますし、紙の本を自炊して電子化したものもあります。紙の本の積み本はもう「どの本を読んで、どの本を読んでいないのか」さえも分からなくなっているので数えられませんが、積み電子書籍は現在240冊、自炊してまだ読んでいない本は現在29冊でした。

 私には「買ったけどクリアしていないゲーム」、積みゲーもたくさんあります。
 現在のところ69本です。一時期は80本を超えていたことを考えると、これでも随分減りました。

 「テレビで放送していたから録画しておいた映画」、積み映画もあります。
 これも一時期はハードディスクを圧迫していたのですが、『Wii Fit』をしながら観まくって現在は4本まで減りました。が、Amazonプライム会員になったことで「プライムビデオで観られる観たい映画」をリストアップし始めたらキリがなくて、これもある意味で積み映画と言えるのかも知れません。



 私はこれらを「早く読まなきゃ」「早く遊ばなきゃ」「早く観なきゃ」と、積み本・積みゲー・積み映画を「0にしなければならない」というプレッシャーの元に「作業のように消化している」感覚になってしまっていたところもあったのですが……椎名先生のツイートを読んで、ハッとしました。

 “「いつか作ることもできる」「その楽しい時間も詰まっている」箱”

 自分が本を買ったのも、ゲームを買ったのも、映画を録画したりリストアップしたりしたのも、「いつか読みたい」「いつか遊びたい」「いつか観たい」と思ったからなのです。その「いつか」は今すぐではないかも知れないけれど、それまでの間「楽しみだな」と思っていられるために買ったり録画したりリストアップしたりしたのです。


 言ってしまえば、
 「これからの自分」が、「いつかアレを読むために今を頑張ろう」と思える糧なのです。


 よく「そんなに積みゲーあっていつ遊ぶの?」「定年後にでも……」「その頃にはもっとすごいゲームがいっぱい出てるんじゃない?」みたいなネタがありますけど、「遊びたいゲームがある」からつらいつらい仕事も定年まで頑張れるのだし、そうした希望がなければ仕事なんて続けられないということだと思うんですね。

 「積み」とは、明日を生きようとする私達の希望なのです。



 なんだか、「現世でどんなにつらいことがあっても死後に私達は救済される」みたいな話になってきましたが……信じる神も信じる宗教もない人にとっては、「本を読む時間」や「ゲームを遊ぶ時間」こそが唯一無二の救済だったりするのだから、実は結構近いものなのかも知れませんね。

 そう言えば、「積み本」や「積みゲー」や「積み映画」を崩して読んだり遊んだり観たりする場合、“一番楽しみな作品”は敢えて後回しにしたりすることがあります。
 いや、もちろん積んでいる作品はどれも「楽しみ!」と思って積んでいるんですけど、その中にも期待値の差はあって、“一番楽しみな作品”がなくなっちゃうと「明日から何を楽しみに生きればイイんだろう」となってしまいます。だから、「絶対これは自分にハマるはず!」という作品は敢えて積んだままにするのです。


 アニメの最終回だけ観ない人とかもいますよね。
 すっごい大好きなアニメだったから、全部観るのがイヤで「最終回だけとっておく」人。

 私は「そんなことしたら内容忘れちゃうじゃん」と思うのですが(笑)。
 意味合いとしては、「“一番楽しみな作品”は敢えてとっておく」私のそれと一緒なんだと思います。



 しかし、制作者サイドからすれば「なんじゃそりゃ」って思われちゃいそうですよね。
 例えば何かの拍子に、私が“一番楽しみな作品”として積んでいる漫画や小説の作者さんに会うことがあったとして……

やま「○○先生!私、アナタの本を全巻持っています!」
○○「そうなんですか!どのシーンが好きでした?」
やま「いや、読んではいないんですよ」
○○「えっ」
やま「読んではいないんですけど、アナタの本を読むのを楽しみに生きています」
○○「えっ」
やま「アナタの本があるから私は生きていられるのです」
○○「読んだことないのに?」


 作者さんからすれば「さっさと読めよ!」と思われることでしょう(笑)。
 でも、「まだ読んでいない」からこその楽しさってあると思うんですね。


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椎名高志


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| ひび雑記 | 17:51 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

素晴らしいブログを拝見しました。

私もたくさんの「積み」があります

『物の価値は、その人が決める』ですね

| ああああ | 2017/07/04 10:09 | URL |

>ああああさん

 ありがとうございます。

 同じ自分が思うにも、「重荷」に思うのか、「楽しみ」に思うのかで全然捉え方が変わりますもんね。気持ちを切り替えるだけで世界が変わることを忘れないでいたいです。

| やまなしレイ(管理人) | 2017/07/05 22:49 | URL | ≫ EDIT

僕も積んでいるものが多くあります。
「早く減らさないとな〜」「また積みが増えちゃったな〜」と、積みに対してストレスを感じ半ば義務的に消化していたのですが、

>「積み」とは、明日を生きようとする私達の希望

この考え方は素晴らしいですね。発想の転換というかなんというか。
こういう風に捉えると、今までストレスにすら感じていたものが大きな財産のようにさえ思えてきました。

私事ですが、最近非常に忙しくこのブログもあまり拝見できていませんでしたし、今季のアニメもまだ1話も観れておらず、どんどん積まれていってストレスに感じていたのでこの記事は、少し大仰な言い方ですが僕にとって救いになりました。

「積み」を支えにして、この忙しい日々を乗り切ってやります!

P.S.
>すっごい大好きなアニメだったから、全部観るのがイヤで「最終回だけとっておく」人。
僕はこのタイプですね。
『めだかボックス』で鶴喰鴎が言っていた「いつまでもその物語を観ていたい」気持ちと、「感動の最終回を観たい」気持ち。
きっと僕は前者の気持ちが強いんでしょうね。もちろん後者の気持ちもあるのはあるので、二律背反って感じなんですけど。

『マブラヴオルタ』も最終盤っぽいところでやめたっきりになっちゃってるんで、話を思い出す為にも最初からガッツリやりきりたいですね。
ボリュームあるんで今は絶対にできませんけど(笑)

| あさひな | 2017/07/13 16:32 | URL | ≫ EDIT

>あさひなさん

 忙しい時はそれだけでストレスなのに、それに加えて「積み」を「しなきゃいけない」と思いこんじゃうと更につらくなりますもんね。

 このブログもそうですし、アニメも録画している限りは(していなくても最近は見放題サービスも充実していますし)、後からでも追いかけられるものですからね!
 しかも、後から追いかける場合は「面白そうな記事だけ」とか「評判のイイ作品だけ」を一気に、みたいな贅沢な楽しみ方も出来ますし(笑)。


>「いつまでもその物語を観ていたい」気持ちと、「感動の最終回を観たい」気持ち。

 最近思うことなんですけど、今スマホなどで人気のソシャゲって「いつまでも終わらない」からこそ人気なのかなーって思うのです。サービスが続く限り、キャラやイベントは追加され続けて、ずっと遊び続けられる。

 自分は逆に、昔ながらの「ラスボスを倒して世界が平和になってエンディングを迎える」カタルシスが好きでゲームをやってきたところがあるので、ソシャゲは合わなかったんですけど。
 「ラスボスを倒すのがもったいなくて出来なかった」みたいな人に支持されているから人気なのかなーと。

| やまなしレイ(管理人) | 2017/07/14 23:38 | URL | ≫ EDIT















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