やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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続:ボタンがごっちゃになってしまう病

 まずはこの動画をご覧ください。



 以前に開封した「Wiiソフト福袋」から出てきた『モンスターハンターG』を、ニコ生で初めてプレイした際の動画です。シリーズほぼ初体験です。私のモンハン歴は、3DSの『モンスターハンター3G』の体験版をプレイしたことがあるくらいでした。

 見てもらえれば分かると思いますが、敵に攻撃しようと敵の懐に飛び込んで、突然肉を焼き始めています。「何やってんだコイツ、頭おかしいんじゃねえの」と思われるかも知れませんし、プレイ中の自分も「どうして自分がこんな動きをしているのか」がサッパリ分かっていなかったんですけど、後々に調べてよく分かりました。



 『モンスターハンターG』の「片手剣」の操作方法は大体こんな感じです。

・攻撃:Xボタンで抜刀して、AボタンかXボタンで攻撃
・ガード:抜刀している状態でRボタン
・ダッシュ:納刀している状態でRボタン
・アイテム使用:Yボタン(抜刀している状態だとYボタンで納刀する)
・段差を登る:納刀している状態でAボタン


 もちろん私は「説明書」や「チュートリアル」を読んで、これらが分かった状態でプレイしています。しかし、攻撃しようと思った際、XボタンやAボタンを押しているつもりでYボタンを押してしまっていることが多発していたのです。


 何故なら、先月までプレイしていた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の操作方法がこんなカンジだったからです。

・攻撃:Yボタン
・ガード:ZLボタン(同時に敵に注目する)
・ダッシュ:Bボタン(抜刀している状態だとBボタンで納刀する)
・アイテム使用:Lボタン
・ジャンプ(崖を登る):Xボタン
・マップを開く:-ボタン


 左スティックで「移動」、右スティックで「カメラ操作」というのは一緒ですし、同じような「3Dアクション」というジャンルのゲームですが、操作に割り振られているボタンはものの見事に全部ちがうのです。そのため、『ブレス オブ ザ ワイルド』で「攻撃はYボタン」としみこまれていた私は、『モンスターハンターG』でも敵に攻撃するつもりで敵の懐に踏み込んで「Yボタン=アイテム使用=携帯肉焼きセットの使用」を繰り返してしまったのです。

 『モンスターハンターG』のこの後のプレイでは、「段差を登る」操作をしようとしてXボタンを押して抜刀していたりもしましたしね(笑)。どうにも『ブレス オブ ザ ワイルド』の操作が指から抜けていないみたいです。


 ちなみに、今週末に前夜祭が行われて来週とうとう発売される『Splatoon2』の操作方法はこんなカンジです。

・攻撃:ZRボタン
・ガード:なし(ガード可能な新ブキもアップデートで出てくる予定)
・ダッシュ:ZLボタン(イカ状態になって)
・サブウェポン使用:Rボタン
・ジャンプ(壁を登る):Bボタン
・マップを開く:Xボタン


 流石に攻撃ボタンがごっちゃになることはないと思うのですが(『ブレス オブ ザ ワイルド』も弓矢はZRボタンで撃っていたので)、ジャンプボタンが『ブレス オブ ザ ワイルド』の「Xボタン」ではなくて「Bボタン」なので、これはごっちゃになってしまいそうです。しかもしかも、前作『Splatoon』の操作方法はこんなカンジでした。

・攻撃:ZRボタン
・ガード:なし
・ダッシュ:ZLボタン(イカ状態になって)
・サブウェポン使用:Rボタン
・ジャンプ(壁を登る):Xボタン


 Wii UとNintendoSwitchでは右スティックの位置がちがう関係で、ジャンプボタンが「Xボタン」→「Bボタン」に変更になったのです。それだけならまだ「そんなものか」と思える話なのですが、NintendoSwitchで100時間近く『ブレス オブ ザ ワイルド』を遊んだ私からすると同じNintendoSwitchの『ブレス オブ ザ ワイルド』はジャンプが「Xボタン」だったんだから、『Splatoon2』のジャンプも「Xボタン」のままで良かったのに!と思ってしまいます(笑)。

 まず間違いなく私は、「ジャンプ」しようと思ってXボタンを押して画面上に「マップが出ている」という事態を頻発させると思いますよ!前夜祭のプレイはYoutube Liveで生配信してログにも残す予定なので、やまなしが何回間違えるか数えてみると楽しいかもしれませんね!!


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 随分前にこんな記事を書いていました。

 ボタンがごっちゃになってしまう病

 この頃の私はまだ「自分がゲームが下手なこと」を自覚していなかったので、ついボタンをごっちゃにして間違えてしまう母を「アクションゲームが下手な人はこうなっちゃうんですねー」なんて言っていたんですけど、まさか自分もそうなるとは……(笑)。



 上の記事を読み返して思い出したことがあります。
 ファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』が大ヒットした後、セガはマークIII用に『アレックスキッドのミラクルワールド』というゲームを発売してします。開発者へのインタビューを読むと、面白いことに……

<以下、引用>
オサール「当時は『スーパーマリオ』がヒットしていて、いかに『スーパーマリオ』と“差別化”するかということで、いろんなことを考えたというわけです。」

―― 具体的には、どんな“差別化”をしたんですか?

オサール「例えば、マリオは上にパンチするでしょ。
 だからアレクは横にパンチでいいんじゃないの、みたいな(笑)。

 それから、ジャンプボタンがマリオと逆なんですね。

(※ 『スーパーマリオブラザーズ』はBボタンがダッシュ/攻撃、Aボタンがジャンプ
 『アレックスキッドのミラクルワールド』は左のボタンがジャンプ、右のボタンがパンチ)

 当時は“これが差別化だ”なんていう認識でやっていたんですが、……それは間違いですね。今、考えればナンセンス。ちょっとやりにくいですよね(笑)。

</ここまで>
※ 改行や強調など引用者が一部手を加えました


 マリオと差別化を図るために使うボタンを逆にしたら操作しづらくなってしまった―――この話、「ゲーム」と「操作方法」を考える上で面白い事例だと思います。

 「左のボタンが攻撃、右のボタンがジャンプ」というゲームは恐らく『スーパーマリオブラザーズ』が元祖というワケではなく、それ以前からあったと思います。『スーパーマリオブラザーズ』より8ヶ月前の『アイスクライマー』がそうですからね。
 どのゲームが元祖なのかは正直分かりません。アーケードゲームの情報は今からだとなかなか調べづらいですし、研究している人が誰かいないのかなと検索してみましたがヒットしませんでした。……ただ、『ドンキーコング』や『マリオブラザーズ』をファミコンに移植した際に「2つ並んだボタンは右側の方が押しやすい」ということで右側が「Aボタン(最初のボタン)」になって「ジャンプ」を割り振られたことで……『アイスクライマー』などの以後の任天堂ゲームは「Aボタンでジャンプ」「余ったBボタンをゲームによっては攻撃に使う」と振り分けられたのかなとは推測できます。


 『スーパーマリオブラザーズ』の時点では、企画書では「上ボタンでジャンプ」だったなんて話もありますし。
 『スーパーマリオブラザーズ』とほぼ同時期に発売されたハドソンのゲーム『チャレンジャー』は「Bボタンでジャンプ、Aボタンで攻撃」でした。敢えてマリオとの差別化を図った『アレックスキッドのミラクルワールド』とちがい、こちらは「まさか自分達とは逆の操作方法のゲームが大ヒットするだなんて……」という気分だったことでしょう。
 バンダイの『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』も、『スーパーマリオ』の3ヶ月後の発売でしたが「Bボタンでジャンプ、Aボタンで攻撃」でした。

 そう考えると、1985年の段階ではまだ「左のボタンが攻撃、右のボタンがジャンプ」というのはスタンダードではなかったとも言えますね……

 ともかく、現在では2Dアクションゲームでは圧倒的に「左のボタンが攻撃、右のボタンがジャンプ」がスタンダードですよね。つい最近、私がプレイした『ガンマンストーリー2』(2015年)も「Yボタンで攻撃、Bボタンでジャンプ」になっていました。
 そのジャンルの操作方法が確立されてしまえば、敢えてそこに逆行するメリットはなく、「どのゲームも同じように操作できる」方がごっちゃにならなくてイイですもんね。



 和製RPGの話で言うと、ファミコン時代は『ドラゴンクエスト』が一気にRPGを普及させたので、操作方法も『ドラゴンクエスト』方式が主流でした。Aボタンでウィンドウが開いて、その中から「はなす」とか「しらべる」を選ぶスタイルです。このウィンドウが複数出てきて重なって表示されるシステム自体が『ドラクエ』の発明だって話もありますよね。

 しかし、スーパーファミコン時代~プレイステーション時代になると『ファイナルファンタジー』が存在感を増していき、『ファイナルファンタジー』方式の操作方法を採用するゲームも多くなっていきました。Aボタンが「はなす」「しらべる」の役割で、Xボタンがメニュー画面への切り替えです。
 『ファイナルファンタジー』シリーズはファミコン時代から『ドラクエ』方式とはちがう操作方法を取っていましたが、ファミコン時代はスタートボタンに当てていた「メニュー画面への切り替え」をスーファミではXボタンに当てて、この「Xボタン=メニューを開く」という操作は今ではスタンダードになっていると思います。(※1)

 『ドラゴンクエスト』シリーズでも、スーファミの『V』の頃は「Aボタンでウィンドウを開く、Lボタン・Rボタン・Xボタンが「はなす」「しらべる」の役割」だったのですが……Wii Uでプレイした『X』は「Aボタンが「はなす」「しらべる」の役割で、Xボタンでウィンドウを開く」でした。どうやらDSでの展開あたりから『ドラクエ』も操作方法が変わって、、『ファイナルファンタジー』方式になっていったっぽいですね。

 私が今プレイしている3DS用ダウンロードソフト『不思議の国の冒険酒場』(2014年)も、Aボタンが「はなす」「しらべる」の役割で、Xボタンがメニュー画面への切り替えになっていました。初めてプレイするゲームでも戸惑わずに操作できるのはありがたいです。

(※1:ちなみに同じスクウェアの『ロマサガ1』はYボタンでメニューを開き、『ロマサガ2』『ロマサガ3』はセレクトボタンでメニューを開くみたいです。なんでやねん!)



 そう考えると、2Dアクションゲームや和製RPGとちがって。
 3Dアクションゲームって「これが定番!」という操作方法が確立されていなくて、ゲームによってまちまちで、イチイチ新しいゲームを始めるたびに覚えなおし&前のゲームの操作を忘れなおさないとならないジャンルなのかもなぁと思います。

 これには色んな理由があるんでしょうが……3Dアクションゲームがゲーム機で本格的に遊べるようになったプレステ・サターン・64の時代って、各機種でそれぞれコントローラの形もボタン数もちがっていて、「操作方法を統一する」みたいなことも出来なかったでしょうしやるメリットもなかったでしょうし。
 3Dアクションゲームと一言で言っても、FPSやTPSのようなシューティング系のゲームと、『ゼルダ』みたいなアクションアドベンチャーと、『マリオ』みたいなアスレチックアクションとでは「そこで何をやるゲームなのか」が全然ちがうというのも大きいのかなぁと思います。


 先ほど私、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の操作方法はこんなカンジだって書きましたよね。

・攻撃:Yボタン
・ガード:ZLボタン(同時に敵に注目する)
・ダッシュ:Bボタン(抜刀している状態だとBボタンで納刀する)
・アイテム使用:Lボタン
・ジャンプ(崖を登る):Xボタン
・マップを開く:-ボタン



 ですが、同じ『ゼルダ』でもWii Uで発売された『トワイライトプリンセスHD』の操作方法はこうなんですよ!

・攻撃:Bボタン
・ガード:ZLボタン(同時に敵に注目する)
・ダッシュ:なし(アナログスティックを倒す角度でスピードが変わる)
・アイテム使用:Yボタン、Xボタン、Rボタンにそれぞれ割り振れる
・ジャンプ:なし(オートジャンプ)
・マップを開く:上ボタン



 「同じ3Dアクションでも全然ちがう」どころか「同じゼルダでも全然ちがう」のですよ!

 ちなみに、同じWii Uの『風のタクトHD』や3DSの『時のオカリナ3D』の説明書を見てみたところ、「ガード」と「注目」が別のボタンに分けられているというちがいはあるみたいですが、基本的には『トワプリHD』と同じみたいですね。2Dである『神々のトライフォース2』も「注目」がなくて「ダッシュ」になっていることを除けば一緒みたい。
 『ブレス オブ ザ ワイルド』だけが特別というか、「ダッシュ」や「ジャンプ」が追加されたことでボタンの割り振りもガラッと変わったということですかね。



 「一つのゲームを集中的にプレイする人」は、まぁ数日かけてそのゲームの操作に慣れればイイだけだと思うんですけど。たくさんゲームを買って同時並行的に進める人は「どのゲームがどの操作なのか」ごっちゃにならんものなんですかね。
 それこそ、この夏にNintendo Switchを買ったって人の中には『ブレス オブ ザ ワイルド』と『Splatoon2』と『モンハンXX』を同時に遊ぶぞーって人がいそうですけど。時間があるのかとかお金があるのかとか以前に、全然操作のちがうゲームを同時並行に進められるものなのかなーと気になります。


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| ゲーム雑記 | 17:54 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

そこらへんを踏まえてゲームキューブ用コントローラーはボタンの大きさを変える事で、決定・キャンセル・メニューが一発で分かるのでメーカーはそういう操作にせざるを得ないという方法にしました(と推測)。
今でもあれが正解だと思っています

| 児斗玉文章 | 2017/07/15 13:57 | URL |

バイオハザード4とモンハン3をやってたとき、ボタンがごっちゃになった記憶があります。

jw-cadとExcelを使うときも、マウスやショートカットキー操作をごっちゃにしちゃいます。全く違う画面と用途なのは一目瞭然なのに、です。


三星カラーズ買いました。積み本せずにすぐ3冊とも読みました。3人とも可愛くって一気に読んだのですが「あと数年経つと、この子たちも成長して、ふざけて楽しい日常から離れるんだろうなぁ」という、なんかしんみりした気持ちが読後に湧きました。
よつばと!、花田少年史、浦安鉄筋家族、からかい上手な高木さん、などではそういう気持ちが湧かなかったのになぁ。

| こまち | 2017/07/15 20:34 | URL |

「ボタンがごっちゃになってしまう病」は『スーパーマリオワールド』が顕著なような。ファミコンの「Aボタンでジャンプ、Bボタンでダッシュ」が否定されたため混乱するプレイヤーが多く『スーパーマリオコレクション』では切り替え可能の処置が取られてました。

ロマサガのメニュー画面のブレは(Xボタンが存在しない)ゲームボーイ版サガの影響かと。RPGの操作の歴史というのは、「ファミコン時代の勘を狂わせたくない派」と「XYボタンのないゲーム機を知らずに最適化を要求する派」の葛藤の歴史だと思ってます。(なのでコントローラーの変化からタイムラグがある)

| 太田拓也 | 2017/07/16 06:26 | URL | ≫ EDIT

>児斗玉文章さん

 宮本さんだったか、スーファミのコントローラを「ABXY」の4ボタンにしたのを「当時は(同時押しをなくして)単純化させようと思ったけど複雑化につながってしまった」と仰っていて。64→GC→Wiiは、その流れを変えて右手側のボタンの役割を明確にしようとしたんですよね。

 しかし、業界のスタンダードはスーファミ→PSと続く4ボタン式だったので、結局任天堂も4ボタンに戻っていくんですけど……


>こまちさん
 指にしみこんだ癖って、無意識に動いちゃいますもんねぇ。ショートカットキーとかは、逆に「どのキーを押すとどの効果があるのか」無意識で押しているのでよく分からなかったりしますし。


>三星カラーズ買いました。

 おぉ!自分のことのように嬉しいです!
 「しんみりした気持ち」は自分は思わなかったのですが、言われてみると秘密基地みたいなノスタルジー要素がある分だけ「いつか終わる楽しい時間」と思えちゃうのかも知れませんね。



>太田拓也さん
 マリオに関して言うと、実はファミコンの頃から「持ち方」が二通りあって。
 「Bボタンを押しっぱなしにしてAボタンでジャンプする」派はスーファミのYダッシュBジャンプの方が持ちやすいんですけど、「Bボタンを離してAボタンを押す」派はスーファミもBダッシュAジャンプの方が持ちやすいんですね。

 自分は前者ですが、恐らく当時の任天堂の人達も前者ばかりで後者が一定数いることに気づいていなかったんだと思います。

| やまなしレイ(管理人) | 2017/07/17 22:54 | URL | ≫ EDIT















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