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クリア出来ないゲームを「一番好き」と言えますか?

 昔のアーケードゲームやファミコン初期のような「クリアされることを前提に作っていないゲーム」とか、オンラインゲームや『どうぶつの森』みたいに「クリアという概念がないゲーム」ではなく。
 スタートとゴールがあって「ゴールまでたどり着けばエンディングになるゲーム」での話です。



 ちょっと前に友人とゲームの話をしていて、その友人が「今まで遊んだゲームの中で一番好き」と公言している『とあるスーファミのRPG』を実はこれまでに一度もクリアしたことがないと言っていて驚いたことがありました。
 私はそのゲームを遊んだことがないのでその友人の話を鵜呑みにするしかないのですが、ラストダンジョンまでは行ったのだけどクリア不能になってしまい、そこから引き返そうとしてもラストダンジョンから出ることが出来なくなっていてギブアップしたままなのだとか。

 もちろん、ギブアップした後にリベンジのための2周目を始めたり、その後にWiiのバーチャルコンソールで買ったり、レトロフリークで遊ぶためにソフトを買い直したりしたのだけど……毎回途中でやめてしまうのだとか。でも、「人生で一番好きなゲーム」と言っているのです。



 この話を聞いて、私はすごく衝撃を受けたんですね。
 言ってしまえば、友人は「最後(エンディング)までそのゲームをプレイしていない」ワケじゃないですか。映画で言えばラストシーンを観ていないとか、漫画で言えば最終巻だけ読んでいないとか、推理小説で言えば犯人が誰だか分かっていないとかで、それで「人生で一番これが好きです」と言うのは“あり”なのかと。


 私はゲームを語る際には、「そのソフトを最後(エンディング)まで遊んでないといけない」と思っていました。だから、がんばってがんばってがんばってクリアを目指してプレイしてきたし、1つの面で何十回とコンティニューしてでもクリアしようとしてきたし、その結果いつしか「難しいゲームが大嫌い」になってしまいました。
 だから、私にとって「好きなゲーム」は「血反吐を吐く前にクリアできるゲーム」ですし、クリア出来なかったゲームを「好きなゲーム」に挙げるのには抵抗があります。

 実際、「このゲームは自分には難しくてクリア出来なかった」とレビューに書いたら“批判”と受け取られてむっちゃ叩かれたこともありますし、「クリア出来ない」を肯定的に捉える人はいないでしょう。遊んだことがないゲームを買うかどうか考える際、多くの人は「自分にもクリア出来る難易度かどうか」を気にするんじゃないかと思います。

(関連記事:ようやく分かりました、「私は難しいゲームが嫌い」なんです



 しかし、発想を逆転して「無理にクリアしなくても一番好きと言ってもイイじゃないか」と考えると選択肢はむちゃくちゃ広がるとも思うんですね。
 ゲームなんて娯楽作品なんですから「一番楽しいところ」だけ遊んで、そこで終わりにしちゃってもイイじゃないですか。後半の難易度が高いゲームなら、前半だけ遊んでそこでやめちゃってもイイはずなんですよね。難易度に心が折れて、そのゲームを嫌いになってまでクリアを目指す必要はないんです!

 映画や漫画や小説でもよく考えればそう言えて、例えば「冒頭のシーンだけが超好き」だから他のシーンを一切観ないのだけど「そのシーンだけで一番好きな作品と言える」という考え方も面白いですよね。必ずしも「全体」で評価しなくてはならないなんて決まりはありませんから、「一部」で評価したって良いのでしょう。
 ゲームの場合は更に「プレイヤーの腕」によってコレ以上は進めないというところも出てきてしまいます。そこから先を見ていない人間には「好き」という資格がないと言うのは、お金を出して商品を買った人に対してあまりに失礼じゃないかと思うのです。

(関連記事:ゲームを「ギブアップした」かどうかの境目はどこか



 みなさんはどうでしょう?
 「一番好きなゲーム」とまで言うとアレなんですけど、「人生でトップ10に入るくらいに好きなゲーム」にクリア出来なかったゲームを入れられますか?もしコメントを下さるのなら、具体的に何というゲームなのかを教えてもらえたら面白いかもですね。

 クリア出来なかったゲームを「好きなゲーム」にカウントしてこなかった私が、じゃあ今までギブアップしてきたゲームで「一番好きなゲーム」は何かを考えると……
 うーん、ファミコンの『スーパーマリオブラザーズ3』とかはクリア出来なかったけど好きなゲームかなぁ。でも、「クリア出来なかった」という理由でシリーズの中では上位に来ないかも。マリオシリーズでは、自分にもクリア出来る難易度の『スーパーマリオワールド』が一番好きです。
 シミュレーションゲームは「下手だけど好きなジャンル」なので、クリア出来なくても好きと言えるかなぁ。『カルチョビット』とか、いつかリベンジしたいと思っているけど、アレはアレで楽しかったです。でも、じゃあ「人生トップ10」に入れるかというと、うーん……


 あと、みなさんは自分が「好きなゲーム」を「クリア出来なくてやめた」と言われたら、どう思いますか?「クリアするまで諦めずにやれよ!」って思いますか?


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| ゲーム雑記 | 17:51 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

弾幕シューティングのパターン構築が好きなので、自分は3面までしかクリアできないけれど、そこまでの道中でもっともスコア稼げるルートを探す、とかいう活動が割と好きです。怒首領蜂大往生とかいまだクリアできないけれど楽しんでます。
CSだとステージ選択とかできるから終盤を「できるかこんなもん!」とギャーギャー騒ぎながら遊ぶのも好き。


あとSRPG系は終盤バランス狂うものによく出会うので、途中まで楽しめればいい、と割り切って別のゲーム始めることも多いです。

例えば

GOD WARS
終盤の戦闘が異様にかったるい。(難しくはないけど、ボス系が回復、仲間呼び、状態異常を連発)
中盤までは楽しかったので、好きなゲーム。

タクティクスオウガ
後半手に入る魔法を使った特定の戦法が強すぎて作業感が半端なかった。
みんな縛りプレイで楽しんでいるみたいでしたが、私は2周することなく終了。
中盤とても面白かった。

世界樹の迷宮V
終盤のダンジョンが間延び。

| まいかる | 2018/04/11 10:08 | URL |

さっき「日本ゲーム大賞」の投票ページで
現在プレイ中でまだクリアしてないゲームに投票したばかりの私が通りますよ。

注文した料理が思いのほか大盛りで食べきれなかったとしても
「これ残しちゃったから美味かったか不味かったかの判断は保留で」ってことにはならないじゃん。
「自分に食いきれる量ではなかったけど、味は今まで食べたものでどれよりも美味かった」ってなる可能性もあるじゃん。
「その後いろいろ食べたけど、あれより美味いものとは未だ出会わない」ってなる可能性もあるじゃん。
そういうことですよ。

未クリアで投票したゲームも
一口食べた時点で「うわこれ美味い」って思う類のものだったので。

| ああああ | 2018/04/11 11:15 | URL |

クリア出来なかったゲームで「人生でトップ10に入るくらいに好きなゲーム」、というと自分は3DSの「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」ですね。リンクが壁画になるアクションを使って謎を解くのが最高に楽しくて、ときどきヒントお化けのヒントに頼りながらも自力で進めていたんですよね、ラスボス前までは・・・。ラスボスの倒し方が全く分からなくて、ヒントお化けのヒントもなくて、このゲームの一番最後の謎解きなので絶対攻略サイトに頼りたくなくて、悔しいのでクリアをあきらめてしまいました。

でも、ラスボス前まで本当に楽しくダンジョン攻略していたので間違い無く好きなゲームですね。残念ながら今、手元にソフトが無いのですが、いつかリベンジしたいゲームです。

ダンジョンの攻略が楽しいとか、音楽が素晴らしい、ストーリーが熱い!!、等序盤からラスト手前までとても楽しくて「もう、クリアしなくてもソフト購入した金額以上に十分楽しめてるな」と感じるくらいのソフトだとクリアできなくても「一番好き」と言えますね。

まあ、それくらい好きになったソフトだと大抵頑張って最後までクリアするのですが、上記の「ゼルダ」の場合は自分があまり得意でないアクション要素のあるゲームのラスボス戦&多分その時期に他にプレイしたいRPGのゲームがあったのでゼルダをクリアするのが面倒くさくなった等の理由があってクリア出来なかったのだと思います。

| yatarou | 2018/04/11 19:00 | URL |

「不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!」ですかね。個人的に生涯これ以上の出来のローグライクゲーには出会えないだろう、と思ってる位の名作ですが隠しダンジョンの白蛇島まではクリアしてません!

ちょっと前のゲーム記事とも内容被るんですが「この(ゲームタイトル)が好き!」って「(ゲームタイトル)で〇〇コンプしたから(ゲームタイトル)が好き!」と混同されがちに思うんですよね。
勿論余す事なくプレイしたから好きって言う発想は当然だと思うのですが、別に自分が楽しめる所までプレイして、あー面白かったで終わるプレイスタイルがあっても良いんじゃないかと最近思ってます。

| RAL | 2018/04/11 20:53 | URL |

>まいかるさん

 あー、そうか。
 「クリア」以外の目的(例えばスコアとか)があるゲームだと、そっちの方に夢中になれる気がしますね。『マリオカート』とかだって、序盤のコースでひたすらタイムアタックをするという人も多そうですし。


>SRPG系は終盤バランス狂うものによく出会うので、途中まで楽しめればいい、と割り切って

 終盤は「とにかく時間がかかる」ってものも多いですもんね。そこにぶちぎれるくらいなら、さっさとやめた方が好きでいられそうです。


>ああああさん(2018/04/11 11:15)
 料理に喩えるんだったら、
 「フルコースの料理を1~2品目で食べるのやめたけど、それで満足」とか、「寿司屋で玉子しか頼まないけどそれだけで十分」みたいに、味や品が変わるものの方が例として適当だと思いますね。

 ゲームの場合、「序盤は甘口だけど終盤は激辛」とか「アドベンチャーゲームだと思ったら途中からシューティングになる」とかザラにありますから。


>yatarouさん
 『神トラ2』のラスボス戦は僕もすげー苦労して「あと1撃喰らったら死ぬ」ところまで追い詰められたので、気持ちがよく分かります……(笑)。

 ストーリーのあるゲームの場合は、「ラストダンジョン」とか「ラスボス」とか、終盤まで行っているケースが多そうですね。「ここまで進んだなら99%このゲームのことを楽しんだよね」というか。


>RALさん
 「好き」と「上手い」は全然別のことなのは分かるのですが。

 例えば、僕は『Splatoon』好きなんですけど万年B止まりなので、「Splatoon好きです」って言いづらいんですよ。Sランクの人達から「Bの分際で好きとか言ってんの?」とか言われそうだし、Twitter見てるとそういうこと言っている人いっぱいいるし。

 実際、例えば芸能人とか声優さんとか棋士の人とかが「Splatoon好きです」って言った時、「S+ランク」って言われると「おー、ホントに好きなんだ」って思うのですが。
 裏を返せば、「B」とか「C」の人ならそうは思わないということですし。

| やまなしレイ(管理人) | 2018/04/12 01:31 | URL | ≫ EDIT

うーん、splatoonの場合はランクもありますし時間面のアピールも出来ると思うのですが…。
それにゲーム以外の趣味、例えば野球でプロ野球選手!とまではいかなくても甲子園行ってなくても野球するのが好きだと言うのは違和感ないとは思いますし。

と、ここまで書いてなんですがゲームに関してはしっかりやり込んでないと好きだと公言しにくいのは分かります。
自分もsplatoon2は好きなつもりですがランク26でウデマエもガチホコだけB行く程度ですからね!
これでもゆうに70時間はプレイしてますから「スプラトゥーン好き検定」はちと難関すぎやしませんかね…。

| RAL | 2018/04/12 08:04 | URL |

>RALさん

 これは別にゲームに関してだけの話じゃなくて、趣味の世界で「好き」ということのハードルの高さだと思うんですね。


 例えば、「どのくらい詳しかったら“映画が好き”と公言できるのか」とか「どのくらい詳しかったら“ラーメン好き”“カレー好き”を名乗れるのか」みたいな話で。
 自分の遥か上をいくガチ勢がうようよいることが分かっていても「好き」と言えるのかというか。


 逆に言うと、たかが「クリア」くらいで「好き」と言えるゲームがハードル低いというか。
 例えば昔のゲームで『ファイナルファンタジー5』なんかは「低レベルクリア」や「最速クリア」みたいなことをやっているガチ勢がいますけど、それは正規の遊び方じゃないから、自分が普通にクリアしただけでも「好き」ということに抵抗はないのですが。

 オンラインゲームの場合は、正規の遊び方がガチ勢の遊び方なので、やはりハードルが高いなぁと。

| やまなしレイ(管理人) | 2018/04/13 23:50 | URL | ≫ EDIT















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