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【アンケート】「短編集」って読みますか?

 私もキンドルで漫画短編集を出していたり、小説短編集を出す予定だったりしますが……「私の本」のことは置いといて、全体的な嗜好の話を聞いてみたいと思ったので書きます。

 あなたは、「一つの作品」を何回読んだり観たり出来ますか?

 「天文学者タイプ」と「宇宙飛行士タイプ」の話はいろんなことを説明してくれるので、いろんなことに話題が飛んでしまって、「絶対にコレは書こう!」と思っていたことも幾つか書き忘れていました。

 「天文学者タイプ」は1つの作品をじっくり楽しみたいタイプで、「宇宙飛行士タイプ」はいろんな作品を次から次へと楽しみたいタイプ―――で、「宇宙飛行士タイプ」の私は「ゲーム」の中でもいろんなゲームが収録されている「ミニゲーム集」が好きだったという話を『Nintendo Labo』の記事に書きました。
 「ミニゲーム集」とまで極端ではなくても……1本買えば100時間とか200時間とか遊べてしまうRPGやシミュレーションにはなかなか手が出せず、ソーシャルゲームの類は最初から「そこまで追えない」と諦めていて、その代わりクリアまで10時間もかからないけどその分だけ値段も安いダウンロード専用ゲームなんかを好んで遊んでいるのです。

 「超大作!」よりも、「サクッと終わってあー楽しかったと言えるゲーム」が好きなんです。



 んで、この傾向は「ゲーム」だけに限った話ではなくて……
 例えば「漫画」は50巻とか60巻とか続く超人気大作よりも、全2巻とか全3巻とか、なるべくコンパクトに完結してくれる作品が好きなんですね。長くて5巻くらいかなぁ。10巻とかになると、私にはもう「超長い」感覚です。

 「天文学者タイプ/宇宙飛行士タイプ」なんて考えていなかったころの私は、「みんなもそうだろう」くらいに思っていました。だって、巻数が増えれば増えるほど、漫画って置き場所に困るし、お金もかかるし、読むのにも時間がかかるし、イイことないって思っていたんですね。短いに越したことはないと。
 昔そんな話をブログに書いたら、「いや、私は同じ内容だったら全10巻より全20巻になってくれた方が嬉しい」というコメントをいただいて驚いたことがあります。「好きな漫画だから話に一区切りがついたとしてもその続きが読みたい」とかならまだ分かるのですが(同意はしないけど理解はできる)、「同じ内容をなるべく引き延ばしてほしい」という考え方があるのか!と衝撃を受けたんですね。それって「密度が薄くなる」ことじゃないのかと。

 しかし、「天文学者タイプ/宇宙飛行士タイプ」という分類を知った今ならそのコメントの意味も分かります。それはつまり、「1つの作品をじっくり楽しみたい」ってことなんですよね。
 「天文学者タイプ」の人は、「宇宙飛行士タイプ」の人のように「読み終わった!面白かった!よし、次はこっちの漫画を読もう!」と次から次へと渡り歩くワケではありませんから、巻数が多ければ多いほど長く楽しめると思われるんじゃないかと思います。置き場所とかお金の話も「いろんな作品を片っ端から買う」ワケではなくて、「その作品しか買わない」んだったら10冊も20冊も大して変わらないでしょうしね。



 んで、ここでふと思ったんです。
 ひょっとして、世間では「短編集」ってあまり好まれていないのか??と。

 私は漫画でも小説でも「短編集」って大好きなんですよ。
 それこそ「ミニゲーム集」みたいに、いろんな作品が詰め込まれているワケですしね。全2巻、全3巻どころではなく、30ページとかで物語が完結しているコンパクトさが溜まりません。1冊買っただけでいろんな話が楽しめる!超サイコー!

 しかし、漫画でも小説でも「短編集はあまり売れない」って言いますよね。
 全10巻より全20巻を好む「長ければ長いほどイイ」という人からすれば、全30ページなんて短すぎるにも程があると思われそうですし、愛着がわく前に話が終わってしまうくらいの感覚になるんじゃないかと思うのです。







 ということで、アンケート立ててみました。


 「短く終わるゲームを紹介する需要はあるのか?」の話のときに、「ゲーム以外」のこともちょっと考えたんですよ。
 例えばテレビアニメ12話を全部観るのはムリだという人に、1本で完結する劇場版アニメを勧めたら観てもらえるか―――とか。漫画も何十巻と続く作品よりも、全1巻とか全2巻とか、もっと言うと短編集の方が勧めやすいんじゃないかとか。分厚い小説や、何冊も続いているライトノベルよりも、短編集の方が勧めやすいんじゃないかとか。

 「短く終わる作品を紹介する需要」はないのか?


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| 投票 | 17:53 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

自分はどちらかというと天文学者タイプだと思いますが、
星新一作品や『世にも奇妙な物語』のようなオムニバスや、
『ドラえもん』のような一話完結の作品も好きです。
こういう「アイデア勝負」って感じの作品はあまり短期間のうちに何度も見返すことはありません。
だけど、時が経ってから見返して「やっぱりこの発想はすごいな」と感心することはあります。

漫画だと『空想少女』(さと)、『週刊少年ガール』(中村ゆうひ)、『ドミノキック』(下神木るこ)なんか気に入ってます。

あと、トニー・ジャーというタイ人アクション俳優の映画(『マッハ!』や『トム・ヤム・クン!』など)も
年に一度くらいのペースで見返してます。
この人の映画はストーリー自体に大したひねりはなくて、
大体「悪いやつが事件を起こす→やっつけてめでたしめでたし」というだけ。
なのにまた見たくなるのは、この映画が
「先に『彼にしかできないであろう超絶アクション』が色々あって、それを全部見せるために頑張って一つの物語になるように無理矢理つなげた」
としか思えない作りであるため。
見返すたびに「よくこんな動きできるよなーすごいなー」と思います。

つまり、アイデアや技術が優れた作品は感心するためにまた見たくなることがあります。
何が起こるのか全部わかっていても、すごいものはすごいので楽しめます。


ここで宇宙飛行士タイプのやまなしさんに質問。
「見たことのある、タネのわからないマジック」に対して
「これは見たことあるやつだから別のやつ見たい」って思いますか。
それとも「前にも見たことあるけど何度見ても不思議だなあ」って思いますか。

自分の場合は後者です。
なんならタネを知っていても「うまいことやるもんだなあ」と感心します。

| ああああ | 2018/05/14 01:33 | URL |

>ああああさん

 星新一さんはもちろん分かりますし、『世にも奇妙な物語』のようなオムニバス作品もギリ該当するかなと思うのですが、『ドラえもん』のような1話完結まで「短編」扱いにするのはちょっと抵抗があるかな……(笑)

 やっぱり「主人公も設定も毎回変わる」のが好きなので。

 漫画3作品は存じ上げない作品だったので検索してみたのですが、どれも1話完結の作品ですかね。


>ここで宇宙飛行士タイプのやまなしさんに質問。

 マジック自体あまり見ないんですけど……(笑)
 どちらを見たいかと言われれば「1回も見たことがないやつ」が見たいですね。ただ、「タネが分かっていない」ものを何度も見るのが苦痛というワケではなく、「タネを見破るまでは」楽しめるんじゃないかなと思います。

 ああああさんがゲームをやられる方かは分からないので伝わるか微妙ですが……私の好きなアクションパズルのゲームは、解き方が分かっちゃうと何度も楽しめるものではないのですが、解き方が分からない限りは分かるまでずーーーっとずーーーっとうんうん唸って考えるのが楽しいので、そういう感覚なのかなと。

| やまなしレイ(管理人) | 2018/05/14 20:57 | URL | ≫ EDIT

その作家の作品が自分の好みか判別するために、ゲームで言えば体験版みたいな感覚で最初に手をつけますね。
全く分からない状況でいきなり長編はハードルが高いので・・・
ちなみに宇宙飛行士タイプです。

| ああああ | 2018/05/16 08:48 | URL |

>ああああさん(2018/05/16 08:48)

 おー、そういう使い方がありますか!

 私は逆に「長編で気に入った作家の短編集を買う」ことが多かったのですが、そちらの方が理にかなっていると思いますねぇ。私も今後はそうしていこうかなと思いました。

| やまなしレイ(管理人) | 2018/05/16 23:39 | URL | ≫ EDIT

自分が送った「ゲームの話をしよう」をきっかけに「天文学者タイプ」と「宇宙飛行士タイプ」で沢山記事を書いてくださり、とても嬉しいです。

自分は漫画については「天文学者タイプ」です。特に日本橋ヨヲコ先生の作品が好きで「少女ファイト」の連載を追っているのは勿論、過去の作品も全部持っています。

その一方で、余程その漫画家の先生の作品に興味を持たないと短編集を読むまでいかないですね。どうしてもまずその先生の代表作→先生の名前を覚える→その先生の他の作品に興味を持つという流れになってしまいます。

例えば、自分はやまなしさんから頂いた「竜の学校は山の上」を読んで初めて九井諒子先生の存在を知ったのですが、この先生他にどんな漫画描いてるのかなあとウィキペディアで調べたら「ダンジョン飯」の作者さんでビックリ!!したこともありました。自分読んだことないけどタイトルだけ知ってた・・・・、やまなしさんも→で紹介してた・・・。

どうしても自分が楽しんでいる娯楽の割合がゲーム>映画・アニメ>漫画な感じなので漫画家の先生については詳しくなくて、短編集の存在まで「たどりつかない」という感じですね。FFは知ってるけどスクエニは知らない人状態というか・・・。

逆に言えばこの先生はこういう作風の漫画を描く人ですという漫画詳しくない人向けの情報をもっと知れたら、短編集までたどりつけそうな気がします。



| ヤタロウ | 2018/05/19 05:43 | URL |

>ヤタロウさん

 こちらこそ、自分にとって「こんな風に世界をとらえるとこう考えられるんだ!」と驚きの新発見が満載で、この本に出会えてとても感謝しています!
 本2冊だけで、ブログに書きたいことが山のように出てくる……


>余程その漫画家の先生の作品に興味を持たないと短編集を読むまでいかないですね。

 僕も漫画の場合は基本的にはそうですね。
 九井諒子さんの本も『ダンジョン飯』を先に読んで、実はそれ以前の短編集もものすごく評価が高いみたいだぞと知って、それで読んでみることにしたのですが……歴代持っている短編集もほとんどがそのパターンだったかと思います。


>FFは知ってるけどスクエニは知らない人状態というか・・・。

 すごく分かりやすい例え…(笑)
 例えば『ワンピース』を知らない漫画好きはいないと思うんですけど、尾田先生の短編集も読んでいるという人はそこまで多くないと思うんですよ(僕も以前は持っていたけど今は手放してしまった……)。

 『FF』が好きだから、『FF』以前のスクウェア作品も遊んでみようと『ディープダンジョン』シリーズを買う人はそんなにいないでしょうし。
 逆に言うと、そういうスクウェアの名前も知らない人にも売れるから『FF』とか『ワンピース』とかはものすごい売上になるワケですしね。


 そう考えると……
 「漫画作品」単体でなくて、「この作者」というくくりで紹介していくのは新しい驚きを生んでくれるかもとも思いますね。「『FF』のスクウェアが出していたファミコンゲーム特集!」みたいな。

| やまなしレイ(管理人) | 2018/05/20 11:34 | URL | ≫ EDIT















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