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やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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「紹介したいもの」と「オススメしたいもの」

 方針転換します!という記事です。

 このブログの「漫画紹介」の記事で紹介してきた漫画は、これまでは私が「みんなにもオススメしたい!」と強く思った作品に限定していました。よほどオススメの作品でなければ紹介してこなかったんですね。でも、もうそれはやめます。
 今後は「オススメかどうか」は関係なく、ただ純粋に「紹介したい」と思った作品を紹介していこうと思います。


【今日のトピックス】
「本当の意味でのオススメ作品」なんて一つもない
そもそも世の中の人は「オススメ作品」なんて探してないのでは?
ということで、「ゲーム紹介」を復活させようと思います!

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◇ 「本当の意味でのオススメ作品」なんて一つもない
 なんかね……「オススメ作品って何だ?」と分からなくなっちゃったんですよ。

 私はこの世界にはいろんな人間がいて、一人一人がちがう思考と嗜好を持っていると思っています。それをイイことと思うか悪いことと思うかは、それこそみんなちがうと思うのでそこは今日の記事では特に触れません。問題は「人それぞれ好みはちがう」ということなんですね。


 例えば、友達に「何かオススメの漫画を教えて?」と聞かれたら考えることは出来ます。
 ソイツが今まで読んだ漫画の中で好きなものは何か、好きじゃなかったものは何か、触れてこなかったものは何か、何を重視して「好き」が決まるのか―――そういうものが分かれば「貴方が求めている漫画はこちらですね!」と漫画コンシェルジュのようにオススメ作品を提示できます。

 極端な話、「好きな漫画は『うしおととら』だよ!」って人に「貴方にオススメの漫画は『うしおととら』です!」と『うしおととら』全巻を渡しても、「もう読んでるーーーーーーーー」となってしまいますよね。どんな名作であっても、否、名作だからこそ「それを読んだことがある」人がいてしまうので、万人に対するオススメ作品にはならないんです。
 だから、相手の好みだったり、歴代読んできた漫画だったりを聞かないと「オススメの漫画」を考えることは出来ないんですね。



 しかし、ブログに「オススメ作品」を書く場合はそうはいきません。
 ブログを書いている側にはブログを読んでいる人がどういう人だか分かりませんし、30人読んでいる人がいるのなら30通りの「好み」や「好みじゃないもの」や「触れてこなかったもの」や「重視するもの」があるのです。それらを全部想定して「オススメ作品」を考えていくと……どうしても「無難なもの」や「打率の高そうなもの」を選ぶしかなくなって、逆に「尖ったもの」とか「好きな人と嫌いな人がハッキリ分かれるもの」を選べなくなっていくんです。


 具体的な例を挙げると……
 先月私が読んで「面白かった!」「ブログで紹介したい!」と思いつつ、ギリギリのところで紹介記事を書くのをやめた作品があります。長谷川裕一先生の『轟世剣ダイ・ソード』という漫画です。

轟世剣ダイソード 1巻 轟世剣ダイソード 2巻 轟世剣ダイソード 3巻 轟世剣ダイソード 4巻

 この漫画は1993年~1997年に月刊コミックコンプから月刊少年キャプテンに掲載誌を移しつつ、最後は単行本1冊まるまる描き下ろしという荒業で完結した作品です。『マップス』が1985年~1994年、『クロスボーン・ガンダム』が1994年~1997年なので、この時期の長谷川先生はどれだけ働いてるのってカンジですね……

 『轟世剣ダイ・ソード』という作品は、百地王太という中学1年生の少年を主人公に、空から降ってきた謎の少女をきっかけに「剣と魔法の異世界」に飛ばされる―――という「ボーイミーツガール」で始まる「異世界転移もの」な漫画です。
 ただし、飛ばされるのは「中学校の生徒550人全員」。なので、生徒会長とか剣道部部長とかヘッセが好きな文学少女とか様々な生徒が力を合わせて元の世界に戻ろうとして、反発しあったり、協力しあったりしながらも成長していくという「学園青春もの」の一面もあります。もちろんラブコメ要素もありますよ!
 それでいて、主人公の王太はロボットに乗って戦う!正確にはロボットのようなもので、この異世界には“神の作りし武器”が8つあり、その1つである「神の剣 ダイソード(ダ・イスォウド)」を王太は7回だけ操ることができるのです。「ロボットもの」でありつつ「バディもの」でもあるんですね。それでいて伝説の剣を主人公だけが抜けるというファンタジーの勇者っぽいところもあります。

 詰め込みすぎではないのか?という要素を、長谷川先生のある意味で強引な作風で押し切っていて非常に面白い作品だったのですが……はて、私はこれを「面白い」と思ったし、「好き」な作品なのだけど、「オススメ作品」と言ってイイのかと迷ったんですね。なんせ20年以上も前の漫画だし、長谷川先生の漫画は「絵が嫌いで読む気にならない」と散々散々『クロスボーンガンダム』をオススメしても読んでもらえなかった今までの経験もあるし、実際非常にクセの強い作品だとも思いますし。

 んで、結局紹介記事で「オススメ」するのはやめました。
 紙の本は絶版になっていますが、キンドルなどの電子書籍だけでなく、マンガ図書館Zに登録されているので無料で読むこともできます!気になった人はぜひ!




 不特定多数の人に向けた「オススメ作品」とは何なのか?
 万人受けする絵じゃないからオススメではないのか?
 「百合」は嫌いな人もいるだろうからオススメできない?
 男に都合の良いラブコメは男尊女卑だと叩かれたこともある。
 人が死ぬ話は嫌いだという人もいる。
 パンチラがあるだけで通報されてYouTubeから削除されたこともある。

 何が好きで、何が嫌いかは人によってちがう―――
 なのに、不特定多数に向けて「オススメ」だなんて言えるのだろうか??

 書く側にとっては「不特定多数」に向けて書かれた記事も、読んでいる人にはそうは思われないこともあります。長年ブログやTwitterをやってて気づいたことなんですけど、「不特定多数」に向けて書いた文章であっても「この文章は自分に向けて書かれたものだ」と思って読む人も少なくないんですね。
 これまでに「漫画紹介」の記事を書いた作品も「もう既に読んだことありますよ!」と言われたこともありますし、逆に「知らない作品を紹介されても読む気にならない」と言われたこともありますし、「ゲーム紹介」の記事を書いて「私はアクションゲームが遊べないのにアクションゲームをオススメしてくるとは何事だ」と怒られたこともありますし。


 もう考えるのが面倒くさくなってきました!

 だからもう!「オススメ」なんてしません!
 ただ「紹介」だけすることにします!


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◇ そもそも世の中の人は「オススメ作品」なんて探してないのでは?
 そもそもみんな「オススメ作品」なんて興味がないんじゃないでしょうか。
 そう考えるようになったのは、「宇宙飛行士タイプ」と「天文学者タイプ」の話を知った時からです。

 あなたは、「一つのゲーム」を何周もプレイしますか?
 あなたは、「同じゲーム」を何回も買えますか?
 あなたは、「一つの作品」を何回読んだり観たり出来ますか?
 【アンケート】「短編集」って読みますか?


 私は「宇宙飛行士タイプ」なので、色んな作品を片っ端から見ていきたいと考えています。だから、常に「自分の知らない作品」「新しい作品」にアンテナを伸ばして、出会いを探しています。そういう人間にとっては「誰かからのオススメ作品」という情報はありがたいんですね。他のブログやTwitterで絶賛されていたものを買ってみることも多いです。

 しかし、「天文学者タイプ」は、一つの作品を骨の髄までしゃぶりつくしていきます。そうした「自分の好きな作品」に時間を割くためには、「自分の知らない作品」や「新しい作品」にアンテナを伸ばす余裕はないと思うんですね。
 「この漫画面白いよ!」と私がブログで絶賛しても「新刊を買う漫画は既に○○と××で決まっているから、これ以上は増やせない」と見向きもされないとか。「このゲーム面白いよ!」と私がブログで絶賛しても「ゲームを遊ぶ時間なんてデレステとミリシタとシャイマスで全部吹き飛ぶので、知らないゲームをオススメされても遊ぶ時間はない」と見向きもされないとか。



 私は今まで「自分の好きな作品をオススメしたい!」「布教させたい!」と思ってブログを続けてきました。だからこそ、熱意をこめてそういう記事を書いても誰にも手に取ってもらえないことに深く落胆をしたり、逆に「あんまりオススメできない」と思った作品に対しては冷淡に扱って炎上したりしたことも多かったのですが……

 世の中の人は、そんなに「オススメ作品」を求めていないのでは―――と考えた瞬間、ふと肩の荷が下りたような、楽になったような、別に誰かに頼まれたワケでもないのに何をがんばっていたのかと気づくことができたんですね。


 これからは、ただ「紹介」だけしていこうかと思います!
 「オススメな作品」も「オススメじゃない作品」もなく、ただ「知っておいて欲しい」と紹介するだけ―――
 知ってもらうことが第一で、「宇宙飛行士タイプ」の人にはそこで「面白そうだな」と思ったら手に取ってもらえばイイし、「天文学者タイプ」の人には「自分は手を出す余裕はないけどこんな作品もあるんだ」と頭の片隅にでも置いといてもらえればイイし。


 『鈍色のバタフライ』紹介/傑作KEMCOノベルアドベンチャーの原点!

 先日書いたスマホ向けノベルアドベンチャー『鈍色のバタフライ』の紹介記事は、実はそういう意図で書いています。
 「オススメ作品かどうか」を言うと、私は8:2くらいで「どちらか1本ならこの次の『トガビトノセンリツ』の方をオススメします」と言うのだけど……そこにつながる“流れ”だったり、そことはちがう“独自性”だったりで、KEMCOのノベルアドベンチャーを語るなら(買って実際に遊べとまでは言わないけど)「知っておいて欲しい」と思って書きました。


 今後はそういう「知っておいて欲しい」というか、「読めば知ったかぶることができる」みたいな方向性で記事を書いていこうかなと思います。

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◇ ということで、「ゲーム紹介」を復活させようと思います!
 いろんな事情があって、ゲーム紹介は2015年から「もう書かない!」と言っていました。
 『Splatoon2』とか『トガビトノセンリツ』『鈍色のバタフライ』なんかは、ゲーム紹介の記事を書いていた頃に絶賛したソフトの続編だったり前作だったりで特別に書いていたのですが……今後は「知っておいて欲しい」と思ったソフトは、ちゃんと紹介記事を書いて記録していこうと思います。


 というのもですね……
 例えば私が先月遊んだゲームで、Nintendo Switch用のダウンロードソフトの『Yono』『Celeste』という2本があるんですけど……『Yono』に関してはネット検索してもちゃんとしたレビュー記事はほとんど出てきません。『Celeste』の方はそこそこ出てくるんですけど、自分が思った「この作品の面白さのツボ」があまり言及されていなくて……

 Twitterには書いたのだけど、Twitterに書いた「このゲーム面白かった!」なんてつぶやきは速攻で流れ落ちて誰も見向きもしなくなるので――――ゲーム紹介を続けていたらそれをしっかり記録できていたのかも知れないという後悔と、死にゆく「ブログ」という媒体に残された最後の役目はコレなのかも知れないという光明を、そこに見たんですね。


 この2作品は別に「万人にオススメ」というワケではないし、好き嫌いはハッキリ分かれるゲームだと思います。でも、「知っておいて欲しい」ゲームでした。それをちゃんと書いておけば良かったと後悔しています。
 それを言うと『Uurnog Uurnlimited』とかね、日本では私以外に遊んでいた人がいないんじゃないかと思ったくらいに誰も話題にしていなかったのですが……その「面白さのツボ」を書き残しておけば良かったと思うのです。じゃないと、日本人は誰もこのゲームを遊ばなかったと誤解されちゃうじゃないですか!私はちゃんとクリアまで遊んだのに!



 もちろんプレイしたゲーム全部を記事で紹介するつもりはないです。「○○をプレイしているんですね、レビュー楽しみにしています!」みたいに言われても「書くかどうかは知らん!」としか言えませんし、紹介記事を書くために無理してクリアとかコンプとかを目指す気はありません。
 「遊んだゲームは全部紹介記事を書く」「そのためにクリアしなくてはならない」「でも、難しすぎていつまで経っても終わらなくてイライラする……」と、自分で自分の首を絞めたのが2015年ですからね。

 あと、点数も付けません。点数を付けたのはアクセス数があまりに少なかったからどうすれば読みに来てくれるかを考えた結果で、実際高得点を付けたゲームの紹介記事はアクセス数が高かったのですが、高くない点を付けたら「オレの大大大大好きなゲームが10点満点で7.3点だと!絶対に読みにいかない!」と言われてアクセス数が激下がりしましたからね……ほぼ名指し(笑)。



 じゃあ、何を紹介するの?と思われるかもですけど、漫画もゲームも「面白さのツボ」を紹介できればイイなと思っています。
 ここさえ分かれば、例えば難しくて最後までクリアできないというゲームだって紹介することはできると思うんですね。逆に言うと、最後まで遊んでもなお「面白さのツボ」が分からなかったら紹介記事は書けないし、書きません。これは漫画もそうです。

 ここの言語化は、有名作品であってもあまりされていないものもありますし、その作品を既に知っている人にも「だから面白かったのか!」とか「俺が楽しめなかったのはこれが分からなかったからか!」と発見してもらえると思いますしね。
 「この漫画オススメですよ!」と書いて、「もう読んでいますよ!」と言われるようなこともなくなるんじゃないかと……いや、そういう人には何を書いても無駄な気もするか(笑)。


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| ひび雑記 | 17:51 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

やまなしさんの記事がもとでゼルダシリーズを始めたものとしては感慨深いです。
自分が購入するかどうかは別として、読み物として記事を楽しんできていたので、「おすすめ」ということをそこまで重く受け取られていたとは思いませんでした。
母に勧めてみたシリーズとか面白くて好きでしたよ。
ご自身が楽しめるように気楽にやっていけば良いのだと思います。
あと、読み物としては、ブログはtwitterなどの他の媒体よりもずっと優れていると思っているので、ブログが斜陽だという話はびっくりしました。

| かぶ | 2018/06/05 21:10 | URL |

>かぶさん

 ウチのアクセス数は昔に比べると何十分の一というレベルまで下がっていますし、これはウチだけの問題じゃなくて日本人全体の傾向として「長い文章」自体が読まれなくなっているなんて聞きます。
 ブログの文章がそのまま流れてくるYoutubeの動画があるみたいな話は、裏を返せば「文章は読む気にならない」「動画なら見る」という層が厚くなっているということでしょうし。


 個人ニュースサイトさんが次々とニュースチェックをやめていったことで、「話題の記事」みたいに取り上げられることもなくなりましたしね。
 逆に言うと、「ゲーム紹介はアクセス数が下がるので書かない」と言っていた時期から考えると「それ以外の記事も大してアクセス数は変わらないので考えてもしゃーない」と開き直れるようになったとも言えるのですが。

| やまなしレイ(管理人) | 2018/06/06 20:59 | URL | ≫ EDIT















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