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クラウドゲームが普及したら、ぼくらのゲームライフはどう変わるのだろう?

 3月19日、GDC2019にてGoogleが「クラウドゲームについての発表をするのでは?」と以前から噂されていましたが、Googleがクラウドゲームについての発表をしました!予想通りすぎて逆に驚く!



 速報:Googleのゲームサービス『STADIA』発表。YouTubeのゲーム動画から即プレイ開始Engadget 日本版より)
 Google、ゲーム機不要の新ゲームプラットフォーム「STADIA」発表! 2019年サービス開始へねとらぼより)

 プラットフォーム名は「STADIA」で、2019年以内にまずはアメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパでサービス開始予定だそうです。「日本が入っていない」ことよりも「イギリスとヨーロッパって別扱いなんだ……」ということに驚いてしまいました。まだEU離脱していないのに!


 クラウドゲームって何ぞや?という人もいるでしょうから、噛み砕いて説明をすると……
 今までのゲームは、ゲーム機だろうがPCだろうがスマホだろうが、基本的には私達の手元に「ハード」と「ソフト」があってその機械が内部でガチャガチャと色んな計算をしてゲームを成り立たせてくれていたんですね。当たり前なことを当たり前に書きますが、Nintendo Switchのゲームを遊ぶためにはNintendo Switchの本体とゲームソフトを持っていないといけなかったのです(ダウンロード版でも一緒のことね)。

 しかし、クラウドゲームというのはインターネット回線の向こう側に「超高性能なハード」と「多種多様なソフト」があるので、私達の手元にはインターネット回線につながる端末さえあれば、インターネットの向こうでガチャガチャと色んな計算をしてゲームを成り立たせてくれるんです。任天堂がこの手のサービスに参戦するのはもうしばらく後だと思うので「※イメージ映像です」とみなさんの脳内に注釈をつけて欲しいのですが、インターネット回線の向こうにNintendo Switchの本体とゲームソフトがあるので、インターネットにさえつながっていればPCやスマホからでも『Splatoon2』が遊べるようになる――――みたいなことです。


 イメージ的には、NETFLIXの「映像」とかAmazonの「電子書籍(キンドル)」は、PCでもスマホでもタブレットでも観られるし、何なら対応のゲーム機とかテレビでも観られるよ―――みたいなカンジで。インターネットにつながるありとあらゆる端末で最先端のゲームが遊べるようになる、というのがクラウドゲームなのです。

 当然、「映像」におけるNETFLIXとか、「電子書籍」におけるAmazonのように、どこの会社もクラウドゲームの覇権を獲りたいと思っていますから……今回のGoogleだけでなく、MicrosoftとかAmazonとかもクラウドゲーム参入が噂されていますね。任天堂とかセガとかソニーが争っていた「ゲーム機の覇権争い」は終わりを迎えて、これから先は「クラウドゲームのプラットフォーム争い」に切り替わっていくのかも知れません。



 さて、この「クラウドゲーム」……
 当然のことながら「インターネット回線がつながっていないとダメ」でしょうし、「回線の速度によってラグが発生してしまうのでは」という疑惑がありますし、1/60秒が重要な2Dアクションゲームなんかは厳しいんじゃないのかとか、「ゲームソフトがインターネットの向こうにしかないと何かの都合で配信停止になると一生遊べなくなっちゃうのでは」といった不安も多いのですが。
 そういう「クラウドゲームのデメリット」はこれまでに散々語られてきたことなんで、今日は「じゃあ、僕達プレイヤーにとってどんなメリットがあるの?」を考えていきたいと思います。

 最近、暗い話題ばかりでしたからね。
 少しでも明るく楽しい未来を想像したいなと思います!


 「明るくて楽しい妄想なんて書くんじゃない!ちゃんとシビアな現実と向きあえ!」とお怒りの人は、別にこのブログは読まなくてイイです。PCなりスマホなりを叩き壊して、鏡でもずっと見ててください。



1.全てのゲームが「全機種マルチ」「クロスプレイ可能」になる
 実際に既にクラウドゲームの開発をしている人のインタビューを読んでみましょう。
 『ファンタシースターオンライン2 クラウド』『バイオハザード7 レジデント イービル クラウドバージョン』、そして『アサシン クリード オデッセイ クラウドバージョン』と……Nintendo Switchで遊べるクラウドゲームを開発した株式会社ユビタスの人のインタビューです。

 Nintendo Switchユーザー必読! 『アサシン クリード オデッセイ クラウドバージョン』の気になるアレコレを訊いてみたファミ通.comより)

<以下、引用>
――クラウドで遊べるタイトルが増えてきていますが、クラウドゲームにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

オザン「まず、『アサシン クリード オデッセイ』のようなリッチなコンテンツをポーティング(移植)するには、やはり時間もコストもかかります。また、ポーティングでPC版と同じ体験を提供するのは難しい場合もあります。
 そういった点を踏まえて、ユーザーさまにできるだけハイエンドに近い体験を楽しんでいただけるようにするには、クラウドゲームはいい選択肢のひとつでしょう。また、やはり大作になるほどデータが重くなり、アップデートをするにしても長時間かかることもありますよね。クラウドゲームはアップデートをサーバー側で行うので、時間も手間も少なくなります。本作を遊ぶにはまず44MBのランチャーソフトを無料でダウンロードする必要はありますが、それ以降、ユーザーはつねに最新の状態でゲームを遊べます。」

美土路「デベロッパーの立場から見ても、PC版のビルドがあればいろいろなプラットフォームでタイトルを発売できる点は、大きなメリットになると思います。また、ポーティングにかかる期間を短縮して、皆様の手元にできるだけ早くゲームをお届けできるのも、クラウドゲームのいい点だと思います。」

</ここまで>
※ 改行・強調など、一部引用者が手を加えました

 今までのゲームは、例えば『Dの食卓』だったらまずは3DOで作って、そこから数ヶ月間かけてセガサターンに移植して、そこから更に数ヶ月間かけてプレイステーションに移植して―――と移植作業にものすごい労力と時間(費用)がかかっていたんですね。最近では比較的どのハードにも移植しやすいような設計にしてあると言われていますが、それでも労力はかかりますし、そのコストに見合わないと判断された場合は「この機種とこの機種には出すが、こっちには出さない」みたいに“見捨てられる機種”も出てきました。

 しかし、クラウドゲームならインターネットの向こうにある一機種分を作れば、こちらのハードが何であっても遊べるのです。
 今までのゲームは、Steam版作って、PS4に移植して、XboxOneに移植して、Nintendo Switchに移植して、iOSでも出して、Andoriodでも出して……という作業が必要だったのが。クラウドゲームなら、Steam版を作れば、PCはもちろんPS4でもXboxOneでもNintendo SwitchでもiOSでもAndoriodでも遊べる―――というイメージです。もちろんあくまでイメージですけどね。


 「ふむ……でも、それって開発者が楽できるってだけで、プレイヤーにとってのメリットじゃないよね」と思った人もいるかも知れません。しかし、開発者が楽を出来るということはプレイヤーにもメリットなのです。特に開発規模が小さいようなインディーゲームにとっては、その数ヶ月間の移植作業でも命がけでしょうからね。


 例えば、Nintendo Switchのダウンロード専用ソフトに『バトルスポーツ めく~る』というゲームがあります。このゲーム、オンライン対戦がムチャクチャ盛り上がるんですけど、ただし野良ではまず誰ともマッチングしないという致命的な欠点があります。
 Nintendo Switchでしか出ていないゲームで、しかもNintendo Switchの初期に発売したことによって、買った人が少ないし、遊んでいる人も少ないので、オンライン対戦でマッチングしなかったんですね。

 でも、例えば『Ultimate Chicken Horse』なんかは、PCでもPS4でもXboxOneでもNintendo Switchでも発売していて、PC版とPS4版、PC版とNintendo Switch版は機種がちがっていても一緒にオンライン対戦が出来るのです。なので、こちらは野良でも全然オンラインで遊べるんですね。


 これから先のオンラインゲームは「対戦相手の確保」が重要で、そのためには「全機種マルチで遊べる」「機種が異なっていても遊べるクロスプレイができる」ことがトレンドになっていくと思われます。『フォートナイト』みたいに100人で集まって遊ぶバトルロイヤルゲームは、そうなりつつありもんね。

 クラウドゲームは先に書いたように、こちらの端末がPCだろうがスマホだろうがゲーム機だろうが、インターネットの向こうにある機種一つ分を開発すればどの端末からでも遊べるサービスです。つまり、クラウドゲームは最初から「全機種マルチで遊べる」「機種が異なっていても遊べるクロスプレイができる」んですね。


 プレイヤーにとっては「オンラインゲームの対戦相手が見つからない」ということが減るし、開発者にとっては「様々な機種への移植作業」を行わなくて良くなるし、どちらにとっても幸せな未来しかありません!

 というのは、クラウドゲームのプラットフォームが一つしかなかった場合の話であって……今回のGoogleだけでなく、MicrosoftやAmazonもクラウドゲームのプラットフォーム争いに参戦することが予想されます。
 映像コンテンツでもこの番組はNETFLIXでしか観られない、この番組はAmazonプライムビデオでしか観られない―――みたいなことが起こっているワケですから。クラウドゲームも、『○○』を遊ぶためにはGoogleと月いくらで契約して、『××』を遊びたい時はMicrosoftと月いくらで契約して、『△△』を遊びたい時はAmazonと月いくらで契約しなくちゃいけない―――みたいなことになりそうではあります。そうなっちゃったら結局、今までのゲーム機のシェア争いと変わらなくない?



2.ゲーム実況との抜群の相性
 クラウドゲームのプラットフォーム争いに名前が出てきているGoogle、Microsoft、Amazon……この3つの企業は、どれも「動画配信サービス」を持っているんですね。Googleは言うまでもなくYouTube、Microsoftは我らがMixer、Amazonは世界一のゲーム実況プラットフォームと言われるTwitch。

 これは偶然ではなく、「クラウドゲーム」と「ゲーム実況」ってむっちゃ相性イイと思うんですね。


 今現在の「ゲーム実況」って、手元にあるゲーム機だったりPCだったりでゲームを起動して、その画面をPCに映して、その画面をインターネット回線を通してニコニコとかYouTubeとかMixerとかTwitchとかが処理して、それを視聴者のみんなに届けているってカンジです。そのため、最初のところの「手元にあるPC」が重要で、ここのスペックが低いと解像度やフレームレートを落とさないとマトモな配信にならなくなってしまうのです。
 しかし、「クラウドゲーム」と「ゲーム実況」が融合すれば、インターネットの向こう側にある超高性能マシーン君が「実況者にはゲーム画面とゲームプレイの権限を」「視聴者にはゲーム画面だけを」表示するように出来ると思うんですね。つまり、20万円も出してハイスペックなパソコンを買わなくても、誰でも高画質で高音質なゲーム実況が可能になると思われます。

 これ……マジでニコニコが死にません?


 また、今回のGoogleの発表にあった「Crowd Play」機能というものを使えば、YouTubeで生配信を観ている視聴者がゲームに参加できるそうです。
 例えば私も生配信で『Splatoon』とか『スマブラ』のオンライン対戦を遊んでいて、フレンドの人がそこに合流して一緒にワイワイ遊ぶこともあるのですが……当たり前ですが、今までのゲームだったら「Nintendo Switchとソフトを持っている人」しか合流できませんでした。しかし、クラウドゲームなら「ハードとソフト」はインターネットの向こう側にあるので、「一緒に遊ぶボタン」一つで手持ちの端末から気軽に参加できるようになるという。「全機種マルチで遊べる」「機種が異なっていても遊べるクロスプレイができる」という前項で書いたことがここに活きてくるのです。

 こういうサービスがあるということは、ソフトは「買い切り」ではなくて「有料会員は遊び放題」みたいな形になるんですかね?


 これを応用すれば……
 「既にあるゲーム」をクラウドで遊んだ場合を考えるんじゃなくて、「クラウドゲームならではのゲーム」を考えると、実況者だけでなく視聴者も操作できるゲームとかが一般的になっていくかも知れませんね。『完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes』みたいなゲームで、実況者と視聴者が役割を分担するとかね。

 ボードゲームとかクイズゲームとかも、視聴者が参加できたら楽しそう。



 また、これは別に「ゲーム実況」に限った話ではないんだけど……
 「ゲームデータとセーブデータがクラウドにある」ことを活かして、現在のプレイ状況を「まるごとバックアップ」してそれを他の人に遊んでもらえるという機能もGoogleは発表していました。任天堂が『ファミコンOnline』で「いきなり最終面から始まるデータ」とかを配信していますけど、あれが誰にでも出来るってカンジですね。
 ゲーム実況でよくある「観ているだけなら簡単そうなのに、なんでクリア出来ないんだろう?」→「じゃあテメエがやってみろよ!」が実現されるんですね!あんまり嬉しくないな!(笑)

 PS4のシェアプレイとか、Nintendo Switchの『ファミコンOnline』みたいに、インターネット越しに「ここクリア出来ないんで、誰か代わりにクリアしてください!」が出来るとも言えるし、ゲーム実況に限った機能ではありませんがゲーム実況と相性の良さそうな機能です。
 というか、クラウドゲームだと「対戦プレイはオフラインのみ、オンライン対戦はありません」というゲームはなくなるのかなぁ。パーティゲームとかはどうなるんだろう。



 とまぁ……クラウドゲームって「オンラインゲーム」とか「ゲーム実況」とかとの相性が抜群すぎて、逆に言うと「一人用のゲーム」を「一人で遊んでいる人」にとってはあまり恩恵がないのかも知れません。そういう意味では、今回のGoogleの発表に対する反応も「すげえ!」という人もいれば「別に…」という人もいるのは分からなくもない。




3.新しい端末をもう買わなくて良くなる
 ゲーム機は大体5~6年周期で新しい機種が発売されて、その後に出るソフトを遊びたければ新しいゲーム機を買わなくてはいけないものでした。スマホとかパソコンも同様で、ゲームのスペックが上がっていくことで「2年前に買った俺のスマホじゃ動かない~~!」みたいなことも頻繁に起こります。

 しかし、クラウドゲームはインターネットの向こう側のスーパーハイスペックマシーン君がガチャガチャ動いてくれるだけなので、私達の手元の端末は古いものでもOKなのです。昨年末に奮発してハイスペックパソコンを買った私はとりあえず泣いてイイ?


 ということで、こちら側の端末は「映像が映るモニター」と「操作を入力するコントローラ」くらいの意味しかありませんから、改造とかチートのしようがなくなるんですね。オンラインゲームのネックとなる「1人ズルをしているプレイヤーがいるとみんなが迷惑をする」ことがなくなるのです。
 まぁ、これはクラウドゲーム専用のオンラインゲームが出てきたらという話であって、初期は恐らく「ゲーム機とクラウドゲームで同じソフトが発売される」だけでしょうからまだまだチートを絶滅させるのは先の話でしょうが。



 直近で「ゲームの遊び方が変わる」のはむしろこっち。
 クラウドゲームは「インターネットにつながる端末ならば何でも遊べる」ので、自宅の無線LANがつながる範囲内なら家中の端末で同じゲームを遊ぶことが出来ます。Nintendo Switchが「テレビにつないだら据置ゲーム機」「本体を取り出したら携帯ゲーム機」になったように、クラウドゲームなら「リビングのテレビで遊んだ続きを」「家族がテレビを使いたいと言うから自室のPCで遊んで」「寝る前はベッドの横に置いてあるタブレット端末で遊ぶ」みたいなことが出来るのです。

 「スマホでも同じゲームが遊べるって言ったって、携帯ゲーム機感覚で無線LANにつながっていない外でも遊ぼうとすると通信量がバカ高くならない?」と思うかも知れませんが、そう思うのは恐らくアメリカに比べて日本では無料のWi-Fiスポットが少ないからであって、日本が今回サービス開始国から外れた要因の一つじゃないかと思われます。

 海外は無料でWi-Fiにつなぎ放題?日本と海外のフリーWi-Fi事情



 しかし、たかだか7年前は「据置ゲーム機の画質がWii Uゲームパッドに映る」だけですげえって言われていたのに、ものすごく急速に時代は移り変わりますし、Wii Uがやりたかった体験はNintendo Switchはもちろんクラウドゲームにも通じるものがあるんですよねぇ。「場所を選ばないでゲームプレイを継続できる」というもの。

 ふむ、ちょっと思ったんですが……「端末に縛られないクラウドゲーム」なら同時に2つの端末に画面を映すことも可能なんでしょうか。Wii Uの二画面を活かしたゲームみたいなことがクラウドゲームで再現できる?? 『ニンテンドーランド2』を作ろう!


 また、ゲームソフトというのは「ハードで実現できるもの」という制約に縛られていましたし、ゲームを動かすハードというのは「一般層に普及する価格帯で発売できるもの」という制約に縛られていました。
 今回のGoogleの発表だと、ただでさえインターネット回線の向こうにあるのは超ハイスペックマシーンなのに、それを複数使うことでなんちゃかんちゃらでトンでもないゲームだって出来るんだぜベイベーみたいなことも言われていました。つまり、私達一人一人ではとてもじゃないけど高くて買えないようなスペックのマシーンでしか実現できないゲームを遊ぶことも出来るのです。

 ゲームセンターの筐体はむっちゃ高額でとてもじゃないけど個人では買えないけど、それをみんなで交代に100円を入れて遊ぶゲームセンターという場があるから遊ぶことが出来る―――みたいなことを全世界のスケールで出来るってことですよね。

 正直「これ以上ゲーム機のスペックが上がってもどんなゲームが新たに実現できるのかなんて想像がつかない」と思っているのに、ゲーム機では実現できないようなスペックのマシーン数台分を使わないと実現できないゲームなんて、もはや何が何だか分かりませんね。






【とてもよく分かる三行まとめ】
・オンライン対戦の相手が見つからない、ということが減る
・ゲーム実況がしやすくなって、更に一緒に遊びやすくなる
・いろんな端末で最新ゲームが遊べるようになる!


 まずはGoogleが未来を提示してきたけど、MicrosoftやAmazonはどう出ますかね。
 日本人からすると「日本でのサービスがいつ始まるのか」はもちろん、「日本の会社のゲームは参戦するのか」が気になりますよね。NETFLIXやAmazonプライムビデオが日本人向けコンテンツを独占配信しているように、どこかの会社の新作ゲームを囲いこんだりしているのかなーとか。


 クラウドゲームが普及したら当然「ゲーム機」なんてもう要らなくなってしまいますから、ソニーはプレステ5をどういう形にするのか、MicrosoftはXboxの次世代機を出すのか、任天堂はNintendo Switchの次を出すのか、その辺も気になるところです。
 「クラウドゲームなんてどうせ普及しないだろうから無視するぜ!」という選択肢だってもちろんあるでしょうしね。

 もし普及したとしても、NETFLIXやAmazonプライムビデオが普及してもまだDVDは売られているみたいなことで、「ゲーム機やゲームソフトを手元に持ちたい」層はいるだろうから、しばらくは両方を併用して「1人用のゲームは従来通りに販売する」「オンラインゲームはクラウドゲームになって手元からデータがなくなる」という形になるかなと予想はしていますが……
 この辺『ドラクエ』や『FF』などのJRPGで育った「ゲームは1人で遊ぶもの」という世代と、『モンハン』とか『マイクラ』で育った「ゲームはみんなで遊ぶもの」という世代では、受け入れ方がちがうかも知れませんね。さて、どうなることか……この記事は5年後くらいに読み返してみたい。


| ゲーム雑記 | 17:57 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

考察の内容も興味深かったですが、最後の商品リンクチョイスに全部持っていかれてしまいました(ダジャレじゃねーか!)

新しい方式で遊び方がどのように変わっていくか楽しみです。

| いまり | 2019/03/21 19:27 | URL |

通信速度、コンテンツ、料金体系等…気になる事を挙げればキリがないですけど、とりあえず現実的に有り得る中で一番良い状態だとして。
映像系月額サービスみたいに月額か年額払えば不定期に入れ替わる対象タイトル遊び放題(Twitchプライム月替り無料タイトルの拡大版みたいな感じです)になれば、小中規模の対戦ゲームで「未プレイタイトルの配信を見てすぐに参加」ができるのが良さそうだなと思いました。
購入やDLの手間さえ不要そうなのが1番の強みだと思います。

| ノリニロン | 2019/03/22 08:06 | URL | ≫ EDIT

なんか時代を先取りしすぎた PlayStation Now の立ち位置がかつての SEGA っぽい。

| ああああ | 2019/03/22 20:52 | URL |

>いまりさん

 イェーイ!


>ノリニロンさん
 今回は開発者向けの発表なのでそういう情報が出てこなかったのは仕方がないのですが、ユーザーとしてはやっぱり「どういうビジネスモデルを考えているのか」が一番気になりますよね。

 「有料会員は遊び放題」だとゲームが変わりそうだと思いますし、コメントを読んで思いついたのは……「PS4のシェアプレイ」なんかは片方の人がソフトを持っていればフレンドと一緒に遊べるらしいんですね。

https://support.asia.playstation.com/jajp/s/article/ans-jajp50232

 これを発展させて、例えば実況者がソフトを買っていれば視聴者はソフトを買っていなくてもその時だけオンラインに合流できる―――みたいなシステムだと、実況が販促も兼ねそうで面白そうかなと。


>ああああさん
 あ、確かに……(笑)

 でも、「妄想が過ぎる」と思ったので今回の記事には書かなかったんですが、僕はPS5はクラウドゲームと今までのゲームを融合させた形になるんじゃないかなと妄想しています。
 例えば噂されている互換機能なんかは、PS1~PS4のエミュレータをPS5に搭載するよりも、クラウドの向こう側にPS1~PS4のエミュレータを置いておく方が効率的だと思いますし。

 VRもそうですけど、PS5がどういう形になるのかでゲーム業界の流れが変わっていくのかもなぁと。

| やまなしレイ(管理人) | 2019/03/23 01:06 | URL | ≫ EDIT















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