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“一本のソフトにおんぶに抱っこ”は危険

 昨日のバツラジ(@TBSラジオ)にて、サッカー日本代表の観客動員数が落ちまくっていることが取り上げられていました。代表の試合は、テレビの視聴率も下がっていれば観客動員も低下中……
 この原因について、バツラジの作家さんは「強豪国(というか有名選手のいる国のことね)との対戦がないこと」と「日本代表に知っている選手がいなくなったこと」なんて書いていたんですが。まぁ、そういう意見が出てきても仕方ないんですが…何だかなぁ。

 個人的には、「スター選手を作ってそこにおんぶに抱っこ」なコンテンツの作り方は危険だと思うんですよ。
 もちろん短期的にはファンも付くし、マスコミも何も考えずに選手にカメラ向けてればイイんだから楽だと思います。もちろんスター選手目当てでスポーツを見る人を批判したいワケではないです。
 でも、“観せる”サイドからすると超リスキーですよ。スター選手と言っても、いつかは引退するワケですし、引退しなくても急に不調になるかも知れないですし、ケガなどの事情で出れない時期も来るかも知れません。人気だって水物ですから、一気に落ちることもある。

 スポーツの人気を=選手の人気とすり替え続けてきて、今シッペ返しを喰らっているのがサッカー日本代表だってのに。協会もマスコミも「観客が減った!」「視聴率が下がった!」って……


 もちろんスター選手の存在は世界のどこの国だって大きいですし、その結果敗れていった国は日本以外にもドイツW杯で沢山いました。だから別にスター選手を作ることを完璧に否定するワケじゃないんですけど―――その道は楽なようで行き止まりしかないってこと(そしてそのたびに新しい道を作り始めなきゃならないこと)、分かっておいた方が良いと思うのですよ。


 というのが今日の枕で、ここからが本筋のゲーム話。
 同じことが「ゲーム機のハードとソフト」にも言えると思うんですよ。一番高いところにある“一番凄いもの”を基準にしてしまうと、底上げが全くされていないから最終的にはジリ貧になってしまうということです。

 すげー簡単な例を出すと……
 よく「ドラクエのために○○を買う」とか「FFが出るから××が勝つ」ってな言葉が出るんですけど、本体と一つのソフトしか売れなかったとしたら業界としては苦しいワケですよ。ハードにも依りますが、基本的にはゲーム機のハードは赤字にしてでもも安くしてソフトを沢山売って利益を出すケースが多いのですし。

 そもそもその1本の発売が遅れたり、出てみたら全然面白くなかったり、売れなかったり、バグ満載で自主回収だったりする可能性もあるワケで。その1本にハードの命運を賭けるのは危険だと思うんですよ。何とは言わんけど。
 逆に言えば、「ドラクエのために○○を買う」人が多いのならば、ドラクエを買うような人が喜ぶようなソフト(この場合はRPGというジャンル)を○○で出せば「次の1本」や「ドラクエの前の一本」に買われる可能性が高いですよね。

 『ブルードラゴン』層を狙ってXbox360にて『トラスティベル』が売れたり(Xbox360所有者の8人に1人が買ったとか)、『脳トレ』を買った層を狙ってDSに知育ゲームが増えたり、『Wii Sports』の次の1本として『はじめの一歩』や『パワプロWii』がいいタイミングで出たりするのは必然なんですよね。
 僕がXbox360の銃ゲームを区別できないのも、Wiiのソフトはグラフィックに頑張らない印象があるのも、それぞれのユーザーを狙い撃ちするという意味では真っ当な方法ではあります。

 もちろん、それが逆に新規ユーザーを入れにくかったりする理由になるので―――なるべく“色んなソフトがある状況”を作っていくのが理想ではあるんですが、理想論を語るよりもドシッと1本柱を立てておく方が後々の多様性が生きてくるものです。


 ……となると、ソフト不足が他陣営以上に深刻なPS3にとって。
 まず一本「コレだっ!」ってジャンルを育てることが大事じゃないですかね。PS2の時は『鬼武者』とか『真・三国無双』が「PS2はこういうゲームが出来る!」と礎になったように、このジャンルはPS3に任せろというジャンルを作ることから始めれば良いんじゃないですかね。

 何だかんだ100万台近く売れていてそれでいてPS3ユーザーはソフトに飢えているのですから、(開発費はかかるけど)需要は確実に存在すると思うんですよ。Xbox360とのマルチも海外展開を考えれば分かるんですけど、「このソフトはPS3でしか出しません!!」と宣言した方がPS3ユーザーの心には響きそうですよね。ただし、カプコンは除く(笑)
 マーケティング主導で言えば、これまでに一番売れた『ガンダム無双』の次の一本か、『メタルギアソリッド4』か『FF13』の前の一本を狙うべきかと思うのですが……今から作り始めても間に合いませんね(汗)。

 そうすると―――やっぱり『Africa』なんだよなぁ公式サイト)。
 もっと言うと、『Africa』がPS3の性能を存分に活かしきって期待通りに売れてくれることは大前提で。『Africa』を楽しんだユーザーが、更に満足できる“次の1本”がなければならない。

 というか……『Africa』って2007年発売予定なんですね。
 秋・値下げ→『home』開始→年末商戦に合わせて『Africa』投入→ジワジワと売れる→来年夏頃に『グランツーリスモ』か『メタルギア』発売→年末に『FF13』という形が理想型?

 うーん…でも、やはり『グランツーリスモ』や『メタルギア』は『FF』ほど敷居が低くないしなぁ。『ウイイレ』という手もあるけど、『ウイイレ』ユーザーは他のゲームをやらない上に次はマルチだし……やっぱり続編タイトルだけではキツイんですよね。


 これはWiiにも言えた話で。
 『Africa』くらい謎に包まれている『ヘルスパック』次第では、『Wii Sports』一本だけのハードとしてズッコける可能性があるんですよね。サードが集まってくれそうなことと、岩田社長が(半ば反則的なやり方で)桜井さんを『スマブラ』に囲んでおいたからPS3よりは保険がかかっていますけど……

 まぁ、ともかく。サードのラインナップに差がついてしまった夏商戦よりも、秋~年末にかけての攻防が面白そうですね。Wiiの『ヘルスパック』の発売日がいつになるか次第で、各陣営の値下げカードの意味も変わってくるかな。来月のE3辺りで発表されるでしょうか……

| ゲーム雑記 | 19:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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