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U-20W杯の話と、スポーツ文化とスポーツゲームの市場を考える話

 以前に書いた「考察:おっぱいから見たキャラ造詣」という記事が、僕も日参しているような大手ニュースサイトさんで紹介されて多くの人に読んでもらえて非常に嬉しいのですが……
 その反面、よりによってその記事のタイトルで“漢字の間違え”をしてしまっていた辺りがやまなしクオリティ。「造詣」という漢字は「あの人は日本文学に造詣が深い」みたいな使い方をするらしく、「キャラを作る」という意味では「造形」の方を使うそうです。

 ワーイワーイ、自らのバカっぷりを露呈したぜワーイ。


 ちょっとサッカーの話。
 昨日は2年に一度行われる“20歳以下の世界大会”サッカーU-20W杯の日本の初戦だったのですが……この大会に強い思いいれがある僕は、2年間この日を楽しみにしてきました。僕がサッカー観戦にハマるきっかけを作ったのは、99年のこの大会でしたからね(小野・高原ら黄金世代で準優勝した大会)。

 ラテ欄を見るとフジテレビの0時10分からの放送だったので、ワクワクしながら0時8分頃にテレビをつけました。まだ、前番組のスポーツニュースをやっていました。そして、そのスポーツニュースの最後に

 「U-20日本代表、素晴らしい試合をしたみたいですね!」
 「最高のスタートを切った模様です」

と、サラッと結果だけ言いやがりました。結果……?結果……だよね、コレ。勝ち・負け・引き分けしかないサッカーにおいて、この言い方だと「勝ち」以外ありえなくね?

 録画放送なのは仕方ないと思うんですよ、視聴率取れないんだし。スポーツニュースで結果を言っちゃうのも仕方ないと思うんですよ、いち早く速報を知りたい人もいるでしょうし。
 でも、その試合中継の直前2分前に結果を言うってのは理解出来ません。これは僕がネタバレ気にしすぎとかのレベルじゃねーだろ。結果を知っている試合を誰が観るんですか。いや、僕は結果を知ってても観ましたけどさ。フツーに考えれば、その後の2時間の中継は視聴率が落ちるでしょうが…


 試合と中継自体は面白かったですよ。結果知っているからピンチにドキドキする必要もなかったですし、先制点も「やっと入ったかー」くらいの気分でしたけどね。

 フジテレビはまだ民放の中ではサッカー中継に理解があった方で、昨日の青嶋さんの実況なんかも面白かったんですけどね。いわゆる“駅伝中継的”な読み上げる知識ではなく、試合観戦の楽しさを広げる知識が豊富なんですよ。
 試合が行われたカナダの州は、(対戦相手の)スコットランド系の子孫が人口の約1割だそうでスコットランドに不利なジャッジをされると観客がブーイングをしてくるとか……サッカーの楽しさってこういうところにもあるんだよと、教えてくれる実況なので好きなんですけど。その前に結果を言われちゃなー。

 愚痴ついでにゲームの話に。
 サッカーの世界大会を観ているとホント色んな国が出てくるように、世界のあらゆる場所で親しまれているスポーツです。サッカー後進地域というと南~東南アジアくらいと思われていましたが、今度のアジア杯は東南アジア4カ国で行われるくらいなので、普及も始まりつつあるかなと。

 アメリカは野球やバスケと違ってサッカー後進国というイメージがありますが(日本は自分のことを棚に上げて…)、観戦スポーツという点では確かにマイナーですが競技スポーツとしてはアメリカ内で2番手・3番手くらいの位置にあるそうです。
 オーストラリアもサッカー後進国でしたが、ドイツW杯での活躍(というか日本の自滅だったんだけど)で人気が上がりつつあるというニュースもありました。


 これだけの土壌があるので、サッカーゲームというのは最初から世界展開を考えたキラーコンテンツになり得るのです。

 『ウイニングイレブン』シリーズが(家庭用だけでも)5機種で展開するというのは、裏を返せば5機種で展開するだけの需要があるということなんですよね。
 Wiiや携帯機は路線が違うとしても、PS3とXbox360は国によって普及率が違いますからね。Xbox360はアメリカ・イギリスで強いけど、ヨーロッパ全般には「最終的にはPS陣営が勝つ」と思っている人は多いらしく(売上げはまだ苦戦していますけど)、日本ではPS3がXbox360の倍以上売れている―――どちらか一方に絞るよりも、両方をカバーした方がビジネスになるんですよね。

 逆に野球ゲームを作るとなると、プレイ地域の狭さがネックになります。野球がメインのスポーツなのは北中米と東アジアくらい。
 『Wii Sports』の収録競技が「テニス、野球、ゴルフ」から「テニス、野球、ゴルフ、ボウリング、ボクシング」の5種目に変更になったのは、ヨーロッパでは野球が馴染みのないスポーツだったからというのは有名な話です。

 じゃあ、アメリカ向けにXbox360用の野球ゲームを作れば良いのかというと……野球はサッカーほど国際交流が頻繁な競技ではないので、アメリカ人は日本のリーグに興味ないし、日本人は大リーグにそこそこ興味が出てきたと言っても日本人以外の選手を10人以上言える人は少数でしょう。『ウイニングイレブン』みたいな展開は出来ません。野球ゲームを作るにしても世界展開を視野に入れにくいんですよ。


 となると……野球ゲームは日本で普及しているハードに優先的に出るということで、PS2からの乗換えがWiiに行くのかPS3でも商売になるのか見極めなきゃならない段階なんですよね。PS3とXbox360のマルチという業界の流れに乗れないのが、野球ゲームを作る会社の悩みなんじゃないかと。

 当たり前なことですが、日本以外には認知されていない相撲を、日本ではシェアを獲れていないXbox360でゲーム化しても売れるワケがない。
 裏を返せば、日本では馴染みがなくても外国でメジャーなスポーツをピンポイントに狙うことでヒットさせることも出来るんですよね。ハンドボールとか、水球とか、クリケットとか、自転車レースとか、意外に金脈になるかも知れませんね、自転車レースで外国のロードを走れるゲームならば、日本人の僕でもちょっとやってみたいかも。『フォーエバーブルー』なんかは、その路線かも知れませんね。


 そう言えば……マリオとソニックの北京五輪のゲームは、「走る」とか「泳ぐ」という世界中の誰もが分かりやすい競技のゲームですものね。加えてアメリカでメガドライブがスーファミと互角に戦えた(日本人からすると意外な事実ですが)要因のソニックが、世界で4000万本売れたマリオと組むワケです。
 ゲーム文化が未だに広がっていない(ためマリオやソニックへの認知度が低い)オーストラリアでは微妙ですが、日欧米でのキラータイトルになるのは間違いないですね。仮に日本で50万本くらいだとしても(それでも並のソフトなら大ヒットなんですけど)、欧米でその10倍売れたらOKですからね。現にWii版『ゼルダ』なんかはそういった結果でしたし。


 ゲームが最初から世界展開するようになって色々な問題が起こっていますが、世界展開によって広がった可能性があるのも間違いないです。もしアメリカ市場でのヒットがなければ、ソニックもゼルダも今の地位にはいなかったでしょうしね。

 こうしたところから、「海外の文化を学ぶ」面白さが伝わればイイですね。
 そう言えば……今、兄貴夫婦がハワイに旅行に行っているらしく、両親が『お天気チャンネル』でハワイの天気を調べていました。これも最初から世界展開を狙ったコンテンツでしたね。

 「天気は晴れなのに、降水確率が90%ってどういう場所なんだ!」って大騒ぎ。これも海外文化か。

| ひび雑記 | 20:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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