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『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』紹介

ゲームボーイアドバンス用/アクションRPG
任天堂/開発:カプコン
2004.11.4発売
公式サイト

 これだけ何年も『ゼルダ』『ゼルダ』言っていて、GC版『ゼルダ』やるためにWii買うとか、GBA版とDS版『ゼルダ』のためにDSを買うとか豪語していた僕ですが―――実を言うと、『ゼルダ』シリーズでクリアしたことのあるのはスーファミ版『神々のトライフォース』だけで、あとは友達の家でゲームボーイ版『夢をみる島』をチラッとやったことがあるだけで。僕の中での『ゼルダ』のイメージは、=スーファミ版のソレと言っても過言ではないくらいでした。


 そんな『ゼルダ』素人なんだか、玄人なんだか分からない僕が。『神々のトライフォース』以来、10何年ぶりに遊んだ『ゼルダ』が本作。DS購入に伴い、猿のように遊び倒しました。


 ※ この記事は本家サイト06年9月3日に書かれたものをコピペした記事となっています。


 ○ これぞ2D『ゼルダ』の正統進化!
 とまぁ・・・そもそも任天堂ハードから永らく遠ざかっていた僕は知らなかったのですが、スーファミ以降の『ゼルダ』はN64、GCと当然のように3D路線。ゲームボーイ、ゲームボーイカラーなどの携帯機での続編は2Dで発売されていたみたいですが、どちらもスーファミよりも劣るスペックですよね(ゲームとしての面白さは別ですけど)。携帯機なのにスーファミ以上のスペックを誇るアドバンスが登場しても、発売された『ゼルダ』はスーファミ版のリメイクなどで・・・・・・所謂“2D『ゼルダ』”の正統進化が出るのは、この作品まで待たなければなりませんでした。この1ヵ月後にはニンテンドーDSとPSPが発売されるという過渡期に、ようやくの登場だったそうです。


 そうした予備知識を持たないままプレイしてみた僕の印象は、「スーファミ版のまんまだ!」というものでした。
 「まんま」というよりは続編と言った方が正確かも。謎解きや冒険の面白さはそのままに、グラフィックやアクションが多彩になり。もちろん難易度だったり自由度だったりの細かな不満はあるのですが、そうした不満を持てるというのは“亜流ではなく続編”だからとも言えるワケで。10年以上の時を隔て、開発がカプコンになったにも関わらず、そうした印象が持てることは素直に凄いことだと思いました。10年間で人の生活もゲーム業界も激変したけど、僕が好きだった『ゼルダ』は嗚呼まだココにあったんだと。

 走る、投げる、掘る、回る、泳ぐ・・・スーファミ版で出来たアクションはほとんど継承されていて。それでいて大回転斬りなどの追加アクションや、魔法の壺などの新アイテムもあったりで、まさに続編!と思いました。ゲーム人生も長くなると続編モノに手を出すことが多くなると思うんですが、その度に「悪い進化(旧作の好きだった部分が捨てられてしまう)」と「良い進化(旧作の良かった部分がそのまま+要素)」を経験してきました。スーファミ版を基準とすれば、間違いなくこの作品は「良い進化」でした。


 ドラクエにスライムが出てきたり、FFにバハムートが出てくるように、『ゼルダ』にも定番はあります。弓矢があって爆弾があってブーメランがあって―――そうした“定番アイテム”がダンジョン内で苦労して宝箱で手に入るのかと思ったら、実は定番であればあるアイテムほど思いがけないトコで手に入ったりするとこなんかも、“続編”として上手くかわしているなぁと感じるトコだったりします。スーファミ版が好きだった人のキモチをよく分かっている優れた続編と言えるかと。



 ○ ただ、難易度としては「?」も
 『ゼルダ』の魅力の一つとして謎解きというのは欠かせない要素。ダンジョンの攻略や、「あの場所はどうやって行けばいいのだろう?」と思った場所にアイテムを駆使して辿り着いた時の爽快感は筆舌に尽くしがたいものがあります。

 スーファミ版『神々のトライフォース』では魔法の鏡を使って、光の世界と闇の世界を行き来することによって、一つの世界を進むだけでは着けない場所に着くことが出来ました。光の世界では美しかった街並みが、闇の世界では廃墟になっていたりするのが子どもながらに恐ろしかったもんです。
 このアドバンス版『ふしぎのぼうし』では、アイテムを駆使するだけでなく、帽子の力によって主人公の体を小さくすることができます。小さくなることで小さな穴を通ったり、人間を密かに助けている小人と話すことが出来たり。大きな体では何ともなかった雨が、小さくなった途端に恐怖になったりするなど、サイズの変化で見える世界がガラリと変わることがキチンと描けているんですよ。
 これって、ある意味で記号的な2Dゲームだからこそ可能な表現ですよね。小さくなってもプレイヤーの目線は変わらないから動かしやすいし、歩幅が小さくなっているはずでもソコソコ誤魔化せてしまいますし。何よりも、3Dゲームでコレをやってしまえば、お姉さん方のスカートの下に潜り込みたがる男のコが続出しそうですしね!『ゼルダ』が18歳以上推奨になっちゃう!!


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 話を戻します。
 今回の『ゼルダ』の目玉はこの“小さくなって攻略!”と、もう一つ“幸せのカケラ集め”です。
 そこらに落ちているものから、宝箱に入ってるもの、パン屋のおまけでもらえるものなどなど・・・この世界では幸せのカケラを集めることが流行っているようです。主人公が左半分のカケラを集めていると、時々右半分のカケラを持っている人と“カケラ合わせ”をすることが出来ます。カケラ合わせをすると「何かいいこと」が起こり―――隠されていた扉が開いたり、空き家に人を住まわすことが出来たり、アイテムを改良するアイディアを思いついたり。中には攻略に絶対に必要なカケラ合わせもありますが、ほとんどがオマケ要素だったり、(なくても進める)パワーアップ要素だったりします。
 このシステムのおかげで、飾りのようでしかないRPGの町人との会話も一つ一つ個性が見えて。このゲームに“目的地に行って言われたことをこなす”だけじゃない楽しみを作ってくれていると思いました。



 ・・・ただ、これらの目玉システムがどうにも謎解きを簡単に過ぎているとこも。
 小さな穴があるということは小人になるエントランスを使わなければ進めないことを意味しているし、「あそこはどうやって入れるんだろう?」という場所がことごとくカケラ合わせで開くのもちょっと物足りない・・・知恵とアイテムを駆使して突破しているというよりも、アチラから提案されたアクションによって“進まされている”印象を受けてしまいます。

 その他にも細かい不満点は多いです。ダンジョン以外にもやることが多いから気にするべきじゃないんでしょうが、ダンジョンの数はかなり少ないですし。全体的な難易度も低め。僕はラスボスまでゲームオーバーにならなかったのですが、チラホラと感想サイトさんを回ってみると、同じような人が沢山いたり。謎解きも1~2箇所詰まったトコもあったけど、全体的には分かりやすい・解きやすいものがほとんどだったかなーと。自由度もかなり抑えられていて、「次は○○に行け」と指示され続けたような印象です。これは今作が簡単だったのか、10何年ぶりの『ゼルダ』で僕が大人になり過ぎたのか、恐らくは両方が原因だとは思うんですが・・・・・




 ○ 総括
 とは言え、そうした難易度や自由度の低さも、ゲームボーイアドバンスという機種を考えれば納得ですし。このゲームから『ゼルダ』を初めてプレイするという人には、最適なバランスだったと思います。
 キャラも可愛いし、ストーリーも単純明快&勧善懲悪で分かりやすいですし。非常にライト寄りな『ゼルダ』だったかと。個人的には、主人公とぼうしが一緒に寝ていて、先に主人公が起きてぼうしを起こす動きが愛らしかったです。ゲームボーイアドバンス、すげえ!と思いました。

 ということで、アクションと頭使うのが好きな人なら是非オススメ。数は少なかったですが、ダンジョン攻略は文句なしで楽しかったです。DS版『ゼルダ』も楽しみに待っていますよー。


ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし
GAMEBOY ADVANCE (2004/11/04)
任天堂

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