やまなしなひび-Diary SIDE-

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ネタバレるということ

 ついこないだU-20W杯の試合を観ようとして直前にネタバレを喰らった話を書いたことで、「またか、やまなし……」と思われただろうなぁと反省をしています。これまでもネタバレにぶち切れることによって、色んな人を不快にさせてきたのにね。まずは皆さんにゴメンなさい。

 「でも」、というか「なので」というべきか。「だからこそ」今日はネタバレる意味を考えたいと思うのです。


 U-20W杯の件について状況整理。
・試合はカナダで開催されていた
・カナダの夕方~夜の試合なので、日本時間では正午付近に行われている計算になる
・平日昼にサッカーを放送しても視聴率が取れないので、海外サッカーファンが多い深夜帯に放送した(のだと思う)
・なので、試合結果は普通に他局スポーツニュースで流れていた
・録画中継の直前番組のスポーツニュース最後に、結果(だと誰もが分かる)を言っていた

 とまぁ……こんな感じ。
 サッカーの試合時間のズレというのはドイツW杯の時にも問題になって、結果的に日本が惨敗する原因にもなったことなので(アレが全てでは勿論ないですけど)……録画放送することに異論はありません。
 NHKがウィンブルドンを放送した時のように番組欄に「録画」って書いてくれれば良いのだけど、ウィンブルドンは衛星で生中継していて「生で観たいなら衛星に加入しな!」ということだったらしいですし。民放にそれを求めるのは酷な気がします。


 一つ言っておきたいのは、僕は別にスポーツニュースで結果を言ったことに怒っているワケではないのですよ。いち早く結果を知りたい人もいるでしょうし(半日経ってるけどな)スポーツニュース以降は明日に備えて寝てしまう人もいるので、そのこと自体は構わないと思うんですよ。

 僕が怒っているのは“次の番組への繋ぎ”として、「次の番組は○○ですよー」と言う場面で結果を言ってしまう無神経さなんですよ。
 喩えばドラマ最終回の直前に、「この後の番組はドラマ『○○○』最終回です!花子は太郎とどんべのどちらを選ぶのでしょうか?……実は太郎に別れを告げて、花子はどんべとくっつくラストシーンなんですよ。楽しみですね、では!」って終わるようなものだったのです。誰が観るんだ、そのドラマ。


 ○ 何故オマエは先にオチを言っちゃうんだ
 もちろん僕が過度にネタバレ嫌う人間というのもあるとは思いますよ。
 リアル中学生の頃からドラマや映画の予告CMが流れるととっさにテレビの電源を消しちゃうくらいネタバレ恐怖症でしたし、自分でも自分が世間の一般例だとは思っていません。

 喩えば……『スラムダンク』という超有名漫画を僕がまだ読んだことがないとして、事前に知っても良い情報は「バスケットの漫画だ」とか「高校バスケだ」くらいが限度です。ギリギリで「スポーツ経験のない不良が好きな女のコに振り向いて欲しくてバスケを始める漫画」くらいかな。

 まだ読んでいない時点で「○○ってキャラが泣けるんだよ!」とか「××との試合が面白いよな」とか言われればその場でグーパンチですよ。デスノート持ってたら即座に名前書く。
 だってさ、その情報が頭にあるだけで、○○というキャラが出てきたら「この後、コイツが泣けるような話になるんだな」とか、「××と戦うということは今やっている△△との試合は勝つんだろうな」とか分かっちゃうワケじゃないですか。これもう、結果言っているのと同じですよ。


 同様にね……僕が数年前からテレビを観なくなったのは、トーク番組などで冒頭とかCMの前にダイジェストを流していたから。
 一番重要なとこだけピー音とかモザイク入れて、「ハイ。続き気になるでしょ?じゃ、番組最後まで観てね」と言われても、これだってほとんど結果言っているのと一緒ですよ。
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 ○ ネタバレをする意味
 でもまぁ、実を言うとこういうことをする制作サイドの考え方は分からなくはないです。

 どっちにしろ電源を切られてしまうのなら、先にオチを見せてでも興味を持ってもらおう

 こう考えるのならば、トーク番組の最初にダイジェストを入れるのも、ドラマや映画の予告も、「オススメ作品ですよー」と僕にネタバレメールを送ってくる人も、理解は出来ます。そのやり方が僕には合ってないから、テレビを観なくなっただけで。


 これは実は僕の中でも葛藤なワケです。
 喩えばですね、僕は自分で『ちのしあわせ家族』という漫画を描いていますけど、ブログを読んでもらっている人にも『ちのしあ』を読んでもらおう!としても、宣伝文でのネタバレ問題が出てくるのです。

 「超天才の僕が描いている漫画だから面白いよ!」
 こんな文章で紹介されても、誰も読んでくれませんよね。

 「今回はおっぱいを沢山描いたよ!」
 おっぱいが大好きな皆様はオォッ!と読んでくれるでしょうが、おっぱいが沢山出てくるというのはネタバレてしまいますね。

 「今回、○○の目的が明らかに!」
 これはトーク番組のダイジェストと同じようなものです。興味は持ってもらえるかも知れませんが、読む前からどういう話かバレています。

 「○○の目的は××だったんだよ!」
 これはもう宣伝文じゃなくて要約ですので、本編を読む必要がなくなります。



 自分で創作をしない人でも、ブログで漫画やゲームの感想&紹介をしている人は通じるものがあるんじゃないですかね。自分が大好きな作品をどこまでバラしてオススメすれば良いのだろうって。

 色々考えた末、今の僕は起承転結の「承」までかなぁと線引きすることにしています。
 もちろん一番キャッチーなところは「転」ですから、一番宣伝になるのも「転」ではあるんです。だからつい一番大好きな「○○というキャラが泣けるんだよ!」と言ってしまいがち。トーク番組のダイジェストも、ドラマや映画の予告も、「転」を容赦なく見せてくる。

 でも、僕はやっぱりそれはマナー違反だと思うんですよ。一番オイシイ場所は視聴者なり読者なりプレイヤーなりが、自分の力で食べて欲しいと作り手は考えますもの。その部分を省いた上で、如何に人を惹き付けられる文章を書けるかが腕の見せ所じゃないですか。



 ということで、現在描いている『ちのしあ』番外編の宣伝。
 「おっぱいを沢山描いているよ!」

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