やまなしなひび-Diary SIDE-

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アニメDVDと大作ゲーム

 別エントリにコメントを頂いて、まぁ色々悩んだのですけど……ケジメとして思ったことは書いておかなきゃならないなと、今日はアニメのお話。しかも、「夢も希望もないよね」的な話なので……話半分くらいに読んでもらえると良いかなと思います。

 違法コピーの話はややこしくなるので割愛。
 “合法な部分だけ見てもこんなに大変なんだよ”という話を今日はしていきます。


 ○ アニメのDVDは何故高い?
 既得権益だとか中間搾取だとかは、難しすぎてよく分かりません。漢字も書けません。

 でも、単純に「人間の労働時間」だけを見てもアニメ制作(製作)というのは費用対効果が悪すぎると思います。
 喩えば、週刊漫画なんかの場合は6~7人で1週間かけて1話を作りますよね。隔週連載の場合は2週かけて、月刊連載の場合は1ヶ月かけて。もちろん休日とか連載前の準備期間もありますが、描く時間=掲載ペースというのが基本原則なはずです。

 で、アニメの場合。現場を観たことはないので聞きかじりの情報ですが、1話分のアニメを作るのに必要な時間は3ヶ月間くらいだそうです。話を考える人、脚本を書く人、演出する人、絵を描く人、それらを仕切る人等等……その間に動く人数が漫画の比ではないのは、EDのクレジットを観れば分かるでしょう。これらを複数チームのローテーションで回して何とか週1になっているという。
 しかも、これがテレビ上では30分で終わってしまうワケです。3ヶ月間、生活をかけて大人達が走り回った結果が30分なのだから……これが儲かるワケがない。


 DVDを売らなければ採算が合わないビジネスモデル―――

 僕個人としては「違法コピー」は問題を表面化させただけであって、元々の問題はもっと根が深いと思うのです(もちろん“違法”である限りは“違法”ですから賛同も利用もしませんけど)。

 だってさ……ロボットアニメを見てロボットのプラモデルを欲しがるかつてのビジネスモデルとはワケが違うのですよ。DVDって基本的に「テレビで観た話をもう一度観る」ためのものじゃないですか。(放送地域の話とかもあるんですが、あくまで“基本的には”ね)しかも、ほとんどの家庭では録画機器があるだろうにですよ。

 僕だってアニメDVDを何本も持っていますけど、やっぱりそれは“自分にとって特別な作品”とかに限定してしまいます。でも、この山ほどあるアニメのほとんどが「DVDを売る」前提でビジネスとしてやっていることに、絶対どこかで破綻するよなぁ…と不安を覚えてしまうのです。

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 ○ DVDを売るためのアニメ
 話が突然横道に逸れる上に、恐らくほとんど賛同を得られない話なんですけど……

 DOCOMO2.0のCMが好きです

 2.0の機能には全く魅力を感じませんし、現にDOCOMOユーザーがどんどん減っている現状な上に、プライドもへったくれもないキャスト偏重のCMだと分かっているんですが……CM自体は、「商品の魅力」を分かりやすく寸劇に落とし込んでいる良いCMだと思うんですよ。

 昨日観たのは、浅野忠信が長瀬智也に「オマエの家に携帯忘れてない?」と電話するパターン。排気口とか下駄箱の裏も探せという浅野に長瀬が「こんな狭いトコに携帯入りませんよ」と言うと、「オレの携帯は薄いから入るんだよ」と言う。

 別に僕が説明するようなことじゃないですけど、「DOCOMO2.0の携帯は今までの携帯よりも薄い」ことをアピールしているんですよね。「携帯が薄くなりすぎると何処にいったのか分からない」ということもアピールしてる気がするんだけど(笑)、僕はこういうCMが好きです。


 CMってスポンサーの商品を「欲しい!」と思わせようとするものですよね。
 アニメも同様で……喩えば、つい最近『ガンダム』の総作画監督をやっていた安彦さんが「ガンダムが合体するのは玩具会社のためだった」と仰っていましたね。当然のことです。ロボットアニメとは、ロボットのプラモデルを売るためのアニメだったんですから。
 『ガンダム』でも『Zガンダム』でも『ガンダムZZ』でも、毎週のように試作型の敵ロボット(=モビルスーツ)が出てきてやられるのは、敵ロボットの数だけ玩具やプラモが作れるからという理由だけです。当時はそういうビジネスモデルでしたから、別に何もおかしくありません。

※ 7月19日追記:コメント欄にて、『ガンダム』放映時のスポンサーはバンダイではなくクローバーで、クローバーはプラモデルを出していないとの指摘を受けました。また、どうやら参考記事なんかによると、『ガンダム』のやられメカが多数登場するのはやられメカの玩具を売りたいのではなく、異形のやられメカと戦うガンダムの玩具を売る戦略だったみたいですね。
 「ザクレロなんか出してオモチャが売れると思ったのか」という長年の疑問が氷解しました。一部記事を修正しお詫びするとともに、疑問に気付かせてくれたご指摘に感謝したいと思います。




 翻って現在のアニメ。もちろんDVD以外にも主題歌CDやら挿入歌CDとかキャラソンCDとかフィギュアとかもあるんですけど、ビジネスモデルの中心にDVDがある限り―――“より沢山のDVDが売れるような作品”を作っていくことになります。

 初回封入特典やオーディオコメンタリーを付けたりなんかは基本ですね。テレビ版では乱れていた作画を直したり、テレビ版では規制されていたエロイ絵が解禁されるなんて「あざとすぎないか?」という方法も使われていますね。
 ただ、もっと露骨なのは「何度も観ることを前提にストーリーが作られている」ことだと思います。


 『電脳コイル』の話を振られたのでハッとしたんですけど、1周目では絶対に気付かない伏線(それを伏線と呼ぶかは人それぞれだと思うけど…)ってアニメだと異様に多いですよ。
 僕は基本的には1周しか観ない人間なのでほとんど気付きませんし、気付かないものはどうでも良いと思うんですけど。『舞-乙HiME』2周目を観た時に、(終盤まで明らかにならない)主人公達の出生の秘密が序盤に暗示として描かれていたことに驚きました。「いやー凄いね!吉野弘幸ってこんなところにも伏線入れるなんて天才だね!」ということではなく、「これって視聴者が全部観終った後に2周目を観ることを考えて作っているんだな…」と。

 もちろん、あのシーンを観て1周目から二人の出生の秘密に気付いていた人もいるでしょうし、そういう人には「推理小説でも書きなよ」と思うんですけど。
 基本的に創作って「1度観て理解できないものは作るな」と口を酸っぱく言われるものなんですよ。喩えば、今週のジャンプないしマガジンなどの漫画雑誌でアナタが“2度読み返したもの”ってどれだけあるかって話です。“2度読み返すもの”って“1度目が面白かったもの”なんですよね。
 何度も読んでもらうことを前提に漫画を描いてはいけないというのは漫画描きの基本なんですよ(『ワンピ-ス』みたいに伏線だらけの漫画も、1周目が面白いからこそ読んでもらえるのですからね)


 そう考えると……“2周目を観てもらう”ことを前提にしているアニメって変ですよ。「分かる人だけ分かれば良い」領域に踏み込みそうな危うさを感じてしまいます。
 以前に、僕が尊敬するあいばたんが「思考力を必要としない娯楽」という記事を書いていて興味深く読ませてもらったのですが……僕としては、もっと単純に「瞬間視聴率を0.1%でも上げたいNHK朝ドラ」と「DVDを1枚でも多く売りたいアニメ」のビジネスモデルの差だと思うのです。


 まぁ、『ガンダムSEED』の場合はヲタク向けアニメの中でも「今日初めて観た人でも楽しめる」ように配慮しようとしたから話がややこしいんですけど……
 アニメがこのまま「DVDを売るための作品」であり続けていけば、どんどん「今日初めて観た人でも楽しめる」娯楽ではなくなっていくと思うんですよ。敷居が高くなって、パイが増えないのにパイがどんどん減っていく。

 今この瞬間にはアニメDVDを買ってくれるお兄さんやお姉さんだって、家庭を築いてお父さんやお母さんになってしまえば財布の紐も固くなってしまいます。「ヲタクは家庭など築かない!」と言うのならば、少子化がどんどん進み新しい顧客が増えていきません。
 破綻するのが5年後か、20年後かの差というだけで……このままじゃいつか絶対ビジネスとして成り立たなくなる時が来てしまうでしょう。




 ……と、ここまで話ので勘の鋭い人は「いつかどこかで通った道のような気がするなぁ」と思うことでしょう。てゆうか、記事タイトルに書いちゃったしな。

 そうなんです。これって、ニンテンドーDSが出る前のゲーム業界に似た状況なんですよ。

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 ○ 何故、任天堂は『脳トレ』を作れたのか
 あ……念のため言っておきますけど、「アニメDVDを買わない人」も「中古ゲームを買う人」も批判をしたいワケじゃないですよ。それも一つの選択肢なのだから、胸を張って買わなかったり買ったりしましょう。
(プレミアついて定価より高く販売されている商品を買うのは、転売屋が横行して欲しい人に行き渡らない原因にもなるので、個人的には辞めてくれとは思いますけど……)

 ここで話したいのは業界の構造の話。
 ゲーム屋さんにとって新品よりも中古で売った方が利益が高いらしいのですが、メーカーからすると中古市場に流れると“売れるはずだった新品が売れずに1円も儲からない中古が売れてしまう”と百害あって一利なしな気分なんですよね。中古で安くなるのを待つために新品を買わない人も出てくるでしょうし。

 なので、ゲームメーカーは「中古屋さんに売られない」作品を作ろうとします。
 RPGなんかは「さっさとクリアして中古に売ってしまおう」という人も多いですから、クリアまでの時間を長くするとかの工夫がされてきましたよね。他にも、クリア後にアイテム集めなどのやり込み要素を用意するとか、2周目のプレイにオマケ要素が付くとか、1周だけではストーリーの全容が分からないとか。

 とにかく1本のソフトにかかる時間を増やそうとしたのです。
 人間の時間は有限ですから、1本のソフトにかかる時間が増えても、ゲームを遊ぶ時間は増やせませんよね。なのでソフトを買う本数が減るし、本数が減るということは「買うソフトは限定されてくる」ことになりました。
 その結果、“シリーズもの”しか売れない市場になってしまい、「時間がかかるなら」とか「複雑すぎてついていけない」とか「“シリーズ”を途中からは遊べないし」とゲーム離れに繋がってしまったのです。

 実際、ゲーム業界全体の売上げは97年か98年を境に縮小傾向にありました。


 この負のスパイラル現象を打ち破ったのが、我らが任天堂の岩田社長なのです!ニンテンドーDSは偉大!バンザーイ!バンザーイ!!……という話をしたいのではないんですけど、現に任天堂はこのスパイラルから抜け出そうとしました。

 操作方法の簡略化を始めとする「ゲーム人口の拡大」でパイを増やし、『脳トレ』などの「低コストの商品」でリスクを減らして多種多様な商品を作ることが出来たのです。
 ちょっと姑息かなぁとは思いますが、DSではソフトにセーブデータが内蔵されるので中古に売りにくいというのもありますね。そもそもがライトユーザーは中古にゲームを売るという考えが薄いというのもあるか。
 あ……コレは任天堂だけがやっていることではありませんが、ゲーム業界の場合は最初から海外展開を睨んで作っているというのは大きいですね。日本だけを市場に考えるよりも、全体の分母が増えるワケですから。


 で、ここからが本当に言いたいことなんですけど……
 何故、任天堂は『脳トレ』を作れたのでしょうね?

 ゲームキューブの惨敗を経験したからだとか、元々そういう路線が向いていたとか、ハード会社だから出来たとか、色々と理由はあると思います。でもやっぱ、僕はこの一言に尽きると思うんですよ。

 任天堂は『脳トレ』以前から日本一のソフト会社だった

 98年以降、年間のソフト売上げで任天堂は1位を守り続けていたそうです。PS&PS2に惨敗していた頃も、ゲームボーイやアドバンスで地道に。だから、資金も人材も豊富に抱えていたワケです。

 言ってしまえば、任天堂にとって『脳トレ』なんて売れても売れなくても構わない商品だったのですよ。少数のスタッフが数ヶ月で作ったソフトですから、最初から期待もしていなかったと。
 任天堂からしてみれば『脳トレ』がコケたとしても、『ポケモン』も『マリオ』も『ゼルダ』もありますからね。少数のスタッフが数ヶ月で作った『脳トレ』の裏で、任天堂史上最大規模の人員で4年かけて『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』を作っているというのが、物凄く分かりやすい話です。


 こんなの、他の会社にはムリですよね。
 プレステ陣営に惨敗し続けてきた任天堂が、一か八かの大勝負に出て大逆転した―――みたいな話にした方がサクセスストーリーとしては面白いのでしょうが、「絶対的な力を持っていた企業がリーダーシップを持って業界を広げていった」という表現の方が適切かなと思います。


 アニメの話に戻します。
 全てがゲーム業界と同じだとは言いませんが、やはり何処かで舵を切る会社がないとアニメ業界もキツイんじゃないかと思います。キーワードは「低コスト化」と「アニメ人口の拡大」。
 アニメの場合はゲーム業界以上に難しいでしょうけど、このままのビジネスモデルが何年も続くとは思えません。

 「何度も観てようやく意味が分かる奥が深い作品」を否定したいワケじゃないです。それも立派な娯楽ですし、僕としてもそういう作品の方が好きだったりします。それはゲームも一緒…何だかんだ言って僕は『FF』も大好きですもの。

 でも、全部が全部そっちに行っちゃうのは危険だよというお話なのです。

| アニメ雑記 | 00:01 | comments:10 | trackbacks:2 | TOP↑

COMMENT

エントリしようかと思ったけどコメントのほうがいい気がしたので。

突っ込みではなく前提が知りたいのですが、アニメが高いというのは洋画DVDと比べてでしょうか。それとも同じ日本のDVDと比べて?

洋画と比べる場合、そもそも英語でワールドワイドに販売できるため莫大な金額をかけやすいハリウッドと、日本語がゆえに基本的に日本でしか売れないアニメ・邦画全般はボリュームゾーンが違いすぎるので、値段に差が出てしまうのも仕方がないかなと思います。

国内で比べる場合ですが、限定版BOXみたいな戦略は別としても、あまりアニメだけが高い印象はないんですよね。むしろ音楽アーティストのライブDVDとかのほうが高そうなイメージ。それもまたボリュームゾーンの問題な気もしますが。

なので「高いDVD」とはどの作品をさすのかなー、というのが純粋に知りたいと思いました。

| カイ氏伝 | 2007/07/19 01:32 | URL | ≫ EDIT

現在のアニメDVD主軸で採算をとる方式はOVAがそのまま放送作品にシフトしただけだとか。

あまりスポンサーを気にせずに出来ると言う点では良いものの、独立採算に近いので常に赤字のままの所も少なくありません。
でも投資家は減らないという素敵状態がここ10年程続いてるので赤字でも本数作ると収益は出るというカラクリが機能してるんだとか・・・。
流石に破綻するんじゃないんですかねぇ・・・。

>「低コスト化」
少なくとも既存のLDやVHSからDVDの移行時に約3~7割程の価格低下が有りました。
確かに洋画新作が1本2~3千円という価格に比べれば高いかも知れませんが、アレは劇場での収益が有った上での価格ですし、同じ土俵で考えるのはどうなんですかね?
たとえば海外のドラマDVDは基本的に日本のドラマDVDとあまり変らない値段で販売されています。

単にアメリカの価格水準が前提ならばそれは別の話ではないでしょうか?

| 通りすがり | 2007/07/19 09:07 | URL | ≫ EDIT

>カイ氏伝さん

 むむむっ……やはりというか何と言うか。鋭いですね。

 「アニメのDVDは高い」とはアニメファンの間では常套句のように使われているし、そういうメールを僕もよくもらうんですけど。実を言うと、こんな記事を書いた僕自身は「別に高いとは思ってない」んですよ。現にアニメDVD何枚も買っているし。

 ただ、この辺は「長さ」よりも「密度」に価値を見出す僕の癖みたいなものですから……世間一般的には「価格/収録時間」で考えての、「アニメDVDは高い」という意見なのかなと思っています。
 映画の場合は全く違うビジネスモデルなので、日本のドラマとアニメのDVDを比較した場合……同じ『のだめカンタービレ』という作品でも、

【ドラマ版】
 DVDボックス(6枚組・全11話)……定価23940円/560分=42.75
【アニメ版】
 DVD3巻(ボックスがないので)……定価4935/68分=72.5735

 あれ…思ったより変わらないな(笑)
 『のだめ』アニメは特典映像で異常に時間が増えている(2話収録の場合は50分台が普通かな?)ので、一応他のアニメも見てみると……

【らきすた通常版1巻】
 定価5880円/50分=117.6

 これくらいが一般的なアニメDVDの1分辺りの単価な気がしますね。もちろん特典がいっぱい付いているし、テレビドラマよりも密度が濃いと思う人にとっては「妥当な値段」とも思えるんですけどね。

 ここまで言ってなんだけど……「アニメDVDを買う(候補)の人」と「ドラマDVDを買う人」の層は全然違う気がする(汗)。もっと直接にメディアの違いとか無視して、漫画とかゲームとかライトノベルなんかと比較して「実売価格/楽しめる時間」が高いという意見なのかも。
 こればっかりは人それぞれの消費時間が違いますが、僕のペースで言うと…

【漫画】定価560円/45分=12.4444
【ゲーム】定価6800円/40時間くらい?=2.83333
(もちろんゲームソフトだけじゃ動かないんですけどね)
【ライトノベル】定価980円/3時間半くらい?=6.53333

 うーん……でも、この論理だとアニメの主題歌がオリコンに入ったり、若者の活字離れが色々言われたりする矛盾が説明出来ませんね(笑)。

| やまなし | 2007/07/19 09:36 | URL | ≫ EDIT

>通りすがりさん

 そうですね、「一度観たテレビアニメ」のビジネスモデルというよりは「OVA」のビジネスモデルという気がしますね。個人的には厳選されたOVAという方が健全だとは思うんですけど、それだと更に“素人さん御遠慮下さい”になっちゃうか……
 現状では、テレビ放送がDVDを売るプロモーションになっちゃっている中途半端さが気にかかります。

 そりゃ「あのね商法」みたいのも出ますよねと。

>低コスト化
 劇場映画はビジネスモデルが違うので対比にならないとは僕も思うんですけど、消費者は「商品の事情」なんて考えませんからね。既に劇場でやっていない映画DVDも、既にテレビでやっていないアニメDVDも同じような認識なんじゃないですかね。

 一つの手としては「アメリカの海外ドラマ」のように海外を視野に入れた戦略というのもあると思うんですが、それやるともっと数を限定しなきゃならないか……
 そうなんですよね。数が多いのは「自分の好きな作品に出会える可能性が増える」とも思いつつ、「こんなに沢山チェックできねーよ」というのが現状だったりするんですよね。どちらかと言うと、ゲーム業界で言うアタリショックの前触れに近いのかも……

| やまなし | 2007/07/19 09:56 | URL | ≫ EDIT

全然関係ないような突込みで恐縮ですが。
安彦良和氏のコメントに関してですが、そもそも、初代ガンダムはマジンガーZやゲッターロボのような今で言う「スーパーロボット物」として企画されたもので、当時のスポンサー
であるクローバーから前作のダイターン3のように合体変形を入れるように指示をされるのは当然のような状況でした。ちなみに、バンダイのプラモが発売されたのはアニメが終
わってからなので、企画に関してはほとんどかかわっていないはずです。
後もうひとつ、ゲームの中古販売に関してですが、実際の話、新品ゲームは販売店にとってはほとんど儲けにならず、新品だけでは営業できません。そのため、儲けがほとんど販売店のものになる中古品で儲けているという状況です。それでも、ようやく「ぼちぼち」レベ
ルなんですが・・・

| 落伍者 | 2007/07/19 12:14 | URL |

>落伍者さん

 バンダイがスポンサーになったのは番組後半からじゃなかったかな……と調べてみたら、本放送時はクローバーが最後までスポンサーで、再放送時にはバンダイがスポンサーだったというみたいですね(参考:http://kajipon.sakura.ne.jp/art/gundam6.htm
 再放送時にバンダイのガンプラがブームになったのも、後の劇場版ではガンダムが変形合体しないのも、なるほどそういうことですか。

 あ…というか、何をツッコまれていたのかようやく分かりました。クローバーの作っていた「玩具」は「プラモデル」じゃないんですね。妙な勘違いをしていました。後で訂正をしておきます。


 というのは…置いといて、僕もクローバーがロボットの仕様を指示したのは当然だと思いますよ。現に富野アニメのガンダム→ザブングルというリアル路線と、クローバーの路線が合わなくてクローバーが倒産しちゃうワケですし。……だからと言って、『Zガンダム』以降のバンダイの横暴さも好きではないですけどね。
 そう考えると「DVDを売るための作品」というのは、作品としては恵まれているのは間違いないんですけど……スポンサーにゴリ押しされて出来た不恰好な初代『ガンダム』みたいな力強さは出てこないんだよなぁ、と寂しくも思えてしまいます。

>ゲームの中古販売に関してですが、
 ですね。僕も「中古ゲーム屋は潰れればイイ!」なんてことは思いません。小売店が減るということは業界にとっても、大きな損失だと考えるべきです。中古も新品もバランス良く売れていくのが理想だと思います。

 だから、“中古に売られないようにしよう”というゲームは、業界内でネガティブキャンペーンをやっているみたいなゲンナリがありました。本来、仲間であるはずなのにね。

| やまなし | 2007/07/19 13:50 | URL | ≫ EDIT

中古に売られない商品は
客に「ずっと持っていたい」と思わせるのが一番なんですけど
難しいですよねー

会社によって違うとは思うのですが
社内において「作品を作った部署=儲かる部署」ではない所も
結構あるのでは、と思うのです

開発がゲームをつくり
営業や広報がグッズを展開し
営業や広報の業績が伸び
開発にはお金が入らない・・・とか

| いぬ | 2007/07/19 15:32 | URL | ≫ EDIT

>いぬさん

>客に「ずっと持っていたい」と思わせるのが一番
 もちろんスーファミ時代だって中古はあったのですが、DSカートリッジみたいにデータがソフトとセットというのは一つの答えなのかなぁと思います。メモリーカードなどにデータが保存できてしまうと、売っても、また買い戻せば良いやという気持になっちゃいますしね。

 もちろん大容量メディアも捨てがたいので、両方が共存できるのが理想系なのですが…

>社内において「作品を作った部署=儲かる部署」ではない所も
 なるほど。社内の評価などの話は外部の人間には分からないものですが、そういうこともありそうな気がしますね。

 よく「日本ではクリエイターが軽視されている」と言われる喩え話で、「こっちの列に並べばポケモンのグッズを、こっちの列に並べばポケモン作ったスタッフの人がサインしてくれるよ……と子どもたちを並ばせると、アメリカではスタッフの方に群がる。日本では逆」というものがあります。
 でも、キャラクタービジネスでポケモンが成功した例を観ていると、必ずしも作り手の顔が見えていれば良いってものじゃないし。でも、作り手がやる気を失くしてしまうのは哀しいことだし……難しいですね。

| やまなし | 2007/07/20 04:20 | URL | ≫ EDIT

前半部分の論理が気になりました。

>3ヶ月間、生活をかけて大人達が走り回った結果が30分なのだから……これが儲かるワケがない。

放送する実時間と儲けに関連性はありません。
また、制作費用を赤字で見積もるスタジオは殆ど無いのではないかと思います。
アニメ制作も商売ですし。

| torin | 2007/07/21 02:10 | URL | ≫ EDIT

>torinさん

>放送する実時間と儲けに関連性はありません。
 「放送する時間が減るとCM数も減るのでスポンサー収入が落ちる」のかなぁと思ったのですが、この考え自体根拠があるものではありませんし、文章も(他のテレビ番組ではなく)週刊漫画の連載なんかと比較しちゃったので……ちょっと分かりづらい文章でしたね。ゴメンなさい。

 ただ、やはり「3ヶ月で30分」ではなく「3ヶ月で2時間」作れるのならばDVDの価格も変わってくると思いますし、「1ヶ月で30分」作れてもDVDの価格は変わってくると思います。(利益率は変わらずに)安くなれば、その分だけ今まで買ってくれなかった人が買ってくれる可能性が増えますからね。

>制作費用を赤字で見積もるスタジオは殆ど無いのではないかと
 どういうレベルでの話にも寄ると思いますが、(一応大手である)ゴンゾの社長がぼやいていたようにアニメ業界全体の収支は悪いんじゃないかと。しかも、「面白いアニメを作ればDVDが売れる」というほど単純なものではないです。

 「DVDは売れなくてもビジネスとして成り立つ」というのなら話は別ですが……「DVDありきのビジネスモデル」一本だと、DVDが売れなくなった時どうするんだろうと思うのです。

| やまなし | 2007/07/21 18:12 | URL | ≫ EDIT















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