やまなしなひび-Diary SIDE-

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対戦ゲームの感想ってムズかしい

 以前に『ドラゴンクエストソード』の評判から思うことという記事を書いて、色んなニュースサイトさん達に紹介して頂いたことがあったのですが……
 その反応を見ると、僕が思ったよりも「賛」の声が多かったのが印象的でした。何となく、ニュースサイトを運営している&ニュースサイトでWEBニュースを細かくチェックしているような方々には、『ドラクエソード』ってやっぱり「こんなのドラクエじゃねえよ」と思う人が圧倒的に多いんじゃないかなぁと想像していたので意外でした。

 まぁ、別に「賛」の方が多かったワケでもないんですけどね(笑)
 「ゲームが面白いか/面白くないか」なんて人それぞれですから、雑誌のレビューもネット上の評判もあくまで“自分以外の評価”と考慮しないとならんと思うのですよ。特に新しいジャンルのゲームは「触ってみなければ分からない」ですし、それはゲームというメディアの良さでもありますしね。


 にしても……賛否両論あって中古への流れが多い割に、『ドラクエソード』の売上げは依然として好調みたいですね。『ゲームの裏話』さんの記事によると、40万本を突破して50万本も視野に入ったほどだとか。

 『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』『スーパーペーパーマリオ』が40万を超えたところで失速し、任天堂据置機でのサードソフトが50万本を超えたのはスーファミ時代にまで遡らなきゃならないそうなので……二つの意味でWiiにとっては、この壁を超えるかどうかが大きな分岐点になりそうです。
 もちろん。普及台数300万台のハードで40万本のソフトが売れるってだけでも、立派に凄いことだと思うんですけどね。


 ……流石に100万本は厳しそうですかね。
 「Wiiでミリオン到達するソフトを3本予想しよう」と野安さんのブログで話題になっていたことがありましたが(予想エントリ予想結果)、『Wii Sports』『はじめてのWii』に続くミリオンソフトはなかなか出ませんね。年末商戦辺りに、1本は出そうですけど……


 そんな中、Wiiの夏商戦の目玉として発売された『マリオパーティ8』は初週25万本だったそうです。果たして、このソフトは50万本・100万本を超えるのか―――
 ということで、今日は『マリオパーティ8』の評判から思うこと。そうです、二番煎じ記事です(笑)

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 まず、僕が巡回しているサイトorブログなんかの評判をチェックしてみると……

 そもそも、購入した人がいませんでした。

 注意して欲しいのは、僕は別に「マリオパーティ売れてねー!ププ-ッ」と言いたいワケではありません。むしろ初週25万本は恐ろしい数字ですよ。Wii自体が300万台なのですから、Wiiユーザー12人に1人は購入した計算になります。
 加えて……『マリオパーティ』と購買層が被っていると思っていた『Wii Sports』が発売された時は、(賛否両論はあったけど)感想を書かれているサイトorブログが多かったのですから。そうしたサイトorブログで評判をちっとも聞かないというのは意外でした。
 『Wii Sports』は新しい操作への興味で購入したけど、『マリオパーティ』はシリーズものだから大体想像が付くわーって人が多いということなのかな。同時期に発売された他のソフトのラインナップというのもあるか。


 とりあえず、個人ブログの評判は後で検索して調べたのですが……
 その前に、Wii mk2の評判を見てみると……『マリオパーティ8』を楽しんでいる人は読まない方が良さそうですね(笑)

 8月8日午後11時現在で、16件のレビューで48点のE判定。
 mk2に投稿している人は全体的にゲーマー寄りだと思いますが、『Wii Sports』はB判定ですし(発売直後はC判定だったのに上がってきましたね)、ゲームキューブの頃の『マリオパーティ』シリーズはオールC判定。高くはないけど、そこまで低くもないですね。


 mk2だけ見ると『マリオパーティ8』が地雷ゲーのようにも思えるのですが…
 喩えば、mixiのWiiコミュニティのレビューなんかを見ると……8月8日午後11時現在、(5段階中)4を付けている人が36%で一番多いですね。次いで3、5の順で、1と2は足しても12%しかいません。

 Amazonの商品ページのレビューはと言うと…
 こちらも8月8日午後11時現在、27件のカスタマーレビューの平均が(5段階中)星4つ。
 まぁ、個人的にはAmazonのカスタマーレビューってあまり信用していないんですけどね。『マリオパーティ』に「ミニゲームばっかでつまらない」とか書いている人いるし(笑)。何を目的で買ったんでしょう、この人は……


 検索してみて読んでみた個人ブログの反応なんかも、まずまずなものが多かったですね……


 注意してもらいたいのは、僕は別に「mk2信用ならねー、ププーッ」などと言いたいのではなく。僕個人としては、なるほどこういう意見もあるのかと参考になることが多くて重宝しています。自分が好きなソフトの評判は怖くて読めませんけど(笑)

 要は、情報を集める側が“自分にマッチした情報を探せるか”にかかっているんだと思いますよ。mk2だって個人ブログだってmixiだってAmazonカスタマーレビューだって、使い方次第なんですよね。それを忘れて一つの情報だけに振り回されてしまうと、本来の目的(面白いソフトを探す、とか)が上手くいかなかったりするのです。

 他人の意見の一つ一つはもちろん大事だけど、他人の意見は他人の意見でしかないことを忘れてはいけないのです。


 ところで……どこの感想にも「ワイドに対応していない」「ロードが長い」などの不満点は書かれていたのですが、肯定派の人は「それでも子どもと一緒に楽しめているから満足♪」という人が多かったです。

 要は、肯定派の人と否定派の人では「何が良いゲームの基準か」の優先順位が違うってことなんでしょうけど………そう言えば、対戦がメインのゲームの評価ってバラバラになるのが当然なんですよね。


 喩えば僕のケース。先週末に友達が遊びに来たので、WiiのバーチャルコンソールでDLしていた『パワーリーグ4』を3人対戦しました(ホントは4人まで対戦できるんだけど、コントローラがなくて……)。
 91年のプロ野球データなので、僕らにとってはうろ覚えの選手ばかり。しかも実名じゃないから「コレ?誰?」という話題だけで盛り上がり、野球ゲームなのに協力プレイだから誰が誰を操作しているのか分からないだけで盛り上がり、巨人:木田(多分)の156km/hのシュートボールに「ありえねえだろ!」と盛り上がり、こちらの代打デストラーデに思いっきりデッドボールをぶつけられて盛り上がり。

 すっげー楽しかったけど、多分この友達以外では盛り上がらなかったと思いますよ。同じゲーム好きでも、兄貴とだったらこんなに大笑いは出来なかったんじゃないかな。
 対戦ゲームって「どういう人と一緒に遊ぶのか」が重要なんです。なので、対戦ゲームの感想って「一緒に遊んだのはどういう人か」が分からなければ、真意は伝わらないのです。このブログを読んでいる人は僕の友達がどういう人間かを知らないのしょうから、イマイチ感情移入できなかったことでしょう。



 「家族や友達と一緒に遊ぶと楽しいこと間違いなし!」
 ゲーム雑誌にはこんな風に書かれていることが多いです。ですが、ゲーム雑誌を作っているような人達と集まって遊んだ『マリオパーティ』と、幼稚園児の娘とイチャイチャしながら遊んだ『マリオパーティ』では同じ感想を持つワケがありません。

 ゲームが面白い/面白くないは「人それぞれ」と、この記事の始めの方に書きました。
 対戦ゲームの場合はプレイヤーその「人それぞれ」に加えて、「一緒に遊んだのはどういう人なのか」もまた重要な要素の一つ。Wiiの発売直後に色んなブログで『Wii Sports』の感想を見た時、多くの人が「誰と遊んだのか」を書いていました。皆さん、本能的に“自分がどうして面白かったのか”伝える術を悟っていたのかも。

 そういう意味で、個人ブログというのは「対戦ゲームの魅力を伝える」には最適なメディアなのかも知れませんね。


 もちろん個人ブログは(よほどのことがない限り)文字数に限りがないのに対して、ゲーム雑誌は文字数の制限がシビアですし、ゲーム雑誌に個人ブログのようなことをしろというのもムリな話です。ゲーム雑誌の購買層に合わせれば、一人用ゲームの話題がメインになるのも分かります。

 要は“ゲームマスコミ最大手”みたいに言われているゲーム雑誌も、mk2や個人ブログやmixiやAmazonカスタマーレビューと同様に、使い方次第だってことですね。どれがなくなっても僕は困ります。


 ※ 8月10日追記:
 IT mediaの『マリオパーティ8』のレビューは、子ども達にゲームを遊ばせてその様子を観察するというものでした。最後に不満点もしっかり書いているし、WEB媒体であることをしっかり活かしながらマスコミとしてのプライドのある良いレビューですね。
 IT mediaは以前にも『しゃべる!DSお料理ナビ まるごと帝国ホテル』のレビューで女性記者に花嫁修業(という名目の料理作り)をさせたり、ソフトの特徴を活かしたレビューを書いていて好印象です。個人サイトも負けてられないなー。

| ゲーム雑記 | 01:45 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

パワーリーグ4入れました(笑)

おはようございます、今回はこの記事に感化されたので私が昔書いた
ゲームの批評をここに掲載しておきます、思いは一緒かもしれないし。

タイトル : 20年の歳月がもたらしたもの

”家庭用ゲーム機は1人1台から一家2台以上へ”

近頃の家庭はひとりっ子が増えたという背景があるが兄弟がいる家庭に
おいてもゲームボーイなどの携帯機は1人1台である場合が 少なくない。
私はこれに問題があると考える、自分専用があると人がやっている時に
自分が出来ないことがなくなるので待つ必要がないという問題もあるが
それ以上に他の人のプレイを見ないということが問題になるだろう。
他の人のプレイを見なければゲームは上達することはないと思う。
雑誌でどんなに凄い情報を入手してもゲームが上手くなったということ
には繋がらない。
他の人のプレイを真似するなりそれを更に改良していくことでゲームの
楽しさを知り上手になっていくのだから。
インターネットの攻略や攻略本は本来ある程度自分でやって上手くなり
それを高めるためにあるものだと私は思えるのだ。

しかしこのように書くと「ネットや攻略本を利用する方が楽だから」と
思う人もいるだろう。
しかしこれを勉強に置きかえると「問題を出すとすぐに答えを見る」と
なってしまう。
考えてみれば近年、学生の学力低下が問題になってきているが理由は
「ゲームをしているから」よりは「ゲームすら上手くなろうとしない」から
ではないだろうか。
ゲームを上手くなりたければ勉強だって出来るようにはならないはず。
ちょっと大袈裟な言い方かもしれないが「昔」と「現在」ではゲームを
取り巻く環境から変わってしまったということは間違いないといえる。

ゲーム業界は他の業界から比べると歴史は浅いほうだと思う。
実際にファミリーコンピュータの登場から20年しか経っていない。
しかし20年の間にいろいろなハードやソフトがリリースされてきた。
そこにはすでに「昔」と「現在」が存在している。
その「昔」から「現在」に至る過程でゲーム業界はどう変化したか。
今回はその辺りについて例を挙げながら書くことにしたい。

「昔」のゲームの特徴のひとつに「2人プレイ」を挙げてみることに。
タイトルで1PLAYERと2PLAYERSを選ぶ場合が多かった。
しかも2PLAYERSを選んでも両者が一緒に遊べないものも。
かの「スーパーマリオブラザーズ」しかりである。
しかし2人同時に遊べないとはいってもプレイしない方のプレイヤーも
相手のプレイを見たりして別に飽きることはなかった。
それを「現在」ではタイトル画面に2PLAYERSの文字は無い。
モードが多彩になりプレイ人数を選ぶのがタイトルでは無くなった。
昨今のゲームはレースや格闘のように2人用のモードはあれどメインは
1人用が多い。
どうしてかというと1人用と2人用があるだけでは明らかにボリューム
不足ととられててしまうからである。
そこにストーリーモードを入れると結果的に1人用がメインになるのだ。

ではどうして1人用がメインとなるのだろうか。
そこに「昔」から「現在」に変わる過程でどのようなことが起きたか。
これについて私が考えた要素を挙げるとすれば「少子化」だと思う。
20年という歳月で出生率は低下し核家族の家庭が増えて子供は1人で
ゲームをするようになったのだ。
友達が遊びにきたら格闘ゲームの対戦やパーティーゲームを楽しむ。
1人がプレイしている間はもう1人は何も出来ないゲームは必要ない。

こうしてゲームのタイトルから2PLAYERSの文字が消えていった・・・、
かどうかは定かではないがハードに付属するコントローラ
の数も昔は2つあったが現在のハードは殆ど1つだけということからも
少子化は多少ならずとも関係がありそうな気がする。
RPGのように1人で楽しむゲームが増えてインターネットを介して
情報は手に入れられるし明らかに昔とは楽しみ方が変わってきた。
しかしどちらが良いか悪いかは甲乙つけがたい。
また昔と現在のゲームではどちらが面白いかなんて一概にはいえない。

昔には昔の、現在には現在の楽しみ方が方法は違ったとしてもきちんと
確立されているのだから。

| POCO | 2007/08/09 09:53 | URL | ≫ EDIT

>POCOさん

>思いは一緒かもしれないし。
 うーん?そうですかね。
 「対戦型ゲーム」ということについて語っているというだけで、言っていることは全然別の話じゃないですか?別に僕は「対戦型ゲームは楽しい!」とも「対戦型ゲームが減って寂しい」とも言っているつもりはなくて、むしろ友達いないから一人用のゲームの方が好きなんですけどね。

>ではどうして1人用がメインとなるのだろうか。
 Wii以前の任天堂据置ハードは子ども達に人気でしたし、そうした任天堂機は複数人数プレイのゲームが多かったですし、「少子化」は直接の原因だとは思えないですけどね。もちろん全体のパイが減ったために、「一人でも満足できるゲームを作ろう」と傾いていった要素はあると思いますけど。

 どっちかというと、「団塊ジュニア」層が年齢を重ねたために、友達とワイワイ遊ぶゲームよりも一人でじっくり遊ぶゲームの方が“全体のシェア”としては目立つようになったという気がします。いつの時代も、小学生は(テレビゲームであるかは別にして)友達との対戦を楽しんでいるんじゃないかな。

 この辺、年齢層別の所有ハードとかソフトの売上げなんかのデータがあると面白そうなんですが。

>それ以上に他の人のプレイを見ないということが問題になるだろう。
 これは確かにありますね。
 『脳トレ』のように「他人には画面を見られたくない」ゲームがDSでヒットしたというのも恣意的です。逆に、DSではファミコン時代のように「ちょっと俺にもやらせて」というゲームが普及しにくくなったとも言えます。

 だから、DSをテレビに出力する機能があれば嬉しいんですけどね……

| やまなし | 2007/08/09 21:58 | URL | ≫ EDIT

mk2はシリーズごとの相対評価になってしまう傾向があるようで、
1,2作目の評価が高いと3作目が並レベルであってもかなりの低評価となってしまっているように感じます。

| うけうけ | 2007/08/10 18:50 | URL | ≫ EDIT

>うけうけさん

 書き込みどうもですー。
 なるほど、確かに自分個人の意見ですらシリーズものはどんどん評価が厳しくなるのだから、それが何人分も集まれば全体的に下がってしまうというのはありそうですね。逆に前作がイマイチだった分、急激に評価が高くなる作品とかもありそう。

 mk2の評価の分析とかも掘り下げると面白そうなのですが、それは流石にアチラに迷惑でしょうから辞めておきます……いや、でもホント色んな人の意見が集まると、色んなことが見えてくるもんなんですね。

| やまなし | 2007/08/10 20:38 | URL | ≫ EDIT















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