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やまなしなひび−Diary SIDE−
hinnyu is the best!
笑顔で舞-乙HiMEワールド完結!『舞-乙HiME Zwei』4話「つながるゆめ」感想
 『舞-乙HiME』という作品は、僕にとって本当に特別な作品でした。
 漫画版とアニメ版が毎週木曜日に発売・放映されて幸せだった日々。『舞-乙HiME』にハマったおかげで前作『舞-HiME』をバンダイチャンネルで見漁ったりもしました。アニメ終盤は毎週のように号泣したし、OVAが発売する直前にビデオを観返してまた号泣したし。たった一つの作品が自分をこんなに元気付けてくれることを、『舞-乙HiME』は気付かせてくれました……この作品に出会えて本当に良かったです。


 そして、そんな幸せな日々も今話で最終回です。笑顔で「あー、この3年間は幸せだった」と言える最終回でした。


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↓ 以下、クリックで感想。


 ○ 最終話なので、色んなキャラがチラホラ登場
 ミドリ達の扱いの酷さに不覚にも笑った。
 漫画版『嵐』でもチョイ役でしたし……やっぱり、この手の話でダークヒーローに見せ場を作るのは難しいのか。

 各国のオトメ達の活躍も3話で描いちゃったので、最終話はほんの1シーンとかでしたね。アカネちゃんがセクハラされていたことと、シホが(珍しく)活躍してたっぽいことと、サコミズが生きてたこと(笑)くらいでしょうか。ナギは活躍したようで、最後のオチはあんな感じで……まー、釈放とかされたら続編作らなきゃならなくなりそうですし、落としどころとしては見事かなと思いました。

 2話で活躍したハルカや、3話で活躍したナオ、何だかんだ格好良かったナツキはともかく……シズルはちょっと可哀想でしたね。ミドリ同様に強すぎるキャラは活躍させにくいということなんでしょうけど。あ、そういやトモエたんは2話のあの出番だけだったんですね。元気な姿を見せてくれただけで良しとすべきか。



 各国に登場したチャイルドは今作オリジナルのチャイルドだったっぽい…うーん、この辺りの設定はよく分からんかった。
 その代わりというか……ユナとともにカグツチ登場。あの剣は3話でドンパチしてたところから持ってきたというので、風華学園絡み?そもそも、『舞-HiME』でカグツチの剣が何だったのか覚えていないなぁ(笑)。細かい設定は分からなくても、舞衣vsカグツチというシチュエーションだけでご飯3杯イケそうでしたよ。


 舞衣vsカグツチ。
 言わずもがな、『舞-HiME』にて共に戦った相棒同士なワケです。OVAならではの、逃げ回る舞衣と細かく動き回るカグツチの超絶作画にゾクゾクしっ放しでした。炎と炎がぶつかるところは興奮したなー。

 猫の姿は封印されたカグツチってこと?
 あまり設定を覚えていないんですが、確か『舞-HiME』のチャイルドはHiMEからHiMEに受け継がれるみたいな設定があったと思うので(真白がカグツチの使い手だった、とか)……最後のHiME大戦に勝ち残ったうミコトが知っていても不思議はないのでしょう。ミコトやカグツチが猫だというのがよく分からんのだけど。
 何故カグツチが出てきたのかということも含めて、この辺はファンサービスの意味が強いんでしょうね。最後のチャイルドバージョンの真白とかもそうだけど、深い意味よりも、「あぁ…こんなんあったなぁ」と思わせるための演出なのかなと。最終話ですしね。



 ○ アリカとマシロvsフミ様
 「殴れ!」と言った時には「何を言ってるんだコイツは…」と思ったもんなんですが、僕には伝わらなくてもアリカにはマシロ様の気持ちが伝わったらしい。これは2話・3話とアリカがマシロを探す旅の中で成長した証でもあるし、1話でウジウジしていたアリカを横で見ていたガル先生が「グッドフェイスになった!」と言っていたことにも裏付けられているんでしょうね。この辺の、キャラの使い方は相変わらず天才的です。

 イルカは……どっかで伏線あったか、こんなの(笑)
 猫ミコトと同じように黒い谷関連の動物ということなのかなと思うのだけど……ちょっと反則くさい。ユナ(というかフミ様の力?)が結界を崩したおかげでアリカ達が島まで辿り着けたというのはナルホドだし、ユナもチャイルド覚醒のために風華宮まで行かなきゃならなかったということなんだろうけど。まぁ、あんまり細かい設定に疑問を感じるのも野暮というものか。



 アリカvsフミ様の作画と、Zwei覚醒時の盛り上がりっちゃー半端なかったし、最後の特攻もすこぶる格好良かったのだけど…
 どうにも全部ニナに持ってかれた感はありますね(笑)。一応、EDクレジットのシーンはアリカ&マシロで、TV版EDの一人で走っているアリカにかけているというか、TV版の1話から二人がこんなに成長したんだという描き方だったと思うんですが……

 本当の最後のシーンはリボンちゃんでしたしね。



 ○ そのための栗林みな実だったのか!
 正直、TV版が完結した時にOVA版の情報が出てきた時は複雑でした。
 「『舞-乙HiME』ワールドが終わらないことで寂しくなくて済む」と思う一方で、「せっかく全26話で最高の終わり方をしたのに蛇足になるんじゃないか……」という不安もありました。OVAの4話では、作画はともかく脚本的にはTV版の26話を超えることは出来ないだろうと思っていたからです。

 実際にOVA版が発売されると、そんな不安も忘れて楽しんではいましたが……どこかで「やっぱコレってファンアイテムでしかないんだよなぁ」と思う部分もあったりで。TV版の感動には遠く及ばないと感じていました。



 だけど……まぁ、泣いたワケですよ。最終話でとうとう。
 このためのリボンちゃんだったのか!という驚きと、だからこそ栗林みな実だったのか!という感嘆で。

 思えば……『舞-乙HiME』自体が、『舞-HiME』では描けなかったものを描こうとした作品でしたよね。良きパートナーとなったナツキとシズルとか、荒んでいない(でも世間には斜めな)ナオとか、何か幸せそうなシホとか(笑)、ヅカな人生を謳歌しているチエとか、名実ともに正義のヒーローになったハルカとか。
 一方で『舞-乙HiME』で出てきたキャラというのは『舞-乙HiME』の中でしか生きていないワケですから、描けなかったものも多かった。それを補完するためのOVA版『Zwei』だったのかなーと今は思います。“敵”がいなくなった後のマシロとアリカや、オトメにはならなかったイリーナのその後とか、何だかんだ元気なトモエとか。


 そして……何より、エルスを殺してしまったニナのその後を描くために、このOVAはあったのでしょうね。
 4話冒頭の“友を殺してしまう夢”から、オトメだった自分やその力を恐れる心情をキチンと描いたからこそ―――その力に引っ張られようとしたリボンちゃんを止めるニナの想いが、僕らにも伝わってきたのです。もちろん、力を恐れたがゆえにナオの脚を引っ張った3話も受けて……

 「戦いはオトメに任せなさい」

 世界を破壊する力を背負わされて押し潰されそうになったあの頃、彼女には決して言えなかった言葉。
 アリカとニナの共闘を描くまでに、これだけの下地を描いた……このスタッフが、何より人間の葛藤と成長を描こうとしているのが分かる話です。



 EDクレジットの後……
 『舞-乙HiME』『舞-乙HiME Zwei』のラストシーンは、武装解除されたリボンちゃんがオトメを目指すというものでした。

 オトメを目指す意味を持たずに苦しんだエルスティン……彼女を殺してしまった過去に苦しんだニナ。そんなニナが戦う姿を見て、かつてアリカがシズルの戦う姿に惹かれたように、リボンちゃんはオトメを目指す。ゆめは次の世代につながる―――その未来を紡ぐ役を、アリカではなくニナに担わせた。コレ以上ないほど美しく、温かなラストシーンに涙しました。


 『舞-乙HiME』を好きで良かった。本当に素晴らしい作品でした。


<OVAが終わって…>
 平和になった世界でまた新たな事件を起こしてキャラを成長させるために、“宇宙からの侵略者”が来るというベタベタなお話ではありましたが―――各キャラのその後、更なる活躍、本編ではあまり出番のなかったキャラ、水着などなど。視聴者が観たがっているものをしっかりと描いている良い“後日譚”だったと思います。
 本編があくまでアリカ達の成長物語に終始したのに対して、こちらが未来に繋がる文化を描いていたというのも熱かったです。『舞-乙HiME』完結に相応しい素晴らしい話でした。

 んで―――どうやら次の『舞-HiME』プロジェクトは、『舞-乙HiME』の過去編(?)。ミスマリアっぽい人とレナっぽい人が見えたけど、フェイクな映像の可能性もあるんですよね。どっちにしろ出てくるとしたらOVAなのかな。監督が久行さん……いや、面白い設定を考える人だとは思うのだけど、未知数だよなぁ。
 『舞-乙HiME』の未来の話は、もう描かないでしょうね。キャラが成長しきっちゃった分、話も続きそうにないですし。またイチからメンバー入れ替えると言うのも無茶ですし。

 手錠のツインテールの話はノベル版なんですよね。ドラマCD化というか特典ディスクに入ってるみたいなので後で聴きますけど、『舞-HiME』でも『舞-乙HiME』でもない新しい世界観らしい。映像化はしないのかなぁ。『舞-乙HiME』過去編の予告に、似たようなコが出ていた気がしたんですが……アレは他人の空似?


 僕個人としては、『舞-HiME』のキャラが好きだったというよりも、アニメ版や漫画版のスタッフの方々が好きだったので……『舞-HiME』プロジェクトでなくても良いから、このチームでの新作TVアニメが観たいと強く願っています。OVAが嫌いなワケじゃないんですが、如何せん尺が限られるのと、共有話題としては盛り上がりにくいのでね……是非、期待をしております!
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