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Wiiをオンラインで遊ぶとこんなに楽しくなる!『Miiコンテストチャンネル』紹介

『Miiコンテストチャンネル』
 Wii用/Mii共有チャンネル
 任天堂
 2007.11.12配信開始/無料
 ※ オンライン専用
 公式サイト
 Wii.comの紹介ページ
B000KF5LS6Wii専用 LANアダプタ

任天堂 2006-12-30
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 ここまで第一印象とその後の印象が違うソフトも珍しいなーと思いました。

 このチャンネルの存在が初めて明らかになったのは、確か2007年の3月だか4月に宮本さんが海外で行った講演だったと思います。「Miiを投稿したりコンテストをしたりできるチャンネルを作っています」という言葉には、当時さほど魅力を感じていませんでした。
 Mii作りは確かに楽しかったのですが、自分のMii・家族のMii・遊びに来た友人のMiiを作ったところで飽きてしまっていました。作ったMiiを使うゲームもあまりなかったですし、『Wii Sports』ですらプレイキャラ以外は選べませんからね………作ったところでその先が繋がらなければ、投稿やらコンテストがあっても、Mii作りが劇的に楽しくなったりはしないだろうと思っていたのです。

 それから半年以上が経過して、ようやく『Miiコンテストチャンネル』の配信時期が発表されましたが……同じ2007年11月配信予定のチャンネルに『みんなのニンテンドーチャンネル』があったため、DSソフトの体験版や評価システムなどの機能を備えたそちらのチャンネルに話題が集中してしまいました。


 で、実際に『Miiコンテストチャンネル』の配信が始まり……即座にダウンロードして触ってみた印象も、「あーやっぱこんなものか。こんなものに数ヶ月間もかけていたのか」とガッカリした気持ちが強かったのです。任天堂のソフト開発力もこんなものなのかな、と。
 ですが、配信開始から半日経過してから起動してビックリ。「1000万人と場所を共有できること」がこんなに面白いのか!と驚かされました。


↓ 以下、感想はクリックで。




 ○ 自由な遊びの場所を提供してくれる「投稿広場」
 まずは簡単な機能を紹介します。
 他人が投稿したMiiを探す手段は主に4つ―――その日に人気の高かった「今日のオススメ」、(多分)もっと長いスパンで人気が高かった「ベスト50」、人気のMiiを多く作っている人を並べた「Mii職人ランキング」、条件やMiiコードから目当てのMiiを探す「検索」の4つです。
 これらのMiiは「似顔絵広場に持ち帰る」「気になるリストに入れる」「仲間を呼ぶ」という3つの行動が選択でき、恐らく「持ち帰り」「気になるリスト入り」の実績によって人気のMiiが決まる仕組みなんだろうと思います。

 反対に、自らMiiを投稿する場合は「似顔絵広場」のMiiを選んで「イニシャル」「特技」を設定するだけ。他人からもらったり拾ったりしたMiiは当然ながら投稿することは出来ません。
 後述しますが、この際に“似顔絵広場で付けられた名前”が実は重要なので、テキトーな名前を付けている場合は『似顔絵チャンネル』で修正してから投稿した方がイイと思います。「誕生日」に関しては謎。



 この投稿に際してまず引っかかったのが、投稿するプレイヤーキャラ(Mii職人)を一台のWiiで一人しか設定できないということ。家族を代表する誰かのMiiを設定しなければならないだけでなく、Mii職人に設定したMiiは手直ししてはならないそうです。家族で楽しみたかった僕はまずはここで閉口し、しかも僕は自分のMiiの髪型を頻繁に変えているので、出鼻からテンションが下がってしまいました。
 結局、「家族を代表するMii」ということで『ちのしあ』の紗希のMiiを登録しました。

 初回の「コンテスト」の御題が「帽子を脱いだマリオ」というのもそうですが、大分ゲーマー寄りなチャンネルだなーという印象でした。『みんなで投票チャンネル』の“6人まで参加可能”“ゲーム関連の御題は一切出ない”仕様からすると、最近の任天堂ソフトにしては珍しく間口を狭くしていると思いましたね。

 それでいて、Miiに付けられる情報が「イニシャル」と「(限られた中から選ぶしかない)特技」だけというのは……もちろん任天堂からすると卑猥な言葉や差別用語などを使われないための判断なんでしょうが、「似顔絵パレード」などで名前を見て「あーこのMiiはあの人かー」と思うのが好きだった自分としては「イニシャルのみ」というのは残念だなぁと思いました。
 「特技」の種類も微妙ですし、その「特技」でMiiを検索しても目当てのMiiなんか見つからないだろう―――と、最初に触った時はボロクソに思いましたね。このチャンネルは面白くない、と。



 という感想が、半日後に一変します。
 半日経って「投稿広場」を覗いてみると、「今日のオススメ」も「トップ50」も有名人や漫画キャラのMiiで溢れかえっていたのです。「イニシャルだけでは誰か分からない」と思っていましたが、こうした激戦を勝ち抜いて「今日のオススメ」に上がってくるMiiはイニシャルだけでも誰だか分かるMiiなんですよね。自分が「気になる」リストに入れるMiiも、名前を見なくても誰だか分かる人ばかりですし。

 登録できる名前をイニシャルにしたことによって、著作権・肖像権の問題を「え?たまたま似ている人なんじゃないですか?」とシラを切ることが出来るという。あまり大きな声で絶賛するようなことでもないですけどね(笑)。
 有名人・漫画のキャラはもちろんのこと、中にはプレステ陣営マスコットの“トロ”とかSCEの顔だった“クタラキさん”とか、任天堂ハードでの登場はありえないMiiもいます。「オイ!これ、俺の顔じゃねえか!」と怒られた場合は、「いや、たまたま似た顔の人が投稿してきたダケデスヨー」と誤魔化すのでしょうか(笑)。


 『スマッシュブラザーズ』でマリオとスネークが対戦!とか盛り上がっているのも楽しそうですが、『Miiコンテストチャンネル』はダースベイダーの隣に波平さんが立っていたりするワケで、メンツの豪華さで言えばどんなオールスターゲームよりも豪華だと言えます。海外のMiiも、海外で有名なキャラがいたり、海外でも人気の日本漫画のキャラがいたり。眺めているだけで楽しいです。
 あと、Miiのパーツを使ってアートをしている人達もいて、「えっ!こんな絵、どうやって作るの!」と驚かされます。自分一人で『似顔絵チャンネル』をイジっていても絶対に思いつかないようなものを、世界中のWiiをオンラインで繋げることで共有出来るんだから凄いですよねー。

 流石に「持ち帰り」するのには抵抗あるMiiも、「気になる」リストに入れておけば好きな時に眺められるのも○


 これらの魅力は、当然ながら任天堂が提案したワケではありません。Wii.comの紹介映像を見ても、著作権・肖像権的に問題のないMiiばかりが並んでいるだけで面白さは伝わらないと思います。
 ですが、作った側は「こういう機能をつけたら、多分みんなこういう遊び方をしてくれるだろうな」と思っていたようなんですよね。著作権・肖像権的に問題が起こらない程度に、そうしたキャラを検索できる“裏技”が用意されていることから推測出来るのです。



 オフィシャルに発表されたワケではなく、某掲示板からの推測でしたが……
 「仲間を呼ぶ」機能は、どうやら『似顔絵チャンネル』で付けられた名前が同じMiiを呼び出す。その数が少ない場合は同じ作者が作った他のMiiも呼ばれる―――との説が流れ、概ねはこの通りで合っているでしょう。この機能があることにより、「投稿広場」の楽しさは無限大に広がったとも言えます。


 喩えば……僕がボーっと「投稿広場」を眺めていると、『苺ましまろ』の伊藤千佳に似たMiiがいたのでクリックしてみました。イニシャルも特技も千佳で間違いないのだけど、千佳一人だけいてもなぁ……と、ソコでふと閃きました。「仲間を呼ぶ」機能を使ってみると、同じ名前(「ちか」で登録されているか「いとうちか」で登録されているかは分かりませんが……)のMiiがズラリと並んだ向こうに、同じ作者のMiiも並んでいました。
 予想通り!千佳を投稿しているくらいの人なので、他の『苺ましまろ』キャラも作っていました!なので、伸ねえ、美羽、茉莉、アナをまとめて気になるリストに加えることに成功しました!!幼女だらけだ、やった!!

 ただ、この人が作った茉莉ちゃんは若干イメージと違ったので、「他の人の作った茉莉ちゃんも見たいなー」と今度は茉莉ちゃんのMiiで「仲間を呼ぶ」を使ってみました。今度もまた同じ名前(「まつり」か「さくらぎまつり」かはわかりませんが)のMiiと、同じ作者の作ったMiiがズラリと並びます。その中から、僕のイメージに合った茉莉ちゃんを探してリストに加え、これで晴れて『苺ましまろ』キャラをコンプリートです!!


 ………僕がロリコンかどうかはとりあえずは置いといて。
 「同じ名前のMiiを呼べる」「同じ作者のMiiを呼べる」というこの機能を知っているかどうかで、このチャンネルの遊びの幅を大きく変わると思うんですよ。

 喩えば、僕が『よつばと!』恵那のMiiを作って投稿した場合、投稿した際の「Miiコード」をメモしておけば、後にそれを入力することで僕の作った恵那はいつでも呼び出せます。この恵那の「仲間を呼ぶ」を使えば、他の人が作った「えな」が沢山出てきて、自分の恵那と比較することが出来ます。
 ちょっと邪道な使い方ですが……Miiを作る才能がない、でも恵那のMiiを眺めてハアハアしたい、という人は「えな」か「あやせえな」という名前のMiiを作って投稿→Miiコードで呼び出し→「仲間を呼ぶ」で、他の人が作った恵那を持ち帰る―――ということだって出来ます。みんながみんなそういう風に使うと、捨てキャラ的なMiiが増えてしまうので程々にしては欲しいですけどね。



 そう考えると、有名人や漫画のキャラはなるべく「フルネーム」で名前を付けておいた方がイイかも知れませんね。
 『Fate』の間桐桜のMiiを呼び出したくて「さくら」というMiiの仲間を呼んでも、『CCさくら』の木之本桜のMiiが出てきてしまう可能性もありますし。

 また、人気キャラのMiiは大量に作られているために「同じ作者のMiiを呼ぶ」ことが出来ないこともあります。
 『涼宮ハルヒ』シリーズの長門有希のMiiが居たので「仲間を呼ぶ」を押したら、画面いっぱい長門だらけで、同じ作者のMiiは登場しませんでした。Wii持っている層と『ハルヒ』の層なんてあんまり被ってないと思っていたのですが、恐るべし長門人気というところでしょうか。




 本当に遊び方は自由。
 ただ眺めているだけでも楽しいし、目当てのMiiを探すのも楽しい。僕のようなサイト持ちの人間は、自分の作ったMiiのMiiコードを公開することで皆さんに提供することも出来ます。「これは○○のMiiですよー」と配布しちゃうと、著作権・肖像権的には限りなく黒に近づいちゃうので上手く濁した方がイイとは思いますが。

 ちなみに、僕が作った『Re:Survival』のMiiはこちら
 『ちのしあ』のMiiはこちら。ご自由にお持帰り下さいな。



 ○ 目的が明確な「コンテスト」
 「投稿広場」は何でも出来る反面、何をすればイイのか分からなくて楽しめない人もいるかも知れません。トップ50や今日のオススメにランクインするのは物凄く大変ですから、「よしっ!自分も作ってランキング入りを目指そう!」というモチベーションを保つのは難しいかなと思います。

 そんな人でも楽しめるのが「コンテスト」。
 出された御題に対して、Miiを作って投稿、受付期間終了後に他の人が投稿したMiiが次々と出てくるので「コレ、イイね!」というMiiを3つ選んで審査終了。自分が投稿したMii、自分が審査したMiiが全体の中でどの程度の評価を受けたのか「○合目」という山登りで分かりやすく発表され、その後に評価が高かったベスト50のMiiが表示されます。

 「何でも作れると言われても、何作ってイイか分からないよ~」という人も、御題を出されれば文句を言いつつ作れるものですし。自分が四苦八苦して作った御題を、他の人はどう解釈をしたのか眺めるのも楽しいです。



 現在までに出た御題は「帽子を脱いだマリオ」「福沢諭吉」「不思議の国のアリスのようなMii」「クレオパトラのようなMii」で、『みんなで投票チャンネル』同様に「ワールドコンテスト」と「国内コンテスト」があります。ちなみに上の4つの御題の内、「福沢諭吉」と「不思議の国のアリスのようなMii」が国内コンテストです。

 任天堂ライセンスの「マリオ」はともかく、残りは死後50年以上経過した人の肖像・著作ですね。
 注目すべきは「不思議の国のアリスのようなMii」で、『不思議の国のアリス』は言うまでもなくルイス・キャロルの児童向け文学なのですが、ビジュアルのイメージはディズニー映画の『ふしぎの国のアリス』を持っている人が多いはず。現に「審査」を眺めていると、ディズニー映画のアリスを作っている人が多いのだけど、ディズニー映画の方は著作権があるはずなんですよね。でも、みんな『アリス』と言われると自然に映画の方を思い浮かべてしまうという。

 そういう意味で、人々が持つ“イメージの違い”が浮き彫りにされる面白さもあるチャンネルだと言えます。



 「審査」は10人ずつ登場するMiiの中から3人を選んで投票するのですが、無限に交換できるポーカーのように選んでいないMiiは次々に入れ替えることが出来ます。
 確かにちょっと面倒臭いし、「え?これでちゃんと全員分のMiiを平等に審査してもらえるの!?」と思いがちなんですけど………テレビの視聴率が極めて少ない世帯数でしか調査していなくても、統計学上では全国視聴率として判断するのに問題がない(と偉い人が言ってる)のと同じように。
 世界で1300万台以上売れているWiiでの「審査」ということを考えれば、この手法で問題はないんじゃないかなーと思います。

 オンラインの読み込みスピードとかも考慮されているんでしょうしね。



 御題によって期間がまちまちな気もしますが……大体「募集」も「審査」も1週間単位で受け付けていて、その後に結果発表というカンジですかね。毎日Wiiを付けている人からすると「ペースが遅い」と思われそうですが、週1しか電源を入れられない人もいるのだし、このペースには賛成です。
 「結果発表」が山登りという分かりやすいビジュアルで見せられるのも好印象ですね。これって世界中のWiiでも一緒なんでしょうか。「オー!アレがフジヤマですかー?」と外国人が大騒ぎすること間違いなし(?)。

 これは御題によるのかも知れませんが、初回の「帽子を脱いだマリオ」の場合は『マリオギャラクシー』の画像に、自分の投稿したMii、自分(Mii職人)のMiiを合成した記念写真を撮ることが出来ました。ポーズ切り替えや、拡大縮小なんかも出来て自由に配置できるのが楽しいです。拡大縮小はWiiリモコンを近づけたり遠ざけたりしなきゃならないので、すげー難しいですけど(笑)。

 
 マリオとマリオ

 こんなカンジ。(C)任天堂
 この画像はWii伝言板に貼り付けられるので、友達に送ったり、『写真チャンネル』で遊ぶことも可能です。

 説明書には「御題によっては記念写真を撮れることもあります」くらいの記述だったので、他の御題でも撮れるのかは分かりませんが……「福沢諭吉」や「アリス」でも是非撮りたいなぁ。思い出が画像になってWiiに残っていくのってステキじゃないですか。


 あと、昔チラッと書いた「Miiを使って簡単な漫画を作れるソフトが出ないかなぁ」という要望を、オマケのような形ですけど早くも実現されたことに驚きです。Miiのポーズ変えたりするのが予想以上に楽しいんですよ。これの機能を増やすだけで1本のゲームになりますよね。拡大縮小はもうちょっとやりやすくならないかなとは思いますが。



 こんなカンジに、「コンテスト」も十分楽しいです。
 有名人とタイアップしてその有名人を作るというのも楽しそうですし、敢えて抽象的な御題を出すのも面白そうです。ワールドコンテストで「ニンジャ」とか「サムライ」とか出してくれないかなぁ。いっそのこと「美女」という御題でお国柄を見るのもイイか。これからの御題で楽しさがどんどん広がりそうなチャンネルが出てきたなーと感激しています。



 ○ 総評
 マジメな話……「Wiiをネットに繋ぐ利点って何?」と訊かれたらちょっと困っていました。
 『お天気チャンネル』は別にWiiでやる必要はないし、バーチャルコンソールは“更にソフトの値段がかかる”分だけ障壁が高いだろうし、『みんなで投票チャンネル』は楽しさが地味ですからねー。これだ!というコンテンツが欠けていたというのはありました。

 でも、
 『Miiコンテストチャンネル』は苦労してでもWiiをネットに繋ぐ価値のあるチャンネルです。

 予想を遥かに超える楽しさ。
 Wii持っていない友達が遊びに来た際、何はともかくまず「投稿広場」を見せるだけで盛り上がれますもの。



 あとは、これらのMiiを「眺める」以外の色んな使い方が出来れば言うことなしなんですけどねー。
 喩えばMiiを自由に着せ替えたり、色んなものを持たせたり出来るソフトをWiiウェアででも出してくれませんかねー(上述した「漫画を作れるソフト」と組み合わせてもらえればなお良し)。持ち帰った『苺ましまろ』のMiiにセーラー服を着せて写真が撮れたりしたら嬉しいじゃないですか!そういう方向性ならば、任天堂よりもバンナムに頼むべき?(笑)

| ゲーム紹介 | 19:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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