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| モテない人こそが「モテる人はエライ」という社会通念を作っているのではないか |
これだけ価値観が多様化した社会なのに、どうして「モテない人はダメなヤツ」で「モテる人はエライ」みたいな意識がいつまでもなくならないんだろうと思う日々。
だって、みんな「個性が大事」とか「自分らしく生きるべきだよね!」とか言ってるじゃん! なら、モテないことを誇りに持つ人間が多くてもイイはずだし、僕のように“日本一モテない男”は「あそこまで極めてみたいよな」と崇められたってイイじゃないか!「フッフッフ!その程度で日本一を名乗るとは片腹痛いわ!」と、突如として(モテない道の)武者修行の旅に出ている男(学ランで楊枝をくわえている)からライバル宣告されたっておかしくないじゃないか!
……というのは、いつもの如く屁理屈。 「モテること」も「モテないこと」も立派に個性だとは思いますけど、そういう問題じゃないんですよね。
「もっとモテるようになりたいよなぁ」と思う人はたくさんいるけど、「もっとモテなくなりてえんだよなぁ」なんて思う人はほとんどいないのです。ドルより円を求める人が多くなれば円高ドル安になるのだし、円よりドルを求める人が多くなれば円安ドル高になるのです。
要するに、今は“モテない安/モテる高”なだけなんだと思うのです。 語呂が超悪い。
これってちょっと皮肉な話ですよね。 「モテる人はエライ」という社会通念を作っているのは、実際に「モテる人」ではなく、モテたいと思っている「モテない人」だという。 世の中の「モテない人」達がもっと「どうだ!モテない俺達(私達)はスゲーだろ!!」と誇りを持って生きるようになれば、こんな一方的な価値観はなくなって、みんなが幸せになる社会になるんじゃないかと青臭いことを思ってみたり。
こういうことって別に「モテる」「モテない」の話だけじゃないですよね。 喩えば、ニンテンドーDSが超絶大人気だった頃は「どこに行っても買えない!」「みんなが欲しがっている」ことがステータスになっていましたけど……DSを持っていて楽しんでいる人ではなく、DSをまだ買えていない人の量が人気のバロメーターになっていたという不思議な話。
漫画にしても、テレビにしても、ラジオにしても、アイドル歌手にしても……その人気を計るにはそのファンよりも、その当事者をよく知らない人がどう思うのかだったりするんですよね。当事者に近すぎると逆に冷静な判断が出来ないというか。
(参考:ゲームをやらない人が遊ぶゲームがベストセラー) (参考:「普段萌えない属性の人を萌えさせられるのがメジャーキャラ」説)
まー、これはあくまで「人気があるかどうか」というだけの話ですけどね。 「人気がある」「売れている」ものが自分にとって必ずしも気に入るものではないことくらい、恐らくみんな分かっていることだと思います。
同じように、世間から人気のない「モテない人」だって、その人にとってはストライクなことだってあるはずなのです。そうとでも考えなければ生きていけません。嗚呼、生きていけません。
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