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やまなしなひび−Diary SIDE−
世界中がイチャイチャ姉妹ばかりになればイイのに
更に便乗して完結漫画レビューに需要がなかった理由を考えてみる
 かつて「完結漫画応援サイト」を運営していた僕にとって、無視できない話題が!

なぜ新作のレビューが多いのか?
便乗して旧作レビューが少ない理由を考えてみた。(情報元:ふぇいばりっとでいずさん)


 僕が完結漫画応援サイトを始めたのは、ちょうど前回のEUROがあった辺りなので4年前になります。4年の間にネットの中身は全然別物になってしまったと思いますし、僕がやっていたことはレビューというよりも考察コーナーみたいなカンジだったので、僕のケースと現在のケースは随分と違う事例だとは思うのですが……


 当然ながら今はもうやっていない「完結漫画応援サイト」、当時の僕が抱いた印象はちっとも需要がないなというものでした。
 端的に言ってしまうと、アクセス数とかコメント数(当時はブログじゃなかったので掲示板・メールフォーム・WEB拍手を使っていましたが)とかアフィリエイト数とかの数字の話。
 古い完結漫画の考察ページではそうした数字が下がり、“その週に出た”コミックスとか週刊誌の話題を書くと数字が上がるという状況が続いていました。

 そういう状況が続くと……次第にモチベーションが「反応が多い方」に傾くのは当然のこと。
 「旧作レビューよりも新作レビューの方が、喜んでくれる人が多いんじゃないか」―――分かりやすく言ってしまえば、そういうことです。




 その頃は単に「俺が楽しいと思ったことは、みんなは楽しいと思わないんだよなー」と落胆しただけだったんですが、今になるとその理由も何となく想像出来るようになりました。年取るってこういうコトなんでしょうね。

 一つには「(レビュアー以外の人の)作品へのテンションの差」が思い当たります。
 喩えば、今日僕が面白い映画を観たとして「ヤバい!この感想を誰かと語り合いたい!」と思って、友達に「あの映画観た?」と訊くじゃないですか。んで、「あ、俺1ヵ月後に観る予定だから1ヶ月後まで感想言わないで」と言われた場合―――僕の「感想語り合いたい」熱なんて、1ヶ月後にはとうになくなっていますよね。

 完結漫画レビューもそんなカンジでした。
 こっちとしてはついこないだ読み終わったばかりなので、気合入れて感想書いちゃうんですけど……その感想を読む側からすると「あー、その漫画は昔読んでいたような……どんな漫画だっけ?」くらいの反応しかないという。


 二つ目には「読み手の期待しやすさ」ですかね。
 自分もそうしたサイトやブログを読む立場だと考えてみると……毎週だったり毎日だったりの定期的な更新があると、読みに行くモチベーションが保ちやすいんですよね。ジャンプが出た、ジャンプを読んだ、あの感想サイトの人も読んだかな、感想アップされてる、感想読まなきゃ―――みたいな。

 毎週出てくるものでなくても、単行本が出たばかりだとかの単行本レビューとか、漫画業界のニュース(○○先生が移籍した!とか)って、「どこかで話題になっているだろう」と記事を探しやすいんですよね。
 感覚的には、サッカーや野球の重要な試合があった日のスポーツニュースを観たくなるのに近いんじゃないかと思います(これはテンションの差でもありますけど)。

 スポーツニュースの喩えで完結漫画レビューを評すると、「2年前のあのレッズ対ガンバの試合は熱かったよねー」と語るようなものでしょうか。たまたま「そうそう!俺もちょうどその試合のことを思い出していた!」って人がその記事を読む可能性ってどれだけあるんだろうというか。



 最後に思うのは、「対象が長すぎると焦点が一致しない」ということ。
 上に挙げた二つの理由を乗り越えて、もし僕とアナタの両方がたまたま今日『ドラゴンボール』の全巻を初めて読破したとして……僕が「チチが泣き崩れるあのシーンが号泣必至だよねぇ」と語っても、アナタはキョトンとすることでしょう。「そんなシーンあったっけ?」と。

 対象が長ければ長いほど面白かったシーンに個人差が出ますし、記憶に残る場所も人によって異なってしまいます。その個人差自体は「へぇ、この人はそういうとこ見るのかぁ」と思えるポイントになって面白いんですけど、流石に全42巻とかだと「ホンキで覚えていない」ということも多くなってしまいます。

 漫画やアニメにおいて、新作レビューが重宝されるのは対象が「最新の1冊」だとか「最新の1話」に限定されているという理由もあると思うのです。
 自分が好きだったシーンをこの人はどう思うのかを知れる楽しさ。それが42冊もあると、「オイオイ。チチが泣き崩れるシーンに言及すらしてねえのかよ」とガッカリしてしまうのです。いや、マジであのシーンは泣くんだって(誰にも同意されたことないけど)。


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 以上の3つが、僕がパッと思いついた“完結漫画レビューには沢山の需要が集まらない”理由です。
 ただ、裏を返して「沢山の人に受け入れられなくても、一部の人に喜んでもらえればイイや」という視点で見ると、それなりの需要はあるんですよね。


 漫画やアニメの例でなくゲームの話になってしまいますが……
 僕は毎月、Wiiのバーチャルコンソールで配信が発表された昔のゲームを「どんなゲームだったのか」検索して調べているんですけど……メガドライブのゲームとか、ネオジオのゲームとか、もっともっと古くてマイナーだったセガマークIIIのゲームとかでも、検索してみると結構レビューページが出てくるんですよ。インターネットって凄いね!

 で、そうした情報を参考に「購入するかどうか」を検討できると。
 バーチャルコンソールのようなシステムではありませんが、漫画の場合も新装版や廉価版などで旧作が再販されることがありますし。それこそ古本屋やネットオークションなどで、昔の作品に触れる機会がある人というのはいるはずなんで―――数は多くないでしょうが、そうした人達にとっては参考情報になる旧作レビューも意義があるんじゃないでしょうか。

 逆に言うと、そういう“再注目”のタイミングを見計らって旧作レビューをするとかね。
 旧作レビューとはちょっと話が変わるんですけど、漫画原作のドラマが多い今だからこそ、今季ドラマになった漫画を比較レビューとかやってみると面白そうですね。ドラマになると本屋さんとかでも目立つ位置に置かれますし、認知度がグンと上がるでしょうし(ドラマを観て原作漫画まで手を出す人はレアでしょうけど……)。



 新刊が出るのを楽しみにしたり、雑誌連載の最新号を今か今かと待ち構えたり……新作を読む楽しみを否定するつもりはありません。
 ですが、完結した漫画を一気に読む楽しさは、新作とはまた違う種類の楽しさを味あわせてくれると思うのです。何度か書いていますが、浦沢先生の作品なんかは一気に読んだ方が絶対面白いですもの。

 もちろん……経済的なことを言うと、完結した漫画を何十巻も一気に購入するのは相当な出費になりますし。古本屋やネットオークションで安く購入すると、作者や出版社の利益にはならない罪悪感も出てきます。
 なので―――僕が1〜5巻あたりで完結している作品が好きだと言い続けてきた理由は、そこら辺にあるのですよ(全巻一気購入&一気読みがしやすい)。完結漫画のレビューを書くのならこういう作品が狙い目かも?

 まぁ、ビジネスとしては何十巻も続いている作品が売れた方が儲かるので、短くまとまった作品はあまり取り上げられないのかも知れませんけどね。




 結局は「自分が自分のサイトに何を期待するのか」ってことで……
 新作レビューか旧作レビューかの話も、メジャー作品/マイナー作品のどちらを取り上げるかって話に近いのかも知れませんね。興味のある人の絶対数はメジャー作品の方が多いでしょうが、マイナー作品を取り扱った方が「ここにしかない!」需要があるというか。

 そうそう。
 あと、これは漫画でもゲームでもそうなんですけど……有名な旧作品の場合は「感想」や「レビュー」よりも、“記事の読者がその作品を知っていること”を前提にした「考察」記事とかの方が反応があるような印象も。あの面白かった作品は何故面白かったのか、みたいな。
 それはそれで、ウチみたいな長文記事になっちゃって人を選ぶという新たな問題が出てくるのですが……

(参考:『ドラゴンボール』におけるインフレバトルの葛藤
(参考:何故、あんなにも僕らは「ビアンカかフローラか」に熱くなれたのだろうか

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【2008/06/06 07:24】 | # [ 編集]

>返信
 うーん……コメント欄にはなるべく記事に関係ないコメントはして欲しくないんですけどね。メールフォームかWEB拍手を使って下さるとありがたいです(ブログの左上の方にあります)。

 んでまぁ、「お願い」のことなんですが……イマイチ何をお願いされているのか分からないので勝手にやっちゃってイイですよ。社会的・道徳的に問題があるようだったらこっちで削除しますし。
【2008/06/06 20:59】 URL | やまなし(管理人) #KBwqQFSI [ 編集]


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