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『熱血高校ドッジボール部』ファースト(?)インプレッション

 ファミコン版が出た当時に遊びまくっていたので、全然「ファースト」じゃないんですけどね。

 ただ、当時我が家でこのソフトを買ったのは兄貴でした。我が家では兄貴が王政を敷いていたため、僕が兄貴の買ったゲームを遊ぶのを許されたのは“兄貴との対戦プレイ”だけだったはず。
 今考えると、それって凄いハンデですよね。この手のゲームは、“一人用モード”でコンピューターと対戦することによって徐々に上達していくものなので……“対戦プレイ”、しかも既に上手くなっている兄貴にボコボコにやられるだけのプレイで上手くなるワケがないのだと今の年齢なら分かります。それは『熱血高校ドッジボール部』に限らず、多くの対戦ゲームにも言えること。

 なので、これを読んでいる世のお兄ちゃん・お姉ちゃんは、弟や妹に“一人用のモード”もやらせてあげて下さいね。我が家みたいな制度の家が世間にどれだけあるのかなんて知りませんけど。


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 このゲームは、「くにお君シリーズ第2弾」で「初めてくにお君がデフォルメ化された作品」で「くにお君スポーツゲームの第1弾」です。当時を知らない人にはワケが分からないでしょうから、Wikipediaを参考にまとめてみました。日付は初出の機種の発売日(稼働日)を基本とし、移植・リメイクものは省きました。


『熱血硬派くにおくん』アーケード(1986年5月)→ファミコン版(1987年4月17日)
 …くにおくんシリーズ第1弾
『熱血高校ドッジボール部』アーケード(1987年11月)→ファミコン版(1988年7月26日)
 …くにおくんデフォルメ化、初のスポーツもの、対戦可能
『ダウンタウン熱血物語』ファミコン(1989年4月25日)
 …RPG要素、二人協力プレイ、多くの人気キャラが生まれる
『熱血高校ドッジボール部サッカー編』ファミコン(1990年5月18日)
 …あくまでサッカー
『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』ファミコン(1990年10月12日)
 …『ダウンタウン熱血物語』のスピンオフ、対戦ツールの定番
『熱血硬派くにおくん 番外乱闘編』ゲームボーイ(1990年12月7日)
 …こんなんあったんだ、『ダウンタウン熱血物語』の方に近いみたい
『くにおくんの時代劇だよ全員集合!』ファミコン(1991年7月26日)
 …『ダウンタウン熱血物語』の正統続編?セーブ機能付き
『いけいけ熱血ホッケー部』ファミコン(1992年2月7日)
 …実はやったことがない
『びっくり熱血新記録 はるかなる金メダル』ファミコン(1992年6月26日)
 …バルセロナ五輪直前に発売、ストーリー・キャラは『熱血行進曲』を引き継いでいる、競技ごとにルール操作方法が異なる
『初代熱血硬派くにおくん』スーパーファミコン(1992年8月7日)
 …リアル頭身に戻る、ある意味で『GTA』、バーチャルコンソールでは配信してくれませんかね?
『熱血格闘伝説』ファミコン(1992年12月23日)
 …全く存在を知らんかった、92年というと『ストII』ブーム真っ最中ですね
『くにおくんの熱血サッカーリーグ』ファミコン(1993年4月23日)
 …『熱血高校ドッジボール部サッカー編』の続編、システム操作方法は異なるらしい、アメリカW杯予選で盛り上がる直前ですかね
『くにおくんのドッジボールだよ全員集合!』スーパーファミコン(1993年8月6日)
 …『熱血高校ドッジボール部』に『ダウンタウン熱血物語』のキャラなどを加えてスーパーファミコンでリニューアルした正にオールスターな作品、敵キャラは『熱血高校ドッジボール部』と共通だったりするみたい
『ダウンタウン熱血べーすぼーる物語』スーパーファミコン(1993年12月17日)
 …『ダウンタウン熱血物語』のキャラが登場、ぶっちゃけ『超人ウルトラベースボール』じゃね?
『熱血!すとりーとバスケット』ファミコン(1993年12月22日)
 …プレミア化したソフト、93年というと『スラムダンク』が連載されていた頃ですね
『新・熱血硬派くにおたちの挽歌』スーパーファミコン(1994年4月29日)
 … 『熱血硬派くにおくん』と『ダウンタウン熱血物語』を合わせたようなゲーム?
『くにおのおでん』スーパーファミコン(1994年5月27日)
 …パズルゲーム、『ぷよぷよ』人気の頃だから?
『熱血!ビーチバレーだよくにおくん』ゲームボーイ(1994年7月29日)
 …最後がコレか


 ◆はリアル頭身の作品(『くにおたちの挽歌』は迷ったけど外しました)、○はスポーツゲーム、●は格闘・ケンカの流れを汲むデフォルメもの(『熱血新記録』は迷ったけどスポーツに分類しました)、△はパズルゲーム。

 僕が知っているのは『初代熱血硬派くにおくん』までで、それ以降は「名前は聞いたことがあるかなー」程度のものばかりでした。
 ドッジボールブームに便乗した『ドッジボール部』、RPGが流行っていた頃の『ダウンタウン熱血物語』というのは初期からあったんですけど……『熱血新記録』の辺りから、時勢を意識したソフトが増えていっているなぁという印象です。“我が道を行く”独特のセンスが失われていったというか。

 『ストII』が大ブームになったことで、リアル頭身のキャラ=大人向け、デフォルメ頭身のキャラ=子ども向けみたいな刷り込みが出来てしまったことも不幸だったかも。もちろんデフォルメキャラで大人に支持されたゲームも多いですけど(『FF』とか)、ゲームに大人向け・子ども向けの概念が出てきたのはこの頃だったのかもなぁと思いました。
 ※ もっと言うと、アドベンチャーゲームが大人向けに寄ったところを、『ドラゴンクエスト』で子どもの方にも向き直った堀井雄二のセンスというのは凄かったんだとつくづく思います。



 話を『熱血高校ドッジボール部』に戻さねば。
 上のリストを見れば分かるように……後に「対戦ツールの定番」「協力プレイ可能」となっていったくにおくんシリーズですが、この作品は初期であるだけに、まだ出来ることが少ないなという印象です。協力プレイが出来ませんし、(ファミコンでは4人対戦自体が珍しかったですが)3~4人でプレイできるのはクラブ活動モードだけ。

 何より、一人用モードではチームを熱血高校しか選べません。
 当時は珍しいことではなかったですけどね。『ストII』が出てきた際、「8人全員プレイキャラで使えるのか!」と地味に感動したのを覚えています。

 一人用モードも難易度が3つから選べますし、フォーメーションを変更することなどで奥の深い楽しみ方が出来るとは思うのですけど―――やっぱり「一人用しか遊ばない人」と「対戦相手がいる人」では出来ることの数が違うのは否定できないと思います。これは多かれ少なかれ、くにお君シリーズ全般に言えることですけどね。


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 さて、プレイ開始。
 実は今回バーチャルコンソール版公式サイトを見るまで知らなかったのですが、モード選択画面で-ボタン(ファミコンで言うセレクトボタン)を押すとキャラの名前変更、モード選択後(対戦チームが表示されている画面?)で-ボタンを押すとステータスが表示されるみたいです。
 地味だけど、知っていると嬉しい機能ですね


 僕は一人しかいないので、“一人用モード”を遊んでみました。
 第一印象はチラツキが半端ねえ。
 個人的には「そうそう!ファミコンってこんなんだったんだよね!」と懐かしい気持ちになるんですけど、当時を知らない人が「このゲーム、人気みたいだからやってみるかー」とプレイしたら驚くかも知れませんね。
 これが許容範囲だと言い切った僕ですら、最後のアメリカ戦のコートは目がキツくなってしまいました。



 操作方法は「十字キー2度押しでダッシュ」「AB同時押しでジャンプ」というくにお君シリーズ共通のものと、「シュートとキャッチはBボタン」「パスとしゃがみはAボタン」というこれだけ。
 ※ Wiiリモコン横持ちの場合は、1ボタン=Bボタン、2ボタン=Aボタンとなります

 ドッジボールというジャンルですが、当たったら外野に行く普通のルールではありません。内野にボールをぶつけて体力を0にして倒し、内野3人を先に倒した方が勝ちというケンカルールです。DS版のように直接殴ったりは出来ません。あくまでボールをぶつけて倒さねばならないのです。

 各キャラによってステータスが違うので、ステータスを確認して内外野のフォーメーションを決めましょう。攻略サイトを見ると、「くにおは外野に出すのがベスト」という人もいたりして面白いですね。

 各キャラの違いはステータスだけでなく、持っている必殺シュート2種類も異なります。
・ダッシュ7歩目で出せるダッシュ必殺シュート
(目安としては、左上の外野がいる辺りから中央に向かって走って投げると出る)
・ダッシュジャンプ後、降下し始めるタイミングで出せるジャンプ必殺シュート
(何度やっても出ない場合は、早めにボタンを押す感覚で)

 この2種類の方法によって出る必殺シュートが各キャラによって違うので、自分の戦術に合うように内野の3人を決める必要があります。また、コンピューターの難易度を上げると内野の必殺シュートをキャッチしてくるので、外野から攻撃するのが効率良いという話もあるみたいですね。



 これらの情報を知らずにまずはプレイしてみたのですが……
 最低難易度だと、徐々に感覚を思い出してきてファーストプレイでクリアすることが出来ました。少しずつ敵が強くなっていく感覚も絶妙で、「くにおの貫通シュート連発してたら勝てるんじゃね?」と思っていたら、貫通シュートが出しにくいコートがあったりと意外に考えられていました。

 ノープランでプレイしていたところ、難易度普通のアメリカ戦で敗北。
 このゲーム、コンティニューないんですね。フォーメーションや戦術を練り直して再チャレンジしてみようと思います。


 「一人用だと出来ることが少ない」と書きましたが、500円でコレなら許容範囲かな。
 対戦する敵チームも時代を感じる「ソ連」、氷ステージという特徴で選ばれた「アイスランド」、どこの国なんだ「アフリカ」などなど、画面やBGMも特徴的で面白いです。「イギリス」だとビートルズっぽい曲が流れたりね。

 このゲームで世界を知った当時小3の僕は、後に「アフリカ」という国が世界にはないことを知って驚きましたっけ。あと、「アフリカ」チームの「んじょも」という選手がいるせいで、しりとりのルールが変わってしまったという我がクラスの思い出が(笑)。



 うーん……流石、くにお君シリーズ。単純だけど奥が深いです。
 このまま全作品バーチャルコンソールで配信して欲しいですね。五輪前ですし、次辺り『熱血新記録』でどうですか?

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