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ニンテンドーDSよ、どこへ行く

 『メタルギアソリッド4』の初週売上げは47万本だったそうで、PS3陣営も活気付いてきましたね。
 もちろんPSPは昨年秋からの好調を継続し、『モンスターハンターポータブル 2nd G』が売れまくっています。

 任天堂ハードもWiiは変わらず好調で、『Wii Sports』の300万本突破、『Wii Fit』の200万本突破だけでなく、『スマブラX』『マリオカートWii』も100万本を超えるヒットを今年になって叩き出しています。サードのヒットソフトが出ていないことは不安材料ではありますけど、それは今年の年末商戦辺りに期待というところでしょうか(『シレン3』の評判はちょっと気になるところですが……)。


 「色々なソフトが出て欲しい」と思っている僕からすると、それぞれのハードがそれぞれ成功してくれてとりあえずは一安心です。
 ……で、ニンテンドーDS。上の3機種に比べると最近やたら影が薄いですよね。

 2000万台を超すダントツの普及台数があって、非常に多くのソフトが毎週のように出ているのにも関わらず―――あまり話題になっている印象はありません。セールスの面から言っても、400万本カルテットが暴れまくった2006年は例外だとしても、2007年と比べても2008年発売のソフトは地味なものが多いというか……
 『マルガの湖畔』さんのデータで言うと、2008年発売のDSソフトのトップ3は『ポケモンレンジャー バトナージ』『マリオ&ソニック』『美文字トレーニング』みたいです(6月初旬までのデータ)。もちろん目玉ソフトは年末商戦・夏商戦に集まることが多いので、上半期のソフトは地味なものになりがちという見方も出来ますが。それにしても、ねぇ……?


 ちょうど1ヶ月前、『ゲームミュージックなブログ』さんがこんな記事を書いていましたっけ。

 最近いろいろな面で、DSとPSPの立場が逆転してない?

 「こんなゲームあり?」というソフトをバシバシ売っていたDSのソフトがマンネリ化してきて、逆にPSPに「こんなゲームもあり?」というソフトが出てきているというお話。

 これは多分ゲーム業界以外にも言えることだと思うんですけど……
 喩えば、『脳トレ』が最初に出てきた時は「何だコレ!」「画期的だ」「新しい」とみんなが驚きました。それを目当てにDSを買った人も多かったですし、『脳トレ』も売れまくりました。
 で、そうした『脳トレ』目当てにDSを買った人に向けた“次のソフト”を作らなきゃということで、多くのトレーニングソフトが出てきたワケです。その中には『脳トレ』の二番煎じのものもあれば、『えいご漬け』『常識力トレーニング』のようにヒットしたものもあります。そうして市場にはトレーニングソフトが溢れ、最初は「画期的だ」「新しい」と評価されていたものがちっとも新しくなくなってしまったという。

 これは別に『脳トレ』やDSに限った話じゃなくて、どんな業界のどんな商品にも言えることですよね。『ワンピース』目当てにジャンプ読み始めた人が多かったから、『ワンピース』みたいな漫画を沢山始めさせたけど、どれも『ワンピース』には勝てなかった―――みたいな。



 任天堂はTouch-DS内にて「はじめてのDS」という特設ページを用意しました(名称がPS陣営っぽいのはツッコミどころ?)。
 また、菅野美穂さんや野際陽子さんにDSへの思い入れを語らせるCMも放映されているそうです。ここで出てくるのは、いずれも旧作ソフト。Touch-DSで流されていた菅野さんの『脳トレ』体験映像では、ご丁寧に「最近、全然やっていなかったんですけど」とまで言われています。

 僕はゲームは新作だけじゃなく旧作も根強く売れるようになって欲しいと思っているので、こういう試みには大賛成なんですけど………心の底で、「アレ?ひょっとしてもう“Touch!Generations”はネタが尽きたのかな?」と思ったりもするのです。


 ちなみに、この夏商戦における任天堂のニンテンドーDSソフトのラインナップは……
 『バンドブラザーズDX』『伝説のスタフィー たいけつ!ダイール海賊団』『リズム天国ゴールド』『ファイアーエムブレム 新暗黒竜と光の剣』とシリーズものが4つ。
 特に『バンブラ』と『リズム天国』はDS初期とGBA末期に根強い人気を得たソフトの続編。(音楽ゲームが苦手なので僕は買いませんけど)売れて欲しいとは思いつつ……似たようなソフトを、同時期に続編で出してしまう状況に不安も覚えます。過去作品の食い潰しにならなければイイんですが……


B0017KHM8K大合奏バンドブラザーズDX

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 とは言っても……この時期にこんな記事を書いたのは、一週間後には『バンブラDX』が話題沸騰になっているかも知れないから今のうちに書かなきゃまたお蔵入りだと焦ったからだったりします(笑)。

 というのも……2008年に出した任天堂のニンテンドーDSソフトって、自社開発のソフトは一つもないんですよね。『Wii Fit』『マリオカートWii』『ボウガントレーニング』などのWiiソフト(と、多分まだ発表されていないWiiチャンネルやWiiウェア)にパワーを注ぎこんだ分、DSソフトには手が回っていなかったというのが正直なところだと思います。
 あと、その少ない手数の中で「任天堂はゲーマー層を無視しているワケではない!」と言わんばかりに『ソーマブリンガー』や『ヘラクレス』を用意したというのも……ね。正直、これらの層はサードメーカーに任せちゃうというのも手だとは思うんですけど(でも、あの時期はサードのDSソフトに競合作品はなかったような気もするか)。



 で、ようやっと出る自社開発の『バンブラDX』―――
 詰め込みすぎ&ネットに繋いでいないと魅力減なところに不安要素はありますが、あのCMの破壊力は凄まじいものがあるので、久々に内容と宣伝と売上げがマッチした結果になるんじゃないかと期待しています。




 「DSを持って出かけよう」という試みだったり、DSvisionだったり、ニンテンドーDSを使った色々なことが始まりそうですし……そこにももちろん期待はしているのですけど。やっぱりゲーム機はゲームソフトが出てきてナンボだと思うのです。それは「ゲームらしいゲーム」も「ゲームらしくないゲーム」も。


 実際……DSソフトのラインナップを見ると、ようやくサードメーカーが本腰入れてオリジナル作品を投入してきたなぁという印象です。サードメーカーとニンテンドーDSソフトの流れを振り返ると、こんなカンジ?

 新しいゲーム機に試行錯誤→『脳トレ』の特大ヒットに後追い→自社の人気シリーズをDS版にして発売→DSオリジナルの作品を作り始める。

 もちろん『メテオス』みたいに試行錯誤の段階で高い評価を受けた作品もありますし、「自社の人気シリーズをDS版に」で成功した例も沢山あります。スクエニなんかはファミコン・スーファミ時代の資産を上手く活かして立ち回っているという印象はありますよね(DS Styleのことは忘れる)。


 ただまぁ……PS・PS2でヒットしたシリーズのDS版を出しても上手くいかないということは、もう流石に気付いた頃じゃないでしょうか。
 PS・PS2を持っていなかったDSユーザーからすると、「PS・PS2で人気だったシリーズですよ」と言われても「日本ではあまり知られていませんが海外では人気のブランドなんですよ」と薦められているような胡散臭さですし。
 PS・PS2でそのシリーズを楽しんでいたDSユーザーからすると、スペックダウンが気になって「DSで出されてもなぁ」と思ってしまう。


 なので……ようやっと、DSにオリジナル作品が集まってくる頃だと。
 セガの『ワールド・ディストラクション』なんかは典型的に、DSソフトを軸にメディア展開をしていこうとする動きですし。
 スクエニも『ナナシ ノ ゲエム』『シグマ ハーモニクス』を今夏に投入(スクエニは以前から『すばらしきこのせかい』みたいなオリジナル作品を投入していましたし、『ドラクエ5』のようなリメイク作も出すんですけどね)。
 最近発表されたソフトで言うと……マーヴェラスの『アヴァロンコード』とか、D3の『RIZ-ZOAWD』のようにRPG系統の作品が目立ちますよね。

 一時期の『脳トレ』もどきの乱発、他機種でヒットした商品をとりあえずDSで出してみる―――という流れから、徐々に自分達の得意なもので勝負しようという時期に入ったというか。こうしたオリジナル作品の中から、一つでも大成功するソフトが出てくると「DSでオリジナル作品、イケるじゃん!」という動きが活発化すると思うんですけどね。


 これ……よーく考えてみると。
 レベルファイブがDSで『レイトン教授』を成功させられたのって、初のパブリッシャー作品で“DSオリジナル作品以外は作れない”状況だったからなのかなって思いました。もちろん内容やマーケティング能力が優れていたことも大きいのは間違いないですけど、もしレベルファイブがPS・PS2でパブリッシャーとして成功していた会社だったら同じ結果だったのかな……と。

 格闘ゲームの資産を活かせなかったSNKの『どきどき魔女神判』とかもそうか……
 まぁ、『どき魔女』は『2』でズッコける可能性もありますけど……




 ということで―――
 何気に、僕にとってDSは今が一番楽しい時期なんじゃないかと思ったりする程です。山ほどソフトが出てきて、それは玉石混合で駄作も沢山あるんだろうけど、その中から自分に合った作品を探せるかどうかは自分のセンスにかかっているというか……

 DSステーションのホームページによると、先週『バンブラDX』の体験版の配信が開始され、今週は『ナナシ ノ ゲエム』の体験版が配信開始されるそうです。これは『みんなのニンテンドーチャンネル』でも配信されるでしょう!と、勝手に期待をしておきます。

 個人的には『ぼくらのテレビゲーム検定』や『リクとヨハン』の体験版をやってみたかったのですが、欲を言い始めるとキリがないですからね。
 ちなみに隠し絵アートパズル『リクとヨハン』にはWEB体験版もあります。ちょっと簡単すぎる気もしますが、夢中になって解いてしまいました。残り時間でのランク付けみたいなやりこみ要素よりも、定価を下げることに努力したのなら化けたかも知れませんね。

 もしくは、リクのショタっぷりを前面に押し出していたら一部でバカ売れだったかも知れないのに(笑)。

B0016KA774リクとヨハン~消えた2枚の絵~

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| ゲーム雑記 | 18:03 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

世界樹をプレイしてもっとRPGやりたい!と思ってもリメイクがほとんどですよね・・・
しかもボイスカットとかムービーカットとかがっかり感大。なんだかなあ。

| ありあ | 2008/06/22 23:44 | URL |

>ありあさん

 『世界樹』タイプ(というか『ウィザードリィ』タイプ)のゲームは確かにあまり他にないと思うのですが、記事にも書いた通り、サードメーカーが非リメイクな新作RPGを次々と出す時期に入ったかなと僕は思っています。それが売れるか次第で、次に繋がるかが決まるのでしょうが……

 ということで、今後に期待ですね。
 僕もあまりリメイク作品は好きじゃないです(元作品がどの時期のものかにもよりますが)。それならば過去作品を実機でプレイするか、バーチャルコンソールで昔の作品そのまんまでプレイしたいです。

| やまなし(管理人) | 2008/06/23 21:29 | URL | ≫ EDIT















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やまなしなひび-Diary SIDE- ニンテンドーDSよ、どこへ行く 要はゲームオタクのあんたらとは違う客層で市場が作られているからあんたたちから見えないだけだよ。要はあんたらが近視眼的にしか市場を捉えてないって事。だいたいPS3の本体だって、たった7万台牽引しただけ

| ころ蔵.の 雑記帳 | 2008/06/24 04:34 |

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