やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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キャラ萌えは「恋人は要らないけど好きな人は欲しい」という一つの形なのかも

 現在、「どうしてこんなに線数が多いんだろう……」と自分が描いた下描きに殺意を覚えつつヒーヒー言いながらペン入れをしている最中な上、この記事を書いている12日朝の時点では『クイズマジックアカデミーDS』が届いていないので―――今日は軽めな話。


 「彼女がいない」より、「惚れない」ことのほうが深刻なのでは?
 (シロクマの屑籠(汎適所属)さん)

 思考の終着点は違えど、考え方自体には同意です。
 僕が今のような生き方をしているのは、「彼女が出来なさそうだから」というよりは「自分は多分、人を好きになることはないだろうな」という確信があったからで。ならば、「彼女がいるか/いないか」みたいなことに縛られるよりも、その他のことに時間を使った方が有意義だよなと感じたからなのです。決してモテない男の僻みなどではないのです!

 (参考:「彼女はいません」が恥ずかしくない社会へ


 それはさておき。
 僕の恋愛観なんて心底どうでも良くて、本当に気になったのはこの記事のはてなブックマークに付けられたコメント(?)でした。はてなの文化(マナー)というものがちょっとよく分かっていないのですけど、こういうコメントって引用しちゃっても大丈夫なんですかね?問題がある場合は仰って下さると助かります。

 はてなブックマーク > 「彼女がいない」より、「惚れない」ことのほうが深刻なのでは?

 そのコメント主さんというよりも、そのコメント主さんの想い人の考え方。
 「彼氏は要らないから『すきなひと』が欲しい」


 あー、あー、あー、すごくよく分かる。
 僕自身はもう恋愛感情が枯れてしまった人間なのですが、僕の中の乙女(中二女子)が「その通りだよね!」と仰っています。
 言ってしまえば、「片想いの楽しさ」。見返りを求められなくても、純粋に人を好きになれてしまう輝きというか。遠いからこそ、その人の一挙手一投足に見入ってしまうというか。恋愛をしていると、何でもないことにも喜んだり哀しんだりできてそれが楽しいんですよね。

 恋愛は結果として成就しなくても幸せなはずだ、という忘れてしまいがちな原点がそこに感じられたのです。

 (参考:「片想い」している女のコは可愛い



 そんな意見を眺めていて……
 そうか!ならば、いっそのこと「絶対に成就しない恋愛対象」を担ぎ上げることによって、みんなが「その人に片想いをしてしまう」ことで幸せになれるという―――そういうビジネスも成り立つんじゃないか、そういう世界観の漫画も描いてみると面白いんじゃないかとかワクテカしながらストーリーを構想してみたんですが。



 あー、それがアイドルなのかと我に返りました。
 男性アイドルでも女性アイドルでも、結局のところ「ファンが片想いできる対象」なんですよね。
 だからこそ「実は彼女がいました」「実は彼氏がいました」みたいなニュースがスキャンダルになるワケで、その感覚は「アイドルとファン」というよりも「片想いしている先輩に彼氏がいた」それに近い、と僕の中の乙女(中二女子)は仰っています。




 さて、思考を“日本一モテない男”である自分に戻してみると―――
 これって漫画・アニメ・ゲームなどのヒロインに対する“萌え”という感情も一緒だよなーと思いました。ギャルゲー・エロゲーの場合は“主人公=自分”という楽しみ方をしている人もいるのでグレーゾーンですけど、基本的に僕らはヒロインと付き合えるワケではありませんからね。ましてや「俺の嫁」にもなりません。作品の中のヒロインは、作品の中でのみ生きていて、作品の中で幸せになるしかないのです。

 見返りもなく、
 純粋にその人の幸せを願い、
 その想いだけで自分の日々が輝き、
 決して成就することはなくてもそれが楽しい―――


 乙女(中二女子)が成就しない片想いをしているのも、僕が「エルーたん、ハァハァ」と漫画のキャラに萌えているのも根本は一緒なんですよね。まぁ、現実の片想いは成就する可能性が0%ではないのかも知れませんが。それを言ったら漫画のヒロインが紙から飛び出てきて俺の嫁になる可能性だって0%ではないかも知れないだろ!!

 (参考:ヒロインは誰のもの?



 ……なんて戯言はさておき。
 アイドルの例もそうですし、漫画やアニメのヒロインも(女性ファンから見る男性キャラも)そうなんですけど―――“見せる”側、アイドルだったら本人とか、漫画のヒロインだったら作者とかに、「本気でファンに片想いをさせてやろう」という覚悟が足りていないケースもあるよなぁと思ったのです。

 「漫画やアニメのヒロインは理想の世界の住人」というのはかつてコメント欄にて頂いた言葉で、自分にとっては凄く印象的でした。漫画を描いていると「もっとリアルな方向に寄せるべきか?」と悩むこともあるんですけど、でも漫画は「読者に夢を見させるもの」でもあるんですよね。創作活動を続ける限り、そうした意識は忘れちゃいけないなと思いました。


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