やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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そういえば、漫画内に挿入されている広告って昔あったよね?

 ふと思い出したこと。

 僕は子ども時代ジャンプ党だったので、ひょっとしたら少年ジャンプ限定の話なのかも知れませんが―――15~16年前って漫画雑誌の漫画の中に広告が入っていたりしましたよね?「雑誌内に広告のページがある」とか「漫画の中に特定商品が出てくる」とかではなくて、見開き2ページの内で言うと左ページの下部が広告欄になっていることがあったと思うのです。



 物心ついた頃から少年ジャンプを読んでいた自分はそこに何の違和感も覚えませんでしたし、その広告欄を飛ばして読むのがフツーだと思っていましたし、その広告欄にどんな広告が載っていたのかすら覚えていないんですけど……
 その広告欄は雑誌特有のものだったので、単行本化された際にその広告がなくなってしまい。その結果、ポッカリ空いたスペースを作者があの手この手で埋めていたということをふと思い出したのです。

 今手元に現物がないのであやふやな記憶を辿って語るしかないのですが―――
 『るろうに剣心』の初期の頃は、その欄に作者がビッチリと文章を書いていて、ドラマCDのキャストなんかはそこで発表されたような気がします。『幽遊白書』の中盤あたりは唐突に関係のないイラストが挿入されていましたよね。
 どの作品かは忘れましたが、ストーリーにあわせて1コマ足していた漫画もありました。「広告欄があること」を前提にコマ割がされているので、「コレは明らかに蛇足なコマだよなぁ……」と思ったりもしました。漫画の中に漫画以外のものを載せたくないという気持ちは凄く分かるんですけどね。



 ひょっとしたら、この“広告が載っていた漫画”というのは特定条件があったのかも知れませんし(看板漫画には載せないとか)。この辺の事情をネットで検索してもなかなか出てこなかったんですけど―――とりあえず、この広告欄って今はもうないんですよね。少なくとも僕がジャンプを読んでいた3~4年前にはもうありませんでした。

 いつからなくなったかと考えてみると―――それこそ最後に記憶しているのが『るろうに剣心』初期の頃なので、94~96年辺り?(12~14年前)
 少年ジャンプで言えば、黄金期から暗黒期に移行する辺りでしょうか。発行部数が減少し始めるのはもうちょっと後だったような気がするのですけど、部数と広告の関係性は確かにありそうです。そもそも、あんなとこに広告出して効果があるのかって話ですしね(笑)。


 雑誌を作る立場になってみると―――喩えば、“広告が入る予定の漫画”が間に合わなかった場合、代理原稿として新人作家の作品をそこに合わせようとしても「やばい!広告欄がある!」と入らないリスクを背負うような気も。
 そもそも、ページの左下という漫画にとって大事な“めくり”の部分を広告で占拠されるワケで、すげーネーム切りにくいと思うんですけどね。もちろんそのページでは“見開き”は使えませんし。


 いつの間にかなくなっていたけど、なくなっていったのも頷けるよなぁ……なんてことを思っていたのですが。
 この話を誰にしても「そんな広告欄なんてあったっけ?」とキョトンとされるばかりでした。あれ?ひょっとして、また僕の脳内ででっち上げたウソ記憶か??そもそもそんな広告欄なんて最初からなかったのか?


 この記事を読んでくれているみんな!広告欄のことを覚えている人がいたら、オラに記憶を分けてくれ!!


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| 漫画読み雑記 | 18:11 | comments:20 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

大丈夫ですよ。そういう広告欄の記憶は自分もありますー。
ただいつごろまであったかは自分もわかりません・・・。
なんか漫画描き講座とかの広告や、
ちょっと雰囲気違う漫画の広告だった気がする・・・
でもすまんソース俺。

| ああああ | 2008/09/21 00:37 | URL |

昔のジャンプ本誌は読んだことが無いので、ちょっとズレた意見かもしれませんが…(すいません)。
少女漫画誌だと、左側のページの三分の一くらいに、縦に長く「来月の新連載」「今月のふろく」といった
その漫画誌自体の広告を載せる習慣が、今も昔もありますよ。
で、そのために空いてしまうスペースは「柱」と呼ばれています。

そのスペースは、単行本になる際にイラストを描いたり文章を入れたりするパターンがほとんどなのですが、
たまに「無くなってもストーリー上はさほど支障がない」ようなコマをあらかじめ描いておいて、
本誌掲載時はその上に広告を置く、という手法をとってる方も見ます。うーん、そのほうが楽、なのかも?

| ああああ | 2008/09/21 01:49 | URL | ≫ EDIT

広告枠そのものの記憶はないのですが(そもそも読みはじめたころには載ってなかったかも)こち亀の単行本で元はそこに広告枠があったということをネタにしてるのを読んだ記憶があります。
何巻だったかは覚えてないんですけどね。巻数多すぎてしらべられませんし…

| WH | 2008/09/21 01:52 | URL | ≫ EDIT

俗に言う1/3広告とか1/4広告ってやつですね。
広告料金もモノクロ1p全部よりも割安で掲載できるので80年代までは
結構需要があったようです。
昔は募集した広告が載せきれなかったりすると漫画のページを調整して
載せていたのが、90年代以降は不況もあり広告数も減ったため
わざわざ漫画のスペースを削る必要が無くなったので
最近はとんと見なくなりましたね。
80年代の花とゆめ作品のコミックスを読むと、その当時の広告スペースが
作者のフリートークスペースになっているのでチェックしてみるといいでしょう。
(ここはグリーンウッドとかエイリアン通りとか)

| いち | 2008/09/21 08:29 | URL |

追記ですが、週刊少年ジャンプでコミック内広告が無くなった理由は
wikiの「地獄先生ぬ~べ~」の項を読むとわかります。

| いち | 2008/09/21 08:37 | URL |

こち亀は単行本化の時に「ここは広告スペースだった」というギャグを入れてましたね。

| ああああ | 2008/09/21 08:51 | URL |

バスタード
「おいヒトコマあまってんぞ なにぃそんなバカな」

ジョジョ (2部、戦車戦)
「スタート」

あと、「りぼん」では、毎回必ず、キャラ&ストーリー紹介のスペースがあったような

| ああああ | 2008/09/21 09:51 | URL |

>ああああさん
 ありがとうございます。
 覚えている人が周りにいなくて、本当に何かの記憶違いかも…と自信がなかったのでありがたかったです。確かに「何かの講座」があったような記憶は僕もあります。小学生の自分にとって高額すぎて眼中にないようなものでしたが。

 裏表紙裏の広告ページの胡散臭い商品(幸運になれるネックレスとか)みたいな路線だったのかなぁ……


>ああああさん
 何と!少女漫画には今でもあるんですか!
 しかも、自社広告というか同じ雑誌の宣伝というのは一体何を意図しているのか……普通に「次号のお知らせ」と別ページに予告組むんじゃダメなんですかねぇ。漫画家さんからするとあのスペースは厄介なものだと思うんですが……

 確かに読者からすると「気にしなければ気にならない」もので、なくなったことすら気付かなかったレベルのものではあるんですけどね。うーん。


>WHさん
 あー、あー、あ-!
 それは確かに僕も見たことがあります。ウチにあったこち亀は50~70巻辺りの数冊だったので、時期的には80年代終盤くらいか……バブルの時代は広告が盛んだったので、そういうところにも広告を出していたということなんですかね。

 でも、「スキマにも広告を」という風潮は今の方が強いと思うんですけど……
 そうか、漫画内に入れても効果がないのにみんなが気付いたということか(笑)。


>いちさん
 なるほど、確かに「雑誌の部数」というよりも「広告にかけられる予算」が減ったタイミングだったように思えますね。ちょうど今回の記事で書いたように「剣心の序盤にあったのは覚えている」という声も多かったですし、タイミング的に94年辺りというのが転換期だった気がしますしね。『ぬ~べ~』の話にも合致しますし。

 『ぬ~べ~』のページを見るとあたかも「ぬ~べ~によってページ内広告がなくなった」ように思えますが(笑)、これはキッカケの一つというか、力関係の変化の表れだったんでしょうね。
 「左ページではなく右ページに広告スペースを用意」というのは、漫画家と広告主と編集サイドの葛藤の衝突具合を表した面白いエピソード。そりゃどの立場からしてみても左下が一番欲しい場所ですしねー。


>ああああさん
 それです!それです!確かにその記憶があります。
 今考えるとギャグ漫画だから出来ることであって、シリアスなストーリー漫画とかだと苦労したんだろうなぁと思いますね。『幽遊白書』みたいに全然関係ない絵を描いちゃう人もいましたが。


>ああああさん
 ジョジョか!僕が「作品名を思い出せない」と書いたのはジョジョですね、間違いない。
 不自然なほど浮いているコマがあって「あーここは多分広告欄だったんだろうな」と思いながら単行本を読んだ記憶があります。

>「りぼん」では、毎回必ず、キャラ&ストーリー紹介のスペースがあったような
 言われてみれば、少女漫画にはこういうスタイルの雑誌がありますね。僕はあまり少女漫画を読まないんですが、パラパラめくって「このスペースは単行本時にどうなるんだろう?」と疑問だったことがありました。

 キャラ&ストーリー紹介は新規読者や「思い出す」読者のために必要だと僕は思っていて、そのためにスペース確保するのは歓迎なんですけど。ネームを切る立場からすると導入部でスペースを取られるのは痛いですねぇ。

| やまなし(管理人) | 2008/09/21 20:43 | URL | ≫ EDIT

ダイの大冒険の終盤での広告が印象に残っています。
若返ったバーンが
もしも正面から突っ込んできたなら手刀で剣を砕く
みたいなセリフを受けてダイ達が追い詰められるシリアスなシーンの後に

当たって砕けない。

って大きく文字の書かれた健康器具の広告が入ってましたw
しかも挿絵がパンツ一丁のガチムチな男性ww
兄弟と笑ったのを覚えています

| メラ | 2008/09/26 01:38 | URL |

こち亀やジョジョなどの古いコミックスを読んでいるとたまに妙なコマが入ってますね。

あとこち亀100巻あたりで本田が少女漫画にはまっている会のときに、本田が読んでいる少女漫画の広告がはさまれていた気がします。

| 阿井 | 2008/09/26 14:47 | URL |

>メラさん
 何ですか、その奇跡は(笑)。
 ひょっとして編集者が狙ってやったんですかねー。あーでも、別に編集者が入れる広告を決められるワケじゃないからやっぱり単なる偶然か。うーん……だとしたら、やはり奇跡のような出来事だったみたいで。当時ジャンプ読んでいたはずなのに、それに気付かなった自分が口惜しいです。


>阿井さん
 調べてみたら、『こち亀』100巻が出たのが96年11月。
 上の御方の情報にある『ダイの大冒険』終盤も96年辺り―――と、考えると。95年後半~96年前半辺りまでのジャンプには残っていたということみたいですね。『ぬ~べ~』が暗黙の了解を破ったと言われているのが93年後半なので、時系列としては矛盾していないのかな。

 しかしまぁ、今回の話を聞く限り、『こち亀』はそうしたスペースも楽しんでギャグにしていたみたいで。この辺の懐の深さというのがこの作品が何十年も愛されている所以なのかなーと、関係のないことですがしみじみと思いました。

| やまなし(管理人) | 2008/09/26 20:13 | URL | ≫ EDIT

究極超人あ~るの
ツインコメの炊飯器が記憶にあります。

| ああああ | 2008/09/27 15:42 | URL | ≫ EDIT

>ああああさん

 あぁ……!
 僕はその漫画を読んだことがないんですよね……名前は聞いたことがあるんですが、検索しても炊飯器が何なのかよく分かりませんでした。満足な返信が出来なくてごめんなさい。

| やまなし(管理人) | 2008/09/27 20:31 | URL | ≫ EDIT

こち亀で広告をネタにしてるのは94巻にあります。
漫画内で広告をすることの是非について、「ほらこの広告も漫画のページのなかにきれいに収まってるだろ、不自然じゃない」と両津が言うシーンです。
単行本ではそこに「葛飾区の警察官募集」の広告をいれてます。
応募条件が「両津巡査長と正反対の人」となってましたw

| ertit | 2008/09/28 01:15 | URL |

マインドアサシンの何巻か忘れてしまいましたが、読んだ覚えのないエピソードがあって
本誌を見直すと広告が載っていたことがありました。
あまり違和感なく話がつながっていて、作者さん凄いなと思った記憶があります。

| ああああ | 2008/09/28 18:00 | URL |

こち亀では、1996年末の話(103巻「ソルジャーサンタの巻」・単行本は'97年発売)が
最後の1/4広告掲載だったと思います。

32年間無休でジャンプに掲載されているこち亀は、こういう話題のサンプルにうってつけですね(笑

| まさひこ | 2008/09/28 20:34 | URL | ≫ EDIT

>ertitさん
 今の感覚で言うと、競技場の名前に広告が入ったり、広告収入だけで成り立っているフリーペーパーがあったりが当たり前になっているので、「漫画内で広告をすることの是非」を題材にするというのは想像がしやすいんですが。10年以上前の『こち亀』でそういう題材が取り上げられていたというのに驚きです。

 いやまぁ、もっと前にも永谷園の『スーパーマリオ』とかありましたけど……
 この漫画が何十年も愛されている理由って、僕はちょっと侮っていたかも知れないですねー。全然話と関係がない返信ですみません(笑)


>ああああさん
 なるほど。これが他の方が仰っていた「無くなってもストーリー上はさほど支障がないコマをあらかじめ描いておく」という例なのかも知れませんね。もちろん言葉にするのは簡単ですけど、“めくり”の前の引きを二つ作らなきゃいけないんだから大変な話ですよね。

 しかも、そういう部分はあまり評価されないんですから……漫画家さんからすれば「なくなってくれて助かった」くらいの感覚だったのかも知れませんね。


>まさひこさん
 なんと!正確な裏づけデータが!!
 96年末というと他の方々の情報と全く矛盾しませんし、『ワンピース』などでジャンプがまた浮上してきた97年以降からの読者が「そんなの知らないんだけど」と仰っているのにも納得です。これだけの情報が集まるんだからネットって凄いです(笑)。

 96年→97年の間に終了していたというのは象徴的ですね。
 96年というと『スラムダンク』が終了し、90年代初頭の三本柱(『ドラゴンボール』『幽遊白書』『スラムダンク』)が全てなくなり“暗黒期”と呼ばれた時期で。そこからの脱出を図り、97年は『ワンピース』『たけし』、翌年の『ルーキーズ』『ハンターハンター』といった新連載のプッシュを行っていった時期ですからね。

 “心機一転”という風が吹いていたのかも編集部内に知れませんね。

| やまなし(管理人) | 2008/09/28 21:08 | URL | ≫ EDIT

ジャンプというより、集英社、ですね
代表的なのが「ジャンプ」と「りぼん」という事になりますが
別の例だと花とゆめ(白泉社)なんかは左ページの左側タテ1/4の細長いスペースが広告になってて
コミックスではだいたいフリートークや挿絵が入るけど作家さんによってはそこに4コマ描いてたり。

| はるかっか | 2008/09/30 14:35 | URL |

>はるかっかさん

 確かに今まで寄せてもらった情報のほとんどは集英社と少女漫画でしたねー。
 実を言うとこの時期(96年)まで僕はジャンプ以外の雑誌を読んでいなかったので(単行本は読んでいたのですが)、他の雑誌がどうだったのかイマイチ分からないんですよね。それこそ『MIND ASSASSIN』の例のように、自然にコマを埋められていたら気付きませんし。

 しかし、漫画の中の空きスペースに4コマ漫画を入れるって結構なリスクですよね(笑)

| やまなし(管理人) | 2008/09/30 21:47 | URL | ≫ EDIT

小学館でも、昔はあったはずです。現在は分かりませんけれど。
ドラえもんのコミックスに顕著だったのですが、古いエピソードほどあちこちに謎の穴埋めカットや、微妙に蛇足っぽいコマが存在しました。
(これも現役でこそありませんが連載期間が長く、かつ単行本の現存してる貴重なタイトルですね)

| Tickt | 2009/12/09 02:29 | URL |















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