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だからこそ僕は、『伊集院光 日曜日の秘密基地』を続けて欲しかったと思う

 一ファンとして外せなかった話題。

 伊集院光 ロングインタビュー-R25.jp(情報元:かーずSPさん)
 伊集院光 ロングインタビューで、秋葉原事件で抱えていたモヤモヤから開放されました
 (情報元:まさかてさん)

 原因はよく分からんのですが、上のR25.jpの記事は死ぬほど重くてブラウザがカクカクしてしまいます。僕の環境だけの話かも知れませんが、とりあえず注意して下さいな。


 このインタビュー記事にあわせたワケじゃないんでしょうが、今週月曜深夜のラジオでも同じような話をなさっていました。
 今年の1月か2月にテレビ朝日系列の『スーパーモーニング』のコメンテーターを降板したことや、今年の3月にTBSラジオ『伊集院光 日曜日の秘密基地』を終了させたことについて―――「週の1~2日はマネージャーが持ってくる仕事に出て、残りをラジオ(『深夜の馬鹿力』)やBSイレブンの番組(『伊集院光のばんぐみ』)中心にする生活にしたかった」と。
 この辺の話はちょうどR25.jpのインタビューにも掲載されていますし、『日曜日の秘密基地』を終了させた前後にも語っていたことで。「何でもかんでも手を出すのではなく、自分に向いていることを研ぎ澄ましていきたい」という考え自体は凄くよく分かります。

 ※ 実はこの話にはオチがついていて、この『伊集院光のばんぐみ』が予算不足のために再放送を初回分から流すことになるらしくて、新しい放送分を作るためにはこの番組のDVDがヒットしなきゃならない―――という窮地に立たされている、とか。



 しかし、今回のインタビューで「伊集院さんらしいなぁ」と思いつつ、だからこそ「それはあんまりじゃない、伊集院さん?」と思ったのがラストの部分。

<以下、引用>
「世の中を妬んで、最終的に殺人を犯す人のニュースがあったとして、恵まれていない人が、恵まれた人を妬むことに関しては肯定すべきだろうと思ってたんです。『そういうときもある』と。でも人殺しだけは絶対否定しなきゃならない。
ただそこでコメンテーター陣が『自分の努力が足りないのに、なんで人を妬むんだ』っていう空気になったときに『俺はわかります』って言えなかったんです。『人を妬むところまではわかる』って。
<中略>
言えない自分を“何それ”って思っちゃう。もし俺が成功者を妬んでいてその番組を観ている立場だったら、『今のこの妬みは、俺は殺人犯としか共有できないのか』という話になるじゃないですか。」

</ここまで>
※ 中略・改行は引用者による


 これはニュース(『スーパーモーニング』)のコメンテーターを辞めた理由として語られていて、非常に共感するし、僕も「妬むことまでは肯定しなきゃならない」と思っているのですけど―――なら、なおさら『スーパーモーニング』辞めちゃダメじゃん。


 いやまぁ、僕はこの番組というかこの手のTV番組を1回も観たことがないのでエラそうなことは言えませんけどさ。伊集院さんが番組を辞めても、そのコメンテーター枠に同じように「成功者を妬んでいる人」の声を代弁してくれる人が入るワケじゃないじゃないですか。結局のところ何も変わっていない。誰の救いにもなっていないワケですよ。

 『深夜の馬鹿力』を聴いていれば『スーパーモーニング』を辞めた理由はこれだけじゃないことは分かりますし、それこそムリして続けて伊集院さん自身が苦しい思いをするのなら本末転倒ではあります。

 なら、せめて『日曜日の秘密基地』を続けて欲しかったです。

 『スーパーモーニング』ほどアウェーなワケでもなければ、『深夜の馬鹿力』ほど自由なワケではない。世の中の色んな事件にコメントをしなければならないけれど、伊集院さんが伊集院さん自身の言葉で語れる場所があったじゃないですか。「成功者を妬んでいる人」が、「俺は独りじゃないんだ」と思える番組を貴方はやっていたじゃないですか。なのに、その番組も終わらせてしまった。


 あの番組に救われた人がどれだけいたことか。
 僕があの番組にどれだけ救われたことか。本当にどん底だった5~6年前、あの番組を聴いて「こんな自分でも生きてイイんだ」と思えたから今の僕があるのだというのに。



 ……冷静になって考えてみると、「そのプレッシャーもキツイ」ということなんでしょうし。
 今の深夜ラジオ『深夜の馬鹿力』での「自転車に乗る際に両手がふさがっていたから、買ったばかりの蛍光灯を首と頭にハメて帰ったら抜けなくなった」みたいな話も、本質的には変わらないことなんでしょうけど―――やっぱり『日曜日の秘密基地』はいつまでも続けて欲しかったというのが、このインタビューを読んだ伊集院ファンの一人としての率直な意見です。


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 余談。
 ということもあって、僕も数年前に比べてサイトやブログに「情けない自分」とか「どうしようもないほどダメな自分」とかをありのままに書けるようになりました。昔はやっぱりありのままの自分が嫌いだったし、「自分の良い部分」だけを抜き出して書こうとしていました。「アレで?」と言われても、「アレでも良い部分なんだよ」と答えるしかないほどに。

 でも、それではダメだと思ったのですよ。
 「情けない自分」とか「どうしようもないほどダメな自分」は否定したって付いてくるものだし、そんな自分だって案外悪いもんじゃないなと思える時が(たまに)来るのです。そうしたことをネットの隅の隅の隅の方にも書き残しておくことで誰かが「俺は独りじゃないんだ」と思ってくれるかも知れませんし、誰にも共感されなかったとしても、たった一人で突っ走っている人間がいるということが誰かの勇気になるかも知れないじゃないですか。


 それが、「俺は独りじゃないんだ」と思えたことで救われた人間のすべき義務なんだろう―――と。

(関連記事:「彼女はいません」が恥ずかしくない社会へ

| ひび雑記 | 18:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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