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天津飯にはどうして「かめはめ波が効かない」のか?

 今日の記事は『ドラゴンボール』全編に対してのネタバレがあるので、未読の方・これから読もうと考えている方は注意して下さいね。

 ドラゴンボール的「転回」とウルトラマンの関係。
 能力系の漫画がインフレしにくい理由。

 非常に面白い記事で、これだけで三日三晩は語り明かせそうですね。
 僕は『ウルトラマン』はほとんど観たことがないんですけど、『Dr.スランプ』なんかにも『ウルトラマン』の影響はチラホラ見られるんじゃないかと思います。そもそもウルトラマンが普通にペンギン村に住んでいたし(笑)。



 とは言え、僕のスタンスは上で紹介させてもらった記事とはちょっと違います。
 「かめはめ波」のような光線技とスペシウム光線との関連性を指摘するのは面白いなと思う一方で、「そこに留まらなかったからこそ『ドラゴンボール』は今でも語り継がれる名作になった」とも思っています。


 「かめはめ波」で思い出す話が一つ。
 「天津飯にかめはめ波が効かないのなら、セルの撃つかめはめ波を弾き返してくれれば良かったのに―――」


 これは『ドラゴンボール』の「長期連載がゆえの設定の矛盾点」としてよく指摘されるネタですね。

 悟空と天津飯が初めて戦った際(11~12巻)、観客として観ていたクリリンと亀仙人の間に「あいつのことだから、ものすごいかめはめ波なのかも知れませんよ」「いいや…あの天津飯というやつ、かめはめ波そのものが効かんのじゃ。大小に関係なくな…」という会話があったにも関わらず。

 そこから物凄い色んなことが起こった後、“敵なのにかめはめ波が使える”セルという敵が現れ、太陽系全てを吹き飛ばすほどのかめはめ波を撃ち合うというシーンが出てくるのです。これが35巻。その場に天津飯も居合わせ「俺達には何も出来ない」と絶望しているのだけど、「オマエ、大小に関係なくかめはめ波が効かないんじゃないのかよ(笑)」と読者にツッコまれていたという。


 作者がそんな設定忘れていたとか、亀仙人の解説が大袈裟だったとか、そういうツッコミどころがあるから『ドラゴンボール』は面白いんじゃないかとか、色々と言えるとは思うんですけど……この2つのシーンは『ドラゴンボール』という作品を考える上で、非常に面白いシーンじゃないかと僕は考えています。


 曰く、「かめはめ波は決め技ではない」という『ドラゴンボール』哲学の変化。

 悟空が初めてかめはめ波を使ったのは2巻、その後もポイントポイントで悟空はかめはめ波を使うのですが―――スペシウム光線のように“相手にトドメを刺す一撃”として使われたのは、7巻の大ダコ戦が初めて(笑)。ボスクラスの敵としては12巻のタンバリン戦までないという。

 何故こんなことを覚えているかというと、テレビアニメ放映中に幼稚園くらいだった自分は「必殺技のかめはめ波で華麗に敵をやっつけて欲しかった」のに『ドラゴンボール』ではそれをしてくれなかった印象があったからなんです。
 僕がそれを求めていたのは恐らく、『ウルトラマン』から続いている特撮モノの王道である「最後に一番の大技で敵を倒す」に夢中だったからなんでしょうね(『ウルトラマン』を観たことは僕はないのだけど、それに影響を受けた作品は観ていたという話)。


 なので僕は、「かめはめ波」=「スペシウム光線」というよりも、そうならないように鳥山先生は絶妙のバランスで『ドラゴンボール』を描いていたんじゃないかと思うのです。これは以前にウチのブログにも書いたことなんですけど、「インフレバトル」の代表のように言われる『ドラゴンボール』こそが「インフレバトル」の限界に気付いて脱「インフレバトル」を図っていたとも見えるんですよね。

(関連記事:『ドラゴンボール』におけるインフレバトルの葛藤


 なので、恐らく天津飯戦でのクリリンと亀仙人の会話―――

クリリン「あいつのことだから、ものすごいかめはめ波なのかも知れませんよ」
亀仙人「いいや…あの天津飯というやつ、かめはめ波そのものが効かんのじゃ。大小に関係なくな…」


 この会話って、強さの基準が「どちらが巨大なかめはめ波が撃てるのか」という<強い←→弱い>にならないように配慮した結果だったんじゃないかと思います。この天津飯戦で、天津飯が恐ろしく威力の高い気功砲を“武舞台を消滅させるために撃った”ということから分かるように、力と力の戦いではなく、技と技の戦いになるように工夫されていたんだと思うのです。


 タンバリン戦はかめはめ波での決着になりましたが、ピッコロ大魔王戦の決着は「パンチ」ですし、マジュニア戦は「体当たり」、ベジータ戦に至っては「大猿悟飯に潰される」ですからね。必殺技の応酬で決着が付くことはほとんどなかったんですよ。

 むしろかめはめ波のような光線技こそが前座で、最後に勝負を分けたのはギリギリの状態における肉弾戦とアイディアだったというか。そういう意味では、『ウルトラマン』的戦いへのアンチテーゼな意味も込められていたんじゃないかと思いました。


 フリーザ戦だけは特殊で、「アレだけの悪行で宇宙を恐怖に陥れいていた総大将がみじめな最期を遂げる」ように、最後の切り札が気円斬→自らそれに当たって真っ二つ→命乞い→「騙されたな!」と攻撃をしてくるも反撃で消滅→かと思いきやサイボーグ化して復活→名前も明らかになっていない新キャラに瞬殺される、と逆インフレを意図されていたようなんですが……
 皮肉にもそれが人造人間編のインフレ化を招くことになって、最終的にセルと悟飯の巨大かめはめ波の撃ち合いで決着がつくという。悟空と天津飯の戦いの頃には「どちらが凄いかめはめ波を撃てるのか」という戦いにはしないように細心の注意が払われていたのに、止まらないインフレ化によってセル戦はそういう決着にならざるを得なかった―――と。(それでも、最後に勝負を分けたのは“父と子の絆”ではあったのですが)



 そう考えると、天津飯にまつわるこのネタって「『ドラゴンボール』という作品の変化」を端的に表している例だったことが分かりますね。もちろん前半と後半どっちの『ドラゴンボール』が優れているかという話ではなくて。
 「かめはめ波を決め技にしない」ドラゴンボールという作品が、「かめはめ波の撃ち合いで決着が付く」ようになったというのが面白いなぁという話です。


 ちなみに、『ドラゴンボール』とは対照的に『幽遊白書』は「必殺技が決め技」になることが多いですね。頭突きで勝負が決まった酎戦とか、ギャグで落とされた吏将戦とかもありますけど(あ、そういや乱童戦は『ドラゴンボール』のベジータ戦っぽい)、「残された技でどう戦うのか」に配分が寄っている気がしますね。
 この2作品の相違点というのも、考えていくと面白いのかも。


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| 漫画読み雑記 | 18:00 | comments:16 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

しんざきと申しますこんにちは。

こういう、こちらの拙い想定を遥かに越える反応を頂くと、ブログやってて良かったなあと思います。

> この会話って、強さの基準が「どちらが巨大なかめはめ波が撃てるのか」という<強い←→弱い>にならないように配慮した結果だったんじゃないかと思います。
> 「かめはめ波を決め技にしない」ドラゴンボールという作品が、「かめはめ波の撃ち合いで決着が付く」ようになったというのが面白いなぁという話です。

この辺、私にはない視点でした。確かに、戦闘の盛り上がりを演出する技がなんなのか(私はこちらだけについて考えていました)はともかく、「決着がどうつくか」という点に関しては、ドラゴンボールはむしろアンチウルトラマン的な立ち位置ですよね。

幽遊白書については、なんというか、「分かってて敢えてやってる」成分がかなりある(特にS級A級なる言葉が出てきてから)様に思いまして、ドラゴンボールとはまた違ったスタンスで見る必要がある様に思いました。また考えてみたいと思います。

| しんざき | 2008/10/17 18:36 | URL | ≫ EDIT

亀仙人の「大小」の基準を大きく超える破壊力のかめはめ波については相性の問題も関係なくなるってだけの話だと思っていました。火炎攻撃の効かないモンスターも太陽熱のような超々高温度の攻撃の前には消滅するしかない、みたいな。

| ああああ | 2008/10/17 19:05 | URL |

仮に天津飯一人にだけきかなくても惑星を吹き飛ばす程のカメハメ波の被害は消せないって事では?
対個人用のカメハメ波とは規模が違いすぎるので天津飯の体分だけ消えて他はそのまま地球に当たっちゃう→地球が潰れたら天津飯も死ぬという。

| ああああ | 2008/10/18 08:27 | URL | ≫ EDIT

>しんざきさん
 うわっ!ウチみたいなところにコメントしてもらって恐縮です。
 『テトリス』の記事の頃から更新を楽しみにさせてもらっています。しんざきさん本人からそんな風に仰ってもらえるなんて本当に嬉しいです。

>戦闘の盛り上がりを演出する技がなんなのか
 なるほど、確かに。
 桃白白が出てくる辺りまでは、(ジャッキー・チュンは例外として)かめはめ波のような光線技は主人公側しか使えず。敵はロボットだとか怪獣だとかの異形なものか、人間が相手の場合は飛び道具として銃を使ってくるケースがほとんどなんですよね。

 相手の方が体格・条件が有利な状態で、小さな悟空がそれに対抗する手段として如意棒やかめはめ波を使うというのは確かに“変身しないウルトラマン”なのかもなーと思いました。この変身願望という部分を突き詰めていくと、マジンガーとガンダムの違いとかまで話が進んで三日三晩どころじゃ済まされなさそうです(笑)。

>幽遊白書については
 ですね。僕もそう思います。
 ↓はウチが以前に書いた記事ですが、冨樫先生は「パロディ」として書いているフシが強いんじゃないかと思っています。まぁ、時々「それはパロディじゃ済まされなくない?」という時もあるんですが……

http://yamanashirei.blog86.fc2.com/blog-entry-763.html


>ああああさん
 そもそも、かめはめ波と他の光線技の違いがよく分かりませんからね(笑)。
 かめはめ波が跳ね返せるならギャリック砲はどうなんだとかの疑問はあります。あ。でも、天津飯が負ける時って肉弾戦なことがほとんどだったような……結局、「全ての光線技は効かない」という(一応の)設定が成り立ってはいるのかな?

 いずれにせよ。亀仙人があの当時「太陽系全てを吹き飛ばすかめはめ波」なんてものは想像出来なかったでしょうし(本人は月吹き飛ばしていたけど)、そこまで責任持てんよということなんでしょうね。


>ああああさん
 「効かない」という亀仙人の言葉は対ヤムチャ戦の時にかめはめ波を跳ね返したことを言っていると思うので、跳ね返す角度によっては地球は守られるんじゃないかなぁと僕は思っています。
 まぁ、地球以外の全ての太陽系が吹き飛んだらイミないんですけど(笑)。それを言うと、そのかめはめ波すら吹き飛ばした悟飯のかめはめ波は太陽系を吹き飛ばさないのかという疑問も出てきます。謎は深まるばかり……

| やまなし(管理人) | 2008/10/18 21:01 | URL | ≫ EDIT

新・気功砲で、セルを足止めできたことの方がよくわからないよ。

| 真・気功 | 2008/10/19 02:33 | URL |

>真・気功さん

 確かにそれもよく指摘される矛盾点ですねー。
 個人的には「天津飯が死ぬ気で頑張ったんだから出来たんだよ!」と思っているんですが、ダメですかね(笑)

| やまなし(管理人) | 2008/10/19 21:49 | URL | ≫ EDIT

幽々白書は確かに、使える技に限界があって使っていくごとにその残量が減っていって、「どの時点でどの決め技を残しているか」な戦いが重要になっていたような気がしますね~
トグロ戦までは
魔界編辺りはスーパーインフレしちゃってなんかもう冨樫もちょっと投げっぱだったといううわさを聞いたのですがどうなんでしょうねw

| ああああ | 2008/10/21 19:39 | URL |

>ああああさん

 ですね。
 前座の打撃の後の「決め技」というよりは、打撃で適わない相手に対して「一発大逆転」という意味合いが強かったと思います(特に幽助の場合は)。そういう意味ではカタルシスを味わったまま終わらせるバトルだったというか、対照的に『ドラゴンボール』はベジータもフリーザも元気玉でトドメを刺せなかったという。

 この辺も突き詰めて考えるのが面白いかも。


>魔界編辺りはスーパーインフレしちゃって
 まぁ、アレは「インフレ」が原因というよりは、「ジャンプシステムに疲れきっていた」というところじゃないですかね。
 三竦みの関係とか“人を食わないと生きていけない妖怪”とかを描きたくても、結局はトーナメントバトルをやらされてしまったというか。この辺の真相は当事者にしか分からないことでしょうけどねー。

| やまなし(管理人) | 2008/10/21 21:15 | URL | ≫ EDIT

元気玉で唯一ボスクラスを倒せたのがもっともにんげんくさいミスターサタンのおかげだったというのはBPインフレとは最後まで付き合わなかった結果なのではないかと思うのですがいかがでしょう?

| ああああ | 2008/10/22 02:40 | URL |

>ああああさん

 あー、確かに言われてみれば。
 ブウ編って途中までインフレの極みみたいになっていたのですが(例:べジット)、最後になって「ベジータが悟空を認める」「デブブウがサタンのために戦う」「ドラゴンボールと地球のみんなの力で元気玉を作る」「サタンが悟空を信じて世界の人々に語りかける」「サタンがベジータを助ける」「三つ目の願いで悟空の体力回復」と―――これでもかってほど脱インフレというか、“絆”の方を大事にした結末にシフトしていったんですね。

 その方向転換が最初から意図したものかは分かりませんし、「一貫していない」と批判されることもあるんですけど、僕個人としては相当好きなラストで。その中核にいたのがサタンだったというのは確かに間違いないでしょうね。初登場の時は、まさかあんなキャラになるとは想像せんでした―――

| やまなし(管理人) | 2008/10/22 21:33 | URL | ≫ EDIT

「必殺技で勝負を決める」というのは能力バトルもどきのパワーバトル漫画の「ONE PIECE」でも見られますね。
「NARUTO」はあくまで能力バトルとして描こうとしている努力が見られますが、苦戦しているように思います。
いずれも能力バトルの風潮が作者のハードルを挙げてしまった結果でしょうか。

| レト | 2008/10/26 14:23 | URL | ≫ EDIT

>レトさん

 僕はその2作品は数年前までしか読んでいないので、その頃までの感覚ですが……
 『ONE PIECE』は「一番凄い技を最後に使って倒す」という印象で、それこそ特撮モノのバトルに感覚が近かったんじゃないかと思います。『ジョジョ』的能力バトルというよりは、『FF』で言う「敵の苦手属性で攻撃しろ」くらいだったというか。
 その論理で言うと、「次の敵はもっと強いからもっと凄い決め技で倒してやる!」というインフレ展開になりそうなんですが……バトルばっかやっているワケではないので、その辺は上手く緩和されていたのかなぁと。


 『NARUTO』は、能力バトルとしては「制約」というか「リスク」が伝わりづらかった印象かなー。「この技は1日4発しか撃てない」みたいな割り切った制約があった方が能力バトルとしては描きやすいんじゃないかと。あと、雑誌だけで読んでいると決着が付くまでに長すぎて、何が起こっているのか忘れてしまう(笑)。勝負付いたと思ったら逃げられたりするし。

 どっちの作品もパワーバトルのキャラに「能力」という個性付けをしたという感覚かなーと思いました。この辺は当時の雑誌の風潮というか、雑誌のターゲット層から考えると分からんでもないです。

| やまなし(管理人) | 2008/10/26 21:05 | URL | ≫ EDIT

能力バトルもどきではないでしょうパワーバトルと一括りにはできません早合点が過ぎます

| あ | 2012/02/16 20:26 | URL |

色付きの文字かーめーはーめー波ーー!

| ああああ | 2013/06/21 23:41 | URL |

やまなしレイ様の仰る通り、ドラゴンボールはあるときを境に戦闘の見せ方が変わります。

ドラゴンボールはもともと、
魔ジュニア(ピッコロ)と天下一武道会で雌雄を決するところで終わるはずだったのが編集部のお願いにより引き伸ばしになりました。
次に(アニメではドラゴンボールZというタイトル名に代わり)ラディッツ、ナッパ、ベジータのサイヤ人襲来編を経て、ナメック星編へと移行し最終的な悪の集大成であるフリーザと孫悟空の戦いを描き今度こそラストにする予定でした。
しかしこのとき、ドラゴンボールの人気はうなぎ上りで、またもや編集部からのお願い引き伸ばしのとまりました。

つまり、フリーザ戦以降のインフレは鳥山氏にとって想定外だったというわけです。
これは鳥山氏のかつてのコメントにも「フリーザ戦以上のバトルを描くことは出来ない」と発言していることからも伺い取れると思います。

これらのことから、ドラゴンボールがこれまでのように必殺技は前戯で最後はギリギリの肉弾戦で勝つ技と発想のスタイルから、必殺技でボスを消滅させる力でねじ伏せるスタイルに完全変更されたのは、フリーザ戦以降になるということですね。

天津飯にかめはめ波が効かない…という設定は少なくてもサイヤ人襲来編かナメック星編まではあった設定ではないでしょうか。
しかし、編集部から引き伸ばしが決定されたことにより、更なるフリーザより強力な敵を出現させる必要性から、力に歴然たる差があれば天津飯と言えども跳ね返すことは出来ない…という設定へと後付け変更されたのでしょう。
またベジータとブルマの子であるトランクスの登場は、鳥山氏曰く「サイヤ人を増やしたかった」と笑談していたことから、インフレによる各部の設定変更を余儀なくされたことが分かると思います。

ドラゴンボールは鳥山氏はの行き当たりばったりな構成から細かい矛盾はあったと思いますが、少なくてもフリーザ戦以降の矛盾に関しては一概にいつもの行き当たりばったりとは言えないのではないでしょうか。

| ああああ | 2015/01/13 23:31 | URL |

「効かない」と言うより天津飯とセルを比較してみるとセルが圧勝する程次元の違う戦いですからもう天津飯では制御ができない程のパワーのかめはめ波なのでは?

| ああああ | 2016/08/28 07:20 | URL |















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