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変わらない価値のあるもの

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考察:ギャルゲーとはヒロイン達の抱き合わせ商法なのか

 どうしてか、月初めはいつも下品な話題から始まって申し訳ないです。

 4~5年くらい前、当時人気だったAV女優が「最初の半分がS仕様/後の半分がM仕様」みたいなAVを出しまして。
 当時AVを観ない時期だった自分は「はぁ…こういう売り方もあるんだなぁ」と思っただけで内容は観ていないんですけど、とあるネットので掲示板で「Sが欲しい人はMが要らないし、Mが欲しい人はSが要らない。半分にして別々の商品として売り出すべきだ」という批判意見を読んで目から鱗が落ちたことがあったのです。



 喩えば、『ドラゴンクエスト3』に『ボコスカウォーズ』を抱き合わせて販売するとか、今で言えばニンテンドーDSiにワゴンソフト5本抱き合わせて販売するとか―――そういうアレめな商売では「価値のあるもの」と「価値のないもの」の区別が分かりやすいのですが。

 「Sが欲しい人も要る」「Mが欲しい人も要る」
 どちらの要素も“価値を感じる人”は確実に存在するのだけれど、その二つは相容れないどころか相反しているものなので、組み合わせて売ってしまうと「価値のあるものと価値のないものの抱き合わせ商法」のように受け取られてしまうということです。

 ある人にとってはSな要素が『ドラゴンクエスト3』になって、ある人にとってはMな要素が『ドラゴンクエスト3』になる―――なかなか勉強になるなぁ、とアダルトビデオから学んだワケです。



 漫画雑誌だって、言ってしまえば「人気作品」に「まだ知名度のない作品」を挟んで売り出す商売ですよね。その商売に限界が出てきたから最近は漫画雑誌が売れなくなっているという側面はあると思いますが……「ストーリー漫画の合間にギャグ漫画を読む」とか「スポーツ漫画の合間にお色気漫画を読む」とかは、それが目的のものでなくてもそれほど食い合わせが悪いものでもないと思います。

 それを言うと、「ドラクエ3の合間にボコスカやればイイじゃん!」ということになるんですけどね(笑)。


 しかし、世の中には「S」と「M」くらいに相反するものを合わせて商品にしているものがあるよなぁ……と思ったのが、つい最近。それに気付かせてくれたのは、「一本のゲームを何周も遊べますか?」という記事でコメント欄に頂いた意見。
 ちょっと、引用させていただきます。


<以下、引用>
 ギャルゲやエロゲみたいなキャラゲーは、個性豊かな女の子が勢揃いして色んな人の関心は惹けますが、惹かれる側の身としては逆に個性豊か過ぎて、攻略しようと意気込めるような目当ての子は一人か二人くらいしか残らないんですよね。
</ここまで>

 た、確かに!
 ロリキャラにしか興味がない人間にとってはお姉さんキャラは『ボコスカウォーズ』でしかないし、巨乳にしか興味がない人間にとっては貧乳キャラは『ボコスカウォーズ』でしかない!ありとあらゆるニーズに応えようとして様々なヒロインを集合させることで、「こいつは別に要らないんだけどなぁ……」と思われるキャラを作ってしまうという!

 しかも、世の中には「全ヒロイン攻略しないと真のエンディングは観られない」みたいなゲームもある!これって『ボコスカウォーズ』をクリアしないと『ドラゴンクエスト3』の真のエンディングは観られないってことじゃないのか!?


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 そろそろ『ボコスカウォーズ』のファンに怒られそうですね(笑)。
 いや、「ドラゴンクエスト3 抱き合わせ販売」で検索したら1番最初に『ボコスカウォーズ』が出ただけの話なんで、別に『ボコスカウォーズ』に深い意味があるワケではありません。『いっき』とか『コンボイの謎』とか『燃えよ!プロ野球』とかに置き換えて読んでもらって結構です(これらのソフトは全てWiiのバーチャルコンソールでダウンロード購入出来ますよ!素晴らしい時代ですね!)。



 ギャルゲーの話は置いといて……
 僕がジャンプ感想をやっていた時代も、「どのヒロインが好きか」派閥で罵りあっている人もいたりして。「○○の出番ばかりで最近は××の出番がちっともありません。××のファンはもう皆この作者が許せないのです。どうしたら良いですか?」なんてメールを僕に送って来たりして、「どうもこうもねーよ」と途方に暮れたこともありました(笑)。

 漫画の登場人物を考える際、僕も「幅広い需要に応えられるようにしよう」を目指してキャラ配置するワケなんですが……よくよく考えると、それって需要を分散させて「興味のないキャラの話も読まされる」みたいに受け取られるのかもなーと悩んだことがあります。
 「幅広い需要に応えられるように」は、結局は誰の要望にも応えられないということなのかも知れんなーと。でもなぁ、描く側からすると巨乳も貧乳も描いていてそれぞれ違う楽しさがあるんですよ。



 翻ってギャルゲーの話。
 「全ヒロイン攻略しないと真のエンディングは観られない」という作品でなければさほど気になる問題じゃないのかも知れませんが……ヒロインが5人いてその内の1人が物凄く好きだって人は、その1人のキャラを攻略して終わるんでしょうか?それとも「値段分の元を取るには(好きでもないキャラを)5人全員攻略しなくては!」と思うんでしょうか?

 この辺が僕にはピンと来ません。
 「2周目が楽しめない」僕はそれ以前の原因でギャルゲーが遊べないんですけど、ギャルゲーを嗜んでいる紳士の方々はこの辺どう折り合いを付けているのか教えて欲しいです。「興味がないヒロインでも、ルートに入れば好きになるかも知れない」とポジティブに楽しめてしまうのでしょうか。
 煽りとか挑発とかではなくて、純粋に「エロゲーやギャルゲーを楽しんでいる人」に憧れている身として教えを乞いたいのです。


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| ヒンヌー | 18:35 | comments:19 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

<一意見として

ギャルゲーを少しながら嗜む身としましたら、私の場合全員攻略していた作品とそうでないものがありますね。前者は別に「全員攻略するぜ!」と心に決めてやった訳ではないのです。
例えば一回のプレイ時間が短い等、キャラクター云々よりシステム周り、遊び易さによって変わるものもあるかと…。
大事なのはやはりプレイヤーのヤル気がどう持続するかなのでしょうか?
他の方の意見も是非お聞きしたい所です。
長文失礼しました。

| スキ丸 | 2008/11/02 14:10 | URL |

>スキ丸さん

 意見を下さってどうもです。
 この記事を紹介して下さったニュースサイトさんやはてなブックマークを読む限り、「人それぞれ」というのが結論みたいです(笑)。
 最初から「全ルート回らないと気が済まない」という方から、「好きなヒロインが別なルートだと脇役で違う味を出すのが好き」という方や、「好きじゃないキャラも好きになることが多い」という経験則を持っている方、「1人しか攻略しない」という方など、ホント様々な意見がありました。

 皆様、貴重なご意見をどうもです(そして、まだまだ募集中です)。

>前者は別に「全員攻略するぜ!」と心に決めてやった訳ではないのです。
 これは盲点でした。
 それこそ以前の「ゲームを何周も遊べるか」という話は更に顕著だと思うんですが、多くの人は最初から何周も遊ぼうと思って購入していないのかも知れなくて。1周目が楽しくて「もっと遊んでも良いな」と思えたから2周目に入るのであって、重要なのは「2周目のオマケ要素がある」ことではなく「操作性やプレイ時間、インターフェースなどが“2周目も遊びたくなる”ように作られているか」ということだったのだろうと思いました。

 もちろんコレはギャルゲーにも当てはまる話で。
 システム面以外にも「全体的な雰囲気」だとか「テキストの面白さ」なんかがツボに入ると、「他のルートも遊んでみたい!」と思わせてくれるのかなぁと。もちろん「好みじゃないキャラを攻略する」フラストレーションを相殺してくれるくらいの魅力は必要にはなりますが。

 うーん、面白い意見をありがとうございます。
 コレは他の分野にも当てはめて考察してみたくなりました。

| やまなし(管理人) | 2008/11/02 20:17 | URL | ≫ EDIT

 おぉー。自分のコメントを新たな記事ネタにしていただき嬉しく思います。カキコ人冥利に尽きるといいましょうか。

 私はギャルゲやエロゲに関して、特定のヒロインのみを目当てに進めていきますね。そのヒロインをクリアしたあとは、別ルートでそのキャラが他にどんな顔をするのかを見たくて他のルートにもちょっと入る、という感じで基本的に「全員クリア」というのは考えていません(Fateみたいに序盤から選択肢如何でがらりとその後の展開が変わるようなゲームはまた理由が変わってくるので例外としますが…)。結果的に全員クリアになることはありますが、「元を取りたくば『五人全員をクリア』するのではなく、全員分のシナリオを使って『一人を五週』する」といった感じで楽しんでおります。
 個別ルートに入ったら二人だけの世界になって他のヒロインがマジに空気になったりする事や、一人のヒロインのシナリオが長すぎて、二週目に入ろうとする時に『あぁまたあの長い文章を追いかけるのか…』と思い気が萎えたりとか、ヒロインの好き嫌い意外にもモチベーション的にやらなくなったりもします。特に前半の共通ルートは一週目で知っているんだから、テキストの早送りではなく、次の選択肢まで一気にスキップする機能が欲しいなぁと思う今日この頃(愚痴)。

 長々と失礼しました。

| asd | 2008/11/02 21:14 | URL | ≫ EDIT

いつも楽しく読ませていただいています。
以前にも書き込ませて頂いたsと言います。

この「どちらにも対応」の問題は、自分も以前に考えた事が有ります。
やまなしさんはマイルドな表現にされていますが
例えば「寝取られ」と「純愛」が一本のソフト内に入っていたら…
大批判が容易に予想できます(笑)
同人関係の面白いのは「特化」が強みになる所だよなあ、なんて。

これはギャルゲーに限った話ではないんですけど、
「そのソフトの中にある要素は全て見たい」っていう
特にゲームには顕著な楽しみ方がありますよね。

「需要」という言葉の対象は、キャラクターの特性だけでなくて
量そのものも指すのかも知れないと思います。

「貧乳」と「巨乳」ではなくて、「二人いる」事そのものに価値が有るというイメージですね。

| s | 2008/11/03 13:06 | URL |

>asdさん
 そう言ってもらえて助かります。
 コメント欄に刺激を受けて考えが変わったり新しい記事を思いついたりすることは日常茶飯事なのですが。それに関して新しい記事を書くことは、頂いたコメントに便乗してしまうようで「それは失礼な気がする」という気持ちが強くなったりするものです。なので、そう言ってもらえて本当にありがたいです。

>特定のヒロインのみを目当てに進めていきますね。
>結果的に全員クリアになることはありますが
 なるほど、非常に分かりやすい。
 「好きなヒロインが脇役でどういう顔を見せるのかが楽しみ」という意見は意外に多くて、そういう楽しみ方もあるんだなぁと驚きました。脇役好きな自分にとっても凄く分かりやすい話です。

 以前に「ギャルゲーはどの順番で攻略していくか」という記事をどこかで読んだことがあるのですが、「メインヒロインは最後にする」とその記事を書いた人は仰っていて―――今、ようやくその意図が分かったような気がしました。

 で、こういう価値観でギャルゲーを遊ぶと「個別ルートに入ったら二人だけの世界になって他のヒロインがマジに空気になったりする事」がマイナス要素になってくるという。素人ながらにギャルゲーを作る時のことを考えるとそれでも良さそうな気がしていたのですが、周回プレイを中心に据えて考えるとマイナス要素になるという。うーん、面白い話です。


>sさん
 お久しぶりです。
 以前、E3の時に書きこんで下さったsさんかな?(もし間違っていたらゴメンなさい)

>例えば「寝取られ」と「純愛」が一本のソフト内に入っていたら…
 そうか、ギャルゲーやらない身なので「寝取られ」なんて想像していませんでした。
 いやね……「ギャルゲーの文化に敬意を払いたい」と思っている僕ですけど、「寝取られ」はちょっと分からんのです(笑)。確かにこれが唐突に出てきた場合は、唖然としてしまうかもですね。

>「そのソフトの中にある要素は全て見たい」っていう
 同意です。やりこみ要素が苦手な自分ですけど、その欲求自体は非常によく分かります。
 ただまぁ、僕個人の性格で言うと「用意されたやりこみ要素」に気付いてしまうと途端に萎えてしまうので、結果的に「やりこみ要素も満載!」と謳われたゲームは苦手ですし。ギャルゲーの「複数ルートがあるよ!」というのも似たような感じなのかなと。

 しかし、今回色んな人が寄せてくれた意見は非常に多種多様で、僕の考えも当然ながらその一つでしかないので。それこそ「どういうギャルゲーがベストか」なんてものはなくてメーカーさんも四苦八苦しているのかも知れませんね。

>「貧乳」と「巨乳」ではなくて、「二人いる」事そのものに価値が有るというイメージですね。
 僕は「巨乳×貧乳」というガチ百合が好きです。

| やまなし(管理人) | 2008/11/03 21:35 | URL | ≫ EDIT

返答ありがとうございます!
E3の時に書き込んだsです。覚えていて下さって感激です。

いやあ「寝取られ」は紳士の嗜みですよ。
って僕も昔YUNOというゲームを遊んだ時、ふざけるな!と真剣に怒りましたよ(笑)
まああれは回避の方法がある「街」の様なゲームなのでちょっと違うんですが。

>やりこみ
ここは難しい所ですよね。
僕もあからさまに周回プレイが前提のゲームはげんなりします。
1周目で取れない要素や、取り逃すとやり直さないといけない要素は
1プレイが長いゲームでは無くして欲しいなあ、なんて。

でもギャルゲは、ある程度のボリュームが無いと、
「出会い→仲良くなる」の感動が薄れますしね。
ゲーム内主人公の時間経過を、プレイ時間の長さで補っている訳ですし。

これはやまなしさんの最近のエントリにあった
「1本のゲームを何周も遊べるか」って問題が密接に関わってくる所なのですが
僕は本当に好きなゲームなら何度も遊べるんですね。

例えば僕はサクラ大戦が鬼の様に好きだったんですが、
勿論全員クリアする上に、同じヒロイン狙いでも何度も遊ぶんです。
構造上、複数プレイが前提でなくて一本道ゲームでも、
本当に好きになると何度も遊びます。
逆転裁判シリーズなんかも、一体何回遊んだ事か(笑)

ただこれはゲームに限った話じゃないのかな、とも思います。
僕は、映画、小説、漫画、アニメ、それら全てにおいて
気に入ったものは何度も見たり読んだりするんですよ。
推理小説なんて一度読めば犯人が解ってるのに、それでも読み返したりします(笑)

>「巨乳×貧乳」というガチ百合が好き
予想外の返答!完全に想定の範囲外です(笑)

因み僕は、胸の大きい女性の方が描いていて楽しいです(笑)

| s | 2008/11/04 02:11 | URL |

>sさん

>いやあ「寝取られ」は紳士の嗜みですよ。
 自分はダメですねぇ。
 僕は「男の浮気」も許せないんですよ。「不倫は文化」とか言っている芸能人は消えて欲しいです。平気でウソを付けてしまう神経がカチンと来るというか……あぁ、でもコレは「寝取られ」とはあんまり関係ないですね(笑)。


>僕は、映画、小説、漫画、アニメ、それら全てにおいて 気に入ったものは何度も見たり読んだりするんですよ。
 あー、なるほど。やっぱりそういう傾向が強いんですかね。
 逆にというか同様にというか、僕はゲームに限らず「好きなもの」はあんまり繰り返し観たり読んだりしないんですよ。何も知らずに最初に触れた時の衝撃を覚えてしまうから、2度目の時に「あれ?覚えていたほどじゃなかったな」と落胆してしまうのが怖いんです。
 (「衝撃」的な作品よりも、「ほんわか」系の作品は繰り返し楽しめますが)

 極端な例を挙げると、僕は「好きな曲」が出来るとあんまり聴かないようにするんですよ(笑)。何度も聴いて覚えちゃうと飽きてしまうから。自分でも不器用だよなーとは思いつつ、好きなものとはある程度の距離を置いている方が楽しいので……

 これはでもアレか。ゲームの話で言うと「全クリしてしまうと寂しくなるので、ラスボスの前で止まっている」みたいな感覚なのかも。漫画とかアニメでも、敢えて最後まで観ていないことで「あの後どうなったんだろう」とやきもきして長く楽しむというか。

 どんどん変態の境地に達していると思ってきました(笑)。

>因み僕は、胸の大きい女性の方が描いていて楽しいです(笑)
 巨乳はどのアングルから描いてもエロイですもんね。
 ただ!貧乳の横乳のエロさには何者も勝てない!貧乳+ノースリーブこそが最強の装備!よし、次回作はこれで行くか(謎)。

| やまなし(管理人) | 2008/11/04 20:44 | URL | ≫ EDIT

返答ありがとうございます!

僕も浮気はあまり許せません(笑)

>最初に触れた時の衝撃を覚えてしまうから、2度目の時に
>「あれ?覚えていたほどじゃなかったな」と落胆してしまうのが怖い

なるほど~。
僕の場合、初めてで感じた衝撃を言語化しようとする事が多くて
それで、複数回のプレイも平気なのかもしれません。

つまり2度目のプレイ時には、初めての衝撃は無くても
1度目とは別の、2度目の衝撃と言うか感動が有る、というイメージです。
そして1度目の衝撃は、それはそれで残り続けると。

ただ根本的に僕が思い切り忘れっぽいというのは大きいかも(笑)

>ただ!貧乳の横乳のエロさには何者も勝てない!
なるほど!それでフラジールなんですね(笑)

ただ巨乳の下乳も素晴らしいという事は主張したい所です(笑)

| s | 2008/11/05 02:21 | URL |

でもね、ギャルゲ・エロゲだと、たとえヒロイン一人で出しても同じ値段なんじぇねの?
コストはシナリオ・キャラデザだけじゃないから。だと抱き合わせ「商法」じゃないような。

| メガメガ | 2008/11/07 06:20 | URL | ≫ EDIT

ギャルゲーはどうか分かりませんが、エロゲーの場合「CG回想、シーン回想をすべて埋めたい」というのが全攻略の大きなモチベーションになっていると思います。
そのヒロインが好きかどうかよりも、回想に空きがあるのが気持ち悪いということで。

| TO | 2008/11/07 13:00 | URL |

>メガメガさん
 記事内に書いた「○○の出番ばかりで最近は××の出番がちっともありません。」という話は特に顕著な例なんですけど、好きでもないヒロインを何人も出されるよりかは好きなヒロインの出番に尺(容量)を回して欲しいということなんだと思います。

 もちろん極論な話なんですけどね。
 「好きでもないヒロインの話」であってもそこにある程度の価値を見出す人は多い(他のルートで好きなヒロインがどう登場するのかとか)ことがこのコメント欄からも分かりますし、一人のヒロイン一点突破というギャルゲー・エロゲーは現実的には作りにくいでしょうしね。


>TOさん
 あー、なるほど。
 一般ゲームにおける「やりこみ要素」というのに近いのかな?実を言うと僕は「やりこみ要素」も苦手なんですが……(ホント、何が得意なんだろう)。
 「やりこみ要素」が好きなゲーマーは多いですし、「やりこみ要素」を「ゲームらしさ」とまで言う人もいますし、そうしたファンがギャルゲー・エロゲーにおいて「全てのシーンを回収したい」というモチベーションになるのかなぁと。

 この話は一般ゲームの「やりこみ要素」から切り込んで考えた方が良さそうですね。

| やまなし(管理人) | 2008/11/07 23:02 | URL | ≫ EDIT

>>一人のヒロイン一点突破というギャルゲー・エロゲー
つ[さかしき人にみるこころ]
上記ソフトに限りませんが、低価格でワンヒロインな物もそこそこ出てきてますね。
エロゲでは。
ただ、この路線が行き過ぎて1本1ヒロインの低価格作品を複数出し始めると「分割商法」とか言われそうで難しいところですね。


また、複数周回に関しては、Aルートでは分からなかった複線をBルートで回収とか、Aルートで起こった出来事の裏側がBルートで見れたりすると良いモチベーションになるのですが……
これも、周回が嫌いな人には1ルートで全て見せろや!ってなるのかもしれません。
難しいところです。

| alalato | 2008/11/08 09:11 | URL |

やりこみって結局自分ルールでやるものですよね
1回プレイして知ってるものをもう一度やるのですからモチベーションが下がって当然
自分ルールで何らかの縛りを入れることで別のおもしろさを得るっていうのが本来のやりこみだと思います
最近のやりこみ系のゲームはコレクション的な要素ばかりが先行していてやらされてる感があまりにも酷く、それがモチベーションの低下に直結してるように感じます
そういう意味では「リトルビックプラネット」などは本当の意味でのやりこみゲームだと言えるんじゃないでしょうか

話は変わりますが
> そろそろ『ボコスカウォーズ』のファンに怒られそうですね(笑)。
ファンというほどではありませんが
「ボコスカウォーズ」
「スペランカー」
「頭脳戦艦ガル」
この3つは随分トラウマになっていて今でも時々やりたくなります
ちなみに「マリオ」と名の付くゲームはやったことがありません(歪んでるなぁ)

後ギャルゲーに関して言えば
惚れたキャラクターならいくらでもプレイ可能
いいシナリオなら複数ルートもプレイ可能
そうでなければ1周でおしまい
というのが自分のスタンスです
実際キャラクターにはまっちゃうとその他のギャルゲーは全くプレイしなくなりますね
現在はアイマスのやよいに一目惚れしてから他のギャルゲーには全く手を出してません

| お晴 | 2008/11/08 16:25 | URL |

>alalatoさん
 ふむふむ。こうした作品が既に出ているということは、「キャラを増やしてフル価格にするなら一点突破で低価格にした方がイイんじゃね?」という風潮がもっと以前からあったということなのかも知れませんね。Wiiウェアのようなダウンロード販売ならばリスクを抑えられるという、コンシューマー機と似たような状況もあるのかも。

 「分割商法」と「抱き合わせ商法」は確かに背中合わせの批判な気がしますね。
 1周しかやりそうにない自分からすると、1ルート幾らという方が合っていると思うんですけど。有料ダウンロードコンテンツを嫌がり、「最初から全部入れておけよ!」と思う人もいるでしょうからね。当然ながら万人が満足する方法はない、というか…

>Aルートでは分からなかった複線をBルートで回収とか
 あー、確かにこういう要素があると面白そうですね。
 僕が詳しくないから知らなかっただけで、そういうゲームも沢山ありそうです。ただ、実際にやってみないとそのソフトにそういう要素があるのかが分からないというのがネックか……


>お晴さん
 「やりこみ要素」に関して、心底同意です。
 『スマブラX』のズラッと揃った「コレクション的やりこみ要素」を一つずつ達成している際に、「俺はゲームが楽しいから遊んでいるのか、言われた目標を達成するために遊んでいるのか」とふと虚しくなってしまったことがあります。「やりこみ」のために、楽しいモードを遊ぶのではなく楽しくないモードで遊ぶことに何の意味があるのか、と。

 最終的に「俺がプレステ3を買わない理由はコレだ!」みたいな話になってしまいそうなので記事にするのは自粛したのですが、実は『リトルビックプラネット』には凄く興味がありますし凄く応援しています。任天堂の『メイドイン俺』とかもそうなんですけど、ユーザーが作ったコンテンツって時にトンでもないものが出来上がったりしますからね。
 ソフトがないない言われているプレステ3ですけど、個人的には相当魅力的な弾が出てきたなぁと思っています。

 「じゃあなんでプレステ3買わないの?」と言われるとゲーム業界への悪口しか出てこないから自粛したのですが(笑)。

>この3つは随分トラウマになっていて今でも時々やりたくなります
 まぁ、実を言うと僕自身『ボコスカウォーズ』やったことがないんですけどね!(えー)
 『いっき』と『コンボイの謎』はプレイしたことあります。嫌な意味でのトラウマ。『スペランカー』はむしろフツーに好きです。これも1面すらクリアできないけど。

>実際キャラクターにはまっちゃうとその他のギャルゲーは全くプレイしなくなりますね
 あ……この記事の題材以上に、この話は面白いかも。
 ゲーム業界は「RPGのファンはRPGを沢山買う」みたいな認識があって、ギャルゲーも「ギャルゲーファンはこの作品にも注目」みたいな言われ方をするんですけど。ギャルゲーって一つにハマっちゃうと他に手出せなくなるジャンルじゃないのかなーと常々思っていました。

 もちろん同時進行させる凄い人もいるんでしょうけど、キャラに思い入れを持って遊ぶ人は浮気できないんじゃないのかなーと。こういう話は実際の意見を聞いてみないと分からないので、意見を頂けるのが非常にありがたいですね。

| やまなし(管理人) | 2008/11/08 20:53 | URL | ≫ EDIT

逆説的に……

 このゲームをプレイしたいからゲームを購入するんだ!

 っていう、根本的な発想があって、そこからこの「全てのヒロインを攻略するのか?」という疑問に発展しているのだと考察しますが、個人的な私見をもうしますと、

「このヒロインが攻略したいから購入するんじゃぁ!」

 という発想からの購入が多いように思います。
 ネットでの書き込みや、ニコニコ動画のコメントなどにある「○○は俺の嫁」というのが一番わかりやすいと思いますが、購入目的としては「このヒロインが居るから買った」っていうパターンは割りかし多いと思います。
 そこが、一般ゲームとギャルゲー……いわゆるADV系のゲームの購入理念の違いになっている。
 一般のゲームでは、そのゲーム全体を一本の作品として、または一本のゲームとして考えるために、それ全体をプレイし尽くそうとする傾向にある。
 それに対して、ギャルゲーはヒロインを攻略するのがゲームなわけで……強引に言い換えると、ヒロインのルート一つ一つが作品一つとして確立されてしまっているわけですね。
 なので、ギャルゲーの中には少なからず「●●のルートは素晴らしかったが、云々のルートは最悪だったな」という意見が存在します。
 こうして考えていきますと、最終的に購入者としては「満足できればそれでおk」なわけで、結果として作品全体を攻略するか否かに関しては、ギャルゲージャンルとしてのいわゆる、キャラゲーと泣きゲーの差異が出てくる。
 泣きゲーは全シナリオを一本として捉え、各ヒロインのシナリオ構成などを伏線としてリンクさせたりする場合が多い。そういう場合にルート制限など、凝ったまねをする。一方でキャラゲーの場合、キャラクターで勝負するわけだから、キャラを前面に思い出す意味も込めて、一人一人のシナリオを個別化する。
 泣きゲーというのが既存の"ゲーム"の購入感覚に近く、キャラゲーというのが記事の言う"抱き合わせ商法"に近い、と言うことになるわけで。

 結果として、セット販売しかしてないからセットごと買うしかない、という場合がほとんどですが、最近ではDL販売の部門でキャラ後との分割販売を行っているブランドもあります。また、DVD-PGの方ではCIRCUSがダ・カーポでキャラ別の復刻版を発売しています。

 ギャルゲーをプレイする人間にとって、一キャラを攻略しただけで値段分満足するのか否か?

 最終的には個々人の思想、と言うなんともありきたりな話に決着してしまいそうではありますが、個人的には"満足する"と、そう決着しておきたいと思います。
 そしてある意味、こういった一般のゲームとの差異を理解しての商法の展開、と言うのが今後のギャルゲー業界の未来につながるのかな、とも夢想いたします。
 未だ、この業界が巨大化・肥大化を遂げて十年あまり。生み出されたばかりの子の業界には、案外、論ずるべきところが多く残されているのかも知れませんね。
 徒然とした長文、失礼しました。

| 瑠璃 | 2008/11/10 02:50 | URL | ≫ EDIT

世界って多様な側面があって初めて成立すると思うんです。例えば新聞、芸能ニュース
三面記事の事件、経済ニュース、国際面、政治欄、文芸欄、人それぞれ好みがあるんで読まずに済ます手もあるのでしょうけど、それら全部読むことで世界が立体的に初めて浮き上がると。ギャルゲーも同じです。

好きや嫌いを語るためには女と言う生命体をよく知らないといけない。そのためにはロリも
お姉さんも、同級生も従姉妹も、先生もお母さんも、つんでれもポンコツも、綾波も学級委員長も、看護婦さんもアパートの管理人さんも、魔物もロボ娘も、悪魔も天使も幽霊さんも
ちゃんと味わいつくさなければダメなんです。

| とくもと | 2008/11/10 03:28 | URL | ≫ EDIT

>瑠璃さん
 「このキャラは凄く可愛くて好みなんだけど、このコのためだけにこの値段はキツイなぁ」と思ってしまう自分にとって、凄くよく分かる話だなーと思いました。一般ゲームに対しても同じように「自分の実力では最後までプレイできないんじゃないか」「それって損じゃないか」と思って購入を躊躇うことが多々ありますもの。

 キャラゲーと泣きゲーの差も非常に勉強になりました。
 この辺の予備知識がない自分にとっては、ギャルゲー全般に対して「全ルートを回らないとクリアしたことにならない」「だから非常に時間がかかる」という誤った認識を持っていました。まぁ、実際泣きゲーに対しても「○○は俺の嫁」と言っている人がいるからごっちゃになっても仕方がないのですが(笑)。

 こうしたことがごっちゃになっていることが「ファン以外は入って来れない」狭い市場になってしまっている要因なのかと思いつつ、そこをごっちゃにしたからこそ「エロが不要なエロゲー」みたいに認知されていった作品もあるのでしょうし。難しいところですね。
 とりあえず自分は「キャラごとの分割販売」というものに惹かれる作品があったのなら、積極的に手を出していこうかなと思いました。そういう売り方も一つの手だと思いますし。


>生み出されたばかりの子の業界には、案外、論ずるべきところが多く残されているのかも知れませんね。
 もっと歴史の長い漫画やアニメもそうですが、日々ニーズが変化してそれにあわせて新たな手法が編み出されていくものは。考察すると「人が何を求めているのか」が見えてきて面白いんじゃないかなーと思ってこんなブログをやっています。


>とくもとさん
 でも、みんながみんな評論家を目指してギャルゲーをやっているワケではないと思んだ。「ロリは苦手」って人がギャルゲーを語ってもイイと思うんだ。苦手なものをムリして享受しても辛いだけだし……

 実際、新聞も「ニュースはネットや携帯でチェックするし……」と読まなくなっている人も多いでしょうしねぇ。僕も芸能ニュースとか心底要らないです。芸能人に興味がないのに芸能人の結婚になんか興味が湧くか!

| やまなし(管理人) | 2008/11/10 21:42 | URL | ≫ EDIT

抱き合わせ→恋愛のみが主題でヒロインに統一された属性が無い。
シリーズボックス→ヒロインの属性の統一ex.全員妹、全員ツンデレ、etc.
通常→全体を通したシナリオが存在。

ギャルゲの中でもまた小分類が存在するという考えをしてみた。
後、泣きゲーが必ずしも上記通常に当たる通しシナリオが存在するわけではない、と言うか泣きゲーの代表である鍵のKanonなどはそれに当てはまらないので、泣きゲーか否かとは別で考えた方が妥当。

| tk | 2008/11/11 02:49 | URL | ≫ EDIT

>tkさん

 あー、なるほど。
 「泣きゲー」というのはあまり詳しくない僕に説明をするための分かりやすい分類であって……「通しシナリオがあるもの」と「通しシナリオがないキャラゲー」に分類されて、その中には突然変異的に「ヒロインの属性が統一された作品」があると考えれば良いですかね。

 段階を経ることで、何となくギャルゲーというものが分かってきました。
 同じ議題であっても、「ギャルゲーを一人しか攻略しないなんてありえない!」と仰る人は「通しシナリオがあるもの」について語っていて、「目当てのキャラしか攻略しません」と仰る人は「通しシナリオがないキャラゲー」について語っていたのかなーと今更ながらに思ったり。

 しかし、そうした「通しシナリオがあるかどうか」は詳しくない自分には事前に分からないというのがどうも。

| やまなし(管理人) | 2008/11/11 23:33 | URL | ≫ EDIT















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