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『ニンテンドーチャンネル』から算出される“推定プレイ人数”についてのあれこれ

 最近ちょっと肩に力の入った記事が多かったので、今日は何も考えずに書いてみる話題。


『みんなのニンテンドーチャンネル』で名作ゲームのランキングを作ってみる(2008年2月)
また、Wiiウェア&バーチャルコンソールのプレイ人数ランキングを作ってみた(2008年8月)
『ロックマン9』は伊達じゃなかった(2008年10月)



 これらは、『みんなのニンテンドーチャンネル』に表示されているソフトごとの「全国の合計プレイ時間」と「全国の平均プレイ時間」から「そのソフトをプレイした人数」を逆算するという内容の記事です。
 “『みんなのニンテンドーチャンネル』の集計に参加した人”という縛りがあるものの、その中でも「こっちのソフトよりこっちのソフトが多い」とか「このソフトの伸びは凄い」などを見ていったら面白いんじゃないかと思ったんですね。

 ですが、全てのソフトでこの「プレイ時間」や「プレイ回数」が表示されるワケではなく、あんまり人気がなさそうな……というのもアレなんですけど、特にバーチャルコンソールやWiiウェアでは表示されないソフトがほとんどだったりするのです。

 それを僕は「プレイした人数が少ないと表示されないのでは?」と書いてきたのですが、それが真っ赤な間違いだったそうで―――



 Wiiウェアタイトルの売上配信数をムリヤリ調べてみたり vol.7(2008年10月)

 これは『セグメントゲームズ』さんのお馴染みの記事なんですが……
 この記事の中で、『みんなのニンテンドーチャンネル』の「設定」の中に「「このソフトが遊ばれた時間・回数」は「遊ばれた時間の全国の合計」が50,000時間を越えてから表示されます。」という記述があったと書かれていて非常に驚きました。

 僕はその記述に今まで気付かなかったのですけど、それによってこれまで抱いていた謎が幾つも解消されました。



謎1.『ショッピングチャンネル』内の人気ランキングとの乖離
 『バーチャルコンソールクエスト』さんが毎週記録としてまとめて下さっているバーチャルコンソール・Wiiウェアの『ショッピングチャンネル』内人気ランキングと、明らかに結果に差が出ているぞとは思っていました。

 具体的に言うと、『ショッピングチャンネル』内ランキングでは上位常連のくにおくんシリーズ(今週はTOP20に入れなかったみたいですが)は、『みんなのニンテンドーチャンネル』では1本も「このソフトが遊ばれた時間・回数」が表示されていないという現象が起こっていたのです。
 それは、ダウンロード数で判断される『ショッピングチャンネル』のランキングと、プレイ時間による足切りがある『みんなのニンテンドーチャンネル』の“推定プレイ人数”の差だったワケですね。納得。


謎2.配信されたばかりのソフトは「このソフトが遊ばれた時間・回数」がなかなか表示されない
 これを僕は「「ソフトを遊んだ後に『みんなのニンテンドーチャンネル』を起動した人」しかカウントされないため。実際にソフトが購入されてから『みんなのニンテンドーチャンネル』に数値が反映されるまでは時間がかかるのですね。」と書いてきたのですが、その理由だけでなく、「プレイ時間の合計」が5万時間を超えるのにはそれなりの時間がかかるという当然の理由があったのですね。

 喩えば『ブルーオアシス』がなかなか表示されなかったのはそのためでしょう。
 『マリオブラザーズ』とか『ドンキーコング』とかファミコン初期の名作でさえも表示されないのは、喩え5万人にダウンロードされたとしても1時間遊ぶ人がどれだけいるのか、という問題なのかなと。
 


謎3.RPGは「このソフトが遊ばれた時間・回数」が表示される率が異常に高い
 ファミコン初期のソフトとは対照的に、『風来のシレン』や『イースI・II』などは早くから表示されていました。
 僕はコレを「RPGは数が少ないからダウンロードが集中したのかな?」と思っていたのですけど、単純に一人辺りのプレイ時間が長いRPGは合計5万時間を超えやすいというだけの理由だったのかなと。『三國志IV』もそう。



謎4.突然ランクインしたソフト達が多かった
 今年2月に調べた時は「このソフトが遊ばれた時間・回数」が表示されなかったのに、8月に調べた時は「このソフトが遊ばれた時間・回数」が表示され、“推定プレイ人数”がかなり多かったソフトが幾つかあったんですよね。具体的に言うと、スーファミ『ゴエモン』と『リンクの冒険』。

 なので、8月の記事を読み返して、2月には集計できず8月に新たに集計されたソフトのデータを並べてみると―――

・『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』(総プレイ時間:53849時間)…推定プレイ人数:13187人
・『リンクの冒険』(総プレイ時間:51940時間)…推定プレイ人数:10492人
・『ヘラクレスIII~神々の沈黙~』(総プレイ時間:54398時間)…推定プレイ人数:4900人
・『コラムス』(総プレイ時間:64012時間)…推定プレイ人数:4424人
・『ワリオの森』(総プレイ時間:59812時間)…推定プレイ人数:3178人
・『三國志IV』(総プレイ時間:50378時間)…推定プレイ人数:3034人


 推定プレイ人数はバラバラなのに、合計プレイ時間は『コラムス』以外全て5万~6万時間の範囲内に収まっているのです。平均プレイ時間で比較すると『ゴエモン』は4時間5分、『三國志IV』は16時間6分とおよそ4倍。



 裏を返すと、ダウンロードされまくっているけど一人辺りのプレイ時間が短いソフトは数値が出てこないということも言えるんですよね。
・1プレイが短いゲーム(ファミコン初期のゲーム、格闘ゲームなど)
・接待用ゲーム(『ダウンタウン熱血行進曲』『TVショーキング』など)
・ネタ的なソフト(『スペランカー』『プチプチ』など)



 『セグメントゲームズ』さんは「なぜ表示に制限をかけたのでしょうか?」と仰っていましたが、個人的には分からなくはないです。下限を設定しないと“最下位争い”みたいなことが起きかねませんし、統計として考えるとある程度の人数が集まったものでないと数値が意味を成しませんからね。

 その「下限」が「プレイ人数」ではなく「プレイ時間」というのは、『みんなのニンテンドーチャンネル』の理念を体現しているとも思えます。人気のあるソフトばかりが注目されるのではなく、プレイ人数は少なくとも毎日長く遊ばれているソフトがランキングに入るというか。
 まぁ、それはこんなランキングを作っちゃう僕みたいなモノ好きな視点なんですけど(笑)。

 それこそWiiウェアの『天使のソリティア』なんて、推定プレイ人数は3924人なのだけど、平均プレイ時間が18時間31分なので数値が出たワケですしね。人気はなくても一部の人に愛されているソフトが表示されるという点で、個人的には『みんなのニンテンドーチャンネル』グッジョブと言いたいです。



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 それともう一個。
 ちょっと前の『忍之閻魔帳』さんの記事で、「Wiiウェア版の『もじぴったん』は約6万ダウンロードを達成しており」と書かれていて―――あまりに自然に書かれているので、危うく読み逃すところでした(笑)。

 Wiiウェア版『もじぴったんWii』のパッケージソフト版とも言える『もじぴったんWiiデラックス』発売に際して、「Wiiウェア版はこれだけ売れましたよー」という情報を出しておかないと受注のしようがないので、約6万ダウンロードとは公式な数値なんでしょう。



 8月に調べた“『みんなのニンテンドーチャンネル』の集計に参加した推定プレイ人数”が、『もじぴったんWii』は31913人でした。もちろんソフトや時期によって誤差はあるでしょうが、“推定プレイ人数”は“実ダウンロード数”の約半分という一つの目安になるんじゃないかと思うのです。

 この計算で言うと、『スーパーマリオブラザーズ』は20万ダウンロード、『ポケモン牧場』は11~12万ダウンロード、『三國志IV』は6000ダウンロード―――あくまで推測の数字ですけど、一つの目安としては分からなくない数ですね。


 バーチャルコンソールの『三國志IV』ですら、DSの『キミの勇者』並に売れているのか……
 むしろ無名のDSソフトが売れなさ過ぎるのか??

 確かバーチャルコンソールよりもWiiウェアの方がメーカー側に入るお金が大きい(負担も大きい)という話を岩田社長がどこかで仰っていたと思うので、中小メーカーがこぞってWiiウェアに参加してきたというのも当然だという気もしますね。


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| ゲーム雑記 | 17:57 | comments:4 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

>Wiiウェア版の『もじぴったん』は約6万ダウンロードを達成しており
私のほうの調査では、Wiiウェア版もじぴったんの推定配信数は92,919本と出ており、実際の1.5倍の数値が出ちゃっています。…さて、どうしたものか。

>なぜ表示に制限をかけたのでしょうか?
これはちょっと言葉足らず…というか、誤解を招く言い方だったと思います。全く制限をかけないのは私も違うと思っていましたし、制限をかけたことに関しては別にいいのですが、Wiiウェアに対しては、この条件はわりと厳しいと思ったので…もう少し緩和してもいいのでは?という意味合いで言ったつもりでした。
が、まあ…文面では明らかに全否定しているので、今さらな言い訳ですが。

| partygame | 2008/11/08 19:38 | URL | ≫ EDIT

>partygameさん

 コメントどうもです。

 実際にはソフトや集計時期にもよるんでしょうし、Wiiウェアは初動に限らずジワジワと売れていく可能性も高いですし、数万本の誤差は仕方がないんじゃないかなーと思っているのですが。確かに6万と9万だと「誤差はたった3万だ!」とは開き直りづらいですよね(汗)。

>もう少し緩和してもいいのでは?という意味合いで言ったつもりでした。
 なるほど。確かに「50000時間」はかなり厳しい条件ですよね。
 個人的には「プレイ時間」よりも「プレイ回数」の方が、「毎日遊びたくなるソフト」が顕著に数値に出てきてWiiの理念っぽいかなーと思うのですが。確か「プレイ回数」は1日何回までしかカウントしないという話だったので、実数からは離れてしまうというのを嫌ったのかもと。

 まぁ、実際には僕達のような使い方(集計して表にまとめるとか)を想定していなかったんでしょうしね(笑)。『みんなのニンテンドーチャンネル』が始まった当時はWiiウェアも始まっていませんでしたし。

| やまなし(管理人) | 2008/11/08 21:20 | URL | ≫ EDIT

1つだけ失礼して

>確か「プレイ回数」は1日何回までしかカウントしないという話だった
これは、時間も同じです。確か1日6時間が最大だったと、例の50000時間が書いてあったところと同じ場所に書いてあったと記憶しています。

つまり、どっちもどっちということですね(笑)

| partygame | 2008/11/09 00:10 | URL | ≫ EDIT

>partygameさん

 どうもです。
 僕も確認してみました。「プレイ時間は1日6時間まで」「プレイ回数は1日1回まで」とのことで、「1日6時間以上ゲームを遊ぶ人は稀だろうけど1日2回プレイする人は結構いるんでは?」と以前その条件を知った時に思ったので前述の発言になったのですが……(なのに何故50000時間には気付かなかったのか)

 よくよく考えてみると、これって「そのゲームを何日間遊んだのか?」ということなんですよね。プレイ回数という言葉よりもプレイ日数の方がしっくり来るような。
 確かに「何回プレイしたか」よりも「何日間プレイしたのか」の方が(これからソフトを買うか検討している人にとっては)重要な情報で、これを調べてみるのも面白いかもなーと妄想したりしました。

 頂いたコメントから次の記事のアイディアを拝借するという、コメント主に依存・寄生したブログがこの『やまなしなひび』です。いいのか、それで。

| やまなし(管理人) | 2008/11/09 22:52 | URL | ≫ EDIT















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| セグメントゲームズ | 2008/11/08 19:29 |

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