やまなしなひび-Diary SIDE-

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売上げランキングからではゲーム機の満足度は分からない

 今月20日に『街へいこうよ どうぶつの森』が出るので、ふと思い出したことなんですが……
 我が家でWiiのパッケージソフトを買うのは、1月の『大乱闘スマッシュブラザーズX』以来10ヶ月ぶりのことなんですよ。Wii本体発売前からあれだけ猛プッシュして「アイツは任天堂に魂を売った」とまで言われていた僕なのに、もうすっかりWiiに飽きてしまっていたのか!?


 ということは全くなくて―――
 それ以前に買ってあったソフト(『Wii Fit』『パンヤ2』など)をプレイしたり、
 ダウンロードソフト(Wiiウェア、バーチャルコンソール)を購入したり、
 無料機能であるWiiチャンネル(『投票チャンネル』『ニンテンドーチャンネル』『インターネットチャンネル』など)を活用したり……


 我が家では家族全員がWiiに触っているということもあり、1日2~3回は起動されていますし、むしろ新しいソフトを買ってもプレイする時間が作れないくらいです。我が家に限って言えば、Wiiは非常に満足度の高いゲーム機なんですが。でも、こういうことってゲームソフトの売上げランキングとかハードの売上げランキングでは分からないことなんですよね。



 もちろんコレはWiiに限った話ではなく、他の会社の他の機種にも当てはまる話で―――
 1本のソフトが面白くてそれを何ヶ月間もずっと遊んだりとか、
 パッケージソフトは買っていないけどダウンロードソフトを買っていたりとか、
 ゲームソフト以外の用途に使っていたりとか(PS3をブルーレイ視聴に使う、PSPを音楽再生に使う、『トロステ』等々)―――売上げランキングには反映されない形で愛用されているケースも多いはずなんです。



 でも、ゲーム市場は「最近○○というハードが売れていて勢いがある」「××のソフトはあまり売れない」みたいに、店頭での商品が“売れたか/売れないか”の基準でそれぞれのゲーム機を評価しているところがあります。
 流通や小売店からすると確かにそうした“売れているかどうか”という数値は重要でしょうが、メーカーやイチ消費者からすると“買ってから満足したかどうか”の方がよっぽど重要なはず。初週で100万本売れたとしても80万人が「何コレ、つまんねぇ」と思っていたら、次回作は(ユーザーがそのまま移行しても)20万人にしか買ってもらえないワケですしね。

 つーか、“買ってから満足したかどうか”は重視しないくせに、満足されなかったソフトが中古に売られたりそれが他の人に中古で買われたりするのには文句を言うのがメーカーなんですよね。




 やばい、文章が文句になりつつある。軌道修正。
 喩えば、今度出るWiiの『街へいこうよ どうぶつの森』が100万本のヒットとなったとします。んで、100万人(100万世帯)が大満足で毎日毎日楽しくプレイしたとします―――売上げランキングを見ると『どうぶつの森』がヒットしているので「Wiiのソフトが今売れる!」と思われるのかも知れないのですが、『どうぶつの森』は1年通じて終わりのないゲームなので、むしろその100万人は他のゲームソフトを買わなくなるとも言えるのです。

 そして、その後の100万人が『どうぶつの森』を“買ってから”楽しんでいる様子は売上げランキングには表れませんから、数ヵ月後には「最近Wiiのソフトは売れないね」「Wii終了~!ププーッ」みたいなことがまぁ間違いなく言われているんだろうなーと腹立たしく思ったりとか。
 これって『Wii Fit』にも当てはまる話ですよね。それこそ我が家で10ヶ月間もWiiソフトが買われなかった一因には『Wii Fit』の存在が大きかったでしょうし。


(関連記事:『Wii Fit』は飽きられなかった時こそ怖い


 数値を見るのは確かに楽しいですし、僕も大好きです。
 でも、人が喜んでいる様とか、人が満足している気持ちとか、数値では表せない大切なものも沢山あるんだと青臭いことを言ってみたくなったのです。


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 蛇足。
 『Wii Fit』絡みで思ったこと……『Wii Fit』って「飽きたか/まだ続けているか」の二択みたいに論じられることが多々あると思うんですが、実際にはその二つのどっちかなんてことはないですよね。飽きて1ヶ月放置していたけどまた再開した、みたいな人もいると思うんです。


 だって、体重は生きている限りずっとつきまとうものですから。
 「最近は体重量っていないんだけど、今どのくらいあるんだろう……」と不安になって久々に起動するってパターンは、『脳トレ』や『えいご漬け』よりも多いんじゃないでしょうか。そもそもゲームって「久々にやってみたくなる」という要素は強いワケですしね。「飽きたか/まだ続けているか」の二択で語られないソフトは(Touch!Generationsに限らず)沢山あるというのに。




 かく言う僕も、1~2週間ずっと『Wii Fit』を起動していないこともザラなんですが、その度に「心を入れ替えて頑張ろう!」と自分に喝を入れて再開しています。
 こないだ元気分が足りなかったので、島本和彦氏の『アオイホノオ』1巻を読み返して「毎日少しずつ頑張って、気がついたら自分はすごい実力者になっていることがあるかも知れないのだ!!」という一文に感動しまくって「よし!俺も筋トレをしよう!」と(笑)。


 「この姿……誰にも見せられん!!たとえ有意義な運動だとしても!」
 それでイイのです。男は“誰にも見せられない努力”を続けてナンボなのです。だから僕は今夜もフラフープをグルグル回すのだよ。


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| ゲーム雑記 | 18:19 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

>“買ってから満足したかどうか”は重視しない
今回の記事を読んでいて、Wiiで「今日の出来事」から何をやっていたかが解る機能(このゲームを何分やった。 ニュースチャンネルを何分見たなど)が付いているのは、メーカーが多少なりともゲーム機(or特定のゲーム)から得られる満足度を調べようとしているのかな~と思ったのですが(XBOX360にもほぼ同様の機能あり)…それじゃオフラインの人のデータは調べられないしなあ…。

結局“買ってから満足したかどうか”をメーカー側に重視させるためには、僕等ユーザー側からのアンケート葉書(新作ソフトに高確率で付いているもの)とか、メーカーのホームページに直接要望をメールとして出すとか…そういうことを積極的にやる必要があるんでしょうかね(苦笑)


>島本和彦氏
「アオイホノオ」は本編よりも〝若さゆえの勢い・青臭さ〟みたいなものが滲み出ていて面白いですね。
しかし、なんでこの人の言葉はこうも心の琴線に響いてしまうのか…(笑)

| じぇふ茶 | 2008/11/12 02:43 | URL |

>じぇふ茶さん

 クラブニンテンドーのアンケートとかもそうなんですけど、アンケートって基本的に「凄い好きな人」か「凄い嫌いな人」しか出さないものですし、大多数の「平均的な意見」はあまりもらえないものですからねー。アンケート重視というのも調査としてはイマイチかなと思います。

>Wiiで「今日の出来事」から何をやっていたかが解る機能
 コレについては後日記事にするつもりです。
 実はあの機能ってかなり面白いことをやっているんじゃないかと最近は思っています。サービス開始から1年経ってようやく気付いたというのもアレなんですが……

>アオイホノオ
 漫画家の話ではありますけど、漫画描きに限らず「根拠のない自信を持っているからこそプライドがあるので失敗が怖くてなかなか1歩目が踏み出せない」みたいな誰もが持っている複雑な感情をしっかりと描いているのがイイですよね。
 あとは主人公が常に一生懸命なところ。感情を押し隠して生きなければならない現代人にとって、島本漫画のあのまっすぐさ(時にあさっての方向に進んでいるのだけど)は眩しく見えるのです。

| やまなし(管理人) | 2008/11/12 23:42 | URL | ≫ EDIT















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