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「中古ゲームを買うな」よりも「中古にゲームを売るな」の方がキツイと思う

 考えがまとまった(つもりだった)ので、今日はこの話題。

 ゲームソフトの中古販売に関して思うことがあったので、2週間ほど前に「新品を買えばゲーム会社にお金が入る」という固定概念を疑ってみるを書き、沢山の人からの反応を頂きました。中古ゲーム賛成派・反対派・小売店・メーカー視点と、様々な人がコメント・トラックバックにて御意見を下さり、とても感謝しています。

 今日はそうした“皆さんからの意見”を受けて、自分が考えたことを書こうと思います。



○ 前回の復習+その後(読み飛ばし可)
 まず最初に、「そりゃあねえだろ」という意見から。
 このブログとは直接関係がない場所ですけど、中古ゲーム販売に対して反対派の方々が「中古ゲームは違法コピーと同罪」「中古ゲームを買うヤツは死刑になればイイ」「むしろ中古ゲームの方が違法コピーよりも与える損害が大きい」と書いているのを見かけました。

 こういうことを言っている人がいるから、中古ゲーム反対派の人達の正しい論理がかき消されちゃうんだろうなぁ……というのが率直な気持ちです。

 「違法は違法」「合法は合法」です。
 それを混同してしまえば、殺人や詐欺や横領だって「どうしていけないのか」が曖昧になってしまいます。
 「中古ゲーム屋は合法」という判決が既に出ていて、中古ゲーム屋があることが前提に市場が形成されているくせに「中古ゲームがあるから新品ゲームが何円分売れない」みたいなことを言っても仕方がないと思うのです(もちろん、そのデータを基に「中古に売られないゲームを作るためにどれだけの予算を組むのか」みたいなことを考えればイイのですが)。




 まぁ、正直ここまでのことを言う中古ゲーム反対派はごく少数で。
 大多数の人が仰っていた「新品の販売実績によって、次のプロジェクトの予算規模が決まる」「そもそも“古いゲームは中古で買ってイイ”という考え方が初動型のビジネスモデルを生んでいる」という意見は非常に合点がいくものでしたし。そうした意見を受けて、自分もゲームは出来る限り新品で買わなきゃならんなぁと改めて思いました。


 しかし、敢えて重箱の隅を突くような反論をさせてもらえれば―――中古ゲーム反対派の方々がよく使っている「新品で買うか、中古で買うかは消費者のモラルが問われている」みたいな言い方は、印象操作でしかないと僕は思います。
 モラルとか道徳といった言葉には、「道にゴミが落ちていたら拾おう」とか「コンビニでトイレを借りたならキレイに使おう」みたいな“模範的な行動”というニュアンスが含まれていると思います。正しいこと、自分が気を使えばみんなが幸せになれること、自分のことばかりを考えちゃいけないよ、みたいな。


 でも、ゲームの中古問題はそうではない。
 消費者として、ゲーム業界がどういう方向に進んで欲しいかという話なんだと思います。

 (新作ソフトを発売日に新品で買うのがベストなのは言うまでもありませんが、)発売から時間が経ったソフトでも新品で買うのはゲーム会社からしてみれば“模範的行動”ですけど、ゲーム屋さんからしてみれば利益率の高い中古で買ってくれるのも“模範的行動”なんですよ。
 それはどの視点から見た意見かというだけで、「新品で買うか、中古で買うか」という問題に“モラル”という言葉を使っちゃうのはゲーム会社に偏った意見ですし。そりゃ、ゲーム会社の株を持っている人はゲーム会社の利益優先な発言するよね~というだけの話です。

 色んな立場があるから色んな意見がある。
 そのどれが正しいかという問題ではなく、自分が望んだ未来をどう切り開くのかという話なのです!(また、マルチ商法みたいな言い回しになってきたな……)


 極端な例を出すと……
 僕はWiiというハードが好きですし、その方向性を支持していますけど。Wiiってゲームキューブが支持されなかったから生まれたハードなワケですよ。もしゲームキューブが売れまくってPS2とどっこいどっこいの勝負をしていてゲーム業界もバンバン拡大していっていたら、僕が支持しているWiiの方向性というのは追及されなかったと思います。

 あとはまぁ……「中古ゲームがなくなればゲームの定価は安くなるはず」という中古ゲーム反対派の意見もあるのですが、個人的には「売値は高くなるんじゃね?」と思いますね。少なくとも、現状中古ゲーム対策として出ているベスト版(発売から日が経ったソフトを安価で再発売)は出なくなるでしょう。

 考え方は人それぞれ。
 自分が望む未来のために、自分は何にどうやってお金を払うのかという話です。





 ということで、けじめという意味でも自分の話を。
 前回の記事で「4年前に発売された『アナザーコード』は中古で買っても良いよね?」的なことを書いたのですが、まぁその後色んな意見を頂きまして、僕自身も上に書いたようなことを考えました。その結果として、僕は「4年前のゲームであっても中古で買うのは辞めておこう」と決断しました。

 これはあくまで、僕の、『アナザーコード』についての話ね。
 『アナザーコード』は中古で大体1500円くらい、新品は近所の店舗では見つけることが出来ず、ネットでAmazon経由の別の業者で2980円+送料340円=3320円で売っているのを見つけました。新品と中古では倍以上の価格というのもアレなんですけど、自分の予算を考えても出せる上限は2500円くらい。3000円オーバーでは買う気になりません。

 結論から言うと、僕は任天堂にもベスト版を出して欲しいんですよ。
 これは『ファイアーエムブレム』(『蒼炎の軌跡』→『暁の女神』)の時にも思ったんですが……ストーリーが繋がっている続編ソフトを発売するというのに、前作ソフトは発売から日が経っているため新品はもう店頭在庫がほとんどなく値が下がっていなくて、中古価格は下落しまくっているワケで。これじゃー、中古ソフトを買ってくれって言っているようなものじゃないですか。

 「後から値下げをするのは最初に買ったお客さんに対して失礼」というのが岩田社長のスタンスみたいですが、『ファイアーエムブレム』や『アナザーコード』のケースのように“前作を知らないとストーリーが楽しめない危険性がある”ものは、ベスト版を出すことで新作の販売促進に繋がってファンも喜ぶと思うんですよ。



 なので、「任天堂にもベスト版を出して欲しい」という自分の願いのためにも、『アナザーコード』も『アナザーコードR』もスルーして、その予算を他のことに回そうというのが僕の決断です。


※ とか書いていたんですけど、この記事を書き始めてから書き終えてアップするまでの間にAmazon経由の別の業者で新品2480円+送料490円=2970円というところが現れました。ひょっとして、ちょっとずつ値が下がっている??よし、2500円まで頑張って下げてくれ!!(笑)

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○ ここからが本題
 さて、そんな風に自分の中では「中古ゲームを買うか」問題に結論を出しましたし、こういうのは他人に言われて決めるものでもないでしょうから皆さんがそれぞれ考えて結論を出せばイイと思うのですが(僕はどこの株も持っていませんしね!)。


 もう一つの問題が残っています。個人的にはこっちの方が重要だと思う……
 では、「中古にゲームを売っていいのでしょうか?」

 中には「中古ゲーム買うのはダメだけど売るのはOK」みたいなことを言っている人もいますけど、フツーに考えればこの二つは表裏一体ですよね。中古に売る人がいるからこそ、中古で買える人がいるのですから―――
 「中古でゲームを買う」行為を、既に新品で手に入らない商品以外では10年以上やっていなかった僕ですら……「中古にゲームを売る」行為はしていましたし、その行為を前提にゲームライフを送っていたところはあります。


 「このゲーム、買って面白くなかったら中古に売っちゃえばイイや」
 実を言うと僕が2年間買ってきたソフトの大半はこういう考えで買っています。中には買う前から「これは絶対に面白いはず!」と自信たっぷりだったソフトもありますが、大抵は買ってみてプレイするまで「面白いのかな……コレ?」と不安でいっぱいですもの。
 そうして買ってみたら凄く面白くて手放していないソフトもあれば、不安的中で自分には合わなくてこっそり売却したソフトもあるんですけど―――


 もし「中古にゲームを売ってはならない」という枷を自分にはめていたとしたら、確実に自分が面白いと思えそうなものにしか手を出さなかっただろうなぁと思うのです。いわゆるシリーズもの、ブランド力のあるもの、好きなメーカーのもの。

 みんながみんなこういう考えになって、仮に中古ゲーム屋がこの世からなくなったとしても……それって今の日本のゲーム市場が抱えている「売れるソフトと売れないソフトの差が大きくなっている」という問題をますます促進することになるんじゃないでしょうか?




 現実問題として中古ゲーム屋を法的に規制することは出来ないので、「中古ゲーム屋がこの世からなくなった」仮定自体に意味はないのですが―――各社が力を入れ始めているダウンロードソフトなんかはまさに「中古ゲーム屋がない市場」ですよね。
 SCEはPSPで今後自社ソフトをパッケージソフトとダウンロードソフトの両方で併売すると言っていますし、PS3でも『SIREN』のダウンロード版を先行販売させるなどの実験的な試みを行っています。マイクロソフトもXbox360(だけではありませんが)ソフトのダウンロード販売を米国向けに始めたなんてニュースもつい最近ありましたね(こちら)。
 任天堂はダウンロードソフトとパッケージソフトは別物と、基本的には一つのソフトを両バージョンでは発売しない方針ですが……逆に言えば、パッケージソフトよりもダウンロードソフトの方が(中古ゲーム屋がないので)利益率が高いと判断したゲーム会社がダウンロードソフトに集中する可能性もなきにしもあらずです。


 現状ではダウンロードソフトの方が価格が安いため、消費者からの反発は薄いと思いますが……
 ファミコン→スーファミの時や、PS→PS2の時など、「開発費の高騰」を理由にゲームの定価がどんどん上がっていった経緯を見るにダウンロードソフトがいつまでも安いとは限らないワケで。果たして、この未来が消費者にとってバラ色なのかという疑問と不安があります。




 ちなみに。日本のゲーム市場においてトップシェアが入れ替わったのはスーファミ(任天堂)→PS(SCE)の時とPS2(SCE)→DS(任天堂)の時の2回だけなんですが、この2回とも“ソフトの定価の平均価格が下がっている”というのが興味深い話ですよね。
 なのに、どの陣営も「開発費の高騰」を理由にどんどん定価を上げていくという不思議……これってトップシェアを獲ると中古市場も飛躍的に拡大してしまって定価を上げざるを得なくなるという話なんですかね?よう分からん。



○ とりあえずの結論(?)
・「中古ゲームを買うな」だけでは、中古ゲームの問題の解決にはならない
・「中古にゲームを売りたい人」が新品ゲームの販売促進に繋がっている部分はある(最終的なプラスマイナスがどっちに働くかは分からないけど)
・中古ゲーム市場は、「中古ではゲームは買わないし売らない」「ゲームは新品でのみ購入する」という人にも影響を与えている(プラス面:ベスト版など、マイナス面:新品の定価など)
・ダウンロードソフトは「中古のない市場」だからメーカーは力入れるんだろうけど、消費者にとってはそれが理想の形なのか疑問もある


 うーん……もう脳が疲れてしまいました。
 なので、もうちょっとシンプルに考え直します。


 正直なところ、やっぱり「中古にゲームを売るな」というのは暴論じゃないかなーと思います。だってさ、「面白くなかったら中古に売っちゃえば良いさ」が封じられたとしたら、メーカーは「面白くないソフトでも(中古に流れないので)新品で売れ続ける」と思っちゃうじゃないですか。そうしたら「面白くないゲーム」ばかりが市場に溢れることになりますよ。
 ゲームって買うまでは面白さが分からないものですし、体験版やPVを“面白そうに見せかける”技術ばかりが上がっちゃうんじゃないかとも思うのです。


 発売前に面白さを知る手段がない限り、「面白くなかったら中古に売っちゃえば良いさ」という考え、翻っては中古ゲーム市場の存在がゲームソフトの質を低下させない刃止めになっている側面も否定出来ないんじゃないでしょうか?
 それを批判するのって、「面白くないゲームでも売って儲けたい」というゲーム会社のエゴなんじゃないの?


Q.発売前に面白さを知るために「ファミ通のレビューを信じればイイ」のではないでしょうか?
A.バカなことを言うな


 ファミ通批判ということじゃなくてね、「面白さ」なんてものは自分でやってみなきゃ分からんものなのですよ。肌に合わないゲームを買ってしまって5千円だか6千円をドブに捨てたと途方に暮れるよりかは、そのソフトを中古に売って、幾らか足して新しいソフトを買った方が“ゲーム人口”は維持できると僕は思います。



 とは言え、「1周遊んだら満足」なソフトの場合、どんなに面白くても中古ゲーム屋に売られてしまう可能性は高いでしょうから。そうしたソフトはダウンロード専売(先行販売の方がイイか)で展開していくというのはどうでしょうか?ディスクシステムやニンテンドウパワーなどの書き換えサービスで任天堂がアドベンチャーゲームを展開していたというみたいにね。

 そもそも、「中古ゲーム市場を駆逐する方法」よりも、「中古に売られずいつまでも大切にしてもらうソフトを作る方法」を考えた方がゲーム会社にとっても有意義だと思いますし。


○ 結論
・ゲーム会社さんは「中古に売りたくならないようなソフト」を作って下さい
・「1周遊んだら満足」というジャンルはダウンロードソフトで展開していけばイイと思います

→ 次の議題:「中古に売りたくならないようなソフト」とは何ぞや?


 流石に今日の記事は疲れました……
 こんなに長い文章を最後まで読んで下さった方々には本当に感謝をしたいです。

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| ゲーム雑記 | 17:54 | comments:16 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

>中古にゲームを売りたい人
面白くないから売りたいという人。 このゲームはもう制覇したから良いやという人。 やむにやまれぬ理由で手放さなくてはならなくなった人――ユーザ-にもソフトを扱う上で様々な事情がある訳ですから、やはり一概に〝中古〟を否定することは出来ないと思います。 

それでも新品に拘るとしたら、メーカーが直接ユーザーからソフトを買い戻すなどして、新しく梱包・ソフトの研磨等をこなし、新品と遜色ない状態にしてから再度〝新品〟として売り出すしかないのでは…現実にそんなことは出来はしないでしょうが。

ダウンロードソフトの存在は、こうした中古ゲーム市場を今以上に拡大させないようにするためにメーカーが頭を捻った結果なのでしょうね。

これから先、ダウンロードソフトが劇的に普及して行ったとしたら、中古市場は縮小してしまうんだろうなあ…中古肯定派としては、ちと複雑です(苦笑)


>中古に売りたくならないようなソフト
本来のゲームの内容に加え、オンラインなどで追加要素を付与できるようなゲーム(「バンドブラザーズDX」など)。
ランダム要素が強く、繰り返し繰り返しプレイすることを前提に作られているゲーム(「風来のシレン」など)。
毎日やることを(システム上)義務付けられているゲーム(脳トレ、学習系ソフト全般)。
個人的にはこういったゲームが売り辛いと思いますw

| じぇふ茶 | 2008/11/20 02:26 | URL |

ガソリンスタンド勤務です。ガソリンは、リッター5円前後しか利益がありません。
一般乗用車に平均30リッター入るとして、30×5=150円。
一日200台来るとして、30×200=6000リッター×5円=30000円。(一日200台というのは結構大きい店の数字です)
実際問題、これでは固定費や仕入を考えると従業員は一人も置けません。というか、無人でも赤字です。
「じゃあセルフだろ。」
そう思うでしょ? セルフだとリッター当たりはさらに低くなる上、日本のセルフは法律上無人には出来ません。
設備投資も、より高い物になっているので固定費はさらに高いです。なので、セルフのコストはむしろ高いんです。
ガソリンスタンドは「ガソリンを市場より10円以上高く売る」か「他の物を売る」ことでしかやっていけません。
前者は、やっている店もありますが非常に難しいです。30リッターで300円高いわけですしね。
ちなみに石油元売会社はリッター7円以下でやれ、それ以上の利益は全部オイルとかバッテリーとか車検とかで稼げ、と明言しています。
さらに、余剰生産の燃料をマークのないガソリンスタンド(商社筋)へ安価に卸すため、事実上市場操作をしているのも同然です。
特約店(スタンドを経営する会社。10店舗も持っていれば大型特約店)の経営努力ではもうどうにも出来ない形態です。
で、ほとんどの店は後者を選ぶ訳なんです。オイルとかバッテリーとか車検とか車検とか。あと車検ですね。
でね? 皆さんオイルやバッテリーどこで買いますか? ディーラー? カーショップ? ホームセンター?
車検に至ってはほとんどディーラーや工場でしょう。ガソリンスタンドで、という方あまりいないですよね、きっと。
でも、「買って頂かないと潰れるんです」。日常生活に不可欠なガソリンを供給するスタンドが、ですよ。
公共交通機関の整備された都市部を基準にしないで下さいね。地方では電車もバスも1時間に1本とか普通ですから。
さて。
ゲームの中古市場の否定をする方は、以上の実情を踏まえて、オイルとかバッテリーとか車検とか車検とかは、必ずガソリンスタンドで購入して下さいね。
オイルやバッテリーは、倍以上の価格を払うことになるでしょうけど、仕入量や戦術の違いからであって、
スタンドがぼってるわけじゃないです。ただ「定価販売をしてるだけ」です。せざるを得ないんです。販売量が少なすぎるから。
(逆に言えば、皆さんがスタンドを選択して頂ければ多少なりとも、価格は下げられます。)
DやCS、HSの価格「が」おかしいんですよ。それに、彼らはオイルとかバッテリーや車検が売れなくても潰れません。
でも、皆さんがオイルとかバッテリーとか車検とかを買ってくれないとスタンドは潰れます。
ガソリンだけでは食っていけないんです。そういう市場なんです。それとも、ガソリン単価を+15円してもいいですか?
もう一度。
ゲームの中古市場否定の方は、車関係のアフター市場はガソリンスタンドを使って下さいね。同じ理屈で潰れますから。
半分皮肉、半分泣き言でした。以上、長乱文ご無礼。

| 読み飛ばし推奨 | 2008/11/20 11:42 | URL |

>“前作を知らないとストーリーが楽しめない危険性がある”ものは、
> ベスト版を出すことで新作の販売促進に繋がってファンも喜ぶと思うんですよ。
同感です。
コンシュマーでなく18禁ですがアリスソフトは古いソフトをフリー配布(の許可)していますね。
戦国ランスの発売前に鬼畜王ランスをフリー化したり
よくばりサボテン発売前に"しまいま"をフリー化してます。
今度発売される闘神都市Ⅲは、前作は10年以上前ですがフリー化されていてPLAY可能です。
自分もフリーの鬼畜王ランスをplayしてみて戦国ランスの購入を決断しました。
勝ち組ソフトハウスだからこそできるのかも知れませんが…。

| 通りすがり | 2008/11/20 12:48 | URL |

ゲームソフトより本いっぱい買ってるし、本大事にしてるけど、すぐにあふれる。
あふれた本を、どうしてもリサイクルに出せないんです。
かわいそうじゃないですか、紙資源としてしか扱われない本が。
古本屋があったから、古い本が保存されてきた面もあるのですよ。
けど古本、たいした値段になりません。新古書店も、新しくて売れる本しか扱わないし。
で、みんな本捨てちゃう。紙資源にしちゃう。

ゲームソフト、それなりに高いから商売も成り立つわけです。
莫大な開発費だって、すばらしい見た目を作り出すことに消費されてるだけですよ。すでにPVだけは素晴らしい、という状況になっている。ゲームとして続けてプレイするほどじゃない。手元においておくより売ってしまえとなる。
昔の貸本屋の本の扱いと同じ。一読したら終わり。
それでも、じゃあ映画のDVDはどうです? そうそう何度も何度も見るんじゃなくても、手元においておきません? 中古で売れないから。でなきゃ捨てるか、あげるか。だって安いから。

確かに安いのは古い映画がメインだし、コレクターが買ってくれるアニメは安くならないけど、古典名作が、おかげで簡単に手に入るようになった。

でもゲーム、5年したらそのソフトが動くハードがあるかどうかもわからないもの。そんなものに高い金を払わせようとするから、プレイしてはまらなければ即売りになってしまうんじゃないだろうか?
本は、50年しても読める。DVDも、ディスクはだめでもデータは残せるかもしれない。
じゃあゲームソフトは?

やっぱ値段とソフトのバランスが取れていないのが問題なんじゃないのかなあ?

任天堂もゲームはおもちゃというコンセプトが崩せないなら、なら子どもが小遣いで買える額にすべきです。

|   | 2008/11/20 13:56 | URL |

とある一店員より。

販売店勤務の人間より。
自分の働いている販売店では「リサイクル」を推奨しています。
遊んだゲーム、飽きたゲーム、部屋や押入れに眠っているゲームを買い取り、他にほしい人がいれば安価で販売する、という理由・内容で中古を販売しています。
確かにマニア・コレクターの方やもしくはそのゲームに愛着のある方は良いのですが、そうでない方、引越しなどで邪魔になった方、いらないものを処分したい方にとっては、数千円もするゲームをただ捨てるよりは買い取ってもらったほうがごみの削減・ゲームの再利用・プレイしていない方への供給などでかなりのメリットがあります。
中古否定派の方々にとっては詭弁でしょうが、実際そういう考えの店や人々がいるのも事実です。

ダウンロードについてですが、未だインターネットが完全に普及しているわけでもなく、さらにPCならともかくTVゲームでネットをつなげているのもそう多くはありません。さらに、結局は少なからずお金がかかること、ダウンロードの時間とその費用、誰が支払うかと言うこと、保存方法や保証の問題など未だ多くの問題があります。
ゲームやネットのことをわかる自分たちだけならともかく、お父さんお母さんやおじいさんおばあさんなど、ゲームやネットを理解していない人たちも多いことから、普及はもうしばらくかかると思いますが・・・

| 通行人 | 2008/11/20 18:11 | URL | ≫ EDIT

実際問題として、中古ゲームも併売しないと
ゲーム屋なんて商売できない。
新品ゲームだけを売っているお店なんて有ります?
利益なんて無いも同然。
メーカだって認めざるを得ないはず。
中古認めないと、新品売ってくれる所が無いんだから。

| 店員 | 2008/11/20 22:18 | URL | ≫ EDIT

とある作り手より

ここで中古販売の是非は言うつもりはないが、ひとつ事実を指摘しておく。

中古販売でどれほどソフトが売れたとしても作り手には”びた一文”入ってこない。
中古を遊んだプレイヤーがどれほど高い評価を下そうと(例え次回作は新品で
買うと決意してくれたとしても)それは次回作を作るための予算増額にはつながらない。

そして作り手はソフトの販売収入を原資に次のソフトを作っている。
これが少なくなれば次回作はより少ない予算で作らなければならず、
もっと少なくなれば制作体制が維持できなくなりチーム(or会社そのもの)が消滅する。

無論、クソゲーを作ったり不当な高値で売れば作り手は報いを受けるだろう。
だが中古販売ゆえに作り手に正しい評価が与えられずより良い作品を提供する
チャンスがつぶれる可能性があることも覚えておいて欲しいと思う。

クソゲーの作り手が淘汰され、良質なゲームが提供される環境が整うかもしれないが
単に「安く」作るのが上手いだけの作り手だけが生き残ってしまう可能性も指摘しておく

| ああああ | 2008/11/20 22:25 | URL |

>じぇふ茶さん
 そもそも「中古ゲーム屋」以上に「ネットオークション」とかの方が業界にとっては痛手でしょうね。これは前の記事にも書きましたが、多くの「中古ゲーム屋」は新品も扱っているので中古ゲームを売った利益で新品を仕入れるワケで。

 中古全部を否定するよりも、「ネットオークション」や「新品を扱っていない中古ゲーム屋」を批判した方がとりあえずの現実的手段なのかなーと僕は思います。それすらも合法ではあるんですが。

>中古に売りたくならないようなソフト
 これは、実は僕はじぇふ茶さんとは違う考えですね。
 具体的に書いちゃうと次回の記事のネタバレになっちゃうので避けますが(笑)、どうにもゲーム業界が「中古に売られないための対策」として盛り込んでいるものがことごとく逆に響いているような気がするんです。

 喩えば、僕は『脳トレ』って「中古に売りたくなるソフト」の代表格だと思っているんですよ。多分、任天堂もそれが分かっていたから3作目をダウンロードソフト(DSiウェア)にしたのかなぁと。詳しくは何週間後に書かれる記事をこうご期待!(笑)


>読み飛ばし推奨さん
 現実的に「中古ゲーム」は利用者も多いですし、支持している人も多いので、“中古を続けている限りは”経営も安定しているというお店が大半だと思います。ガソリンスタンドが抱えている危機と比べると、ゲーム屋さんは遥かに安全なところにいる話なのかもなーとお話を読んで思いました。それこそガソリンスタンドの話は、「ゲーム屋さんが新品しか扱えなくなったら」という未来を感じたというか。

 僕自身はそれ以前に車を持っていませんし、原チャリのバッテリーをついこないだ(個人経営の)バイク屋で替えたばかりなので心苦しいところもありました。ガソリンスタンドがそんな状況だなんて大多数の人は想像もしていないでしょう。でも、現に潰れているガソリンスタンドは無茶苦茶多いんですよね……うーむ。


>通りすがりさん
 あー、なるほど。
 ランスの話は(僕はプレイしたことがないんですが)某サイトで「フリーになった」と読んで驚いたことがあったんですけど、新作の販売促進のための英断だったんですか。確かにまぁ、他がマネ出来ることではないですし、逆に物凄い効果が生まれそうな気がしますね。コアなユーザー(時間を沢山使ってくれるユーザー)が多い18禁業界だからこそという面もあるんでしょうが。

 『ファイアーエムブレム』はともかく『アナザーコード』はプレイ時間が短いって話ですしねぇ。

 そう言えば……「ベスト版を出さない」任天堂の例外としてゲームキューブのソフトをWii向けに作り直して発売するシリーズが12月から始まるんですけど。そのラインナップに『マリオ』や『ゼルダ』はないんですよ。これは「ベスト版を出すことで、新作を出した際に“いずれ値下がりするはず”と待つ人が生まれてはならない」という選択だったのかも。

 『ルイージマンション』、Wiiリモコンで遊びたかったなぁ……


> さん
 仰りたいことは非常に分かります。
 「ゲームはグラフィックだ」という優先順位の人にとっては開発費が上がることでグラフィックも良くなって価格が高いままだというのも納得できるんでしょうが、そうではない自分のような人間にとっては「グラフィックは以前のままで良いから価格下げられない?」と思ったりします。技術の進歩による恩恵を感じられないんですよね。

 ……この辺の着地点が500円~1000円のWiiウェアというところなのか。


 しかしまぁ、「がんがん新しい技術を模索して、古いソフトはどんどん置いてけぼりにして、バシバシ新しいソフトを出していくよ!」というビジネス形態をゲーム業界が取っている以上。「古いゲームは売り払いたい」「古いゲームは安く買いたい」と思う人が出てきて当然と言うか。
 今更降りることが出来ないチキンレースを20年以上も続けているという気がしてきました。

 「最近娯楽が飽きられるペースが早くなった気がする」というのは『スマブラ』の桜井さんと岩田さんが仰っていたことですけど、1年前のゲームを遊んでいて「まだそれやっているの?」と言われる業界ってどうなんだ?という気がしますね。そんな業界、ゲーム業界とテレビのバラエティ番組くらいじゃないかなぁ。


>通行人さん
 僕もそう思いますね。
 これはゲーム限らず本とかマンガとかもそうなんですけど、棚に置いたまま永遠に放置されるよりかは「誰かの手に取ってもらった方がイイのでは?」と思うことがあります。そういう意味では、僕は「中古ゲームを売る」のと同様に「中古ゲームを買う」精神も悪いことではないと思うんですよ(自分が進んでやるかは別として)。

 自分の体験の話で言うと……
 小学校時代、自分が買ったゲームって「自分だけのもの」じゃなかったと思うんですよ。そのソフトを友達に貸したり、それを担保に(笑)別のソフトを借りたりというコミュニティが生まれていました。それで仲良くなった友達もいました。
 ゲーム会社さんからしてみれば(ゲーム屋さんにとっても)「全員ちゃんと買えよ!」ということなんでしょうけど、子どもは子どものお小遣いの中で自分たちが楽しむためにゲームを“シェアする”発想を編み出したというか。

 あれ……でも、この話は中古問題と微妙に話が合わない気がしますね(笑)
 「友達に貸す」ゲームは「中古には売られない」のですし。うーん?これはまた後日考えたいと思います。

>ダウンロードについて
 そう考えるとWiiのネット接続率が「40%以上」(1年前のデータ、これから微増しているらしい)というのはスゴいことですよね。その中でお金払ってソフト買っている人は一部ではあるのでしょうが。

 個人的には「据置機」のネット接続率はこの辺が限界だと思うのですが、「携帯機」は今後ますます上がっていくんじゃないかと思います。自宅以外でもネットに繋げられますし、プリカの番号だけ入れればソフトが買えるというのは“一度の経験”さえすれば知識がなくても続けられるでしょうし。
 問題はそこまでして手に入れたいソフトがないということでしょうけどね……

| やまなし(管理人) | 2008/11/20 22:28 | URL | ≫ EDIT

>店員さん
 ですね。この問題は「0か1か」みたいな話ではもはやないと思います。
 全てのゲームをダウンロード専売にすることは出来ないと思いますし、そう考えるとゲーム屋さん維持のために中古も(ある程度は)認めなきゃならないんだと思います。

 「1本中古を買うごとに、1本新品で買ってね」とか「中古に売っちゃったら、そのお金で新品を買うようにしてね」くらいが、お互いの妥協点だと思うんですけどね。「全部新品」というのも「全部中古」というのも、あまり現実的ではないというか。


>ああああさん
 あー、えっとその辺の話は前回の記事(http://yamanashirei.blog86.fc2.com/blog-entry-824.html)とそのコメント欄で散々議論したことなので、この記事の中では一行で済ませてしまいました。出来れば、前回の記事と(そのコメント欄・トラックバックなども)併せて読んでもらうとありがたいです。

>だが中古販売ゆえに作り手に正しい評価が与えられずより良い作品を提供する
 これ、ちょっとこちらから訊きたいことなんですけど……
 「中古の戻り率・その中古ソフトの販売率」みたいなデータはメーカー側は調べていないor調べることが出来ないんですかね?ゲームショップ系のブログとかをチェックしていると「新品は売れなかったけど中古では非常に人気だったタイトル」みたいな情報が書かれているので、調べようと思えば調べられると思うのですが……

 もちろん中古で買われた場合はメーカー側にお金が入らないのは分かっていますが、それを言うと出荷はされたけど小売店が在庫抱えてちっとも売れなかった商品がお金が入ることになるので……“どれだけ小売店に並んだのか”だけで評価はすべきではないと思うんですけど(いや、これは現場の人に言っても仕方がないことなんでしょうが)。

 喩えば「新品は売れなかったけど中古では非常に人気だったタイトル」だった場合、人気のポテンシャルはあるのだから、「今度は中古に売られないようにしよう!」というコンセプトで続編を作ることも可能だと思うのですが……
 あーでも、そうか。こういう作品が「人気はあったけれど続編が出ない」ソフトになっていくのか。


>単に「安く」作るのが上手いだけの作り手だけが生き残ってしまう可能性も指摘しておく
 むしろ、どうしてゲーム業界は「安く作れる」ことを軽視しているのかが疑問です。
 もちろん安く作った結果バグ満載というのは論外ですけど、無駄なところにお金をかけずに「狭く」「安く」作ることだって追求されてイイと思うのですが。『脳トレ』の例は極端としても、Wiiウェアの『FFCC』のように数人規模で作り上げたソフトが好評なこともありますし。

 あー、でもこの話は中古問題とはまた別の話ですね。
 仰るとおり「何でもかんでも中古で買う」という人に眉をしかめるのは分かりますし、僕もそう思います。しかし、現実的に中古ゲーム市場をなくすことは出来ませんし、なくしたところで誰のためにも(もちろんメーカーのためにも)ならないと僕は思います。中古市場とどう付き合っていくのかということのほうが重要なんじゃないかなと。

| やまなし(管理人) | 2008/11/20 23:46 | URL | ≫ EDIT

『アナザーコード』を新品で買うとのことですが・・・「業界を憂える一個人」としてはそれも良いかもしれませんが、「消費者としての一個人」としてはどうかなと思います。
「消費者としての一個人」は(違法状態を採らない限りは)愚かな行動をとっても構わないと思います。
※愚かな行動=何も考えずに安い方を買う

愚かな消費者の行動が業界を形成する。そして消費者の支持が得られないのであれば衰退する。日本は自由市場主義を標榜している以上、これは仕方ないことです。

デベロッパー側の憂える一個人と愚かな消費者一個人が同一人物上に同居していたとしても別に不自然ではないです。
デベロッパー側が利益を取れずに食い詰めるというのなら彼らは市場原理に従い勝手に別の良い方法を考えるでしょう。

だから中古で買っても良いのです。

| ほい | 2008/11/21 14:00 | URL |

作り手からのお返事

回答の前に一応書いておくと、一つ前のトピックも目は通していますよ。
前回の内容は『メーカーは初回出荷だけで開発費を回収できる』という前提が成り立たないと成立しない話だと感じました。当然そんな前提は毎回成立するわけがなく、前提が間違っているならば内容に言及すること自体が無意味だと思っただけです。

>「中古の戻り率・その中古ソフトの販売率」みたいなデータはメーカー側は調べていないor調べることが出来ないんですかね?
答え:調べることは可能かもしれないけどわからない。そして調べること自体に意味も感じない。営業サイドの人や経営者だったら中古販売データを掴むことに意味はあるかもしれないけれど、作り手がそれを知ることにどれほどの意味があるのだろう?次の回答にも関係してくるんだけど、中古がどれほど売れても次回作の予算にも自分たちの給料にも無関係だからね。

>人気のポテンシャルはあるのだから、「今度は中古に売られないようにしよう!」というコンセプトで続編を作ることも可能だと思うのですが……
答え:逆に聞きたいんだけど、そんなソフトが欲しいの?面白さを損なわない範囲でそういう工夫を盛り込むならともかく、『中古に売られない』事がコンセプト(目的化と言った方がいいかな)になってるゲームって遊んで楽しいと思ってもらえるんだろうか?
一般的にクリア時間の長いゲームは中古比率が低いって言われてるけど、『良いゲーム』と『クリア時間の長いゲーム』は等価ではないよね。ボリューム増やせばっていう反論が帰ってくるとは思うけど、ボリュームは予算と比例する。前述の通り予算の縛りからは逃げられないわけで、ボリューム絞るか個々のクォリティ落とすかの2択になってしまう。まあ難易度を引き上げたり、無駄に長いイベント挟んだりとかもあるけど、最初の質問に戻る。ほんとにそんな物が欲しいの?

>もちろん中古で買われた場合はメーカー側にお金が入らないのは分かっていますが、それを言うと出荷はされたけど小売店が在庫抱えてちっとも売れなかった商品がお金が入ることになるので……
答え:売れないソフトを作った側の責任は、次回作の受注激減という形で帰ってくることになる。正直、仕入れた側にも需要を見誤った責任もあるのでは?とも思う。
 むしろ問題なのは、利益補填を中古販売で補おうとすることだと思う。中古だろうが何だろうが面白くないソフトは売れない。ではどうなるか?売れるゲームを作った『別のメーカー』のソフトが中古として出回り、本来新品として販売される(つまり開発費を回収する)機会を奪ってしまうんではないだろうか?

>むしろ、どうしてゲーム業界は「安く作れる」ことを軽視しているのかが疑問です。
答え:初めからミリオンが約束されているモンスタータイトルならいざ知らず、制作コストを下げることに無頓着な現場なんて聞いたことないなぁ。前述の通り開発予算が潤沢なんて事態はほとんどないわけで、現場は常にクオリティを落とさずにコストを下げることが至上命題になってるよ。
 ちょっと想像してみて欲しいんだけどファミコンとPS3のタイトル一本当たりの制作コストは『桁違いに異なる』ことはみんな納得してもらえると思う。にもかかわらず、ファミコンの時代から今に至るまでほとんどのゲームソフトの価格は5千円~1万円のレンジに収まってるよね。
 これは血のにじむようなコスト削減努力がなければ、実現不可能だと思うんだけどどうだろう?もちろんユーザー数の増加やコンピューターの性能アップの恩恵もあるけど、現場の努力もそうとうなモノであることもわかって欲しいと思う。

>無駄なところにお金をかけずに「狭く」「安く」作ることだって追求されてイイと思うのですが。『脳トレ』の例は極端としても、Wiiウェアの『FFCC』のように数人規模で作り上げたソフトが好評なこともありますし
答え:もちろん『脳トレ』や『FFCC』は素晴らしい成果だし見習いたいとも思っている。でもそれはコストをかけてリッチなコンテンツを作ることの否定にはならないんじゃないだろうか?10倍の予算をかけたソフトに10倍の価格がついてたって買う気はしないよね?でも10倍の本数が出てくれれば同じ価格で売ることが出来る。

>しかし、現実的に中古ゲーム市場をなくすことは出来ませんし、なくしたところで誰のためにも(もちろんメーカーのためにも)ならないと僕は思います。
答え:中古ゲーム市場はメーカーにとってデメリットはあってもメリットなんてないよ。中古市場をなくすことが出来ないのは、法律(というか裁判)の結果、存在が認められているからであってメーカーが歓迎しているわけではない。前回の記事にあった
>ゲーム屋さんで「値崩れしている新品のゲームソフト」を買うのも、「中古のゲームソフト」を買うのも、ほとんど一緒と言えるんじゃないでしょうか?
という認識は、販売店と買い手にとってはその通りかもしれないが作り手にとっては“全然違う”。

◆ではどうするのか?
 イチャモンばっかりでは角が立つので、自分自身はどうなのかというと。個人的なアイデアではあるけれども、中古ソフトからもロイヤリティを徴収すべきではないかと思う。結局の所、中古市場の機能というのは、売り手と買い手の価格ギャップの吸収役として機能しているのではないかと考えている。つまり、6000円は払いたくないけど3000円なら払って良い、という買い手はそれなりにいると思う。ならば3000円分についてのロイヤリティは貰っても良いんじゃないの?と思う。だって、プラスチックの円盤や切手サイズの半導体チップに価値を認めてお金払ってるわけじゃないよね?
 中古ゲームに限らず、古本などでも印税を取るべきじゃないかと考えてる(特にブックオフみたいな新古書店)。だって作家さんが食えなくて筆折っちゃったら次回作読めなくなっちゃうし。
 但し、『若干中古価格が上がる』、『売れ残った新品の扱い』や『問屋さんが割を食ってしまう』という問題も抱えているからアイデアそのものは使い物にならないかもしれない。ただこういう姿勢があれば、いまある歪みをある程度正すことが出来るんじゃないだろうか。
 何より現状維持も難しくなっていくと思う。レスの中で販売店員とおぼしき人がダウンロード販売に露骨な警戒感を示していたけど、その気持ちはよくわかるんだよね。あれが主流になってしまうと販売店が不要になってしまう。でもソフトメーカーやハードメーカーにとっては非常に有利な仕組みなんだよね。パッケージコスト+流通コスト+販売店マージンを一気に省くことが出来る上、在庫リスクもない。だから販売価格も下げても儲けが減らない上、本体IDと照合しないとソフトが起動しない仕組みを導入すれば違法コピーや中古販売をブロックすることも出来る。
 作り手と売り手は『一本でも多く売りたい』という意志では同じ筈なんだから、なんとか落としどころを見つけて欲しいと願ってはいるんだけどね。
 まとめると、中古市場というのは『価格調整・需給調整』の機能としては価値があると思う。但し、『関係者への適切な利益配分』という機能には大きな問題を抱えている、と感じている。※ちなみに関係者というのは“ソフトメーカー”、”販売店”の他に、“ハードメーカー”や“問屋”なども含む。

長文失礼しました。おわり。

| ああああ | 2008/11/21 16:17 | URL |

中古問題は本当に著作物だけに限った話なのか

ここでちょっと観点を変えた話を。

自動車とか家電製品とかの中古はどうだろう。
こういうこと聞くと「著作物だから特別で、工業製品とかと一緒にするな」という反論をしてくる人が多いんですが。

一般的に工業製品は特許権の塊なわけで、これは著作権と同じ知的財産権であるわけだです。
著作権を中古から守るべきであるならば、当然特許権も同じく中古から守られてしかるべきでしょう。
そして、現代では何らかの知的財産権が関わらない製品というのはおよそ存在しません。
よって、著作物の中古禁止を掲げるのであれば「著作物に限らずありとあらゆる中古を禁止」を掲げないと主張の辻褄があわなくなります。

工業製品は使用すると価値が落ちるから一緒にできないという反論もよくありますが、著作物だってメディアそのものの耐久性に依存するわけです。
CDに傷がつけば物としての価値は落ちるし、壊れれば読み取れなくなります。
中身が問題だというならば、自動車だって壊れるまでは「走るという機能」は提供できているわけで、「特許権が提供する価値」についてはまったく下がっていないわけです。
例えば、ビンテージものの楽器なんかが、長い年月が経っても依然としてその特有の価値を持っていることからも説明できます。

なので、中古の問題というのはゲーム(もしくは著作物)だけに限った話ではありません。
その論法は全ての物に適用できてしかるべきなのです。
故に、中古問題を語る時の対象範囲は、全ての物に広げて議論すべきなのです。
逆に言えば、「著作物だけ中古を規制すべきで、それ以外は規制してはならない」という主張は、都合の良いダブルスタンダードな主張だと判断してますね。

例えば、メーカーの方の

> 中古販売でどれほどソフトが売れたとしても作り手には”びた一文”入ってこない。
> 中古を遊んだプレイヤーがどれほど高い評価を下そうと(例え次回作は新品で
> 買うと決意してくれたとしても)それは次回作を作るための予算増額にはつながらない。

という主張も、別にゲームや著作物に限った話じゃなくて、ありとあらゆる製品に適用できる話ですからね。

| Anonymous Coward | 2008/11/21 21:38 | URL | ≫ EDIT

>ほいさん
 特に今回のケースは「新作を新品で買うから、前作を中古で買って良いよね?」という話なので、僕個人としても同じ質問を誰かにされたなら「気にすることないよ」と答えると思います。これを読んでいる人に対しても「中古市場を全否定」しているワケではないと思って欲しいです。

 ただ、ブログにこういう記事を書いて中古市場の是非みたいなものを議論した直後に、「アナザーコードを中古で買った!超面白い!」と能天気な感想は書けないよなーと思ったのです。新品で安く買えたのなら買うかも知れませんが、ストーリーが繋がっている続編を出す場合は前作のベスト版を出して欲しいという意味も込めて、自分は両方ともスルーするつもりです。



>ああああさん
 最初に御承知頂きたいのは、「作り手」と一言で言われてもこちらではどのレベルでの「作り手」なのかは分からないということです。
 プログラマーなのかディレクターなのかプロデューサーなのか営業なのか経営者なのか、ゲーム会社の中で「作り手」と言えば何を担当する人なのか一発で分かるのかも知れませんが、ネット越しに一般人相手に「作り手」と言われても「ゲーム会社の人なんだろうなぁ」「でも、これ以上プライベートのことは詮索出来ないよなぁ」としか思えず。漠然と「ゲーム会社の人」に対する返答にしかならなかったことを御理解頂きたいです。


>営業サイドの人や経営者だったら中古販売データを掴むことに意味はあるかもしれないけれど、作り手がそれを知ることにどれほどの意味があるのだろう?
 ということで、前の質問は「プロデューサーは知る必要がある」と思っての言葉ですし、そのことを訊きたかったのですが……仰るとおり、現場寄りの人間は知る必要はないでしょうね。

>『中古に売られない』事がコンセプト(目的化と言った方がいいかな)になってるゲームって遊んで楽しいと思ってもらえるんだろうか?
 「論点ズレていません?」とは思いましたが、まぁそこは置いといて……
 「中古に売られないゲーム」=「クリア時間が長いゲーム」という発想がそもそも僕は疑問ですね。この記事の前の記事の元になった『まこなこ』さんの記事で、「(中古で売られないゲームを作れと言われ)みながみな『どうぶつの森』のようなゲームを遊びたいのならそれでいいだろう」と書かれていましたけど、それも疑問。

 「良いゲーム」「面白いゲーム」の定義にプレイヤーの数だけ答えがあるように。
 「中古に売りたくないゲーム」の答えも様々だと思うんですよ。

 個人的には「中古に売りたくない要素」と「面白さ」が相反するとは思いませんし、逆に面白くないソフトは中古に売りたくなります。クリアまで何時間かかろうが、クリア前でも面白くなかったら中古に売りたくなります(むしろ、クリアまで何十時間かかるせいで1回1回のプレイがタルイ作業ばかりなら即行で売りたくなります)。
 よく大型RPGが発売日直後に中古に並ぶのを見て「急いでクリアして急いで売った」と言われますけど、「遊んでみたら面白くなかったから即行で売った」可能性だって高いと思うんですよ。どうして「ゲームは最後までプレイするもの」という前提なのかが分からんのです。

>売れないソフトを作った側の責任は、次回作の受注激減という形で帰ってくることになる。
 卵が先か鶏が先か、って話になっちゃうと思いますが……
 「『メーカーは初回出荷だけで開発費を回収できる』という前提が成り立たない」原因はここにあるんじゃないですかね。メーカーが小売に「需要を見誤った責任がある」と仰る気持ちも分かりますが、それを言うと小売はメーカーに「じゃあ、初回の受注はギリギリまで減らします」と答えるしかないんじゃないかと。

>売れるゲームを作った『別のメーカー』のソフトが中古として出回り、本来新品として販売される(つまり開発費を回収する)機会を奪ってしまうんではないだろうか?
 ??
 「売れるゲーム」が中古で消費者に買われる分、「売れないゲーム」はいつまでも新品で残り続けるという話ですか?それは「売れないゲーム」の責任であって、中古市場がなくても一緒の話じゃないですかね。

 それとも、「売れないゲーム」のことは置いといて、「売れるゲーム」の中古販売でゲーム屋さんが経営している(=売れないゲームの穴埋め)ことで「売れるゲーム」の新品販売の機会を損失しているということを仰っているんですかね?
 それだったら言わんとすることは分からなくはないですね。利益補填の方法を潰せば、ますます「売れないゲーム」は出荷すらされなくなると思いますが、それも市場原理ですし。


>制作コストを下げることに無頓着な現場なんて聞いたことないなぁ。
 これはああああさんの「単に「安く」作るのが上手いだけの作り手だけが生き残ってしまう可能性」に対する反論で、ああああさんが「安く作るのが上手い」ことを軽視しているのだと感じたから指摘させてもらっただけです。

 まぁ、恐らく現場の人間からすると「そんなこと(=コスト削減)は書くまでもないこと」だから書かなかったんでしょうけど、僕らはこの文面でしか何を仰りたいかは読み取れません(だから、こうした一つ一つのコメントが大切なのですが)。


>でもそれはコストをかけてリッチなコンテンツを作ることの否定にはならないんじゃないだろうか?
 僕もそう思います。
 『脳トレ』も『メタルギアソリッド4』もどっちも大事。「安く仕上げること」の例を出したのは、↑に書いたように「安く仕上げること」を軽視したように感じたからです。どちらも大事。ただ、「高く仕上げたものを高い定価で売ることは出来ないので売上げを多く狙いたい」のなら、ますます「中古に売られないゲームとは何か」を考える必要があると思います。
 実現性のない「中古ゲーム市場をなくせ!」という文句を叫んだりとか、「モラル」という言葉で訴えたりするよりかは、遥かに現実的な考えだと思います。

>中古ゲーム市場はメーカーにとってデメリットはあってもメリットなんてないよ。
 歓迎していないことは誰もが分かっています。
 でも、この記事に書いたように「中古市場があるからこそ新品を買えている人」という見方をすれば、メーカー側にもメリットがあるとは僕は思います。
 いや、正確に言うと「中古市場の恩恵を受けるメーカー(ソフト)」と「受けないメーカー(ソフト)」があるというか(『ドラクエ8』みたいに「放っておいてもある程度は売れる」「その分、中古にも流れる」というソフトはデメリットしかないので、確かにそれは損益にしかならないとは思います)


 うーん……もちろん実際にどれだけのプラスマイナスなのかが分からない以上、「中古に売るようなヤツは客じゃない」という見方もありだとは思うのですが。なら、なおさら「中古に売られないゲーム」を考える必要があるんじゃないですかねー?


>中古ソフトからもロイヤリティを徴収すべきではないかと思う。
 もちろん実現できるのならこれがベストだと僕も思います。
 でも、今の状況でそれは難しくないですかね?それこそ中古ゲーム屋の買取価格が下がったら(or販売価格が上がったら)ネットオークションなどの個人売買に流れると思いますし、そこまで一斉に禁止するとなると「じゃー友達同士の貸し借りはどうなるの?」みたいなところにも行き着きますし。


 やっぱり現実的にはダウンロードソフトが一番明確な答えという気はしますね。仰る通りに「ダウンロードした本体でのみ遊べる」仕様にすれば、友達同士の貸し借りすら禁じられますから。
 このコメント欄の中にも「いずれ適正な方法が出てくる」という意見もありましたが、消費者が中古市場に集中した結果としてダウンロードソフトに注力するメーカーが増えているというのは自然な流れだったのでしょう。
 僕自身は「値下げ」の恐怖に怯えないダウンロードソフトは自由な切り口が出来る一方で、果たしてクオリティが維持できるのかという不安もあるのですが……その場合は、誰もダウンロードソフトを買わなくなって、いずれメーカーも利益を上げられなくなるだけという話か。



>Anonymous Cowardさん
 うーん……どうですかね、個人的にはやっぱりそこは分けて考える必要があるんじゃないかなと思います。

 僕が貧乏性なだけかも知れませんが、家電とかは「壊れるまで使う」ことがほとんどですし。作っている側もそれを見越して耐久性よりも高性能を追求していると思うのです。なので「買った」「使っている」「使っている」「使っている」「使っている」「壊れた」「買い換える」というサイクルになる。
 しかし、ゲームの場合は「飽きるまで遊ぶ」ものだと思いますし、使っている最中に壊れてしまうものは基本的には許されないワケですよ、なんちゃらタイマーとかの例もありますが(笑)、ゲームソフトの場合は“半永久的に使えるはず”という通念があります。「買った」「遊んでいる」「遊んでいる」「飽きた」「遊んでいない」「遊んでいない」みたいなサイクルになるというか。


 うーん……でもまぁ、この指摘が面白いのは、“商品のサイクルが違う”ことにあるのかも知れませんね。5000円か6000円か出して1週間で「遊び尽くした」と思われるものと、家電のように商品サイクルを長く持たせようと生活の中に溶け込ませることを狙った“Touch!Generations”との比較というか。
 しかし、ゲーム業界のビジネスモデルとしては「どんどん作ってどんどん売れ」という方向性なので、商品サイクルの長いタチジェネの二番煎じに突っ込んで失敗していった……と、『ドラクエ』は一週間でクリア出来るから追随する商品も売れたけど、『脳トレ』は全部のトレーニング出すだけで1ヶ月かかる(ようロックがかかっている)から追随する商品は売れなかったという見方も出来るのかなと。

>例えば、ビンテージものの楽器なんかが、長い年月が経っても依然としてその特有の価値を持っていることからも説明できます。
 僕が次に書こうと思っていた方向性(中古に売られないゲームとは何か?)とは違う方向なんですけど、こっちの方が書いたら面白いかもと思いました。

 ゲームって「進化させる」ことを主目的でガンガン発展してきたので、喩えば現在のグラフィックに慣れているとPS初期とか64初期のゲームは「カクカクしているなぁ」と物足りなさを感じる人もいますし、(僕は2Dの方が好きですけど)2Dしか表現方法がなかったスーファミ時代のソフトを今やって「平面の楽しさしかない」と物足りない人も多いと思います。
 中にはそれらの時代のソフトにプレミアがついていたりもしますが、基本的には「進化する」ことで「古いものの価値がなくなっていった」のかなぁと。

 でも、喩えば今度出るWiiの『ピクミン』のように同じゲームの操作方法だけ変えて発売する方法とか。批判はされていますけどスクエニのリメイク戦法とか。古いものであっても実は価値はなくなっていなかったんだという一つの表れなんじゃないかと思うのです。それこそ、ビンテージものの楽器のように。
 あれ……でも、その論理だとゲームは永遠に楽しめて永遠に中古市場を回り続けることになるのか……?だから、自転車操業のように新しいソフトを出し続けないと溺れてしまうのが今のゲーム業界のワケで。

<対策>
1.ゲームソフトの耐久年数を下げる
2.下位互換を削り、旧世代のハードの修理を受け付けなくする
3.クリアしたゲームはメーカーが回収する

 ダメだ……12時回ったから碌なことが思いつきません(笑)。とりあえず今日はここまで。
 とりあえず、「高すぎる耐久性」というのが中古ゲームを考える上で一つのポイントかなーと思いました。

| やまなし(管理人) | 2008/11/22 00:13 | URL | ≫ EDIT

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| | 2008/11/23 14:05 | |

>このコメントは管理人のみ閲覧できますさん

 メーカーさんからしてみると「出来れば売らないで欲しい」と思っているのは確かでしょうが、消費者からしてみると「ソフトもハードもやらないで腐らせる」よりも「新しいソフトを買ってハードを起動させる」ことに意味があると思いますしね。まぁ、それぞれの立場によって、意見が違うのは当然でしょうね。『どうぶつの森』、楽しいですし(笑)。

| やまなし(管理人) | 2008/11/23 23:50 | URL | ≫ EDIT

ワシの場合は、レトロゲームなる昔のゲームを愛好者だから、
そもそも中古市場が存在しないと、遊ぶ事さえ出来ない。
ヴァーチャルコンソロールなる存在もあるが、ワシとしては実機で遊びたい。
そして現在出でいるゲームも、時がたてば、レトロゲームと呼ばれる存在に成る。
個人的に、若い子と話したとき初代PSがレトロゲームに分類されていて、
自分は年を取ったとものだと衝撃を受けた。
中古市場が存在しない場合、昔のゲームで再び遊ぶという可能性を潰してしまう。

| ああああ | 2012/09/09 13:22 | URL |















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