やまなしなひび-Diary SIDE-

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任天堂のオンラインサービスの限界点に悩む…

 ゲームのオンラインサービスというのは、大別するとこの2つになると思います。

・メーカー側からのコンテンツ配信
・メーカーには作れない部分を、他のプレイヤーが補完する


 前者はバージョンアップやダウンロードコンテンツ、バーチャルコンソールやゲームアーカイブスのような“ゲームソフトそのもの”を販売するサービスなんかも含みます。有償・無償はそれぞれのコンテンツ次第ですけど、それは単に「どの時点で誰がお金を払っているのか」という違いがあるだけですね。


 後者は、ゲームの発展の歴史を考えるとあべこべな話になってしまうのですが……オンライン対戦で対人プレイが出来るということは、メーカーがあらかじめ仕込んだ“コンピューター対戦のプログラム”だけではない、新たなる対戦相手を他のプレイヤーが補完しているとも言えます。
 本質的には、『バンブラDX』でプレイヤーが新たな曲を作って投稿→他のプレイヤーがダウンロード出来ることと、オンライン対戦で知らないプレイヤーと対戦出来ることは変わらないと僕は考えています。

 違うのは……オンライン対戦だと「(違った場所であっても)同時にゲームを起動した人」同士でしかその恩恵を受けられないのに対し、『バンブラDX』のような形だと「他のプレイヤーが過去に蓄積させた情報を、後からでも受けられる」ということ。


 『街へいこうよ どうぶつの森』のWiiConnect24でやろうとしたことはコレに近いですよね。美容院に行ったら、フレンド登録した人がしている髪型を勧められる―――みたいな。
 『バンブラDX』、『街森』だけでなく、『ガールズモード』も『Miiコンテストチャンネル』も『みんなで投票チャンネル』もそうか。レースゲームでゴースト送れるのとか、『スマブラX』の大観戦モードもそうですね。

 任天堂は、それぞれが別々の時間にネットに繋げても面白いオンラインサービスを目指していると言っても過言ではないでしょう。逆に言うと、「同時にネットに繋げなければならないオンラインサービス」に対しては「敷居が高い」と思っているフシすらあるんじゃないかと思います。

 「同時にネットに繋がっている人を探しやすい」Xbox360とは対照的な方向性というか……
 この辺はXbox360を持っていない僕の印象なんで、Xbox360も「別々に繋げても面白いオンラインサービス」を目指していたらゴメンなさい(でもまー、持っていない人の“印象”というのは大事だと思うのですが)。


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○ 不適切な表現まで蓄積される可能性
 さて、ここからが本題。それと関係するようなしないような記事をご紹介。

 そろそろまじめに。TidalBeachBlogさん)

>Wiiは、いまのところ、「フレンド以外とのフリーワードチャット」を認めてないハードなんだよね。
 なるほど確かに。
 分かりきっている情報のようで、上手く整理出来ていないという人も多いんじゃないかと思います。

 喩えば、Wiiの『どうぶつの森』についても情報が出てくる前まで「今度のどうぶつの森はMMOになる」みたいなガセネタが普通に流れていました。
 でも、上のような前提条件がある限り、『どうぶつの森』がMMOになる可能性は低いですよね。定型文のみのチャットでもMMOは楽しいかはともかく、僕はそれが何十万本も売れるキラーコンテンツになるとは思いません。



 技術的に出来るかはともかく、信念としてやらない。
 上で挙げた『バンブラDX』『ガールズモード』『Miiコンテストチャンネル』『みんなで投票チャンネル』などの例を見てもらえれば一目瞭然なんですけど、これらのソフトをネットに繋いで配信されるデータは“曲”だったり“コーディネート”だったり“Mii”だったり“投票結果”だったりで、自由な文や絵ではないのです(『ガールズモード』はやったことがないので違っていたらすみませぬ)

 それは、任天堂がゲームを遊ぶ子どもの“親”を見ているから。
 子どもは「そんなことを気にしない」と思うかも知れませんが、親御さんからしてみれば我が子が「オマエなんか死んでしまえ」とか「ちんこちんこちんこ」とか言われていたらイヤですものね。なので、任天堂のその姿勢を否定するるつもりは全くありません。



 とは言え、理屈抜きでは思うのですよ……
 喩えば、僕は『街森』の「PROデザイン」でせっせと服をデザインしています。このデザインはフレンド登録した人の村に行って、仕立て屋に置いてくることでその村でも普及させることが出来ます。でも、僕には村にお出掛け出来るようなフレンドがいないので、『バンブラDX』のように自由にデザインを投稿→それを他のプレイヤーがダウンロードする、みたいな仕組みがあったらなぁと思うのです。

 でも、そんなシステムがあったら、絶対チ●コとか描く人が出てきますもんね。
 『Miiコンテストチャンネル』でも、上手くパーツを組み合わせてチ●コの顔作っている人がいましたし。これは任天堂陣営の話ではありませんが、PS3の『リトルビッグプラネット』のステージ作成でも著作権侵害や卑猥なステージを削除するあまりに「何故これが削除される?」というステージが消されているなんて話題にもなりましたし。


 僕が期待している来年発売のDSソフト『メイドイン俺』も、恐らくは同じ問題にぶち当たるのでしょう。
 僕は「服の上から乳首を押す」プチゲームが作りたくて堪らないのですが、愛する我が子がそんなゲームを遊んでいる姿を見た日にゃ、親御さんは「けしからん!」「ゲーム禁止!」と怒りかねませんよね。
 どういう仕様になるのかは分かりませんが、フレンド限定での交換しか出来ないか、『バンブラDX』のように審査が入るのか、いずれにせよ僕の作った卑猥なプチゲームは誰にも遊ばれずに終わるんだろうなぁと今から落ち込んでいます。

(関連記事:10年前の64DD構想が、今の任天堂ソフトに繋がっている


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○ 正解など分からない今
 んでまぁ……僕がこういう記事を書くのに対して、「Xbox360なら面倒な相互フレンド登録など不要」「怖がらずに飛び込んでみればいい」「オンラインコミュニケーションはそれほど怖いものではない」みたいな反論エントリを、トラックバックはおろか文中リンクすらされずに、陰口のように書かれているのを偶然見かけたことがあります。

 オマエがまず俺とのコミュニケーションを拒んでんじゃねえのか、と言いたくなります。


 「俺はイヤだけど、世の中には誰かオマエと仲良くしてくれる物好きがいるんじゃねええの?」ってこと?
 昔、女友達に「やまなしには絶対いつかステキな彼女が出来るよ!」と言われたので、「じゃーオマエだったら俺と付き合える?」と答えたら「それだけは絶対にムリ!!」と即答されたのを思い出しました。誰だって、自分の手を汚さなきゃキレイゴトを言えますよね。




 だからね、「相互フレンド登録」した人とだけ自由なコミュニケーションを取らせる任天堂の方針自体は間違っていないとは思うのですよ。「相互フレンド登録」というのは、“踏み絵”としては悪くないと思います。
 でも、それだと作れない作品があるのも事実。MMOもそうだし、『メイドイン俺』のような自由な表現が出来るソフトもそうです。乳首の話は冗談だとしても、もし仮に相互フレンド登録した人としかプチゲームを交換出来ないみたいな仕様だったら、売れるワケないと思いますもの。
 そういや、『ファンタシースターZERO』も(フレンド以外とは)チャットは定型文のみなんですよね。ヤバいんじゃないかな……



 なので、僕からの提案。
 そのためにCEROを使うってのはどうよ?
 喩えば、CERO:Dだったら「17歳以上推奨」なワケで―――それにはもちろん法的拘束力はないのですが、目安として「この年齢以上ならばフリーワードチャットもありだよね」というラインを作っておくというのはどうでしょうか?CERO:Zまで行くと販売面での枷が付くのでしょうが、B~Dだったらそれほど大きなデメリットはないでしょうし。

 しかし、そうなると……
 服の上から乳首を押すプチゲームは、何歳以上推奨にすべき?


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| ゲーム雑記 | 18:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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